コンテンツにスキップ

谷口雄也

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

これはこのページの過去の版です。202.215.16.223 (会話) による 2023年7月18日 (火) 02:25個人設定で未設定ならUTC)時点の版であり、現在の版とは大きく異なる場合があります。

谷口 雄也
現役時代
基本情報
国籍 日本の旗 日本
出身地 三重県四日市市
生年月日 (1992-06-01) 1992年6月1日(32歳)
身長
体重
182 cm
91 kg
選手情報
投球・打席 右投左打
ポジション 外野手
プロ入り 2010年 ドラフト5位
初出場 2012年9月4日
最終出場 2021年10月26日(引退試合)
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)

谷口 雄也(たにぐち ゆうや、1992年6月1日 - )は、三重県四日市市出身の元プロ野球選手外野手)。右投左打。愛称は「谷口きゅん[1][2][3]

‏令和5年7月7日に女優でタレント、元女子プロ野球選手の椿梨央さんと結婚を発表

‏令和5年7月7日にじょゆうタレント、元女子プロタレント、元女子プロ野球選手‏椿梨央

経歴

プロ入り前

小学1年時から軟式野球を始め、6年時は四日市トップエースに所属。中学時代も、同チームの中学部でプレー。2年時の春に全国大会準優勝を果たす。

愛工大名電高校時代は三塁手のレギュラー。2年時の夏は愛知大会ベスト8。2年時の秋には、一時遊撃手を任されたが送球が安定しなかったため、県大会以降は中堅手に転向した。3年時の夏は外野手だけでなく投手も務めたが5回戦で敗退。甲子園出場はなかった。高校通算44本塁打[4]。高校の2学年先輩にSKE48の元メンバーの高田志織、2学年後輩に中日ドラゴンズ濱田達郎がいる。

2010年10月28日、プロ野球ドラフト会議にて北海道日本ハムファイターズから5位指名を受けた[5]。11月20日、契約金2000万円、年俸480万円で契約(金額は推定)。

日本ハム時代

2011年は二軍で左翼手のレギュラーを勝ち取り、二軍の中では最多の100試合に出場した。

2012年糸井嘉男が負傷離脱した際に一軍昇格。杉谷拳士との併用で右翼手を務めた他、代打で起用された。

2013年は打率.108と結果を残せず14試合出場に留まった。

2014年には自己最多72試合に出場し打率.268、2本塁打、11打点を記録する。

2015年岡大海淺間大基らの台頭もあり48試合出場で打率.243と前年より成績を落とすも、6月2日の広島東洋カープ戦で前田健太からプロ初となる代打本塁打を放った(さらに、前田はこれが2015年シーズン最初の被弾だった)[6]

2017年3月に前年から痛みを感じていた右膝の検査をしたところ右膝前十字靱帯損傷と診断され[7]、3月16日に再建手術を受けた[8]。これにより一軍出場はなかった。

2018年、11月20日に背番号を64から4に変更することが発表された[9]

2021年、10月25日に同年限りでの現役引退を発表し[10]、翌26日の埼玉西武ライオンズ戦(札幌ドーム)で引退試合が行われた。自身は7回裏2死無走者の場面で代打出場。森脇亮介から初球の直球をフルスイングし、左前安打を記録して有終の美を飾った[11]。同年12月16日、翌年1月1日より球団関連会社であるファイターズスポーツ&エンターテイメントに入社し、野球の普及や指導業務、新球場のPR事業に携わる見込みであることが発表された[12]

選手としての特徴

高校通算44本塁打の長打力と50m5秒7の俊足が評価され、高校時代は「イチロー2世」と評価されていた。本人は中距離打者と自認している[13]

人物

小顔で童顔である。2014年2月に行われた千葉ロッテマリーンズとのオープン戦、韓国LGツインズとの練習試合で本塁打を放つ活躍を見せると、「かわいすぎるスラッガー[13]との見出しがスポーツ紙に躍った。ファンからは女優の剛力彩芽似との指摘があるが、本人はやんわりと否定している[13]。なお、剛力は谷口のことを認識しており、2014年の日ハムのファン感謝デーに出演した同じ事務所に所属するタレントを介して、谷口にエールを送っている[2]。2017年に、バラエティ特番ジョブチューン』で初共演を果たした[14]

2014年の夏頃に日本ハム応援団が谷口の打席で演奏する応援歌を発表。自身のTwitterで喜びをつぶやいている[15]

