ヤマトサウルス
ヤマトサウルス | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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地質時代 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
約7194万年前 - 約7169万年前 マーストリヒチアン前期 中生代白亜紀後期(後期白亜紀)末期 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
分類 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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学名 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
Yamatosaurus Kobayashi et al., 2021 [1] | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
和名 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
ヤマトサウルス | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
種 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
ヤマトサウルス(学名:Yamatosaurus)は、約7194万年前から約7169万年前にあたる[1]上部白亜系下部マーストリヒチアン階[1]から化石が産出した、アジア大陸の中緯度・東岸部[注 3]に棲息していた恐竜。当時陸地の東側に広がる海底であった、現在の日本列島の淡路島南部に属する地層(兵庫県洲本市域)で発見されている(cf. #タフォノミー)。鳥盤目ハドロサウルス科に分類される1属で、目下のところ、Y. izanagii の1種のみが知られている。
全長 7 - 8 m(メートル)[1]、推定体重 4 - 5 t(トン)[1]。
2004年(平成16年)5月に歯骨(下顎骨の一部[3]。cf. #MNHAH D1-033516)など一部の骨格化石が発見され、同年中に尾椎など追加の発見もあった。発見当初はランベオサウルス亜科に属するものと考えられたが、分析の結果、基盤的ハドロサウルス科の新属と判明し、2021年(令和3年)4月27日付で学術雑誌『Scientific Reports』に記載された[1]。
後期白亜紀の後半においてハドロサウルス科の基部系統群と派生的系統群が分布域を重複することなく棲息していたことを示唆しているほか、同科の進化史の手がかりになり得ると見なされている。
名称
学名は Yamatosaurus izanagii と命名され、イギリスの学術雑誌『Scientific Reports』の2021年4月27日発売号に記載された[1]。これを受けて標準和名は日本語慣習読みで「ヤマトサウルス・イザナギイ」になった。
Yamato-saurus
属名 Yamatosaurus の "Yamato" は、大和時代における日本の国名の代表的な一つであった日本語固有名詞「ヤマト(倭、大和、ほか)」である。"saurus" のほうは、「トカゲ」を意味する古代ギリシア語普通名詞 "σαῦρος(サウロス)" に由来する分類学用ラテン語名詞接尾辞 "-saurus(サウルス)" [4]であり、「爬虫類」を意味するが、恐竜に用いられることが多いため、「恐竜」と意訳して[4]差し支えない。
izanagi-i
種小名 izanagii([古典ラテン語発音準拠]イザナギイー、[現代科学用ラテン語発音準拠]イザナギイー、イザナギイ、[日本語慣習読み]イザナギイ) は、日本神話に登場する神道の神「イザナギ(伊邪那岐、伊弉諾、伊耶那岐)」の名をラテン語の名詞属格接尾辞 "-ī(イー)" と組み合わせた混種語で、「イザナギにちなんだ」「イザナギにゆかりある」などといった意味になる。
日本神話において、イザナギは、夫婦となったイザナミとの共同作業で「大八島/大八州(オホヤシマ)」すなわち日本の島々を創り出すのであるが、この国生み神話における「島生み」で、いの一番に生み出した島[注 4]が「淡道之穂之狭別島(アハヂノホノサワケシマ)」すなわち淡路島であった。このような「地上世界の開闢譚[注 5]」から淡路島を日本の島々の"原初"と見做すことができ、ハドロサウルス科の"原初"に関わる恐竜がその淡路島から産出したわけで、研究者たちはそこに着目してイザナギと本種を関連付け、神の名を種小名に採用した[5][注 6]。
伊弉諾の倭竜
