シャーマンキングの登場人物
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シャーマンキングの登場人物(-とうじょうじんぶつ)は、武井宏之による漫画、およびそれを原作にしたテレビアニメ『シャーマンキング』に登場する架空の人物の一覧。
主要人物
- 麻倉 葉(あさくら よう)
- 声 - 佐藤ゆうこ
- 1985年5月12日生まれ。牡牛座のA型。 好物はカレーうどん。趣味は音楽鑑賞。
- 本作の主人公。頭のヘッドホン、首に掛けた熊のツメと木製の便所サンダルがトレードマーク。一人称は「オイラ」(アニメ版ではまれに「オレ」)。「楽に生きられる世界」を作る為シャーマンキングを目指すことを決意した。自他共に認めるユルい性格で口癖は「なんとかなる」。また、ハオの双子の弟で、彼を救おうと考えるほどのお人よしでもある。作中で、唯一本気で怒ったのはファウストとの対戦時のみであるが、自分勝手な理由で仲間を傷つけたリゼルグや、蓮の命を奪うよう指示したニクロム、チョコラブの命を奪ったルドゼブに対し鋭い目つきで睨み付けた事もある。好きな歌手はボブ。好きなブランドはユリイカ。シャーマンの強さの本質である精神の強さは優しさと何が起きても動じない心。
- 幼い頃からシャーマンキングになるために祖父・葉明から修業を受けていた。日本有数のシャーマン一家である麻倉家の世継たる葉は幼い頃町中から鬼の子として忌み嫌われ、人間の友達が1人もいなかったが、それでも「霊の見える奴に悪い奴はいない」と固く信じている。13歳で出雲から上京し、シャーマンファイトに参加する。死亡した蓮を蘇生させる為に一度はシャーマンファイトを辞退するも、ハオからの命令、自らの未練により復帰する。
- S.F.より7年後は、森羅学園卒業後、ハオとの約束を守り、未来の為に愛と平和「Love&Peace」を広めるべく、アンナと共に世界中の無法区域を渡り歩き、『大地の交渉人』と呼ばれる程の人物となっているが、大国の首脳陣や独裁者からは危険視され、戦争による利益を求める人物からは命を狙われてもいるようである。日本に帰国後、かつて共にハオと戦った4人と6歳になった息子の花と再会し、その際に金的攻撃を受けている。後にまん太とも、ふんばり温泉で再会した。
- 持霊は侍の霊・阿弥陀丸。また、多少式神を扱える。オーバーソウル(以下O.S)の媒介は阿弥陀丸の愛刀「春雨」。後に「フツノミタマノツルギ」(刀の神の剣)を加えた二段媒介による「スピリット・オブ・ソード」を会得。さらに修行で甲縛式O.S「スピリット・オブ・ソード白鵠(びゃっこう)」を開発している。白鵠のモデルは葉が昔から心惹かれていた白鳥。元々はO.Sの存在を知らず憑依合体を主な戦闘手段としていたため、真空仏陀切り(しんくうぶっだぎり)を始めとする阿弥陀丸の阿弥陀流剣術の数々の技が体に染み付いており、O.S会得後もこれらを得意技としている。後に相手の巫力を無効化しつつ攻撃する“浄”の技「無無明亦無(むむみょうやくむ)」を阿弥陀丸と共に編み出した。持霊になる五大精霊はスピリット・オブ・アース(S.O.E)。巫力は270(予選時)、10500(本戦参加時)、10万8000(ハオ追跡時)。
- 阿弥陀丸(あみだまる)
- 声 - 小西克幸 幼少時代:斎賀みつき
- 1385年1月6日生まれ、やぎ座のA型。好物は白ごはん。
- 侍の霊。元々ふんばりヶ丘で自縛霊をしていたが、葉の持霊となる。生前の愛刀は親友にして鍛冶屋の喪助が打った「春雨」。六百年前に「千人斬り」と称される壮絶な戦いの末に討ち死にし、「鬼人」と称された最強の侍。彼が独自に編み出した阿弥陀流剣術は、真空波を飛ばす「真空仏陀切り」を始めとして、常人離れした威力を持つ。
- 六百年前、仕えていた領主に喪助を殺すように命令されたが、彼を殺さずに逃がそうとし、その際に喪助と「最後に春雨を最強の名刀に仕上げて渡す」約束を交わして春雨を彼に預けるが、その会話を盗み聞きされていたため喪助は殺され、阿弥陀丸も喪助との約束の場所で「春雨」の無い状態で大量の兵士に襲われ、壮絶な戦いの末に死亡した。霊になっても喪助との約束を果たすため、約束の場所に留まり続け、それを果たしてくれた葉を認めて持霊となった。
- S.F.より7年後は、葉の息子である花の、お目付け役も兼ねて持ち霊となっているが、すぐに彼がO.S.して騒動を引き起こしてしまう為、苦労が絶えない状況にある。
- 阿弥陀丸もまた、葉と共に戦いながら成長を遂げてゆき、後に刀の精霊へ進化を遂げた。霊力920(人間霊時)。
- 小山田 まん太(おやまだ まんた)
- 声 - 犬山犬子
- 1985年9月5日生まれ、おとめ座 血液型はO型。趣味は勉強、好物はタンシチュー。実家は世界的に有名な電子機器メーカー・オヤマダを営む大富豪。万辞苑という辞書を常に携帯している。葉の初めての人間の友達で、葉に触発され霊を見ることができるようになるが、シャーマンの修行は積んでいない為に、O.Sや憑依合体は出来ない。作中一番のツッコミ役で、ツッコミのリアクションは様々である。身長が80cmと異常に低く、その事に興味を持ったファウストVIII世に、背の低さを調べようと解剖されかけたことがある。
- S.F.より7年後は、ハーバード大学に入学。中学時代より1cmしか身長が伸びない事や小山田カンパニーの跡継ぎ等、悩みこそ多いものの、シャーマンの存在を知った普通の人間として、経済と同時に伝承や神話学の勉強をしており、シャーマン能力を経済に生かす論文の発表やMBA(経営学修士)の取得もしている。また小山田カンパニーの子会社の一つの経営も任されており、寝る暇も無いくらい忙しいらしい。花にはネットを通じて勉強を教えており、あまり勉強しようとしない花も、まん太の勉強だけは必ず受けている。アメリカの学友達だけでなく、S.F.で築いた友人達との交流も、メール等で続けており、ふんばり温泉にて、数年間顔を合わせていなかった葉と再会を果たした。
- 元々シャーマンでは無いが、アニメ版では阿弥陀丸の親友の刀鍛冶・喪助を持霊にシャーマンの能力を使った事がある。その際の媒介はノートPC、具現化されたオーバーソウルはピコピコハンマーの様な物でハオに操られた前鬼と後鬼の動きを止めた。名前の由来は小山田いくから。
- 恐山 アンナ(きょうやま アンナ)
- 声 - 林原めぐみ
- 本作のヒロインで、葉の許婚。趣味はキーホルダー集めとワイドショー鑑賞。好物は南部せんべい、好きな歌手はあわやりんご、好きな俳優はトム・クルーズ。服は無料の通販雑誌などで買っている。美少女であり(葉や竜が一目惚れした)クールでミステリアスな印象だが、キツイ性格で逆らう者には誰彼構わず暴力を振るい、皆に恐れられているが、優しい面もある。シャーマン界のファーストレディを目指しており、葉をS.Kにさせようと、厳しい特訓を課している。シャーマンの強さの本質である精神の強さは葉への信頼と愛。
- イタコで、死人の霊をクチヨセにより自由に呼び寄せることができる。また、『超・占事略決』の封印を解いた際に前鬼と後鬼を持霊としている。
- 恐山に捨てられていた所を、葉の祖母・木乃に拾われ、育てられた。苗字は『恐山』から取ったもの。ハオと同じ他人の心が読める霊視能力を持っていたために人の醜さに苦しみ、人と自分を世間から隔絶させて生きていたが10歳の時に出会った葉に救われ、霊視能力も無くなった。ゴーレムに内蔵巫力(55万)を何の苦もなく与えるなど莫大な巫力を持つと思われるが、作中で具体的な巫力値についての言及はない。
- ユルシ道具の1つ、「1080」を持っている。この「1080」は、昔アンナがO.S.した鬼たちの媒介となっていたものである。
- よく相手(主に葉)に右手ビンタを食らわしているが、大抵の相手は右手のビンタでほぼ撃沈するため左手を使うことは滅多にない。しかし、ハオに一度左手ビンタを食らわした。それ故にそれは『幻の左』と呼ばれる。
- S.F.より7年後は、森羅学園卒業後に花を出産。その後、葉と共に世界平和の為の旅をしているが、同時にふんばり温泉の宣伝にも精を出している。両親のいない寂しさを経験している為に、花の事も心配しているが、たまおと竜を信頼し、花も自分達の気持ちを分かってくれると信じている。目標はふんばり温泉の女将に戻り、家族や仲間達と共にふんばり温泉を世界一の旅館にする事である。葉と結婚後は麻倉アンナと名乗った。
- 元はストーリー自体は別物の読みきり作品『ITAKOのANNA』がデビュー作で、『仏ゾーン』にもスター・システム的に出演している。
- 中鬼(なかおに)・大鬼(おおおに)
- 声 - 江川央生
- 本編の数年前、大晦日の参拝に訪れた大量の人間の負の念に影響されたアンナが無意識に作り出してしまったO.S。元々は中鬼として具現化したが、他の鬼を喰らい吸収、大鬼へと変化した。本来鬼は破壊衝動のみ存在だが、大晦日にアンナが作り出したこの鬼は知恵と自我を持っている。趣味は言葉責めで、好物は魂。媒介は恐山に散らばる無数の数珠。
- 葉とマタムネを攻撃し、またアンナの精神を追い詰めたが、葉とマタムネに敗れ強制成仏させられる。その後固有の魂を持ったことで地獄へ逝き、そこでサティに救われ以後地獄へ修行に来たシャーマンの世話係になる。
- 中鬼のデザインの元ネタはエヴァ初号機で、大鬼はフレディ・マーキュリー。
- 前鬼(ぜんき)・後鬼(こうき/ごき)
- 昔ハオ(葉王)の式神であった2体の鬼。超・占事略決に長い間封印されていたが封印が解け、襲いかかってきた所をアンナの「1080」で封じられ、そのまま彼女の持霊となる。攻撃だけでなく、ツッコミや喧嘩の仲裁などもする便利な持霊。後にハオによって後鬼をS.O.Fに取り込まれたが、後にハオとの最終決戦直前に分離された模様。媒介は紙の形代(紙人形)。デザイン上の元ネタは機動戦士ガンダムに登場するMSゾック。
- ハオ/麻倉葉王(あさくら はお)
- 声 - 高山みなみ 500年前のハオ:緑川光
- 1985年5月12日生まれ。牡牛座のA型。趣味は作曲。好物はカレーとパン。
- 五行を表すセーマン(五芒星)をシンボルとし、衣服のマークとして使用している。シャーマンの強さの本質である精神の強さは人類への怒りと悲しみ。
- 葉と瓜二つの顔をしており、その正体は、かつてグレート・スピリッツを使って人類を滅ぼし、優れたシャーマンだけの世界「シャーマンキングダム」を作ろうとした麻倉家始祖の大陰陽師・麻倉葉王である。陰陽道を究め、泰山府君の祭で閻魔大王と契約することにより自らの輪廻転生を自在に操れるようになった葉王は、死後も転生を続け、葉の双子の兄・ハオとして現代に現れた。人の心を読むことができる霊視能力を持ち、その能力のため人には恐れられ最初から、裏切られた感じなのだと本人は言う。また、マタムネは「優しさゆえ鬼に心を喰われた」と評している。
- 落ち着いた物腰に見えるが、その本質は冷酷無慈悲かつ残忍。沢山のシャーマンの部下に敬われているが、彼にとっては自分の目的を果たす為の手駒に過ぎず、自分に協力を示さない者は、何の躊躇いも無く、平然と消してしまう。このやり方から、部下のシャーマン達以上の大勢のシャーマン達から恨まれており、ハオ打倒を目的にS.F.に参加したシャーマンも多い。
- S.F.の最終決戦にて、遂にシャーマンキングとしての覚醒を遂げた事で、肉体の死を迎える。G.S.を自分自身にO.S.させる事で天変地異をも操り、五大精霊を持霊にした葉達をも圧倒するが、多くのシャーマンやその関係者達に囲まれ、そして長い間待ち望んでいた乙破千代と母の二人と再会し、その結果1000年ぶりに霊視能力を失い、説得を受けたハオは、葉達に世界を滅ぼすまで猶予を与えると告げた。エピローグにて地上に訪れた際に、マタムネと再会を迎えた。
- 幾度と無く死と転生を繰り返した為、巫力値は125万と、他者を引き離して作中最強である。持霊は炎の精霊スピリット・オブ・ファイア(S.O.F.)。「炎」は一番分かりやすい「破壊の力」であるから選んだという。強力な陰陽術を使いこなす他、空気中の酸素を媒介としてS.O.F.にО.Sし、究極のO.Sと云われる甲縛式O.S「黒雛」も使う。後にシャーマンキングになり、不要となったS.O.Fを手放してG.Sを持霊にすることとなり、О.Sをした姿は、葉達曰く、「これがシャーマンキングのO.S……」「まさにG.Sを具現化したような」「でけェ…」「それになんて神々しい姿」「…こいつが…」。
- 麻倉葉王であった時に、『超・占事略決』を著すが、その元ネタは葉王のモデルとなった平安時代の陰陽師・安倍晴明が陰陽道の極意を記した『占事略決』である。また、安倍晴明の式神と言えば十二天将が有名だが、葉王の持霊は修験道の開祖役小角が使役したとされる前鬼と後鬼になっている。名前の由来はネイティブアメリカンの言葉で「こんにちわ」を意味する「ハオー」から。
- アンナに右手ビンタを食らわれそうになった時に、寸止めした。が、結局アンナに左手ビンタを食らうこととなってしまった。
- アニメ版では葉に敗北。阿弥陀丸と一体化した葉によって、S.O.Fと共に斬られた。
- ゲームキューブ版シャーマンキングソウルファイト(原作者武井宏之本人の書き下ろしシナリオ)ではアンナを母さんと呼ぶ。(そのためアンナは千年前のハオの母・麻ノ葉の生まれ変わりと思われていたが最終決戦にて別人であることが判明)グレートスピリッツの中でシャーマンキングの座を葉に譲るが、500年後のシャーマンファイトまでに自然との共存が上手く行かなければ人間を全て滅ぼすという宿題を葉達やその子孫達に課し、マタムネと共に未来へ転生した。
- スピリット・オブ・ファイア(S.O.F)
- ハオの持霊。500年前、パッチ族に転生したハオが奪い取った五大精霊の一つ。炎の力そのものが具現化した精霊。グレート・スピリッツから生まれたその霊体は無数の魂の集合体でできており、魂を食らうほど成長する。
- 感情は持ち合わせているらしく、性格は「短気」で好物は魂。暇な時は分散している。喋れるかどうかは不明だが本人にその気がないためか、試したことはないらしい。他の五大精霊たちとは並列な関係であるらしく、ハオの持霊になってからは会う機会がないため、寂しがってる面もある。
- 有する能力は熱の制御や燃焼現象、発光現象など、ありとあらゆる炎の力。その体から放出される炎は凄まじく、骨や魂さえも焼き尽くし無に還してしまう程。さらにハオの陰陽術により木・火・土・金・水である炎や媒介である酸素の弱点も克服できる。ハオの能力とあいまって生み出される能力は多岐に渡る。
- 500年前のS.F.で、ハオが葉賢とマタムネに倒された後、ハオと共に消え、葉の双子の兄として転生したハオと共に再び現世に現われた。当初は転生の影響で素霊状態に戻っていたが、S.F.が開催される前から大勢の人間やシャーマンとその持霊の魂を喰らい続けたことで、O.Sに必要な巫力33万という強大な霊に成長している。
- 純粋な打撃や炎だけでも凄まじい力を発揮し、さらに甲縛式O.S「黒雛」の状態では、攻撃力は霊力47万の堕天使アザゼルを一撃で破り、防御力はミサイルといった通常兵器はおろか衛星砲の攻撃すら防ぎきる。
- 後にハオがグレート・スピリッツを手に入れたことにより捨てられ、以降はリゼルグが持ち主となる。
- デザイン上の元ネタは機動戦士ガンダムに登場するMSジオング及び、もののけ姫に登場するデイダラボッチ。ライターも一部モデルにしている。
- グレート・スピリッツ(G.S)
- S.Kだけが持霊にすることができる全知全能の精霊王。
- その正体は地球上のあらゆる神や精霊等を含む膨大な数の魂の集合体。地球上のあらゆる魂の源であり、還る場所でもある。S.Kとなったハオが持霊とし、最終決戦にて巨大なO.Sになり宇宙や太陽の力を使った攻撃を見せた。O.Sのデザイン上のモデルは超時空要塞マクロスに登場するSDF-1 マクロス。アニメではスピリット・オブ・ファイアに一部を捕食される。
ふんばり温泉チーム
シャーマンファイト本戦が3人一組でのチームバトルであることを受けて麻倉葉が結成したチーム。
- 梅宮竜之介(うめみやりゅうのすけ)〔木刀の竜〕
- 声 - 田中正彦
- 1980年12月24日生まれのやぎ座。血液型はO型。趣味はベストプレイス探し。好物はアメリカンドッグ。特技は料理。シャーマンの強さの本質である精神の強さは義理人情と根性。
- 『木刀の竜』の通り名を持つベストプレイスを探す永遠の旅人。葉を「旦那」といって慕って以降は、『ふんばり温泉板長』を自称し、板前としての修行もしている。