詳細情報

年度別打撃成績

















































O
P
S
2012 日本ハム 4 6 5 0 2 1 0 0 3 1 0 0 1 0 0 0 0 2 0 .400 .400 .600 1.000
2013 14 43 37 3 4 1 0 0 5 0 0 0 2 0 4 0 0 11 0 .108 .195 .135 .330
2014 72 175 164 18 44 7 1 2 59 11 3 1 2 0 9 1 0 56 0 .268 .306 .360 .666
2015 48 124 107 15 26 5 0 2 37 10 5 2 1 2 14 0 0 25 3 .243 .325 .346 .671
2016 83 211 193 26 49 3 2 1 59 9 7 0 9 0 8 0 1 48 2 .254 .287 .306 .593
2018 6 6 6 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 2 0 .000 .000 .000 .000
2019 30 50 48 4 11 2 0 2 19 10 0 0 0 0 2 0 0 12 1 .229 .260 .396 .656
2020 7 9 9 1 2 1 0 0 3 1 0 0 0 0 0 0 0 3 0 .222 .222 .333 .556
2021 8 12 12 0 2 0 0 0 2 0 0 0 0 0 0 0 0 5 0 .167 .167 .167 .333
通算:9年 272 636 581 67 140 20 3 7 187 42 15 3 15 2 37 1 1 164 6 .241 .287 .322 .608

年度別守備成績



外野












2012 日本ハム 4 2 1 0 0 1.000
2013 14 15 1 1 0 .941
2014 63 70 3 1 0 .986
2015 39 50 1 0 0 1.000
2016 64 101 3 0 2 1.000
2018 2 0 0 0 0 ----
2019 14 13 0 1 0 .929
2020 2 2 0 0 0 1.000
2021 1 2 0 0 0 1.000
通算 203 255 9 3 2 .989

記録

背番号

  • 64(2011年 - 2018年)
  • 4(2019年 - 2021年)

登場曲

脚注

出典

  1. ^ “ZIP!チューモーク!”. TVでた蔵. http://datazoo.jp/w/%E8%B0%B7%E5%8F%A3%E9%9B%84%E4%B9%9F/20006884 2014年9月4日閲覧。 
  2. ^ a b “【乾坤一筆】日本ハム“谷口きゅん”に激似剛力がエール”. SANSPO.COM. (2015年1月21日). オリジナルの2015年1月24日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20150124031433/https://www.sanspo.com/baseball/news/20150121/fig15012111300002-n1.html 2015年1月21日閲覧。 
  3. ^ “鎌ヶ谷の“きゅん”谷口雄也が東京ドームで一軍デビュー”. livedoorニュース. (2012年9月6日). https://news.livedoor.com/article/detail/6926700/ 2012年9月6日閲覧。 
  4. ^ 日ハム指名・愛工大名電の谷口選手「本当にうれしい」”. 朝日新聞DIGITAL (2010年10月29日). 2014年5月19日閲覧。
  5. ^ 北海道日本ハムファイターズ 2010年 ドラフト情報
  6. ^ ハム谷口プロ初代打弾 今季被本塁打0マエケンから”. 日刊スポーツ (2015年6月3日). 2021年10月26日閲覧。
  7. ^ 日本ハム谷口が右膝靱帯手術へ 今季復帰は絶望”. 日刊スポーツ (2017年3月4日). 2021年10月26日閲覧。
  8. ^ 日本ハム谷口雄也が退院 右膝手術で今季絶望”. 日刊スポーツ (2017年4月12日). 2021年10月26日閲覧。
  9. ^ 日本ハム谷口「身が引き締まる思い」来季から背番4”. 日刊スポーツ (2018年11月20日). 2021年10月26日閲覧。
  10. ^ a b c d 谷口雄也選手引退のお知らせ”. 北海道日本ハムファイターズ (2021年10月25日). 2021年10月26日閲覧。
  11. ^ 引退の日本ハム・谷口が涙の代打安打 同期入団の西川らが労いの抱擁 | BASEBALL KING”. BASEBALL KING. 2021年10月26日閲覧。
  12. ^ 日本ハム、引退の谷口雄也氏が球団関連会社職員へ 「普及活動や指導に」 - プロ野球 : 日刊スポーツ”. nikkansports.com. 2021年12月21日閲覧。
  13. ^ a b c “打撃は質実剛健、顔は剛力彩芽?「イチロー2世」、日本ハム・谷口雄也。”. Number. (2014年5月27日). https://number.bunshun.jp/articles/-/820902 2014年5月27日閲覧。 
  14. ^ “ジョブチューン アノ職業のヒミツぶっちゃけます!神ってる面白さ!プロ野球選手ってこんなに面白かったんだSP!”. gooテレビ番組. https://web.archive.org/web/20170108093538/http://tvtopic.goo.ne.jp/program/tbs/27619/1026169/ 2017年1月8日閲覧。 
  15. ^ 谷口雄也 公式Twitter”. Twitter (2014年7月29日). 2021年8月26日閲覧。
  16. ^ “【日本ハム】谷口雄也が現役引退 26日西武戦に出場へ”. スポーツ報知. (2021年10月25日). https://hochi.news/articles/20211025-OHT1T51107.html 2021年12月4日閲覧。 
  17. ^ 2012年9月4日(火) 北海道日本ハム vs 楽天イーグルス”. 北海道日本ハムファイターズ. 2021年12月4日閲覧。
  18. ^ 2013年選手登場曲”. 北海道日本ハムファイターズ. 2016年12月13日閲覧。

関連項目

外部リンク