伊弉諾の倭竜(イザナギのやまとりゅう)は、本種の記載を公表する際に研究者たちが発表した[6]和名の一つである。記者会見の席では第一発見者である岸本眞五が掲げた「新属新種」の告知用パネルに、標準和名の「ヤマトサウルス・イザナギイ」、学名の「Yamatosaurus izanagii 」、丸括弧内に「伊弉諾の倭竜 イザナギのやまとりゅう」という配置で記されていた[6]。なお、「伊弉諾」は淡路島における「イザナギ」の漢字表記であり、淡路国の一宮であった伊弉諾神宮による祭神名「伊弉諾尊(イザナギノミコト)」に準じている。
大和龍
中国語では "Yamatosaurus" を「大和龍(簡体字: 大和龙)」、Yamatosaurus izanagii を「伊弉諾大和龍(簡体字: 伊奘诺大和龙)」と漢訳している。
歴史
発見
2004年(平成16年)5月、兵庫県姫路市在住のアマチュア化石研究家・岸本眞五は、同県内にある淡路島の南部一帯に広がる和泉層群(いずみ そうぐん)[注 7]で大型脊椎動物の化石を発見した。場所は、島の南東部を流れる洲本川以南[7]の下流域。洲本平野の一角。行政区画上の洲本市東域に位置する由良地区(旧・由良町)内[8]であった。産出した地層は、係る層群の中間層にあたる中部亜層群の、後期白亜紀マーストリヒト階[9][10](※カンパン階とする資料もあるが、本項は記載論文[1]の記述である "the early Maastrichtian (71.94–71.69 Ma)" に準拠する。)に属する累層である北阿万累層(きたあま るいそう。年代:約7194万年前 - 約7169万年前[1])であった[5][注 9]。
岸本は目にしたことのない化石に興奮を覚えた[13]。彼が探索していたのは数十年も通い詰めてきた[注 10]海成層(形成された時期に海底であった地層)であり、陸棲動物である恐竜の発見を期待していたわけではなかったのであるが、しかし、そこにある歯骨が植物食動物のものであることと[14]、これほど大きな下顎骨を有する植物食動物が当時の海棲種では知られていないことにすぐに気づき[14]、それを有する可能性が高いのは植物食恐竜であることを思って[13]、膝がガクガクと震えたという[14][13]。恐竜の化石を目当てにしていなかったために発見できた化石であった。
岸本が直感したとおり、化石は植物食恐竜のものであった。岸本は、右下側の歯骨(MNHAH D1-033516. ■右に画像あり)、頸椎骨、烏口骨など、合計7点を採取していた[15]。その後、同月のうちに「兵庫県立人と自然の博物館(通称:ひとはく)」の研究員らが発掘調査を行い、頸肋骨や尾椎骨を含む追加の化石16点を採取した[6]。これにより、本種の化石標本は23点を数えることとなった[6]。
同年7月30日、係る化石の発見はマスメディア向けに公表された[9][15]。歯骨の歯列はとりわけ保存状態が良好で、福井県・岐阜県・熊本県で報告されている恐竜化石と同等であった[10]。ハドロサウルス科の化石は、2004年当時、北海道小平町や、福島県の広野町およびいわき市で、単離した化石が産出しているのみであったが[10]、複数の骨で構成されている淡路島標本は日本で産出したハドロサウルス科の化石の中では当時最高の保存度で[10]、日本の恐竜化石の中でもトップクラスの保存状態であると発表された。また、これは関西地方から報告された初の恐竜化石でもあった[10]。
研究初期
2013年(平成25年)、岸本は自ら発見した本種の化石7点を「兵庫県立人と自然の博物館」に寄贈している[9]。寄贈された博物館は、翌2014年(平成26年)2月11日に岸本への感謝状の贈呈式を執り行うとともに、同館内にて岸本由来の本種化石7点の臨時展示[注 11]を同日から4月6日まで行った[15][9]。
2015年(平成27年)には、洲本市立淡路文化史料館にて企画展『淡路島の化石たち』が開催されており、ランベオサウルス亜科に属する化石種と見做されたうえで、本種化石標本のレプリカが展示された[16]。
その間、フクイサウルス(別名:福井竜)やカムイサウルス(別名:むかわ竜)の研究でも知られる古生物学者・小林快次を始めとする研究者たちによる本種化石標本の分析が始まっていた。
記載
小林らによって分析された本種は、ランベオサウルス亜科やサウロロフス亜科と近縁ではあるが、それらより古い形質を具えていることが分かってきた。10 mと推定されていた全長は下方修正された。研究の結果、本種は小林らによって学名を Yamatosaurus izanagii と命名され、2021年(令和3年)4月に記載された(※学名等についてはセクション『名称』で詳説している)。系統分類や体格等の数値に関する先述の新知見も、記載論文で明文化された。
なお、本種の記載論文の発表を受けて以下の施設で実骨・レプリカを問わず展示がなされている。
施設 | 期間 | 展示内容 |
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北海道大学総合博物館 | 2021年4月28日 - 7月4日 | 歯骨・烏口骨・頸椎のレプリカ[17] |
兵庫県立人と自然の博物館 | 2021年5月12日 - 7月11日 | 実物標本[18] |