- 大きなリーゼント頭(通称:ウルトラリーゼント)がトレードマーク。リーゼントの形はメンタルによって変化する。特に精神的な強いショックを受けると、リーゼントはバッサリ落ち、単なるロン毛になってしまう(逆にリーゼントをセットすることで強制的に奮起する描写もある)。己の安息の地“ベストプレイス”を探すことを人生の指針としているが、その“ベストプレイス”はTPOによって様々である。男同士の熱い友情に弱く、また美人にも弱く惚れ易い。その対象は一時期、15歳未満の美少女(少年)限定になっていたが、後に年上の大人の女性であるガンダーラのサティにも惚れているので、マルコのようなロリコンではないようである。口癖は「メラ~(用例:メラ最高、メラ根性)」。
- 元々は万象高校に通う生徒でふんばりが丘一帯を仕切る不良であったが、蜥蜴郎に取り憑かれたことによりシャーマンとしての能力に目覚め、蜥蜴郎はその後竜の持ち霊となった。シャーマン能力に目覚めたのは遅いものの持ち前の根性と奥出雲での無茶な修行が相まって、短期間で並み居る強豪と肩を並べる結果となった。
- S.F.より7年後は、板前での修行を経て調理師免許を取得し、ふんばり温泉の板前長として活躍。また退魔師としての活動も行っており、花には仕入れや流れ修行と称してトカゲロウと共に日本中を飛び回り、悪霊や不良霊媒師との戦っていると、多忙な日々を送っている。アンナの代理を務めるたまおだけでなく、アンナによる再教育の末に、ふんばり温泉で働いている花組からも相談役になる程の信頼を得ており、騒動を引き起こす事の多い花の面倒を見る事も多い。
- O.Sに用いる媒介は神木から切り出した木刀・「天叢雲剣」。巫力8500(本戦参加時)、8万5000(ハオ追跡時)。O.Sは伝説のヒッチハイカービッグ親指、ヤマタノオロチ号(修行後)。後に甲縛式O.S「刺身包丁スサノロウ」を手にする。名前は梅宮辰夫から。
- ファウストVIII世(ファウスト8せい)
- 声 - 子安武人
- 1966年4月8日生まれのおひつじ座、血液型はA型。趣味はエリザ、好物は栄養剤。ドイツ人、一度始めたことはやり通さねば気が済まない。シャーマンの強さの本質である精神力は亡き妻エリザへの純粋すぎる愛。
- 伝説のネクロマンサー「ヨハン・ファウスト」の子孫。幼い頃、病弱であった妻・エリザとの出会いがファウストに医学の道へと歩ませる事となり、青年になってエリザの病気を克服させる事に成功。彼女と結ばれ、小さな診療所を開いていたが、強盗にエリザを殺されたショックで正気を失い、狂気に取り付かれたファウストは、一度始めたことはやり通さねば気が済まない性質となる。彼女を蘇らせる為にシャーマンキングを目指していたが、アンナの術でエリザの自我が呼び戻され目的が果たされたため、恩返しと言う事でふんばり温泉チームの一員になる。
- 2次予選でまん太の小ささが気になるあまりにその場で解剖したり、葉の攻撃で脚を粉々にされたエリザに自分の脚を与えたりしたことがある。しかしそれはまん太によると、エリザに逢いたいという純粋な心のなれの果てであるという。ふんばり温泉チームの一員となりエリザと再会して以降は、落ち着きを取り戻していき、ペヨーテに殺害された蓮を蘇生できなかった事に涙を流したり、サティを殺されて怒り狂った竜を静止する等の面も見せた。
- 最後の戦いにおいては十祭司ラジムに殺されるが、霊体として葉に憑依合体する事でホロホロの治療を行い、後に蘇生。ファイト終了後はふんばり温泉の医師として働いたが過酷な労働環境から過労死。蘇生を断ってはいるが、霊の状態でも有事にはエリザと共にアンナたちに協力し、怪我人を一瞬で治療するなど活躍してる。(アニメでは最終回でふんばり温泉の医師として働いている)。巫力9000(本戦参加時)、1万2500(ハオ追跡時)。一度も死んでいないため仲間達の中で最も巫力が低かったが、サポート面で大きく活躍した。
- O.Sは、初期は「愛しのエリザ」と、墓場の骨から作り出したカルシウムの巨人、修行後にはメディカルデビルこと美の巨人「メフィスト.E」。後に甲縛式O.S「エリザ・オペリーレン」を手にする。エリザ・オペリーレンのデザインの元ネタはガンダム試作3号機(デンドロビウム)。
- エリザ・ファウスト
- 声 - 小松由佳
- ファウストの妻。1963年6月29日生まれのかに座、血液型はAB型。享年26。生まれつき病気がちだったが、ファウストの手術により克服した。後に彼と結婚し、小さな診療所を開いたが、その日の夜に強盗に射殺された。ファウストのネクロマンシーにより魂をこの世に呼び出されるも、術が不完全だったため意識が封じられ喋ることも出来なかった。シャーマンファイト本戦の直前にアンナの口寄せによって意識を取り戻し、ファウストと再会。媒介は彼女の遺骨と血十字のスカルペルと呼ばれる武器。趣味は読書で、好物はフェーダーヴァイサー。非常に優しい性格なのだが、ファウストの趣味を完全に理解し、心酔している。またファウストによると「ドジっ娘」だった。
- フランケンシュタイニー
- ファウストの持霊の犬。享年4歳。血液型はD2。彼も生前はファウスト夫妻と共に暮らしていた。遺骨を媒介としている。S.F本選時以降はO.Sで彼の脚の代わりとなる。名前の由来はフランケンシュタインとティム・バートン監督のフランケンウィニー。
チームTHE蓮
- 道蓮(タオ レン)
- 声 - 朴璐美
- 1986年1月1日生まれのやぎ座、血液型はAB型。趣味はストレス発散、好物は桃まん。最長の時には60センチも伸びる頭のトンガリは彼のトレードマーク。「チームTHE蓮」リーダー。シャーマンの強さの本質である精神の強さは迷わない心。
- 非常に意地っ張りで、プライドが高い。仲間想いだが、素直にそれを出せない。また、身長が低い事を気にしており、風呂後のビン牛乳を三本飲む事は欠かしていない。アニメでは、食事の時にも飲んでいるのが見られる。
- 中国の歴史の陰で1800年間暗躍してきた道家の御曹司。初めは葉と敵対、ライバル視していたが幾度と戦い合うにつれ友情が芽生え。、行動を共にするようになった。「我不迷」(われまよわず)は彼の唱える信念であり、『オレは強い それがオレの不迷(まよわず)なんだ』と、明らかにした。生まれつき復讐に生きる道家の思想に囚われ沢山の人間を殺めてきた。砕き、壊すしか知らなかった彼は葉と出会ったことにより人間の温かさを知り、憎しみの無い世界を作るためにシャーマンキングを目指すようになった。SF予選時に担当のクロムを殺害したことを悔いている。
- ハオ組との場外乱闘に巻き込まれ、クロムを殺害した自責の念によりペヨーテのO.S.「グランデンファンタスマ」にわざと刺され死亡。しかしその後、葉のシャーマンファイト辞退と引き換えにX-LAWSのジャンヌにより蘇生される。
- 最終決戦では、新必殺技によってマグナを撃破し、更には自分への遺恨のあったニクロムとも、彼の本心を曝け出させ、全力で戦い撃破した。
- S.F.より7年後は頭のトンガリは三つ又になり、後ろ髪と身長がかなり伸びた。ハオ組の男性陣を引き取り、清華大学卒業後には大企業家電機器メーカー『雷帝グループ』を作り上げその社長に就任。ブロッケン、ビル、ザンチンは、会社の経営に協力している。政界への進出も目指し、過去の中国指導者達の霊から帝王学を学んでいる。夜はシャーマン能力とキョンシー達の力で裏社会の纏め上げも行い、覇道を爆進中である。更には既に妻子持ちである葉に対抗するかの如く、慈善団体となったX-LAWSの総帥となっているメイデンと学生結婚し、現在は彼女との間に儲けた一人息子でまだ赤ん坊の黽(メン)の子育ての為に、会社は潤とザンチンに任せ、育児休暇をとっている等、子煩悩な愛妻家となっている。
- 持霊は馬孫(ばそん)。初期の媒介は馬孫刀(ばそんとう)であったがハオに燃やされたため、以後は父親より受け継がれた宝雷剣(ほうらいけん)を媒介として使うようになった。その結果、O.S「武神」(ブシン)を作り出す事に成功。更にその後、雷の力を持つ甲縛式O.S「武神魚翅」(ブシンユーツー)を完成させる事になる。
- 五人の戦士の一人に選ばれ、道教に基づく雷を操る力を持った。持霊になる五大精霊はスピリット・オブ・サンダー。
- 巫力値は初め350(予選時)で後に5721(S.F本戦出場時)になったが、何度かの死の経験、地獄での修行などによって約5万5000(対チーム明王)、10万1(ハオ追跡時)にまで成長した。しかし、五人の戦士の中で一番巫力が少なく、本人も自覚している。アニメでは超・占事略決により1万強の巫力を手にしている。
- 馬孫(バソン)
- 声 - 辻親八
- 500年前から道家に仕え、生前は騎馬隊長をしていた武将。道家、特に蓮に対する忠誠心が非常に強く、また蓮を大切に思っているので、彼に友人が出来た際には感涙し、ペヨーテに殺害された際には号泣した。
- 武器が青龍偃月刀(作中では馬孫刀と呼ばれる)で希代の名馬を愛馬にしていた点は実在の武人である関羽に近い。霊力710。
- 初期O.S時のデザインの元ネタは機動戦士ガンダム第08MS小隊に登場するMAアプサラス。
- 白鳳(ハクオー)
- 1995年2月2日生まれ。黒桃の霊を降ろすため、特別に道家に調教された巫馬(シャーマンホース)。蓮の命令が無い時は大人しい。
- 黒桃(コクトー)
- 馬孫の愛馬にして史上最強と云われた名馬の霊。かつて馬孫と共に戦場を駆け抜けて、絶対無敵を誇っていた。漆黒の毛並みが特徴的で、普段は黄金の位牌に入っている。
- 碓氷ホロケウ(うすいホロケウ)〔ホロホロ〕
- 声 - 上田祐司
- 1985年11月27日生まれのいて座。血液型はO型。趣味はスノボ、好物はジンギスカン。
- 北海道から上京してきたアイヌのシャーマン。熱血的で感情的な性格。シャーマンの強さの本質である精神の強さはアイヌの教えからなる弱肉強食と感謝の気持ち。
- 広大なフキ畑を作るためにシャーマンキングを目指す。額にヘアバンドないしタオルを巻いている。五人の戦士の一人。持霊になる五大精霊はスピリット・オブ・レイン。女神と狼の間に生まれたと言われる一族の末裔であり、その血筋から何かを背負い隠しており、それは十祭司カリムとの決戦でようやく明らかとなった。本名の「碓氷ホロケウ」の元の名はウフュイホロケウで、ウフュイは『炎』、ホロケウは『狼』を意味している。
- S.F.より7年後は、農業高校を卒業後、牧場と農業を経営。フキ畑の夢を諦めてはおらず、環境を整える為の緑化にシャーマン能力を生かす研究もしている。また、遊牧民として過ごすオパチョの願いも聞き入れて、不当管理を行う水管理企業や森林を違法伐採する業者を潰したりするなど、『水源の守護者』としても活動している。
- 後に修行で甲縛式O.S「ニポポテクンペ(ニポポ手甲)」を手に入れる。巫力は2100(本戦参加時)、12万(ハオ追跡時)。アニメでは超・占事略決の力で9260の巫力を手に入れた。
- 持ち霊はコロロ。初期の媒介はスノーボードで、本選以降は妹・ピリカ手製のイクパスイ。
- ときどき「イヤッホロウ」や「なるホロ」などと、独特の言葉を使う。未成年であるにもかかわらず、酒を飲む。名前の由来は北海道にあるホロホロ山から。
- チョコラブ・マクダネル
- 声 - くまいもとこ
- 1985年10月2日生まれのてんびん座、血液型はO型、趣味はネタ出し、好物はドーナツ。シャーマンの強さの本質である精神の強さは笑いへの想いと過去への償い。
- インディオの力で戦う黒人系のアフロ頭が特徴の少年。世界に笑いの風を吹かせるためにシャーマンキングを目指しているが、実際のギャグは酷く寒く、逆に蓮やホロホロの怒りを買い、ボコボコにされることもしばしば。
- かつてのクリスマスの日に強盗に両親を殺され、孤児院を転々としたあげく、ニューヨークでギャングにまで落ちぶれたが、あるクリスマスの日に出逢った年老いたインディオのシャーマン、オロナに救われ、コメディアンになる道を歩み始めた。
- ギャング時代にルドセブらの父、カメル・ミュンツァーを殺害したことにより、S.F中ルドセブらによって殺害される。その後G.S内でオロナとの再開と修行、パスカル・アバフとの出会いの後にサティによって蘇生され、格段に巫力を上げる。蘇生させる際にサティに頼み、あえて盲目になった。
- S.F.より7年後は、外見のガラは若干悪くなっているものの、SHAFTのメンバーとともに服役中。刑務所内では、『ミスター・ウインド』として親しまれており、時々シャーマンの存在を知るアメリカ大統領やFBIからの要請を受け、アメリカ中の犯罪者や悪徳シャーマン達の逮捕に協力している。リゼルグの協力もあって仮釈放で来日し、葉達と再会する事が出来た。出所後にはSHAFTの面々と共に、世界を残念な笑いの風で変える旅に出る。
- 持霊はミックで、後にパスカル・アバフも加わる。媒介はジャガーズ(ジャガーの爪を模した武器)及び己の肉体。G・S内での修行によりミックとアバフによるダブルO.S「ジャガーマン」を会得する。五人の戦士の一人で、持霊になる五大精霊はスピリット・オブ・ウィンド。
- 巫力1975(S.F本戦参加時)、19万7500(ハオ追跡時)。名前の由来はチョコラBB。
- ミック
- 声 - 上田祐司
- ジャガーの精霊。元はオロナの持霊だったが、チョコラブが譲り受ける。チョコラブを慕っている。趣味は水遊び、好物はカピバラ。名前の由来はミック・ジャガー。
- パスカル・アバフ
- 986年6月4日生まれ、ふたご座のB型。享年14歳。趣味はケーナで好物はカカオ豆。1000年前のシャーマンファイトで活躍したインディオの少年の霊。精霊化しており霊力は約10万。死後インディオに崇拝される神となり、オルメカの巨石人頭像のモデルとされている。G・S内のインディオのコミューンに存在していたが、チョコラブの持ち霊となった。豊富な知識を持っており、先生と呼ばれることも。通称アバさん。なお、彼を殺害したのは当時のハオ。最終決戦の後はG.Sへ帰った。
X-LAWS
S・Fの三大勢力の一つで、10の法を重んじ、正義を実現する為の組織。所属メンバーはハオ一派により被害を受けた者達が殆どで、ハオを最大の悪と定め、抹殺する事を目的としている。ボスは神クラスのシャーマンにして神クラスの霊を持つアイアンメイデン・ジャンヌ。副長に天使隊隊長マルコを置き、他の団員も全員天使の持霊(自動車の精霊(付喪神)と本物の天使から採取した霊体の一部が融合したもの)を所持している。天使達の媒介は各々の持つ銃の銃弾。天使達のデザイン上のモデルは機動戦士ガンダムに登場するMSギャン及びファイブスター物語のモーターヘッド。実はハオ一派の一員・ラキストがかつてマルコと共にハオを倒すためだけに設立した組織であり、正義の実現などはそれを正当化するための後付けの理由に過ぎない。メイデンとリゼルグ以外のメンバーの名前は皆煙草の銘柄が語源である。
X-I
メイデン、マルコ、リゼルグで構成される、X-LAWS最強のチーム。S.F二次トーナメントに進出できたチームの1つ。
- アイアンメイデン・ジャンヌ
- 声 - 堀江由衣
- 1990年3月2日生まれのうお座、血液型はAB型。趣味は年に3度くらいのおでかけ、好物はいちごのケーキ。フランスのモン・サン=ミシェル出身。
- ハオ打倒及び世界平和の実現を目的とした組織「X-LAWS(エックス・ロウズ)」のボスであり、X-Iのリーダー。世界平和を願う心優しき少女で、メンバーから「聖・少・女」と呼ばれ崇拝されている。自分の思いを拒否されると泣く癖がある。普段はアイアンメイデンの中に入っており、常に自分を瀕死の状態にまで追い込むことで自身の巫力を高めているが故に、巫力は50万と桁違いに高い。その他船にいるときはアイアンメイデンの中に入り海の中で水責め拷問を受ける。
- アイアンメイデンの中ではほぼ全裸にかぼちゃパンツ。戦闘時はオーバーソウルのアイアン・ヘッドドレスを被りアイアンレオタードを装着、指締め器に指を締め付けアイアン・ジベットという靴底に大量の棘がついたブーツを履いている。なお、アイアンメイデンから出る同時に、持霊の治癒能力によって自身の全身の傷は瞬時に回復する。
- 実際は聖女ではなく、マルコとラキストが組織創設時に見つけてきた人より少し思い込みと霊感が強いだけの天涯孤独だった少女を、組織を陰で操るマルコが洗脳に近い教育によって自らが選ばれた存在であると錯覚させて、神クラスまで鍛え上げてボスに据えたものであった。しかし海岸での戦い後X-LAWSの真実を明らかにし自殺しようとしたマルコに対して、既に自分が仮初の聖女である事実を受け入れていることを告白、それでも人々には法が必要であるとし新たなX-LAWSとしての道を歩もうと説得した。
- 後の最終決戦では、葉達に同行するものの、十祭司ブロンとの戦いにて、蓮とホロホロの蘇生の為に全ての巫力を使い果たし、脱落となった。
- S.F.より7年後は、X-LAWSを慈善団体へと変え、自らが総帥に就任したが、ヨーロッパへ旅行に来た蓮と再会し、それが縁で彼と結婚し、彼との間に二人の特徴をしっかり受け継いだ息子の黽(メン)を儲けてまでいる(赤目と銀髪は彼女譲りで目つきの鋭さと頭のトンガリは蓮譲り)。蓮が子育ての為に育児休暇をとっている等の気遣いをしている事からも、関係は非常に良好な模様である。
- 持霊はシャマシュ。媒介はアイアンメイデン(戦闘時はマスク部のみを媒介にする)。名前はジャンヌ・ダルクから。
- シャマシュ
- 古代バビロンで信仰されていた太陽と正義の神。趣味は判決。かつて人類にハンムラビ法典を授けたとされている。かつて教会に封じられていたところを、巡礼中に発見したラキストが封印を解きジャンヌに授けた。
- 治癒能力の他、螺子などの小物を媒介に拷問器具や刑具の具現化が可能で、その攻撃は「光」に例えられるほど速度を誇る。
- あくまでも法に基づいて行動しており、ロリコンや露出狂の気があるマルコも、機会があれば「即!」裁く予定であるらしい。
- アニメではS.O.Fに捕食される。神クラスの高い霊力を持っており、シャマシュを捕食しただけでハオは葉を必要としなくなった。
- ※現在、人類最古の法と言われているのはハンムラビ法典ではなく「ウル・ナンム法典」。
- マルコ
- 声 - 高瀬右光
- 1973年11月17日生まれのさそり座、血液型はA型。イタリアのシチリア島出身。趣味はスーパーカー、好物はマンマのパスタ。
- X-LAWS天使隊隊長であり、X-Iの一員。かつては高級自動車専門の会社「スーパー・マルコ」の若社長であった。性格は非常に頑固で厳しく、度々規則を破るリゼルグに容赦なく体罰を与えていた。また、葉にS.F.を辞退するのを条件に蓮を復活させる事を約束していながら、それを破ろうとする等、度々の行動や発言に独り善がりめいたものがあった。
- S.F.を辞退してまで蓮を救おうとした葉に対し勘繰っており、ファウストからはその事で「大切な者を失う悲しみは分かっテモ、人を愛してはいない」と言われている。
- 幼い頃に両親を亡くし、ラキストの運営する協会兼孤児院に引き取られ育てられた過去を持つ。当時は背が低く、気も小さかった為、周りから『チビマルコ』といじめられ、(ラキスト曰く、少女の様に線が細く繊細な子供だったとの事)それを気にして体力や我慢強さが身につくバレエをラキストに習わせてもらった事があった模様。
- アイアンメイデン・ジャンヌの側近的存在であるが、実はマルコこそがX-LAWSの真のリーダーであり、自らが育った孤児院の子供達を殺したハオに復讐をするべく、X-LAWSを結成した。
- 結果的に海岸での戦いでメイデンの正体、X-LAWS創設の事が明らかになってしまい、メイデンにした事とX-Ⅲの死に責任を感じた事もあり、自害しようとするがメイデンに説得され思い止まる。その後は秘密がなくなった事で気持ちが楽になった為か、以前より性格は柔和になり、リゼルグに対する体罰も止め、葉たちとも打ち解けている模様。
- 物語終盤で、ムー大陸でラキストもろとも自決し絶命したが、アニメ版では生存している。
- 所有する銃はベレッタフルオート9。隊長だけあってジャンヌを除けばX-LAWS内で最も強い。巫力は葉より少し上程度(12000)だったが、アナホルに一度殺されたことにより上昇した。
- 持霊は大天使ミカエル。剣と盾を持った騎士のような起動天使。正体は高級車のフェラ~リ テスタロッサ92年型。
- 名前の由来はキリスト教の聖者の名前にして、イタリア語圏に多い男性名であるマルコ及びマルボロ。
- リゼルグ・ダイゼル
- 声 - 沢海陽子
- 1986年5月17日生まれのおうし座、血液型はAB型。趣味は日記、好物はスコーンカレンズ。
- イギリスにおいて、ダウジングを利用した著名なシャーマン探偵であるリアム・ダイゼルの息子。幼い頃ハオに両親を殺され、復讐のために旅をしていた。シャーマンの強さの本質である精神の強さは復讐心と成長願望。
- かわいい顔をしているためよく女の子と間違えられるが、男であることを証明するためにズボンをおろして「証拠」を見せるたことがある。竜に好かれている。最初は葉達と行動を共にしていたが、X-LAWSと出会い彼らの思想と復讐心から葉達の元を去ったが、次第に正義の為に人殺しを行う事に疑問を抱くようになり、その後も葉達と協力した場面もあった。
- モルフィンの媒介にはペンデュラムを使っており、ダウジングを得意とする。ナイルズ戦の後にマルコより天使ゼルエル(正体はロータス・エリーゼ)を授けられ、こちらの媒介にはリゼルグデリンジャーを使っている。後に地獄での修行を経てモルフィンとゼルエルの力を合わせ持つ複霊甲縛式オーバーソウル「マステマ・ドルキーム」を会得した。巫力3500(S・F本戦参加時)、17万(ハオ追跡時)。
- 五人の戦士の一人。持霊になる五大精霊はハオがグレート・スピリッツを手に入れた後に不要となったスピリット・オブ・ファイア。
- S.F.終了後は、飛び級でオックスフォード大学を卒業し警察官になる。犯罪捜査にシャーマン能力とX-LAWS時代に習得した戦闘技術を使うことにより、狙った犯罪者を確実に逮捕している。その凄まじい検挙率の高さを買われ、イギリス情報局秘密情報部へとスカウトされる。それ以降は若きスーパーエージェント『炎の代理人』としてテロ対策などに従事している。更にヨーロッパ最大の慈善団体にまで成長したX-LAWSの特別顧問も務め、戦争やテロの犠牲となった子供達の保護・育成プログラムを協力者となったライハイトやアナホル等と共に行っており、ヨーロッパ・中東地域の戦争を終結させようと努力している。FBIとも協力関係にある為、収監されているチョコラブの保証人でもある。
- 持ち霊であり父親から譲り受けたモルフィンを大切に思っており、ゼルエルを手に入れた後も「ボクとモルフィンがはなればなれになるハズがない」とモルフィンを大切にしている。しかしアニメ版では自らの行いに嘆き言う事を聞かなくなったモルフィンの気持ちを理解せず、彼女を捨ててしまう。
- 名前の由来は幻覚剤の一種リゼルグ酸から。
X-II
X-LAWSのチーム。マルコやメイデンを見限り、チーム単体でハオを倒しに行き、逆にハオによって殺されてしまう。アニメではハオ一派のチーム『月組』に倒された。
- ジョン・デンバット
- 声 - 小西克幸
- 1984年9月4日生まれのおとめ座、血液型はA型、趣味はギター、好物はホットクロスバンズ。イギリス出身で元SAS。
- 元SAS隊員の経歴を持つ。同じく隊員であるミイネ・モンゴメリとは本人曰く「イイ仲」だった。頭に血が上りやすく、X-LAWSの真実を知ったことでマルコに見切りをつけ、ミイネを殺された怒りに駆られて無謀にもラーキ・ポーフと共にハオの奇襲に向かう。軍事機密となっているSDI“X”線レーザーまで用い、自らを照準に定め砲撃するも、激昂したハオのスピリットオブファイア黒雛によって、魂ごと跡形も無く焼き尽くされ、X-LAWSのメンバーで最後の犠牲者になる。また、この時の行動が、世界中にS.F.の行われている島の存在に気づかせてしまう事になる。銃の名はデンバットグレネード。名前はゴールデンバットから。
- アニメでは、ゲート・オブ・バビロンの発動中ターバインのビームを受け死亡している。
- 持霊は大天使ラファエル。その正体はDB4。
- ラーキ・ディラック
- 声 - 麻生智久
- 1971年10月13日生まれのてんびん座、血液型はO型。好物はローストターキー。アメリカ出身。
- 元デルタフォース所属で、ポーフとはその時からの付き合いである。
- 無茶な作戦を不安に思いながらも、マルコに見切りをつけたデンバット・ポーフと共にハオの奇襲に向かうが、その結果、ハオの怒りを買ってしまい、一瞬でポーフが殺された恐怖から逃げ出そうとした瞬間、スピリットオブファイア黒雛によって焼き殺される。
- アニメでは、ゲート・オブ・バビロンの発動中ビッグガイ・ビルのビッグタッチダウンを受け死亡。アニメでのX-LAWSのメンバーで最初の犠牲者である。
- 使用する銃はラーキバズーカ。名前はラーク及びキャディラックから。
- 持霊は大天使ウリエルで、その正体はGT40。
- ポーフ・グリフィス
- 声 - 子安武人
- 1986年生まれ。血液型はO型。趣味はビリヤード、好物はコールスロー。アメリカ出身。
- ラーキ同様元デルタフォース所属。頭髪を綺麗に剃ってある。眉毛は斜上に吊り上がっている。
- マルコに見切りをつけ、デンバット・ラーキと共にハオの奇襲に向かうが、ハオが涙を流しているのを目撃してしまった結果、ハオの怒りを買ってしまい、スピリットオブファイア黒雛によって一瞬にして胴体を貫かれた上に焼き殺される。
- アニメでは、ゲート・オブ・バビロンの発動中ザンチンの黒いパンダの手を受け死亡。
- 使用する銃はポーフレミントン。
- 名前はホープ及びTVR・グリフィスから。
- 持霊は大天使サリエルで、その正体は911ターボ。
X-III
X-LAWSのチーム。S.F第一次トーナメントの対星組戦でハオに殺され、S.O.Fに魂を捕食されてしまう。アニメでは捕食されずに済み、モルフィンと彼らが持っていた八大天使が融合した姿により無事成仏することができた。
- クリス・ブンスター
- 声 - 佐々木誠二
- 1961年5月6日生まれのおうし座、血液型はO型。趣味は爆弾作り、好物はチーズケーキ。アメリカ出身。
- 元軍人であり、湾岸戦争に出征中、ハオに両足を焼かれ、シャーマン能力に目覚める。またこの時、後にハオの家臣となるターバインと敵同士として出会っていたという因縁があった。その後病院でマルコと出会ったことをきっかけにX-LAWSに入隊。彼の義足はO.Sにより支えられている。
- トーナメント時のハオとの対戦で身体を貫かれ死亡したに見えたが生き延び、直後にハオを巻き込み自爆する(しかしハオはこれを防ぐ)。更にその後、魂はスピリットオブファイアによって捕食されてしまった。持っている銃の名前はブンスターランチャー。巫力10500。名前はセブンスターから。
- アニメでも原作同様ハオを道連れにし、自爆するが捕食されず、モルフィンと八大天使が融合した姿によって成仏した。
- 持霊は大天使メタトロン。突撃能力に優れており、盾とモーニングスターを用いて戦う。その正体はブンスター自身が、湾岸戦争時に使用していたハマーH1。
- ケビン・メンデル
- 声 - 高木渉
- 1971年9月18日生まれのおとめ座、血液型はAB型。趣味は合唱、好物はザッハトルテ。オーストリア出身。
- 元オーストリアの憲兵特殊部隊「コブラユニット」所属の狙撃手。10年前、遭遇したハオ組をテロリストと誤認して攻撃するが、返り討ちに遭い、全身を焼かれて両腕を失くし、瀕死状態に陥っていたところをジャンヌに救出される。以後X-LAWSに入隊し体を焼かれた恨みを晴らすためにS.Fに参戦。トーナメント時のハオとの対戦で持霊ごと押し潰され、S.O.Fによって焼死。更にその後、魂はスピリットオブファイアによって捕食されてしまった。
- アニメでも原作と同じように殺害されるが捕食されず、モルフィンと八大天使が融合した姿によって成仏した。
- 所持している銃は、腕を改造して指から弾が打てるようにしたケビンアームズ。巫力9700。名前はキャビン及びグレゴール・ヨハン・メンデルから。
- 持霊は大天使レミエルで、その正体は300SLクーペ。
- ミイネ・モンゴメリ
- 声 - 川上とも子
- 1981年1月26日生まれのみずがめ座、血液型はA型。趣味はお祈り、好物はパンケーキ。カナダ出身。
- かつてはカナダERTに所属していた、メイデンを除くX-LAWSのメンバーの中で唯一の女性。
- ハオに殺害された父の仇を討つ為に、ハオについての調査をしていたところX-LAWSと出会い、入隊。女性としての優しさも秘めており、リゼルグに過剰なまでの体罰を与えるマルコのやり方はあまり快く思っていない。そういった性格もあってか、密かに彼女のファンクラブも存在していたらしい。所持している銃はミイネルガー。巫力8300。名前は峰及びL・M・モンゴメリから。
- トーナメント時のハオとの対戦で死亡。X-LAWSのメンバーで最初の犠牲者となる。更にその後、魂はスピリットオブファイアによって捕食されてしまった。
- アニメでは、X-LAWSのメンバーで最後の犠牲者となったが、捕食されず、モルフィンと八大天使が融合した姿によって成仏した。
- 持霊は大天使ガブリエル。やわらかいフォルムが特徴で防御力が高く、ハート型の盾と鞭を用い、中・遠距離からのトリッキーな攻撃を得意とする。正体はジュリエッタSZ。
その他
- ハンス・ライハイト
- 1970年3月13日生まれのうお座、血液型はA型。趣味は排気口の清掃をすること、好物はヨルセライス。
- 元X-LAWS隊員。幼い頃からシャーマンとしての能力を持ち霊が見えていたが、幻覚幻聴の類と断じスルーしていた。オーストリアで警察官として働いていたが、職務遂行のためには暴力行為も平気でやり、規律よりも自分の信念を優先する直情径行の強いダーティーな警察官であった。
- ある日、自分が追っていた連続爆破事件の犯人を「歪んではいるが強い魂」と認めたハオに横槍を入れられる形で殺されてしまう。以来、ハオを追うようになりその過程でX-LAWSに接触。メイデンの美しさに心奪われ、信奉者となりシャーマンとしての能力も受け容れてX-LAWSに入隊する。しかし高い実力がありながら、あまりに攻撃的な性格のため主力から外され、武器庫番としてくすぶっていた。
- それでもX-LAWSにいたのは、前述の通りメイデンに心酔していたためであったが、彼女が聖・少・女ではなくなった事で見切りを付け、小山田カンパニーの雇用に乗る。ハオやジャンヌをS.F.の行われている島ごと吹き飛ばそうとするも、アザゼルを一撃で破壊され、その反動で死亡する。蘇生された後、生きる気持ちが大きくなったらしく、自らが助けた天野輝子に求婚した。使用する銃はライハイトステアー。名前の由来はハイライトから。
- 持霊は堕天使アザゼル。主砲の火力を極限まで追及した遠距離砲撃の超弩級機動天使。霊力は47万とS・O・Fを上回る数値であり、その力はライハイト曰く島一つを消し去るのに1秒もかからないとのこと。しかし、あまりに強大すぎる霊力はO.Sを可能とする人間を選び、O.Sできたとしても即座に巫力切れを起こしてしまうので、X-武器庫に保管されていた。ライハイトは巫力を搾り出して3秒間のみO.Sが可能。その正体は第二次世界大戦で活躍していた戦車群。
ハオ一派
ハオが500年前(パッチ族に転生した頃)から集め始めたシャーマン達、またはその子孫。ハオを中心とした十数人のシャーマンで、本編で明確な勢力としての名前を持たず、俗称として「ハオ組」と呼ばれている。
ハオをシャーマンキングにする事が使命で、後にハオが建国するシャーマンキングダムの重要人物となる事が約束されている。その為「ハオの家臣」と呼ばれる事もあり、ハオから『超・占事略決』を教わっている為、その実力は高い。後に「星祭」の際に、『禁人呪殺』を会得して、更なるパワーアップを遂げる。
しかし星組を除くメンバーは、結局ハオにとってはシャーマンキングになる為の道具に過ぎず、最終的にはハオの霊視能力を知ってしまったペヨーテの暴走によって内部崩壊を起こし全滅。この時死んだ一部の者達は葉達の情けで蘇生されるが、既に生きる気力を失ってしまい、塞ぎ込んでいた。
星組
- ハオ率いるチーム。ハオ一派の中でもハオのお気に入りのメンバーをチームメイトに入れている。S.F第二次トーナメントに出場できたチームの一つである。また、ハオの信奉者の中でも、星組のメンバーのみが、最初からハオが霊視能力を持っている事について知っていた。
- ラキスト・ラッソ
- 声 - 小西克幸
- 1949年6月1日生まれのふたご座、血液型はB型。イタリアのシチリア島出身。趣味はダイビング。好物はバジルのブルスケッタ。