淡路文化史料館 | 2021年7月17日 - 8月29日 | 歯骨・烏口骨・頸椎のレプリカ[19][20] |
科学的知見
タフォノミー
北阿万累層が海成層である一方、本格的に海に適応した恐竜は例が無い。それにも拘わらずヤマトサウルスが海成層で化石化したのは、死遺が海に流れ込んで堆積したためと考えられている[10]。つまり、本種の化石は、生物遺体が生物圏(バイオスフィア)から岩石圏(リソスフィア / リソスフェア)へと置換されてゆく過程の研究、すなわち「タフォノミー (Taphonomy) 」[21]の研究対象でもある。
北阿万累層に含まれる微化石を用いて、通常は陸成層の年代測定に用いられる花粉よりも正確な年代測定が可能と見込まれている[10]。
分類
系統分類
本種は、2005年(平成17年)に札幌医科大学と兵庫県立人と自然の博物館の研究員によってランベオサウルス亜科の恐竜として論文が発表され[22][5]、極東を中心としたハドロサウルス科の進化の手がかりになることが期待された[10]。おおよそ16年後の2021年(令和3年)、上述の特徴に基づいて他の後期白亜紀のハドロサウルス科恐竜と異なる新属新種と判断され記載・命名に至った[5]。
2021年に発表された研究では354個の特徴を用いて他のハドロサウルス科恐竜70種との系統解析が行われ、従来考えられていたよりも基盤的な、ランベオサウルス亜科とサウロロフス亜科[注 12]が枝分かれする以前のハドロサウルス科の属に位置付けられた。後期白亜紀の後半の地層から化石が産出したにも拘わらず基盤的な位置を示すこと、また、中華人民共和国のタニウスやモンゴルのプレシオハドロスといった後期白亜紀後半の基盤的な恐竜がほかにも東アジアで確認されていることから、ヤマトサウルスはそれらの恐竜と共に東アジアで2000万年から3000万年程度長く生き延びた古い属種であったことが示唆されている[5]。後期白亜紀の後半の地層からは北海道でカムイサウルスが発見されており、東アジア沿岸域の北部に派生的な属、南部に基盤的な属が生息し、分布域が重複していなかったために両者が同じ時代に共存できた可能性が考えられている[5]。要するに、ヤマトサウルスは、カムイサウルスのような明らかな進化型近縁種が周辺地域で隆盛する中、原始型の不利な形質を具えていながらも集団生物学でいうところの一種のレフュージア(待避地)に守られて繁栄していたことが考えられる[25]。
以下は、小林らが2021年に発表した、ヤマトサウルスとその他ハドロサウルス科の系統関係を示すクラドグラムである[1][5]。
Hadrosauridae ハドロサウルス科 |
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形質
2004年には全長 10 mと推定されていた[15][10]が、2021年には全長 7 - 8 mに下方修正された[1]。また、2021年には体重 4 - 5 tと推定されている[1][26][27][28][29]。
本属の固有派生形質として、歯骨に見られるデンタルバッテリー構造において機能歯が1本しか存在しないことがあることや、歯の咬合面に分岐稜線 (branching ridge) が存在せず、平面的であることが挙げられる[5]。さらに、後方に向かって穏やかに広がる歯骨の結合面と側面、大きく腹側に面する上角骨という形質の組み合わせも見られる[5]。また、烏口骨の上腕二頭筋結節が発達していない点がカンパニアン期以降の派生的ハドロサウルス科との最大の相違点である。発達した上腕二頭筋結節は白亜紀末におけるハドロサウルス科の適応放散に影響した可能性が考えられている[5]。
関係者
- 主要な研究者
- (1979- ) 日本人。古生物学者。本種の記載者の一人。兵庫県立人と自然の博物館所属研究員。日本古生物学会会員、日本地質学会会員、古脊椎動物学会会員。
- Anthony FIORILLO (Anthony Ricardo FIORILLO)(アンソニー・フィオリロ、アンソニー・リカード、フィオリロ)[研 11][研 12][研 13]
- (1957- ) アメリカ人。古生物学者。本種の記載者の一人。サザンメソジスト大学教授。ペロー自然科学博物館館長。
記載論文
- Kobayashi, Yoshitsugu; Takasaki, Ryuji; Kubota, Katsuhiro; Fiorillo, Anthony (First submitted: 08 February 2021). “A New Basal Hadrosaurid (Dinosauria: Ornithischia) From the Latest Cretaceous Kita-ama Formation in Japan: the Rise of Hadrosaurs” (English). Scientific Reports (Nature Research). doi:10.21203/rs.3.rs-225217/v1.