- ハオの腹心の部下で、参謀格ともいえる存在。コーンヘッドのような頭と顎鬚が特徴的。名前の由来はラッキーストライクから。基本的に紳士的であるが、ハオを侮辱すると激怒する。ハオの霊視能力を知りながら彼に付いている事からも、その精神力は桁違いに高い。
- その存在は謎に包まれていたが、実は元・教会に属する秘密組織の異端審問官にして、X-LAWSの創始者であり、幾多の機動天使を作り上げ、そしてマルコの育ての親でもあった。彼もまた、かなりの車好きであったようである。背中にはX-LAWSの刺青を刻んでいる。単身でハオに挑み、圧倒的な差で敗北した事で正義が一つではないと悟り、自らの意思でハオの配下となった。その真意はハオ以外誰も知らない。
- 所有する銃はラキストコンプハンター。
- 物語中盤頃にX-LAWSの始末に向かうが、葉たちの知略により失敗に終わる。終盤でムー大陸に向かい、マルコと戦いマルコと共に死亡。
- アニメでは瀕死の重傷から回復した蓮に倒された。
- 持霊は堕天使ルシフェル。ラキストが過去の聖人に習い、G.Sの天界と地獄を巡って造り出した、試作機にして最強の機動天使。メイスを用いた近接格闘を得意としている。攻撃力、防御力、スピードといったあらゆる面で過剰なスペック調整がなされており、機動天使の中でもその力は群を抜いている。しかしあまりに霊力が高いため、注ぎ込む巫力も相当なものであり、一度でもO.Sを破られると、その反動で気絶してしまう程である。その正体はランボルギーニ カウンタックLP400。元々はラキストの愛車だった。
- オパチョ
- 声 - 林原めぐみ
- データはほぼ不明。趣味は洗うこと、好物はとうもろこし。
- ハオの腹心の部下で、並居る部下達の中で一番幼い。殆どの経歴が不明で、明らかになっているのは年齢が約5歳ということ(2001年)と、オパチョの声優である林原めぐみが自身のラジオのなかで「オパチョは元気な男の子」と発言していることから性別は男らしい。しかし、2007年に発売された林原めぐみの著書の、ハオ役高山みなみからのコメントで「女の子」と表記されているため、正確な性別は判明していない。南アフリカの村で、殆ど死に掛かった状態になっていた所をハオに拾われた。
- いつもハオのそばにおり誰よりもハオを慕っているが、ハオに霊視能力によって思考を読まれる事は、さすがに嫌悪感を示す。しかしその幼さ故に純粋な思考の持ち主で、唯一と言えるほど、ハオが共にいて安らげる人物で、ハオが麻倉葉王であった時に唯一心を許していたマタムネのような存在といえる。ハオがG.Sを手に入れた後は、もう一度ハオに会うべく、葉達と行動を共にする。葉がS.Fに復帰する辺りから、言語がすべて平仮名と片仮名のみの表記になっている。
- 霊視能力及び遠隔透視能力があり、仲間内でも信頼は厚い。まだ幼い故に巫力は800と低いものの、シャーマンとしての実力は見た目と裏腹にかなり強く、木刀の竜に一撃で重傷を負わせたことがある。
- 「オパチョ」という名前はハオが付けた。本当はハオが麻倉葉王の頃に会った鬼の乙破千代からとった「オハチヨ」なのだが、舌たらずなオパチョがこう発音したため、以後それで定着する。葉曰く、「平安センス」らしい。因みに大元の名前の由来はおっぱいチョコ。
- アニメでは気性を荒げたハオに怯え、そのまま何処かへと逃亡した。
- 持霊はヒツジの精霊MAMA(ママ)で、媒介はMAMAの皮を使ったなめし革でできたヘアバンド及び頭髪。
花組
- ハオ一派の女性ばかりを集めたチーム。3人とも霊能力を持つため、昔は周りから魔女と呼ばれ卑劣な仕打ちを受けていたが、そこをハオに拾われた。ちなみに全員ヨーロッパ出身で、シャーマンとしての巫力も他のチームメンバーより一回り高い。S.F第一次トーナメントでは2回の勝利を収める。その他場外乱闘にも積極的に参加した。行動はいつも3人一緒である。後にペヨーテによってメンバーが全員死亡したが、道潤によって蘇生される。他のハオ組のメンバーと同じくGSでハオのもとにとどまると言っていたが、アンナに無理矢理引き込まれたのかS.F.7年後にはふんばり温泉で仲居として働いている。
- カンナ・ビスマルク
- 声 - 沢海陽子
- 1977年10月26日生まれのさそり座、血液型はB型。好物はシュタインビルツのスープ。ドイツ出身。
- ハオの部下の一人。通称:カナ。チームメイトのマッチからは「カナちゃん」と呼ばれている。煙を媒介にしている故か、ヘビースモーカーである。
- エクトプラズムの使い手(エクトプラズマー)。ドイツの名家ビスマルク家の分家筋に生まれた令嬢。赤子の頃から無意識のうちにエクトプラズムを吐き出してしまう霊媒体質であるため、住んでいる城から外に出られない生活を送っていた。両親が不憫に思ってヨーロッパ中から霊媒師や司祭を呼んで治療しようしたが役に立たなかったがそれでも本人は幸せな生活を送っていた。謎の事故で両親を失い、会ったことのない顧問弁護士や大挙として現れた親族に遺産を根こそぎ毟り取られ、途方に暮れているところにハオと出会う。顧問弁護士たちと住んでいた城を焼き払ってもらい、シャーマンとしての教えを受け、彼の部下として共に今まで出なかった外の世界へと出た。マリ、マッチも同じような人生を送ってきたせいか、彼女達は3人で一緒にいることが多い。リーダーシップに富んでおり、マリ・マッチの纏め役。
- 後に田村崎の攻撃で負傷した直後ペヨーテによって道連れで殺害され、更には用済みになった事でハオにS.O.F.の餌にされかかり、葉らによって蘇生されるが、精神的に絶望している。
- アニメでは、原作にはないO.Sを使って葉と戦い、敗北。生かされる事に。巫力7500。名前の由来はカナビス(大麻)から。
- アシュクロフト
- 1154年5月4日生まれのおうし座、血液型はB型。享年61歳。趣味は武稽古、好物はミッシュブロート。ドイツ出身。
- ビスマルク家に永遠の忠誠を誓っていた中世ドイツの騎士。自己の鍛練のため、なにかとフェーデ(決闘)を行い、騎士や騎士以外の人間その全てに勝利してきた。
- だが周囲からは面倒で厄介な存在としてしか見られていなかったようである。老齢になってからもその性格は変わらず、なお戦い続けついについたあだ名が「老鉄のアシュクロフト」。そんなある日、城主のチェスの相手をしていた彼は城に忍び込んで来た暗殺集団と一人で戦うことになる。その全てに勝利し、ようやく周囲に認められたのはこの戦いで負傷し死亡した後のこと。以後、曖昧な意識のまま城を徘徊する亡霊となり果てていたが、幼少のカンナにエクトプラズムで具現化されたことで意識を取り戻し、彼女の能力を利用しようとする悪霊から彼女を守り続けてきた。武器である槍は彼自身が生前に使っていた物だが、鎧は現代の精錬技術で作られた合金製の物。過去の鎧よりも丈夫で軽い。しかし鎧自体はO.Sの媒介ではなく、真の媒介は煙草の煙でコーティングされたエクトプラズムというレアな能力。騎士道精神と長い戦闘で培われた高い戦闘能力を持つ。エクトプラズムを使った鎧を分割させての攻撃が得意。鎧から抜け出すと素っ裸状態になる。「騎士は主君に従い、女性を守るのが役目」と嘯くが“勝利こそ正義”の思想を併せ持つため、騎士道精神と相反する卑怯なことも平然と行う。16巻の解説ではドンキホーテ状態と生身の状態のイラストが描き下ろされたが、作者自身の好意のせいか素っ裸の姿ではなく生前の正装した凛々しい姿が描かれている。なお、生前は髪を綺麗に束ねていた。名前は円卓の騎士の一人アシュクロフトから。
- 老賢人のような長い白髭と白髪を生やし2mを越える筋骨逞しい体には生前の戦歴の傷跡が残されている。
- マリオン・ファウナ
- 声 - 根谷美智子
- 1987年2月28日生まれのうお座、血液型はAB型。13歳。趣味はポエム、好物は子羊のローストブルーチーズソース。イタリア出身。
- ハオの部下の一人。通称:マリ。
- ドールマスター(人形使い)。ナポリのマフィア組織カモッラのボスと、ボスの愛人だった女占い師の間に生まれた少女。幼い頃から人形を操り、人の死期を言い当てたりして一家の人間からは気味悪がられていたが父親は一切気にせず、可愛がられ、幸せな日々を過ごしていたが幹部の一人の裏切りによる内部反乱によって父親は殺され、母親も自分を逃がすために殺された。組織の支配下にある街の住民たちも敵になって一人逃げ回っているところをハオに助けられた。スピリット・オブ・ファイアの炎によって裏切り者たちと街の住人たちを焼き払った彼に忠誠を誓っている。メンバーでは年少格だが、非常に高い巫力の持ち主である。普段は物静かであまり感情を顔に出さず寡黙だが、キレると残忍な性格に豹変してしまう等、やや情緒不安定な部分がある。笑う時は口を押さえ顔を隠すシャイな一面も。
- 後にペヨーテによって道連れで殺害され、更には用済みになった事でハオにS.O.F.の餌にされかかり、葉らによって蘇生されるが、精神的に絶望している。
- アニメでは、原作にはないO.Sを使って葉と戦い、敗北。生かされる事に。巫力8000。名前の由来はマリファナから。
- チャック
- 西部のガンマンの霊。12歳の時に強盗を射殺し逮捕されるが、若年であることと家族を殺されたことに情状酌量が認められて短期間で釈放。行き場のないチャックはその時に知り合った保安官に養子として引き取られ、保安官助手となった。ガンマンとして技を仕込まれた彼は、以降多くのアウトローと戦い少年保安官として有名になる。しかし、20歳になる前に結核を患い、命を落とした。あまりに短くも鮮烈な彼の生き様は伝説となり、愛用していた四丁の拳銃は好事家の間で高値で取引されることになった。長い間銃に取り憑いていた彼に初めて気が付いた少女マリオンを守ることを固く誓っている。人形と銃を媒介にO.S「西部のガンマン人形」になる。O.Sの媒介である人形のチャックはマリオンの母が手ずから作った人形。手に持つ拳銃は、過去にアメリカから帰国した大物マフィアが友好の証として先代のボスに贈った物。人形に持たせたいというマリオンに父がプレゼントした。普段、マリオンがチャックの髪を持つのは、身体部分を持つと射撃のポジションに影響が出るため。O.S製の弾丸を撃ち出し、リボルバーだが巫力が続く限り無限に連射することができる。単独行動時は敵の視野の外を移動する技を使うなど、隠密性も高いO.Sである。名前は映画チャイルド・プレイのチャッキーから。
- マチルダ・マティス
- 声 - 半場友恵
- 1986年7月19日生まれのかに座、血液型はA型。趣味はハーブガーデニング、好物はカボチャ。イギリス出身。
- ハオの部下の一人。通称:マッチ。
- ウゥドゥ・マエル(女ドルイド僧)。幼い頃からポルターガイストを起こして両親にすら恐れられ、魔女の住む森に捨てられた少女。そこで優しき老魔女に拾われ、魔女の秘術の数々を伝授された。
- 花組の中で一番背が低く、マリとは対照的に喜怒哀楽が激しく元気で活発な性格だが、時折3人が歩んできた暗い過去を思わせる、静かな表情を見せることも。「ワッチ」等独特の言葉を使う。
- 持霊は殺人鬼の少年ジャックで、媒介は全身に刃物が仕込まれたカボチャ人形(ジャックランタン)。O.S名は「切り裂きジャック」で、必殺技は「トリック・オア・トリート」。
- 後にペヨーテによって道連れで殺害され、更には用済みになった事でハオにS.O.F.の餌にされかかり、葉らによって蘇生されるが、精神的に絶望している。
- アニメでは、原作にはないO.Sや技を使用したり、原作では使用しなかったホウキを使用した技も存在する。アニメ終盤に葉と戦い、敗北。生かされる事に。巫力7000。名前の由来は大麻を意味する隠語「マッチ」から。
土組
- ペヨーテとボーズの善、良によるチーム。S.F第一次トーナメントでチーム「THE 蓮」に敗北。ちなみに全員が楽器を持っている。
- ペヨーテ・ディアス
- 声 - 真殿光昭
- 1970年9月11日生まれのおとめ座、血液型はA型。趣味は刺抜きと髭剃り、好物はタマーレス。メキシコ出身。
- カラベラ人形という独特の人形を操り、シャーマン能力に目覚める前はマリアッチとして生きていた。不意打ちをする事が多いが、シャーマンとしての能力はハオの信者達の中でもかなり強力である。
- 「THE 蓮」に敗北するも、その後もハオに協力し続け、場外乱闘に積極的に参加していた。その際「THE 蓮」と再び対峙し、蓮を殺害する。
- ハオを信奉するあまり、屈折した愛情を持っていたが、小山田カンパニーよりハオの隠された能力を教えられ、真実を知ったペヨーテのそれまでのハオに対する愛情は、憎しみへと変貌。自暴自棄になり、ザンチン、ビルを殺害し、ブロッケンを瀕死に至らしめた後、カンナ、マリオン、マチルダを道連れに自害した。他のメンバーがハオによって蘇生されたが、自害するべくグランデファンタスマに押し潰された彼の場合は肉体損傷が酷過ぎる為、蘇生不可能であった。
- 持霊はかつてケンカで有名だったマリアッチ仲間の亡霊。媒介は主に骨を使う。例としてはカラベラ人形、時には他人の体を使ったりもする。そして一番強力なのは熱き5人のマリアッチ仲間の魂の集合体『グランデファンタスマ』。巫力3000。名前の由来は幻覚成分のあるサボテンペヨーテ。
- 7人のマリアッチ
- ペヨーテの元仲間であり、持霊であるカルロス、ジョアン、アントニオ、ホセ、パンチョ、サパタ、ミゲルの7人。死後間もないが超・占事略決の力で全員精霊化している。
- 好戦的な性格で、生前はケンカばかりしていて有名だったという。しかし、全員ケンカにより死亡。
- 媒介は主にカラベラ人形を使われるが、カルロスとジョアンはボーズの2人の体にO.Sされたこともある。5人の魂を集めれば巨大な媒介を用いたO.S「グランデファンタスマ」にもなる。
- S.F第一次トーナメントで「チームTHE蓮」と当たり、その時にチョコラブの技「エアーズロック」の二段ギャグに皆大爆笑していた。
- BoZ(ボーズ)
- 善、良による仏教系ユニット。アニメでは権利関係の事情からかユニット名が「善良」になっていた(実は本人達も『パクリ』と認めた)。二人とも群馬県出身。ハオ組のメンバーの中でも比較的初期に家臣となったが、次第に強力なシャーマン達が味方になっていったからか、一番ぞんざいな扱いをされていくようになり、S.F.一回戦にてチョコラブに敗れても、メンバー達からはいい笑い者にされてしまっていた。愛車は「ワイルド・ゼロ」という名のアメ車ベースの霊柩車。
- 持霊は魑魅魍魎で、特製のエレキ琵琶と錫杖マイクを利用し、「JOH!仏~SANKIEMON~」「ちみ・ちみMORYO」「ちみ・ちみMORYO RE-MIX」などの技を使うが、巫力が高いシャーマンには全然効かない。ちなみに「JOH!仏」「ちみ・ちみMORYO」は実際にCD化されている。
- S.F第一次トーナメントでチョコラブに敗れ気絶したところをペヨーテによってカルロスとジョアンをO.Sさせられる。
- その後はハオ一派を離脱し、ユニットを「さわやか坊主系フォークデュオ・ぼず」に改名宣言する。が、「今度はイロモノバンドじゃなくて実力で攻めたい」という二人の考えから、現在準備期間の模様。巫力は二人とも400と、ハオ一派の中では最弱であった。後にガンダーラへ。
- 余談だが、実は「JOH!仏」でオリコンチャート13位に入ったことがある。
月組
- ハオ一派の中でも場外乱闘などで他の選手の魂を狩ったり、妨害をすることが主旨だったチーム。アニメでは第一次トーナメントに参加できていたが、原作ではトーナメント出場前にペヨーテらによってチーム全員が殺害されたために開戦前に脱落となった。後に葉の仲間によってターバイン以外のメンバーが蘇生される。
- モハメド・タバルスィー〔ターバイン〕
- 声 - 田中正彦
- 1971年2月24日生まれのうお座、血液型はB型。趣味はメール、好物はシシカバブ(初期)、ゴルメサブズイ(後期)。中東出身。
- 元は中東の戦地を転々と渡り歩く傭兵。幼い頃より銃を取り、強国に対する弱者のための戦いに自分の存在意義を見出してきたが、その生活は長くは続かず、湾岸戦争の際に、敵に追い詰められたところをハオに助けられる。なおこの時、後にX-LAWSのメンバーとなるブンスタ-と、敵同士で出会っていたという因縁があった。家宝のランプに宿る精霊ジンは代々ターバインの一族を守護しており、ターバインはお守りとしてランプを身に着けていた為、以降ジン共々シャーマン同士の戦いへと舞台を移すことになる。本人曰く照れ屋なため、顔面をターバンなどで覆い隠している。しかし素顔はなかなかの男前。
- ハオに対する忠誠心は強いものの、彼の指示などにいい加減な部分もある為か、内心では彼が何を考えているのが理解できず、その事をペヨーテに漏らした事もあった。そして後に真実を知ってしまったペヨーテが、仲間を殺害していく行為を止めようとするが、小山田カンパニーの田村崎に頭を拳銃で撃ち抜かれ殺される。頭部の損傷が激しく蘇生不可能であった。持霊はランプの魔人のジン。必殺技は手の平にある媒介のランプから発射される光線『ビーム』。ジンには日に限られた回数だけ願い事をすることができ、願い事は100%遂行する。ただし、ビームは回数に含まれないらしい。巫力6500。
- アニメではジンは使わずビームのみ使用。原作と異なり瀕死の重傷から回復した蓮に倒された。
- 范 斬陳(ハン ザンチン)〔ザンチン〕
- 声 - 上田祐司
- 1966年3月16日生まれのうお座、血液型はO型。趣味はカラオケ、好物は東坡肉。中国出身。
- 上海の医師の家庭に生まれる。成績優秀であったが、自分の容姿に強いコンプレックスを持ち、見た目で決め付ける世界の変革のためにハオの仲間になる。性格はサディストに近いくらい陰険で残忍かつ暴力的。私服は人民服である。
- ハオ一派の中でビッグガイ・ビルに次ぐ巨体を持ち、キャラ的にも存在感はかなりある。ハオ派の中で肥満度が一番高い。昔はアイドルを目指していたらしいが、体重計に乗った夜、諦めることにした。 後にペヨーテによって殺害されるが、葉らによって何とか蘇生される。が、精神的に絶望している。
- 持霊はジャイアントパンダの凶凶(シオンシオン)。媒介はドラ。O.Sすると「ドラクマネコ」になる。持霊である凶凶とは、動物園で皆から好かれていたが脱走を図り、人を襲って殺されたという彼と皆の嫌われ者だが金の力で多くの自由を持っている自分のどちらがより不幸か物思いに耽っているうちに心の交流を果たした。巫力7000。
- アニメでは、瀕死の重傷から回復した蓮に倒された。
- ビル・バートン〔ビッグガイ・ビル〕
- 声 - 園部好徳
- 1967年4月5日生まれのおひつじ座、血液型はO型。趣味は日曜大工、好物はバニラアイス。アメリカ出身。
- チーム『月組』に所属する元アメフト選手。現役時代に事故で仲間を失い自分一人が生き残り、今は彼ら『チームメイツ』を自分の持霊にしている。媒介はアメフトのボール及び自らの肉体。仲間のなかで一番タフな男。その通り、ハオ一派の中で最も瀕死を経験し、先述の出来事も含め2~3回死にかけており、それによって膨大な巫力を得ている。
- SF2次予選の時にX-LAWSによって重傷を負っていたところを葉達に救出される。その恩として敵である彼らの手助けをしたことから義理堅い性格でもあると思われる。そのときに1500だった巫力が4万まで急上昇した。また、ホロホロに目をかけていてICEMENの魂狩りの際にもわざと気絶させないようにしていた。また、他の信奉者達と違い、自分達が戦っているのはあくまでもシャーマンであって人間ではないという考えを持っており、無闇に人間と戦う事は「趣旨がズレている」として、良しとはしない。
- 後にペヨーテによってついに殺害されるが、葉らによって蘇生される。が、精神的に絶望している。
- 必殺技は仲間と共に敵に向かって突進していく大技『ビッグタッチダウン』。アニメでは敵を円状に囲み閉じ込める『スチールカーテン』という技も見せた。
- アニメでは終盤で甲縛式O.Sを使うも、ハオに与えられた強大な巫力を扱いきれず、蓮に新技・『ゴーストタッチダウン』を決めるが自滅した。
その他
- どこのチームにも属していないハオ一派のメンバー。S.F二次予戦で殺害されたり、チーム決めなどで人数が溢れ出して脱落になった。その後は場外乱闘で活躍しているものもいる。
- ボリス・ツェペシュ=ドラキュラ
- 声 - 石井康嗣
- 1971年5月11日生まれ、おうし座のB型。享年29歳。趣味はワインで好物はコルドンブルー。ルーマニア出身。自称ヴァンパイア。ドラキュラのモデルといわれるヴラド・ツェペシュの子孫。感情的になりやすい性格。
- 持霊はヴァンパイアハンターのブラムロ(声:清水敏孝)及び祖先の霊が変化したコウモリの精霊。媒介は血。
- 竜に敗北後、制裁としてマルコのミカエルに剣で貫かれ死亡。
- アニメでは蓮に敗北後、葉をX-LAWSから庇い死亡。巫力3000。
- 山田 光司(やまだ こうじ)〔ダマヤジ〕
- 声 - 坂口候一
- 1960年10月31日生まれ、さそり座のB型。享年40歳。趣味は模型で好物はカニ。札幌出身。
- ドラキュラの様な風貌の中年の男。キャラが被っていたという理不尽過ぎる理由で、不憫にも仲間のボリスに殺されてしまう。
- アニメでは神父に変装し、原作よりは活躍したが、やはりボリスに殺される。原作での持霊はタラバガニの精霊で媒介はカメラだったが、アニメでは大百足・XMA-2001を使っていた。巫力2000。
- ブロッケン・マイヤー
- 1959年8月30日生まれのおとめ座、血液型はB型。趣味はブロック遊び、好物はクロックムッシュ。デンマーク出身。
- ビッグガイ・ビルの肩の上によく座っているマントを被った小柄な男。かつて巫力を上げる為に自ら四肢を破壊し、16万という莫大な巫力を手にしている。現在はO.Sで操るブロックを手足にすることによって身体を維持する。
- ハオの育ての親。かつて、患っていた遺伝的な病の治療のために日本に滞在しながら、生まれ持ったシャーマン能力とネズミの霊を利用して相場師として莫大な利益を得ていた。そのため15年前に葉の双子の兄として転生したハオの育ての親としてS.O.F.に選ばれ、最初にハオの部下になった。なお、四肢を破壊したのは超・占事略決で病気を克服した後である。
- 自らの私産でブロックの工場を買い取って『HAO』印のブロックを大量生産しており、仲間内においてもアクセサリー等に利用されている。
- ホロホロと一度戦うも、ホロホロの巫力を超えた知略により敗北。その後、満純率いる部隊を待ち構えた海岸にてペヨーテと田村崎に敗れたメンバーの中で唯一生き残った。重傷を負っていた所を幹久に回収され、麻倉家と道家の家族会議にハオの秘密を知る者として提出される。
- 最終決戦時には、敵ながらも自身が育てた現在のハオの実父である幹久とそれなりに意気投合したようであり、二人でB.B.Q.用の海鮮食材の釣りをやっていた。また、育ての親である自分自身さえもハオにとって捨て駒に過ぎない事も、薄々は感づいていたようである。
- 持霊はねずみの精霊ブロックス。同名の霊が大量におり、霊力の合計3020になる。ネズミの小骨が仕込まれたブロックの一つ一つに一匹ずつ憑依してO.Sし、ブロッケンの指示で曲芸の如くブロックをあらゆる形に組み上げる「組換自在塊(DIE・BLOOK)」を使う。
- アニメでは瀕死の重傷から回復した蓮に倒された。
- アナホル・ポッキ
- 1968年8月4日生まれのしし座、血液型はO型。趣味は予定表作り、好物はリンゴ。エジプト出身。
- ナイルズのリーダーであるアナテルの弟。外見はアナテルとほとんど同じだがアナテルの方が鼻が3cm高い。アナテル曰く宇宙一兄思いの弟。
- S.Fの会場には兄たちの応援に来ていたが、兄が惨殺されたことでメイデン及びX-LAWSを激しく憎み復讐者となる。X-LAWSを探っていたところでハオの目に止まり仲間に引き入れられ、超・占事略決により兄を超える力を得てメイデン達を一度殺害した。ハオに従っているが、あくまで復讐が最大の目的であったためハオへの忠誠心が他の仲間たちと比べて低い。
- その後、成り行きに流されたまま、アンナの尻に敷かれてこき使われ続け、自分自身も、メイデンへの復讐の目的も見失っていく。しかし、終盤になってアナホル自身も「何とかなるかもしれない」と思い始め、ロープに縛られた状態ではあるが、五大精霊を届ける為にアンナやまん太達をスフィンクスでムー大陸に連れて行くことになる。
- 持霊は精霊化した古代エジプトの王女アムネリス。精霊化しているため、当時神聖視されていた猫の姿へと変化している。媒介はアナホルの持つ鞭。割と毒舌でアナホルにも容赦が無い。変化を得意とし、O.Sすることでスフィンクス・バステト女神などの姿を取る。作中ではスフィンクスの形態のみ登場するが、眼からビーム、翼による飛行等多彩な能力を見せる。ムー大陸へ向かった時のシュノーケルを付けた水中移動形態のデザインはホワイトベースから。
- アシル
- 声 - 宮田幸季
- アニメオリジナルの登場人物。おかっぱにフリルの付いた袖と、少々変わったいでたちをしている。ハオに異常なまでの敬意をよせており、葉を敵視していた。
- 二次予選の際に葉の元にビッグガイ・ビルと共に向かうが、X-LAWSにより処刑され死亡。
- 持霊は雲外鏡・ジークフリート。なお、媒介は土のため、周囲の地面の土がある限り何度でもO.Sが行える。
ガンダーラ
三大勢力の中のひとつで、仏教に属するシャーマンで構成されている。 チーム全員が仏教系の神クラスの霊を所持しており、全員が巫力無効化を行う事が出来る。中心人物であるサティのもとに十人のメンバーが集まっており、これは釈迦とその十大弟子を表している。ハオを倒す為に五大精霊を持霊とする「五人の戦士」を計画する。
如来
- サティ・サイガン
- 1963年12月31日生まれの山羊座、血液型はA型。日本出身。趣味は旅行。
- ガンダーラ及びその所属チームである如来のリーダー。全員が神クラスの霊を保持しているというチームのリーダーということもあり、巫力は膨大で神クラスのシャーマンの一人であり、更には死者蘇生の能力も持つ。2001年の本戦中で37歳だが、かなり若々しく、外見は20代前半~後半に近い。シャーマンキングになるのではなく、ハオ打倒を目的にS.F.に参戦した。
- 葉たちにハオ打倒の可能性を感じ、『五人の戦士』という計画を実行し、葉たちを地獄で修行させた。葉を蘇生させる前にハオ一派のザンチンによって殺害されるが、ファウストの習得したエリザオペリーレンで蘇生される。その後にチーム「明王」と共にG.S内に眠る五大精霊を奪取すべく地獄へ向かい、地獄にてS.O.E.(スピリット・オブ・アース)を手に入れるべく、閻魔大王に挑む。
- 前々から一部のファンからは同作者の仏ゾーンのサチの成長した姿だと言われていたが、完全版によって追加された設定によって、その説はさらに濃厚になった。因みにかつて本誌に掲載されたゲームの広告内でセンジュに対し、「随分たくましく成ったのね。」と発言していたこともあった。
- 持霊は大日如来のダイニチ(仏ゾーンの主人公、センジュが悟りを開いて如来に進化した姿)で、通常時は少年の姿であるが、O.S.時は大仏の姿になる。媒介は錫杖。
- 名前の由来は上記仏ゾーンに登場するサチとインド神話に登場する女性サティーをかけたもので、スーパーのサティともかけてある。他のガンダーラのメンバーもスーパーの名前が元ネタに使われている。
- コメリ
- 1994年2月1日生まれの水瓶座、血液型はB型。インド出身。趣味はビーズ細工、好物はグラブジャムン。
- チーム「如来」の一員。ガンダーラチームの中では最年少。幼いながらもかなりの実力の持ち主。
- 持霊は馬頭観音のバトウ。名前の由来はスーパーのコメリから。
- 大栄
- 1923年10月6日生まれの天秤座、血液型はO型。中国出身。趣味は写経で、好物は豆腐料理。
- チーム「如来」の一員。チームメイトのコメリとは逆に、ガンダーラ最年長である。サティへの敬愛心はガンダーラチームの中でもかなり深いと考えられ、サティを姫と呼び慕う。葉が地獄で修行している間、ザンチン達により殺害されるが後に復活。
- 持霊は地蔵菩薩のジゾウで媒介は払子。名前の由来はスーパーの大栄またはダイエーから。
明王
- 寂尊(ジャクソン)
- 中国出身。1970年8月29日生まれ、乙女座のA型。趣味は太極拳で、好物は甘栗。
- チーム「明王」のリーダー。元・香港黒社会の殺し屋。サティに対する忠誠心は厚く、それゆえに無様な姿を見せれば仲間であるヤイナゲであろうとO.Sを叩き斬り殴り飛ばすなど容赦のない性格。後に地獄でイザナミからS.O.T(スピリット・オブ・サンダー)を奪取する。名前の由来はジャスコから。
- 持霊は不動明王のフドウで媒介は独鈷杵。右手に精神を攻撃する「三鈷剣」、左手に魂をサーチし捉える「羂策」を持つ。
- ヤイナゲ
- インド出身。1963年10月29日生まれ、蠍座のB型。趣味はバードウォッチングで、好物はカッテージチーズ。
- チーム「明王」の一員。本人曰く「チームで一番弱い」。元々ヨーガ行者の修行僧で褐色で痩身。後に地獄でアヌビスからS.O.R(スピリット・オブ・レイン)を奪取する。名前の由来はスーパーのいなげやから。
- 持霊は軍荼利明王のグンダリで媒介は五鈷杵。六つある手による掌撃で攻撃する。ヤイナゲの師匠でもある。
- カドゥ
- インド出身。1953年12月12日生まれ、射手座のB型。趣味はダンス、ケータイいじりで、好物はチキンマライカバブ。
- チーム「明王」の一員。アロハシャツを着た、少し太めの陽気な男性(ラジニカーント似)。クシャトリア階級の名家出身の貿易商にして、カレー屋店主も務める大富豪。後に地獄でメフィストフェレスからS.O.W(スピリット・オブ・ウインド)を奪取する。名前の由来はスーパーのイトーヨーカドー、ラジニカーント主演の映画『ムトゥ 踊るマハラジャ』から。
- 持霊は愛染明王のアイゼンで媒介は携帯電話の愛のメモリー。魂をサーチし標的を追う「愛の矢」を使う。
天
- 清鏡(セイキョウ)
- チーム「天」の一員。剃髪した武道家風の青年。名前は生協から。
- イオン・リー
- チーム「天」の一員。黒スーツに身を包んだ青年。名前はイオンモールから。
- マミ
- チーム「天」の一員。黒髪短髪で顔のそばかすが特徴的な女性。名前はマミーマートから。
その他
- 名前不明
- 眼鏡をかけた長髪、おかっぱ頭の女性。
- 名前不明
- 常に仮面を被っている半裸の巨漢。
麻倉家・ふんばり温泉関係者
- 麻倉 葉明(あさくら ようめい)
- 声 - 青野武
- 1919年7月2日生まれ、かに座のO型。
- 葉の祖父で陰陽師。現在の麻倉家当主であり、孫の葉を大事に鍛え育ててきた。小柄だが、実はバイクの運転が出来る。一見厳格そうに見えるが、若い頃は持霊を使って可愛い女子に悪戯をしていたらしく、また木乃に不用意な発言を言って、杖で攻撃されるといったユニークな面も持つ。禿げている為、ロンゲインで育毛中らしい。
- 一時帰郷した葉に巫力を上げるための試練を与え、彼のO.S.を進化させる事に成功させた。また、シャーマンとしての修行をさせて欲しいとしつこく粘り続けた竜の願いも聞き届け、荒い修行方法で彼を葉達にも引けをとらない程のシャーマンへと鍛え上げた。
- 持霊は複数の小鬼(土地の精霊)。木の葉を媒介にO.Sさせ式神として使役する。巫力4400。
- 麻倉 木乃(あさくら きの)
- 声 - 京田尚子
- 1924年3月24日生まれ、おひつじ座のA型。好物はホタテ。
- 葉の祖母。青森の恐山に住んでおり、アンナをイタコとして育てた。戦争で眼が見えなくなった後にイタコとなり、その能力を認められ麻倉へ嫁いだ。
- 葉明曰く、アンナの性格は木乃譲りらしく、実際かなりの毒舌である。巫力2000。
- 麻倉 幹久(あさくら みきひさ)
- 声 - 堀内賢雄
- 1958年10月9日生まれ、てんびん座のA型。趣味はギターと山登りで好物は焼き鳥。広島県出身。
- 葉の父で修験者。チョモランマを酸素マスクなしで制覇した。ちなみに誕生花はトリトマで花言葉は「恋する辛さ」。
- 葉の生まれた日に、ハオの転生を阻止せんとしたが、葉明を庇い顔に火傷を負った上に、その件に責任を感じたため常に顔を仮面で覆い隠している。また、その事件がきっかけで修験者となって修行していた。ミッキー麻倉の名で、親友のカメル・ミュンツァーの子供であるルドセフとセイラームの二人とチームを組み、S.F.にも参加。
- ムコ養子で元の姓は「真木」。元は売れないミュージシャン故に時折修験者らしからぬノリを見せる。番外編でたった一回の『?』により、麻倉家に巻き込まれたことが語られる。物語後半ではパンツ一丁の姿でいたため、花組に変態扱いされていた。