- “A new basal hadrosaurid (Dinosauria: Ornithischia) from the latest Cretaceous Kita-ama Formation in Japan implies the origin of hadrosaurids” (English). Scientific Reports (London: Nature Research) 8547 (2021). (27 April 2021) .
- 記載された属:Yamatosaurus Kobayashi et al., 2021
- 記載された種:Yamatosaurus izanagii Kobayashi et al., 2021
参考文献
- 雑誌、広報、論文、ほか
- 岸本眞五(ひとはく地域研究員)「淡路島の和泉層群から産出するアンモナイト類」(PDF)『共生のひろば[1]』第8号、兵庫県立人と自然の博物館(通称:ひとはく)、2013年3月、29-34頁。
- Suzuki, Daisuke; Saegusa, Haruo; Furutani, Hiroshi (09 October 2005). “Newly found hadrosaurid fossil co-producing broadleaf fossils from Sumoto, west central Japan” (English). Journal of Vertebrate Paleontology (Taylor & Francis Group) 25 (3): 120A .
- 北海道大学; 岡山理科大学; 兵庫県立人と自然の博物館『淡路島の恐竜化石を新属新種「ヤマトサウルス・イザナギイ」と命名』(PDF)(プレスリリース)北海道大学、2021年4月27日 。2021年4月27日閲覧。
脚注
注釈
- ^ ただし、両者の分布域は重複しないはずで、このように並んでいるのはあくまで絵画的演出である。
- ^ 服部雅人 筆[2]。
- ^ 現在とは様相が異なる"当時のアジア大陸"の、その中核部分である安定地塊「シナ地塊」の、東岸部。
- ^ 間違いなく実在する島で最初に生み出されたのが淡路島だということ。物語の中では「オノゴロ島」なる島が最初に生み出され、イザナギ・イザナミの二柱(ふたはしら)はその島に降り立って儀式の場を整え、夫婦となり、その次に島生みに取りかかって淡路島やその他の島々を生み出してゆくのであるが、オノゴロ島は比定し得る実際の島が見当たらず(いくつかの候補地はある)、また、島生みで創り出される島々とは性質が異なるものと言える。
- ^ 日本神話に広い意味での天地開闢譚は存在せず、世界の始まりについては「(高天原の神々にも誰にも)分からない」としている。また、日本以外の事柄には一切触れていない。したがって、日本神話における開闢の"実行動"は「(日本の)国生み」から始まっている。
- ^ 研究者たちは「原初」ではなく「起源」をキーワードとして用いており、報道もこれに準じているが、「起源」という言葉の正確性を鑑みて、本項では「原初」と言い換えている。つまり、淡路島とヤマトサウルスは「物事のおこり」ではなく「物事のいちばん初め」であるという点が共通しているということで、説明に厳密性を持たせた。
- ^ “和泉層群”. 徳島県立博物館. 2021年4月28日閲覧。
- ^ 『共生のひろば 第8号』「淡路島の和泉層群から産出するアンモナイト類」
- ^ 「和泉層群」とその中部亜層群を構成する累層の一つである「北阿万累層」については、和泉層群から産出されるアンモナイト類に関する岸本の論文[11]に詳しい。北阿万累層は、諭鶴羽山系の北山麓から福良・三原・洲本地域に広く分布する[注 8][12]。
- ^ 記載時(72歳時)の報道記事に「45年前から通う[14]」とあるので、「72-45」で「27歳の時から通っている」という計算が成り立つが、化石発見時の年齢は55歳ごろなので、「55-27」で、恐竜化石の発見までに28年ほど通っていたという計算になる。
- ^ つまり、同館が採取した分はこの時の展示には含まれていない。
- ^ これら2亜科は上位クレード「真ハドロサウルス類 (Euhadrosauria)[23]」を新設して包括する説も、デヴィッド・B・ワイシャンペルらによって1993年に提唱されている。cf. Euhadrosauria Weishampel, Norman et Grigorescu, 1993 [24]
- ^ 画像はサウロロフスとカムイサウルス。後者は北海道大学ほかの資料[5]が例として挙げている日本産種。