- 修験者としての厳しい修行を積み、また後に超・占事略決の力も学んだためシャーマンとしての実力は高く、巫力も69000と高い。幹久の本気のO.Sはバケモノの如く強いらしく(チョコラブ・ホロホロ談)、実際に蓮だけでなく、その父親である円も惨敗を喫している。
- 持霊は護法山神である狐の精霊イマリと狸の精霊シガラキで媒介は両者とも小石。ポンチ・コンチと同じく狐と狸の霊だが、本人達は同格扱いされる事をものすごく嫌がるらしい。後にセイラームの持霊になる。
- S.F終了後から7年後には死亡している。単行本では死因がパチンコ帰りに轢き逃げに遭ったことで、その後霊の状態で失踪中であること、完全版ではふんばり温泉の押入に隠れ住み、ルドセブの持霊となっていることが明らかになる。
- 麻倉 茎子(あさくら けいこ)
- 1960年2月18日生まれ、みずがめ座のA型。趣味はママさんバレー、好物はウニ丼。
- 葉の母。普段はパートで巫女の仕事をしている。40代だが、外見は若々しい。東京へ飛び出した時はOLをしていた。麻倉の使者として単身で道家に出向くこともあり、とても肝が据わっており、また責任感に富んだ女性でもある。一応、現在のハオの母にあたり、内心ではその事で複雑に思っている部分もあるようだ。後に幹久が轢き逃げで死亡した後、理由は不明だが激怒し、強制的に呼び寄せることも蘇生もしなかった。
- 持霊は天手力雄神。巫力1800。
- マタムネ
- 声 - 田中秀幸
- 趣味は読書で好物はマタタビ。
- 本編の数年前、葉がアンナに会い青森に行く時、旅を共にした猫の精霊(猫又)。生前は霊能力を持った猫で、1000年前にハオ(麻倉葉王)に拾われハオの愛猫として共に暮らし、死後も霊となって麻倉家に仕えていた。ハオに拾われ共に暮らしたことで、誰よりもハオに対し尊敬と感謝の念を抱いている。
- 実はハオが熊の爪を媒介に具現化した1000年続くO.Sであり、普通に物に触る事ができる他、超・占事略決の陰陽術「巫門御霊会」によりキセルを媒介に本体のO.Sを形作る巫力を消費して巨大な刀のO.S「鬼殺し」を作り出し、刺した霊を「剋殺」する事ができる。500年前のS.Fに麻倉葉賢の持霊として参加しハオを倒したが、大切なハオを守れなかった事を今も悔やみ続けている。
- 青森の恐山での戦いにおいて、アンナが具現化させた大鬼を倒すべく残された全ての巫力を「鬼殺し」に注ぎ、葉と憑依合体して「鬼殺し」と超・占事略決「三日月ノ祓」を使い大鬼を倒し、満足して成仏した。残されたマタムネの媒介である熊の爪の首飾りは、現在も葉が形見として肌身離さず身に付けている。
- 現代のS.Fにおいては、参戦こそして無いものの一部の者と連絡をとっているらしく、グレート・スピリッツ内のコミューン間を列車に乗って自在に移動しながらホロホロ・蓮が修行のために地獄に送られた際には道案内をした。最終廻のラストシーンにてハオと再会した。
- 麻倉 葉賢(あさくら ようけん)
- 1476年5月8日生まれ、おうし座のA型。享年25歳。趣味はキノコ狩りで好物は山菜。
- 葉の先祖。500年前マタムネと共にハオを倒した修験者。しかし、先祖であるハオを殺した自責感に囚われたため、自らもまたハオの遺した呪詛により死亡した後は自分が死んだことにも気が付かぬままG.Sの地獄のコミューンで延々と戦いを続けており、子孫である葉と戦った。葉との戦いを経て正気に戻った後は、地獄での修行を終え蘇生された葉と共に現世に戻り、霊としてハオを倒すために協力する。
- 持霊は人造霊である式神剣鎧童子と、神に匹敵する力を持った大天狗で媒介は錫杖と紙の形代(紙人形)。生前持霊であったマタムネの使う「鬼殺し」の具現化も可能。生前の巫力は55000。
- 玉村 たまお(たまむら たまお)
- 声 - 水樹奈々
- 1988年6月17日生まれ、ふたご座のA型。趣味は掃除、洗濯、料理で好物は風呂吹き大根。埼玉県出身。
- 幹久の弟子で修験者見習い。4歳の頃から麻倉家に仕え、日々修業に励んでいる努力家。
- かなりの恥ずかしがり屋で人前に出るのが苦手なため、時折占いに使うスケッチブック(スケブ)を使って会話してしまうことも(この際、十円玉で文字をなぞるが、指の動きは尋常ではない)。密かに葉に想いを寄せている。
- 持霊はポンチとコンチ。媒介のプランシェットにO.Sさせることで、一つの媒介で盾の役割を果たす「エンジェル様(ポンチ)」と、弓矢の役割を果たす「キューピッドさん(コンチ)」の2種のO.Sを使い分ける。巫力1500。
- 二匹とも酷い性格でほとんど言う事を聞かない上に、周囲に下品な悪戯ばかりしているため、とても苦労している。コックリさんを得意とするが、たまに持霊達が悪戯して外してしまう。
- 後に平和のために世界を回る葉たちの息子である花を預かり育て、またアンナの代理としてふんばり温泉を経営している。葉賢とサティに鍛えられて神クラスのシャーマンとなり、葉賢から受け継いだ大天狗を持霊としている。花や竜を心底恐怖させるほどの人物となったが、竜の事は割と頼りにしているようである。名前は中村玉緒から。
- 麻倉 花(あさくら はな)
- 葉とアンナの息子。血液型はA型。趣味は散歩で好物はカレーパン。
- シャーマンファイト終了後から数年後の話に登場。ふんばり温泉にて、たまおに厳しく育てられる。型にはめられる事を嫌がる性質ゆえか、一流公立小学校入学への受験勉強はあまり好きではないが、まん太とのネットを通じての通信教育に関しては、欠かさずに受けている。たまおが実の母親ではない事には薄々感づいているが、それほど気にはしていない。6年近くもほったらかしにされていた怒りからか、実父の葉との再会時には、おかえりキックと称して、金的攻撃を行った。
- 実の両親は不在であったものの、たまおや竜、花組にミュンツァー兄妹と、周囲が超一流のシャーマンばかりであるという、霊能力者としては極めて恵まれた環境で育った為か、自然にシャーマン能力を身に付けてしまい、6歳の年齢ながらもO.S.が可能である。ただしそれが災いしてか、シャーマン能力を使って騒動を引き起こしてしまう事も、しばしばある。
- 竜を連れ、葉とアンナのかつての仲間達を招集するため諸国を廻る旅に出る。赤マルジャンプにて数話掲載。その後単行本最終巻や完全版に収録された。
- 持霊は父から受け継いだ阿弥陀丸で、フツノミタマの剣も持っている。
チーム THE蓮関係者
道家
- 道潤(タオ ジュン)
- 声 - 根谷美智子
- 1981年10月10日生まれのてんびん座、血液型A型。趣味はショッピングで好物は麻花。
- 蓮の姉。蓮の教育係として身の回りの世話をしてきた。キョンシーを操る道士でもある。持霊は李白竜。最初は白竜を道具扱いし、呪符を使って完全に支配していたが、葉との戦いを通し、人間らしい感情が蘇る。その後は白竜の意志で戦うことになり、呪符はサポートの役割になった。本来は弟想いの優しい姉だが、怒ると手に負えなくなる。しかしそれすらも魅力的というある種の反則キャラ。S.F.の最終決戦にて、蓮の元に駆けつけた際には、彼の成長を見て、道家の誇りと称しながら涙を流した。
- S.F.終了後は、蓮の設立した会社の社長代理をしていた。
- キョンシーを使役するだけあって、人体の構造に詳しく、円にバラバラにされた白竜の修復、白竜の腕を改造、更にその後、ガンダーラのサティの下で修行した事で、蘇生術も習得できるようになる。ペヨーテに殺害されたハオ一派を蘇生させたのも、彼女だと推測できる(他の蘇生できるメンバーは不在だったため)。巫力は1200だったが、蓮達3人を蘇生させたにも関わらず平静でいることから、修行後の巫力はファウスト以上であることが伺える。
- 李白竜(リー パイロン)
- 声 - 神奈延年
- 1948年11月29日生まれ、射手座のA型。趣味は技開発で好物は小籠包。香港出身。
- 潤の持霊でキョンシー。生前はカンフー映画俳優だったが、潤への誕生日プレゼントにするという理由で珍に射殺され、意識を封じられたまま潤の持霊にされた。享年30。葉との戦いで札が切られたことにより自我を取り戻すも、最初は理不尽に己の人生を奪った道家を憎み主人である潤を攻撃しようとするが、アンナの口寄せによってこの世に現れた師・沙問の導きで落ち着きを取り戻し、以降は自分の意志で戦うようになる。
- モデルやデザインの元ネタは映画俳優ブルース・リー及び機動戦士ガンダムZZに登場するMSザクIII改の後ろ姿。
- 道城で潤が監禁された時に円によりキョンシーの体をバラバラにされるが、潤により肉体の一部を機械化されたうえで修復された(アニメではバラバラにされずに洗脳され、最終的にはO.Sの媒介にされていた)。花組との戦いで、カンナの持霊アシュクロフトと対峙するが彼の「スモーキー媒介」を破ることができず敗北する。
- 道円(タオ エン)
- 声 - 江原正士
- 1956年11月30日生まれ、射手座のA型。趣味は子育てで好物はセミ。
- 蓮の父。蓮が葉と出会いその後対峙するまで、巨大なO.S「大道王」でずっと姿を偽っていた。永きに渡る道家の悲劇の歴史を祖先の霊達から聞かされたため、道家以外の者を信じず道家の正義のみを重んじ続け、遂には蓮や潤の子供達を始めとする自分以外の全てにまで心を閉ざしてしまっていたが、蓮達との戦いの果てに改心する。自分が媒介として使用していた宝雷剣は蓮に託した。
- 麻倉家の超戦占略決の提供に反対し、幹久に挑むものの、惨敗を喫してしまう。後にシャーマンキングとなったハオと戦う蓮の元に駆けつけ、彼の成長を再確認した際には、感動のあまりに涙まで流していた。
- 大量の道家の先祖の霊を持霊としており、全身に位牌を鎧の様に纏っている。トンガリは口髭になっている。巫力20000。
- デザイン及び名前の元ネタは∀ガンダム。
- 道蘭(タオ ラン)
- 声 - さとうあい
- 蓮の母。1960年4月12日生まれ、牡牛座のB型。趣味は皿で好物は東安子鶏。
- 蓮の母。円との戦いの後、葉達をもてなしてくれた。普段から笑っている事が多いが、道家の一員だけあって、真剣な場面においては鋭い目つきになる。
- 持霊は二人の美形キョンシー・恭(中の魂は南北朝時代の北斉の将軍の霊)と周(中の魂は後漢末の時代の呉の軍師の霊)。
- 道珍(タオ チン)
- 声 - 柴田秀勝
- 1926年1月8日生まれ、山羊座のA型。趣味は壷で好物は腊味合蒸。
- 蓮の祖父。何かあると、すぐに銃を構える癖があるようで、蓮には全く通用しない。道家伝統のトンガリはヒゲに表れている。
- 持霊は四凶で、媒介はグリップに舜帝の姿が刻まれた中国製ベレッタ。
- 道黽(タオ メン)
- 蓮とメイデンの間に生まれた息子。見た目は蓮に似るが髪と眼は母に似て銀髪赤眼。名前の「メン」という音は花と同じく両親の名前を合わせたもの。まだどう見ても赤ん坊であるが、二足歩行で歩いたり階段を降りるだけでなく、自分の手でものを食べられる等、普通の赤ん坊に比べて成長が早い。また、ホロホロの事を「ばか」と称した。
- 幻陰(ゲイン)
- 声 - 沢海陽子
- アニメオリジナルキャラクター。蓮と潤を見下したような面が伺えたものの当初は道家に仕えていた。しかし二人が道家に反旗を翻し、呪縛から開放された後、今までの行いの意味を失い、道家の誇りを失った裏切り者として二人を恨む。
- 妹の黎冥、弟の鏡と共に「チーム狼煙」としてシャーマンファイトに参戦、アニメでのチームTHE蓮の初戦相手となる。蓮との戦いの末、蓮が道家の誇りを失っていないことを知る。
- 持霊はくノ一のキョンシー・幽骸(ユウガイ)(声 - 林原めぐみ)。後にキョンシーを媒介にオーバーソウルを果たしている。
- ちなみに黎冥曰く彼氏いない歴28年、鏡曰く明日結婚できても行き遅れらしい。
- アメリカの翻訳版では蓮・潤とは従姉ということになっている。
- 黎冥(ソウメイ)
- 声 - 豊口めぐみ
- アニメオリジナルキャラクター。幻陰の妹。チーム狼煙のメンバー。持霊はキョンシーのグライ。
- 鏡(キョウ)
- 声 - 石川寛美
- アニメオリジナルキャラクター。幻陰の弟。チーム狼煙のメンバー。持霊はキョンシーのジャッキー。
その他のキョンシー
- 血たれパンダ(ちたれパンダ)
- 円のペットのパンダ。大道王に乗った状態の円がうっかり殺してしまい、それ以降はキョンシーとなっている。
- 名前の由来はたれぱんだから。
- 五福星隊(ごふくせいたい)
- 優れた死体を改造して作った最強のキョンシー達。正体は沙問の壱上等(イチジョートー)、両腕が蛇の胴体の弐上等(ニジョートー)(声 - 吉野裕行)、象の下半身を持った参上等(サンジョートー)(声 - 川原慶久)、両足がチーターで剣が武器の四上等(ヨンジョートー)(声 - 和田省)、両肩・両肘・両膝に重火器を仕込んだ五上等(ゴジョートー)の五名。蓮を救う為に道家に突入した葉達と対決して全滅。顔に着けたマスクのデザインは秘密戦隊ゴレンジャーから。
- 拷問兄弟(ごうもんきょうだい)
- 地下牢・龍曜の間(りゅうようのま)を司るキョンシーの兄弟。清の時代の牢役人兼処刑人を改造している。細身で木馬を持った兄・緊縛上等(きんばくじょうとう)(声 - 千葉進歩)と、巨漢で鉄球が武器の弟・体罰上等(たいばつじょうとう)(声 - 清水敏孝)の二名。龍曜の間に閉じ込められていた潤を助けに来た葉と蓮に一蹴された。
碓氷家
- 碓氷ピリカ
- 声 - 川上とも子
- 1987年2月9日生まれ、水瓶座のO型。趣味は木彫りの人形作りで好物はメロンパン。
- ホロホロの妹。兄をシャーマンキングにする為に、日々厳しい特訓をホロホロに課してきた。が、それもすべて兄のためを思ってであってのこと。ブラコンの気がある。ホロホロの媒介であるイクパスイや戦闘服である装束は彼女の手作りである。鈍いらしいが、アニメではチョコラブのギャグに爆笑するため、アンナに「すごいわ・・・この子。」と言われる。英語は苦手らしい。7年後には彼氏ができた模様。
- 持霊はマリモ(アイヌ語でトーラサンペ)の精霊トララで水を操ることが出来る。名前は兄と同じくピリカヌプリ(ピリカ山の意)という北海道にある山の名前に由来し、またピリカはアイヌ語で、美しい・かわいい等の意味がある他、北海道地方に生息する鳥の名でもある。
- 碓氷リカン
- 1956年9月27日生まれ、天秤座のO型。趣味は民芸品作りで好物はキトピロ丼。
- ホロホロの父。風貌からは予想できないがその正体はしがないサラリーマン。北海道のホテル「エメマリモ」に勤務している。「弱肉強食」をホロホロに教える厳しい人物だが、娘のピリカには弱い。ホロホロがビルとブロッケンに襲撃された際、ゴロロと共に現れたが、既にホロホロを一人前の男として認めている為に助けようとはせず、筏を造って帰ってしまった。しかし後に満純に捕まってしまう。巫力は約5000。
- 持霊はコロポックルが突然変異で大きくなったゴロボックルのゴロロ。その風貌ゆえに他のコロポックル達からは嫌われているが、あらゆるアイヌの道具を媒介に自在にO.S出来、また大きいだけあってその霊力も桁違いに高く、一撃でビルのO.Sを破り、K.O.してしまった。名前の由来はリカントロープ。
- 祖父
- ホロホロの祖父。「ホロケウ」という名前の名付け親であり、ホロホロを来たるべきS.F.にてアイヌの未来を背負って戦う狼の戦士として厳しく育て上げた。ホロホロの村に自然を破壊しダムを造るためにやって来た土建屋の娘であるダム子と交わってはならないとホロホロを咎めた。
パッチ族
- ゴルドバ
- 声 - 鈴木れい子
- 1921年10月1日生まれ。てんびん座のO型。好物は肉。
- 当代パッチ族酋長であり、S.F.の運営委員長を勤める老人。立場上S.F.に関わる者の中では最も地位のある存在だが、十祭司では無い為、シャーマン達にすら開会式等といった最低限の機会にしかその姿を表さない。一応中立の立場をとっているが、本心ではハオの事を快く思っていない。十祭司を上回る能力の持ち主であり、「O.S先代パッチ族族長ビックチーフ」は一撃でゴーレムを粉砕するほどの力を持つ。
- 名前の由来はゴールド及びコルドバから。
- 持霊は先代のパッチ族族長ビッグチーフ。媒介はキセル。
- シルバ
- 声 - 緑川光
- 1971年9月16日生まれ。おとめ座のB型。趣味はアクセサリー作り。好物はラーメンライス。担当プラントは氷河。
- 葉、蓮、竜を担当した十祭司。黒い長髪をした青年。とても心優しい性格をしており、時には非情な裁定を下さなければならない十祭司としては少し情に流されやすい所がある。予選時の普段は、S.F.の運営費用と自身の生活費を稼ぐべく、アクセサリーの販売で生計を立てていた。
- 実は500年前パッチ族に転生したハオの子孫であり、500年前のハオとほとんど同じ外見をしている。そのためパッチ族の中でも特にハオを止める・倒すことへの意識が強く、ハオ打倒の為に葉たちと情報を交換し協力し合うと共に、十祭司の使命から離れて残る五大精霊を盗もうとした。
- しかしニクロムとマグナの密告によって捕まり、更にはブロンとレニムによってパッチソングによる調教を受け、その後はそれまでの気さくな雰囲気は一切無く、責務を果たす為には手段を選ばない冷徹な性格となっている。プラントでの最後の戦いで成長した葉の実力を認めS.F.での最期のテストの合格を言い渡し死亡した。
- 名前の由来はシルバが登場初期に露天商として販売し、また持霊を収納していたシルバーアクセサリーから。
- 持霊は指輪を位牌代わりにしている五体の精霊、ハクトウワシのシルバーウィング(声 - 大倉正章)、サンゴヘビのシルバーロッド(声 - 小松湯佳)、アナホリゴファーリクガメのシルバーシールド(声 - 川田紳司)、コヨーテのシルバーテイル(声 - 清水敏孝)、アメリカバイソンのシルバーホーン(声 - 鈴森勘司)で、それらはシルバーアームズと総称される。媒介はそれぞれ、羽飾り、蛇の顎の骨、亀の甲羅の欠片、コヨーテの足、バッファローの角を用いている。
- O.Sは四肢と背に装備された鎧型をとるが、必殺技「トーテミック・ソウルブラスト」を放つ為の別形態、「トーテムポール砲」があり、五体の精霊の力を一つにした強力なO.S.である。巫力15000(本戦トーナメント時)。
- カリム
- 声 - 中田和宏
- 1971年4月24日生まれ。おうし座のA型。趣味はポスター集め。好物は回転寿司。担当プラントは高原。
- ホロホロを担当した十祭司。ハオの子孫という事で疎まれていたシルバの数少ない理解者であり、親友。多才で多方面に気が利き、パッチ族の誰からも好かれているが、モテないことを密かに気にしている。
- 予選時の資金稼ぎではシルバ同様アクセサリーの販売を行っていたが、顔が怖い為に売れず、シルバのボロアパートに転がり込み共同生活をしていた。高原のプラントでホロホロと一騎打ちの末に彼の心を溶かし感謝を伝えられ、倒され死亡した。
- 名前の由来はカリウムから。
- 持霊は牡牛の精霊ブラックシクル。媒介は鍬または牛の頭骨。O.S時はカリムの下半身に装着されることで半人半牛の姿となり、強力な体当たり攻撃を行う。巫力2000(本戦トーナメント時)。
- ラジム
- 声 - 清水敏孝
- 1976年2月25日生まれ。うお座のB型。趣味は電気屋巡り。好物はクラブハウスサンド。担当プラントは湖。
- S.F.本選の司会を務める十祭司。ハオの子孫という事で疎まれていたシルバの数少ない理解者であり、親友。人情派の性格だが司会だけあってよく喋り、パッチにとって余計な発言をすることも。伊達に選手以外で最も戦いを間近にする司会をやっておらず、驚異的な体術の使い手。ファウストを殺害するも、葉により倒され死亡した。
- 持霊はコシグロペリカンの精霊プラチナムソード。媒介はパッチマイク。そのO.Sはマイクの先端からライトセイバーやビームサーベルのような形状の剣を作り出す物で、パッチソングによって増大した巫力を一点に集中させることで葉の白鵠を一撃で叩き割るほどの威力を発揮した。
- 名前の由来はラジウムから。
- ゲーム版ではそっくりさんが何人も登場するなど、特に目立っていた。巫力1800(本戦トーナメント時)。
- クロム
- 1975年7月13日生まれ。かに座のO型。享年24歳。趣味は歌と踊り。好物はジャンバラヤ。担当プラントは洞になる筈だった。
- 蓮の参加試験を担当した十祭司だったが、参加試験時に蓮に殺されてしまう。
- おおらかで優しい性格でシルバの親友。パッチ族の多くから尊敬や感心を集め、十祭司内ではまとめ役だった。ニクロムの兄で彼の親代わりでもある。巫力1000。
- 持霊はバッタの精霊パープルキック。十祭司たちの持霊の中でも最強の脚力を誇る霊で、両足にO.Sすることで脚力を活かした強力な連続跳躍や蹴り技を得意とする。ただし参加試験では腕にO.Sしていたため真の力は見せなかった。
- 名前の由来はクロムから。
- ニクロム
- 声 - 伊藤健太郎
- 1990年6月6日生まれのふたご座。趣味はジグソーパズル。好物はエビのグリッツ。担当プラントは洞。
- 蓮に殺された十祭司クロムの弟。クロムの死後、彼が抜けた穴を補うべく十祭司に選ばれた。マグナによって兄・クロムを殺害した蓮への恨みを揺さぶられ、復讐を果たすべくハオの仲間となる。
- 普段は冷静な皮肉屋を気取っているが、想定外の事態になると激昂して感情を爆発させる。兄の死で歪んでしまったが、元々の性格は物静かで勤勉。クロムによると蓮に良く似ていたとの事。
- パッチ族としてハオのことを「裏切り者」として当初は嫌悪しており、またシルバの事を「裏切り者の子孫」として見下していた。
- 名前の由来はニクロムから。
- 持霊は蠍の精霊イエローウィップ。尾は伸縮自在かつ猛毒を持ち、この毒はニクロムが死なない限り消えない。音速で動く尾を鞭のように操り、連続攻撃で動けなくなった相手を毒を使った一撃で仕留める。蓮との一騎討ちにおいて、兄の持霊だった精霊パープルキックによるオーバーソウルプラス(2種類のオーバーソウルを同時使用する事)で優勢に持ち込むが、蓮に敗北し死亡した。
- アニメではジンクと連携してシルバとカリムを追い詰めるが、「トーテムポール砲」の撃ち合いの末敗れた。
- マグナ
- 1971年11月17日生まれ。さそり座のA型。趣味はクロスワードパズル。好物はバージニアハム。担当プラントは火山。
- ハオに協力している十祭司の1人。ハオの強大な力に心酔しており、裏で十祭司の使命から離れてハオをシャーマンキングにするべく暗躍し、他の十祭司を何人かハオ一派の仲間に誘っている。プラントでの戦いでは蓮の新技によって死亡した。
- 名前の由来はマグネシウムから。
- 持霊はフクロウの精霊マグネスコープ。四肢にO.Sすることで翼により飛行し、鋼鉄でさえ一瞬でひねり潰す脚の握力で戦う。基本的に死角からの攻撃を得意とし、巫力をステルス化しつつ闇に紛れて上空から獲物を狩る様に敵を攻撃する。巫力20000(本戦トーナメント時)。
- ブロン
- 1973年5月14日生まれ。おうし座のO型。趣味はウサギ狩り。好物は餃子。担当プラントは谷。
- ゴルドバの命により、レニムと共にシルバにパッチソングで調教を施した十祭司。リゼルグの担当でもある。ハオの力に畏怖の念を持っていたが、職務と使命に忠実に公正に動いていた。自身もパッチソングにより蓮とホロホロを瞬く間に殺害する強力な攻撃力と、メイデンにより両腕を切られ両膝を砕かれてなお闘争心を失わない異常な精神力を得たが、最終的にリゼルグの技「火葬」で焼き殺される。
- 名前の由来はブロンズから。
- 持霊は蜘蛛の精霊ブルーネット。右腕にO.Sして打撃や糸の放出による遠距離攻撃を行ったり、蜘蛛糸鳴子の様に貼って敵を感知して絡め捕ったり、蜘蛛糸を足場にした立体的な戦法が得意とする。糸は強靭で葉の白鵠でも切るのは困難。全身にO.Sを施すことで、蜘蛛の足により強大な跳躍力を得ることも出来る。
- レニム
- 1972年11月1日生まれ。さそり座のB型。趣味はジュエリー作り。好物は牛丼。担当プラントは樹林。
- ゴルドバの命により、ブロンと共にシルバにパッチソングで調教を施した十祭司。ハオの力を恐れてはいたが、マグナの誘いを受けても職務と使命を忠実に守った。自らのO.Sで最初から完全に隠れていることでプラントに入った面々の動揺を誘ったが、心の声が聞こえるオパチョには通用せず、心の声がやかましかったため怒りの一撃を受け死亡した。
- 名前の由来はレニウムから。
- 持霊はカメレオンの精霊クリアコート。O.Sとして全身にスーツの様に纏うことで光も音も匂いさえも消し去り、リゼルグのダウジングでも探知不能な、隠れることに特化した能力を持つ。気付かれない間に背後から忍び寄り必殺する暗殺者的な戦闘に優れる。
- ナマリ
- 1971年8月1日生まれ。しし座のB型。趣味は料理。好物は豆パン。担当プラントは砂漠。
- ガンダーラ全員を担当した十祭司。一見優しげな青年に見えるが、実際は計算高く抜け目ない性格。普段はレストランを経営している。
- ハオの圧倒的な力に傾倒し仲間となっていたが、表面上は中立を装っていた。担当プラントである砂漠の環境を使った戦闘スタイルを組み立てるが、それ故に砂漠の環境では力を発揮できないホロホロと蓮を対象外にし己の実力を過信したため、ホロホロと蓮の連携に敗れ死亡する。
- 名前の由来は鉛から。
- 持霊はコブラの精霊レッドロープ。砂中を自在に移動しながら舞うような攻撃で翻弄、毒での一撃必殺を狙う独特の戦い方をする。全力のO.Sでは手に装着した形になる。
- タリム
- 1980年6月26日生まれ。かに座のO型。趣味は園芸。好物はドーナツ。担当プラントは海。
- パッチ族が経営するコーヒーショップ“豆”の店長を務める十祭司。気が弱く、ハオが葉を連れて茶を飲みに来た時も、ハオの一挙手一投足にビビっており、結局はタダでコーヒーを飲ませてしまっているヘタレな平和主義者。しかし、十祭司としての中立の立場を崩さず、また戦いにおいては弱者ゆえに観察力に優れ、相手の攻撃合わせて確実に戦う。プラント戦では多彩な攻撃で葉達を苦しめるが風の力を操るチョコラブに敗れ死亡する。
- 名前の由来はタリウムから。
- 持霊は無数の植物(ココヤシ、ハイビスカス、アサガオ、ザゼンソウ、クレマチス、ホウセンカ、マルギナトケレウス、ラフレシア等)の精霊達グリンシーズ。媒介は植物の種子。植物霊は巫力の燃費に優れ、相手の攻撃に合わせて様々な植物を適宜O.Sし戦う。
- ラザホー
- 最後に登場した十祭司。担当プラントは宇宙。穏やかな性格でテレビを観るのが好き。ムー大陸の施設の調整や修復も行っている。
- 宇宙プラントでは宇宙人のグレイのような甲縛式O.Sを常に宇宙服として身に纏い、小型UFOのO.Sの上に乗っている。最後の十祭司に相応しい実力で葉たち全員を一度に相手にしてなお圧倒するが、葉の巫力無効化に敗れた。S.F.の真の目的について知っている。
- 持霊は、謎の「来訪者」の霊グレイソーサー。S.F.が始まる以前に地球に墜落したUFOの乗員で、パッチ族と友好を結びオラクルベル等の伝統工芸を始めとする様々な先進技術は彼がもたらした。O.Sすることで重力や引力を自在に発生させる。
- 名前の由来はラザホージウム。
- リップ、ラップ
- 1993年11月6日生まれ、さそり座のAB型。趣味は踊りで好物はウサギのシチュー。双子の姉妹。まだ小さな子供で、シャーマンファイトのことについてよく分かっていない。ゴルドバのもとでS.Fを見守っている。
- 実はシャーマンキングをG.Sの元へ導く精霊の巫女だった。ハオと共に宇宙プラントを通った際に、サボテンを媒介にしたO.Sで身を包んでいた。訛りがキツイ。巫力はそれぞれ200。元ネタは双子の姉妹タレントFLIP FLAP。
- ジンク
- 声 - 千葉進歩
- アニメオリジナルキャラクター。ニクロムと共にハオに味方する祭司。
- オーバーソウルは複数の持霊を全身に装備した鎧型、「トーテムポール砲」形態など、シルバのオーバーソウルスタイルに酷似している。持霊はシルバの倍の10体の動物精霊。しかし、シルバとカリムに倒された。
- 名前の由来はジンク。
その他のチーム
KABBALAHERS(カバラーズ)
- ミッキー麻倉
- 麻倉家・ふんばり温泉関係者の麻倉幹久を参照。
- ルドセブ・ミュンツァー
- 声 - 川上とも子
- 1992年8月15日生まれ、しし座のO型。好物は目玉焼き。
- セイラームの兄。中東出身の白人系ユダヤ人で家族三人でアメリカへ移民として移住していた。3年前のクリスマスの夜に殺された父親の仇を取り、またそのショックで心を閉ざした妹を救うため、妹と共に父親の遺したゴーレムを使ってS.Fに参加する。巫力805。
- 実は父親の仇はギャング時代のチョコラブであり、S.F会場の東京無人島でゴーレムの機能で父親を殺した一味であるSHAFTのメンバーを発見し殺害、さらに謝罪の言葉もろくに聞かずチョコラブを殺害した。しかし直後に現れた葉に力と共に諭され、またゴーレムの暴走や霊となった父親との再会もあって改心、以後は葉たちと親しく付き合うようになる。
- 葉たちがムー大陸にいるときにハオを倒そうとゴーレムを利用し王の社へ侵入する返り討ちにあって死亡、ハオに葉たちへS.O.Fを送ることを命じられた。
- S.F.より7年後は、蘇生されて麻倉家の養子となり名前も麻倉・M・ルドセブに変わった。服装は憧れの存在である葉の中学時代の服装と同じスタイルである。ふんばり温泉に居候しており、対魔の修行や仕事に励むと共に、森羅学園に通っている。 轢き逃げにあって死亡したミッキーを持霊としている(媒介は仮面)。名前の由来はマイルドセブン。
- セイラーム・ミュンツァー
- 声 - 堀江由衣
- 1994年2月16日生まれ、みずがめ座のO型。好物はフレンチトースト。
- ルドセブの妹。3年前のクリスマスに父親をチョコラブらによって殺害された時のショックで感情を失ったとされ、言葉も普通には喋れなかった。ゴーレムを動かす際は操縦席に彼女が操縦席に入って動かす。巫力800。
- 父親の仇であるチョコラブたちを殺害した後、父親であるカメル・ミュンツァーに取り憑かれ、「戦」のモードのゴーレムで葉たちと戦ったが、父親が正気を取り戻すと共に開放され、、以後は葉たちと親しく付き合うようになる。
- 実はセイラームが心を閉ざした本当の理由は父親が殺されたことだけなく、ゴーレムに自分達の母親の魂がO.S.されていた事を知ったショックからであり、その真実を知らなかったのはルドセブだけであった。王の社へルドセブと侵入した時にハオのS.O.Fによって殺害され、魂を捕食されてしまう。
- S.F.より7年後は、蘇生されて兄と共に麻倉家の養子になり名前も麻倉・M・セイラームに変わった。性格も明るくなり、通っている森羅学園では『伝説の姐さんの再来』と呼ばれ、モテモテの状態である。旅館でも人気があり、花組のメンバーからも妹のように可愛がられ、魔女の術を色々と教わっている。後には退魔師となった兄と共に花屋を開き、その傍らでは占星術師としての才覚に目覚めている。
- 中学時代は、ミッキーから受け継いだイマリとシガラキを持霊としている(媒介はキツネとタヌキのぬいぐるみ)。名前の由来はセーラム。
- ゴーレム
- ルドセブ・セイラームの父親であるカメル・ミュンツァー博士が作り出した人造人間であるシャーマン専用有人操縦型ロボット。基本的にセイラームが操縦席に乗って動かすが、ルドセブ・セイラームの言葉に反応して動いたり、ある程度の自立行動も可能。
- 魂の捜索機能やシャーマン・霊の巫力や霊力の計測など様々な機能を持ち、また様々な姿に変形し陸海空全てに対応出来る高い汎用性を持つ。戦闘においても、何度破壊されても自己修復し立ち上がる耐久力を持ち、また機体に空いた穴からビーム状の強力な巫力波を放つことが可能で、その威力は直撃すれば人間はおろか並のO.Sも容易く破壊される。通常モードから『戦(セン)のモード』に変形する事で戦闘力は更に向上し、高出力の巫力波『真理砲(エメトブラスト)』やO.Sを完全に破壊する『容器の破壊(シュヴィーラー)』などの強力な技や、近接格闘も可能とする。又、本編では使われなかったが、通常モードの頭部がソードに変形するという機能もある。
- 動力にはいわば巫力のバッテリーである『内蔵巫力』が使われており、登場当初は55万以上という莫大な巫力が込められていた。しかし動けば動くほど当然巫力は消費され減っていき、巫力が無くなれば動けなくなる。そのため外部からの巫力の供給が必須となっており、S.O.F.と同様に人の魂を吸収するか、強力なシャーマンが巫力を込めらることで、内蔵巫力は蓄積されていく。実は内臓巫力の実現の為に、機体を媒介にルドセブ達の母の霊がO.Sされていた。
- チョコラブとの戦いで一度は完全に巫力切れを起こし動かなくなったが、アンナに巫力を込められたことで再び動けるようになった(その際にどれだけ巫力を込められたかは不明)。最終的には、ムー大陸に乗り込んだ所でS.O.F.によって大破、さらにゴルドバのO.Sで破壊された。