- ^ 画像はヒパクロサウルスとニッポノサウルス。後者は北海道大学ほかの資料[5]が例として挙げている"日本産"種(※産出地は発見時に大日本帝国領であった樺太)。
- ^ 「兵庫県立人と自然の博物館」の連携活動グループとして[31]、岸本が中心になって2015年(平成27年)2月に発足させた、兵庫県在住アマチュア化石研究家のグループ[13][32]。
- 研究者
- ^ a b c d e “鈴木 大輔”. KAKEN. 文部科学省、日本学術振興会. 2021年5月4日閲覧。
- ^ “鈴木 大輔 < 共著関連データベース”. 国立研究開発法人 産業技術総合研究所 (AIST) 地質調査総合センター (GSJ). 2021年4月30日閲覧。
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- ^ “久保田 克博”. 兵庫県立人と自然の博物館. 2021年4月29日閲覧。
- ^ “久保田 克博”. KAKEN. 文部科学省、日本学術振興会. 2021年4月29日閲覧。
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出典
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- ^ 服部雅人 Masato Hattori [@dgdt2425] (2021年4月27日). "ヤマトサウルスの公式復元画を描きました。". X(旧Twitter)より2021年4月30日閲覧。
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- ^ 北大 いいね-20210427, ■最下段に後期白亜紀のハドロサウルスの産地を示す地図があり、北阿万累層の分布域と本種の発見地も示されている.
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関連項目
- 2021年の古生物学 (2021 in paleontology) - 本種が記載された年における古生物学上の事象。
- 本属が生存した地質年代 - マーストリヒチアン。
- 本属を産出する地層 - 北阿万層(きたあま そう)。中央構造線に沿って分布している和泉層群の、中部亜層群を構成する部層の一つである。
- 本属の棲息が確認された陸域 - アジア大陸中緯度・東岸部。
- タフォノミー (Taphonomy) - 古生物学用語。イワン・エフレーモフが1940年に提唱し、1950年に概念が確立された。cf. #タフォノミー。
- レフュージア(待避地) (Refugium (population biology)) - 大きな気候変動や強力な生態的競合者の出現などに圧倒されて長く存続できそうにない生物種が、何らかの環境的要因に守られて淘汰されずに済んでいる、そのような場合の、その環境・地域をいう。レフュージアム。例えば、間氷期の本州で生き延びたライチョウにとっての日本アルプス。
- 恐竜の一覧
- 絶滅した動物一覧
外部リンク
- 兵庫県立人と自然の博物館(通称:ひとはく) - 本種化石の第二発見者で第一発見者の関係施設。
- “淡路島から関西初の恐竜化石の発見”. 2021年4月27日閲覧。
- “淡路島の恐竜化石を新属新種「ヤマトサウルス・イザナギイ」と命名 ~恐竜類ハドロサウルス科の起源~ < 研究” (2021年4月27日). 2021年4月30日閲覧。
- 久保田克博 (2021年4月). “臨時展示「ヤマトサウルス・イザナギイ~ハドロサウルス科の繁栄の鍵を握る恐竜~」< 企画展 < 展示”. 2021年4月27日閲覧。
- 北海道大学 - 本種記載者筆頭の所属組織。
- 川本真奈美(北海道大学 創成研究機構 科学技術コミュニケーター) (2021年4月27日). “【報道関係者向け説明会を実施】淡路島の恐竜化石を新属新種「ヤマトサウルス・イザナギイ」と命名(総合博物館 小林快次教授インタビュー)”. リサーチタイムズ. 2021年5月4日閲覧。■CG動画(音声なし)による生態復元想像画もあり。小林快次教授の解説動画(収録時間:1分16秒)もあり。
- 川本思心(北海道大学CoSTEPおよび大学院理学研究院 准教授) (2021年4月27日). “#146 淡路島の恐竜化石、新属新種のヤマトサウルス・イザナギイと命名~カムイサウルスとあわせて見る東アジア海岸での進化~”. いいね!Hokudai. 2021年5月4日閲覧。