- カメル・ミュンツァー
- 1962年5月29日生まれ、ふたご座のO型。享年36歳。趣味は登山で好物はミートローフ。
- ルドセブとセイラームの父であり、ゴーレムを創り上げたユダヤ人の天才科学者。幹久の友人(山仲間)。3年前当時ギャングだったチョコラブに殺されるが、ゴーレムとS.Fに執着していたため成仏できず、正気を失い自分が死んだことにも気が付かぬまま自縛霊の状態で現世に残っていた。現代においてセイラームに取り憑き葉たちを襲うが、チョコラブたちとの戦いを通じて正気を取り戻し、終盤でいつの間にか成仏していた。
- 蓮やホロホロ達はゴーレムに当初込められていた莫大な内臓巫力はなにか“尋常でないこと”により集めたと推測しているが、正確な詳細不明。名前の由来はキャメル。
ICEMEN(アイスメン)
- ピノ、ゾリャー、カジマヒデで構成される北国のシャーマン。
- 主に雪や水、氷の技を使う。S.F開催後に出会ったようだがコンビネーションは抜群で、幾つ物連携技を持つ。
- ピノ・グレアム
- 声 - 千葉進歩 / 水樹奈々(幼少時代)
- 1979年7月30日生まれ、しし座のO型。趣味はジーンズ集め、好物はローストラム。アイルランド出身。
- チーム『ICEMEN』のリーダー役で、ドルイドのシャーマン。吹雪が激しい地で生き抜き、父親に洞窟に閉じ込められた過去を持ったりと、厳しい環境で育ってきたため、それが彼のプライドとなっている(アニメでは、優れたシャーマンとしてバズヴの生贄にされようとしていた)。反面、過去に捉われすぎていたが、葉たちのチーム『ふんばり温泉チーム』とS.F一回戦で戦い、葉の心の強さを見て、敗北はしたが過去を吹っ切った。
- その後故郷に帰還しようとした所を、魂を狙うビッグガイ・ビルの襲撃を受け瀕死の重傷を負い、その後ホロホロやリゼルグによって救出され、ファウストに治療された。
- 巫力値は2400。名前の由来はエスキモーPino。
- ゾリャー・ガガーリク
- 声 - 勝生真沙子
- 1982年1月13日生まれ、やぎ座のAB型。趣味は機械いじり、好物はエゾ鹿肉のボルシチ。ロシア出身。
- スラヴ神話の「精霊使い」。ゾリャーという名はコードネームで、本名は不明。鹿の角がついているフードをかぶっている。持霊の能力で水を操れるので、ICEMENの主に冷気を操るピノの力をサポートする。幼い頃にソ連の超能力研究の一環として、研究施設に閉じ込められ実験台にされていた過去を持ち、後に持ち霊となるヴォジャノーイとはその時に偶然出会い、憑依合体を使って施設から逃げ出した。
- 巫力値は2200。名前の由来はスラヴ神話の女神ゾリャー及びガリガリ君及びユーリイ・ガガーリン。
- トナ・パピク・カジマヒデ
- 声 - 江川央生
- 1971年4月26日生まれ、おうし座のA型。趣味は料理、好物はホタテのムニエル。アイスランド出身。
- ルーンマスター。ICEMENの連携攻撃では、彼らの足場となったり、ピノとゾリャーが作り出した氷を砕く役割。なじみやすい性格で、ICEMENの中では葉たちにいちばん打ち解けていた。身長がかなり高く、天井に頭をぶつけることもある。過去はヴァイキングの家系で育ち、一人で船を引っ張り上げていたほどの力を持っていた。
- 巫力値は2300。名前の由来はパピコ及び中島秀人。
NILES(ナイルズ)
- アナテル、カフラー、ナクトで構成されるエジプトのシャーマン。
- 3人ともアイアンメイデンによって“処刑”されてしまう。後にアナテルの弟のアナホルが後に敵討ちに来る。
- アニメでは2次予選中に登場するが、そちらでもメイデンに処刑される。
- アナテル・ポッキ
- 声 - 掛川裕彦
- 1967年9月1日生まれ、乙女座のO型。趣味は日記、好物はスイカ。
- ナイルズのリーダー。自称宇宙一のE(エジプト)・シャーマンで自称古代エジプト王の子孫。カフラー曰く「友達思いのイイ奴」。弟のアナホルの事も大切に思っていたようである。
- ファラオの仮面をつけて試合に参加したが、リゼルグに仮面を破壊され、自分の顔が公衆の面前で明かされたことに激怒する。O.S技「死者の翼」でリゼルグを圧倒するが、メイデンによって拷問器具「ジベット」に監禁され、持霊シャマシュによって、無残すぎる公開処刑にされてしまう。これがアナホルに復讐に走らせる決定的な要因となった。ハオと葉達の最終決戦にて多くの登場人物達と共に駆け付けた際には弟アナホルと二人でジョジョ立ちを披露した。
- 持霊は大昔にピラミッド建設に携わった人々約一万人の霊で、数千年を経て皆精霊化している。SF参加者の中では持霊が一番多いと思われる。媒介はアンク。巫力3300。名前の由来はエジプト第16王朝のファラオアナテル(アナト・ヘル)及びポッキー。
- カフラー・プリツ
- 声 - 千葉進歩
- 1967年6月21日生まれ、蟹座のB型。趣味は剥製作り、好物はシュワルマ。
- ナイルズのメンバーで、普段は科学者である。アナテル曰く宇宙一のミイラ作りの名人。頭部にジャッカルの仮面を着用している。アナテルを無残な形で死に追いやったメイデンに、許しを請うよう要求されるが、怒りが収まるはずも無く、メイデンをミイラにしようと攻撃を仕掛ける。しかし、拷問器具「審問椅子」に座らされ、それでもアナテルを庇い続けた為に、ギロチンで処刑されてしまう。アナテルとは幼馴染みで、彼の父親からシャーマンとして鍛えてもらった。
- 持霊は古代の少女戦士・キトカの霊で、本人のミイラを媒介にO.Sするが、試合開始直後にリゼルグに棺ごと破壊される。巫力2600。名前の由来はカフラー及びプリッツで、キトカはキットカット。
- ナクト・ピトラ
- 声 - 上田祐司
- 1967年12月3日生まれ、射手座のA型。趣味はスカイダイビング、好物はコシャリ。
- ナイルズのメンバーで、普段は旅行会社の社長を務める。アナテル曰く宇宙一のピラミッドパワーの持ち主。頭部に媒介のピラミッドを着用している。アナテルを無残な形で死に追いやったメイデンに、許しを請うよう要求されるが、怒りが収まるはずも無く、カフラーと共に突撃する。しかし、メイデンにより審問椅子に座らされ、それでもアナテルを庇い続けた為に、処刑器具「アペガ像」で処刑される。アナテルとは幼馴染みで、彼の父親からシャーマンとして鍛えてもらった。
- 持霊はスカラベの精霊。技は尻からピラミッドパワーを噴射し空中浮遊出来る他、太陽光線を巫力に変換したり、強固な防護壁を作り出すことが出来る(アニメではスフィンクスの像を具現化していた)。巫力2700。名前の由来は古代エジプトの貴族ナクト及びピコラ。
MAGICALPRINCESS(マジカルプリンセス)
魔女の老婆三人組のチームで、年齢的にチーム名がミスマッチである。G.Sの力で永遠の若さを得ようとしていた。500年前のS.F.で当時のハオに付き従った三人の魔女達の子孫にあたる。媒介は皆杖を用いる。完全版の設定資料には、三人の若かりし頃である「ヤングマジカルプリンセス」が描かれており、三人とも美人であった為に、余計に時の残酷さを引き立たせていた。
- マーリン
- 1918年7月16日生まれ、蟹座のA型。享年82歳。趣味は近所の猫の世話で、好物はココリーキ。イギリス出身。
- リーダー格の人物で、女性ドルイド僧。かつては古い儀式魔術から現代にも通じる実践的な魔術を生み出し、自国の首相のお付きとして、持霊の世界中のハエを操る力で敵国の情報を集め国の危機を救ってきたが、情報技術の発達によって次第に自らの能力が必要とされなくなり、今では子供や孫からも冷たい扱いを受け、占い師として細々と生計を立てていた。若い頃の輝きを取り戻すべく、S.F.に参戦。
- 花組との試合で、リルレッドとサマンサが殺されたことに恐怖して逃走したが、マリのチャックによって眉間に銃弾を撃ち込まれ、殺害された。
- 若い頃は両目に隈があるものの、端正な顔立ちをした美少女であった。
- 持霊はベルゼバブという名のハエの精霊。名前はマーリンから。
- リルレッド
- 1912年1月12日生まれ、山羊座ののA型。享年89歳。趣味はキルト作りで、好物はエスカルゴ。フランス出身。
- マジカルプリンセスのメンバー。戦時は容姿から「赤ずきん」の異名で呼ばれ、持霊を利用して情報を集める情報屋として暗躍。レジスタンス等にも情報をもたらした事で、フランス解放の影の功労者となり、現在もフランスの情報屋の元締めとして尊敬を集めている。メンバー内で唯一の独身である。
- 花組との試合で彼女達を挑発するが、カンナのアシュクロフトにより、原形を留めない程までにランスで滅多刺しにされ、殺害された。
- 若い頃は赤頭巾がトレードマークの小柄な美少女であった。
- 持霊は蜘蛛の精霊・タラさん(完全版だとタラちゃん)。名前は赤頭巾を意味するリトルレッドから。
- サマンサ
- 1922年4月15日生まれ、牡羊座のAB型。享年78歳。趣味はタロット占い。アメリカ出身。
- マジカルプリンセスのメンバー。ロマのシャーマン。自らのタロット占いを駆使して、歴代のアメリカ大統領夫人のアドバイザーとして暗躍していたかなりの功績の持ち主。結婚を機に引退し、チームメンバーの中でも一番幸せな家庭を築いていたが、広告代理店の重役であった夫と死別し、老いていく自分の容姿に耐えられず、G.S.の力で若返るべく、子供や孫達の制止を振り切ってS.F.に参戦。
- 花組との試合で、無残な形で殺されたリルレッドの仇打ちに燃えるが、マッチのジャックによって真っ二つに両断され、殺害された。
- 若い頃は長身で褐色色の肌をした美女であった。
- 持霊はアスモデという名のナメクジの精霊(通称・ナメちゃん)。名前は奥さまは魔女の主人公サマンサから。
T-Production(ティープロダクション)
- 職場が同じという縁で結成された日本出身のシャーマン達のチーム。トーナメント初戦で花組と戦いマリに敗北。アニメでは星組と対戦しハオに皆殺しにされた。チーム名のTは「武井」のTでありメンバーのモデルはそれぞれ作者武井宏之及び、その元アシスタント達である。又、予選は突破したがトーナメントに出場していない仲間が他に三人おり、それらは他のアシスタント達がモデルになっている。因みに他に作者本人がモデルと思われるキャラがもう一人シャーマンファイトに出場しており、予選は突破したが、トーナメントには出ていない。
- ブッキラ・T
- 頭に媒介の木魚をかぶっている。趣味はスーパーカー、好物はスコッチエッグ。巫力1200。モデルは作者本人。
- ミラクル・T
- 眼鏡をかけ頭にヘルメットをかぶっており、背中に媒介のゲーム機を背負っている。趣味は任天堂、好物はキシリトールガム。巫力1250。モデルは奇跡英雄伝ミラクルリンの田辺洋一郎。
- カイゼル・T
- 頭にTと描かれたバンダナを巻いており、媒介にはバレーボールを用いる。趣味はアニメ、美少女フィギュア、好物はウーロン茶。巫力1300。モデルはカイゼルスパイクの竹山祐右(因みに作品中の背景等に頻出する「竹山」という単語や木刀の竜ファミリーのバンブーマウンテンは全て彼に由来する)。
Mariachi(マリアッチ)
- ヨーロッパ出身のシャーマン達で結成されたマリアッチをテーマとしたチーム。トーナメント初戦でKABBALAHERSと当たりミッキー一人に敗れる。
- ブルボン
- チームのリーダーで外見が仏ゾーンのバトウに酷似している。メキシコからの帰国移民の叔父から、ギターの技術とシャーマンの技術を学んだ。持霊は荒馬の精霊・マックワンで、媒介は蹄鉄を打ち込んだギター。スペイン出身。巫力2700。
- フリッシュ
- 外見は至って普通の青年で、趣味は熱帯魚の飼育。ヒップホップMCで、幼い頃からシャーマン能力に目覚め霊のささやきをリズムに乗せライムする。持霊は昔飼っていたテッポウウオの霊・トリプルパックで、媒介はおもちゃの水鉄砲。スイス出身。巫力2400。
- ラモー
- ドレッドヘアーにサングラス、テンガロンハットという出立ちの黒人シャーマン。メキシコから移民してきた父を持つ。持霊はイタチの精霊・カースで、媒介はトランペット。フランス出身。巫力2300。
haiti800(ハイチエイトハンドレット)
- ハイチ出身のブードゥー教のシャーマン達で結成されたチーム。自国の内戦等で死んだ無数の兵士のゾンビを操る。チーム名の「800」は持霊の数を意味する。元ネタはMONGOL800及びtahiti80。メンバーの名前は皆ハーブの名前から来ている。トーナメント初戦でチーム如来のサティに敗れる。本戦トーナメントの初めはtahiti800だったがいつの間にかhaiti800になっていた(因みにアニメではハイケ800と表記されていた)。
- チコリ
- ダチュラとミンダーの師匠でブードゥーの祭司。ダチュラの父の友人でもあり、アフリカのルーツを忘れないで欲しい願いからダチュラへブードゥーの教えを授けた。名前はチコリーから。
- ダチュラ
- ムラートと呼ばれるアフリカ系と白人の混血。世界の貧富の差をなくす理想を胸にS.F.に参加した、優しくも強い志を持つ娘。名前はダチュラから。
- ミンダー
- 色白で長身の青年。ダチュラの父が経営する農場で働いていた小作人の息子で、ダチュラの幼馴染。S.F.へは腕試しをする建前で参加したが、ダチュラに恋しており、理想に一途なダチュラを心配してついてきた。名前はミントから。
COWBOYS(カウボーイズ)
- カウボーイをテーマとしたチーム。メンバーの名前はジェシー・ジェイムズ(J.J.)に因んで頭文字が皆「J」になっている。トーナメント初戦でチーム天に敗れる。
- ジェイ
- カウボーイの身なりをし、髭を蓄えた恰幅のいい中年男性。パッチ選手村のファーストフード店でマグカップを持っていた。
- ジョニー
- テンガロンハットを被った、カウボーイ風の青年。
- ジミー
- 前髪で顔が半分隠れた、鼻にそばかすのある少年。
NAZCA(ナスカ)
- 中南米出身のシャーマン達で結成されたチーム。メンバーの名前はそれぞれ中南米に実在する都市名から取られている。トーナメントで同じブロックのチームX-Iのメイデンの強さに恐れをなして、一度も試合をすることなくS.F.を辞退してしまった。
- ロゾー
- 褐色の肌の大柄な男性。名前はロゾーから。
- ポトシ
- 頭に葉飾りを付けた男性。名前はポトシから。
- キト
- 大きな民族仮面を付けているため素顔は見えない。モデルは諸星大二郎のマッドメンに登場するシャーマン、又はワールドヒーローズのマッドマン。名前はキトから。
リーリーファイブ
- アニメオリジナルの女性五人組のチーム。葉達の旅の途中で邪魔をしたりもしたが、時に助け合った。
- パッチ村に辿り着いたが、シャーマンファイトの試合の連絡が全く来ず、ようやく戦うことになったのが、ハオのチーム・星組。
- しかし、彼女らを皆殺しにするというハオの言葉を聞いた葉に実力行使で妨害を受け、アンナの説得により棄権した。
- アニメ版におけるコメディキャラだが、彼女たちも人とは違うシャーマンの力ゆえに周囲から孤立していた。ラストは5人で花屋を開いている。
- シャローナ
- 声 - 落合るみ
- リーリーファイブのリーダー。一人だけ名前が浮いている。本名は「シャローナ錦織」と公式ホームページで記されているが、エンディングのキャストには「錦織」は記されていない。
- 持霊は煙羅煙羅・ジル。媒介はキセル。
- ジルは体を自由自在に変化させることができる。
- エリー
- 声 - 津村まこと
- 葉を黄泉の穴から出るのを封じる為、ミリーと共に戦うがあっさり敗れる。
- 持霊はカマイタチ・チャッピー。媒介は付け爪。
- ミリー
- 声 - 伊東みやこ
- 葉を黄泉の穴から出るのを封じる為、エリーと共に戦うがあっさり敗れる。
- 持霊は鬼火・タマちゃん。媒介はスリングショット。
- チームの中で最年少。旅の途中、予選通過を逃したアニメオリジナルのシャーマン・クライスラーにオラクルベルを奪われてしまう。葉達の助けも受けて取り返す際に砕けてしまうが、シルバからスペアのオラクルベルを貰った。
- リリー
- 声 - 堀江由衣
- チームの中で一番冷静に行動する。
- 持霊はジャンガリアンハムスター・ルック。
- ルックを眼鏡にオーバーソウルすることにより、遠くの映像をスクリーンのように映し出すことが出来る。
- サリー
- 声 - 犬山犬子
- チームの中で一番度胸がある。星組と戦うことになり試合に出る3人を決める時、誰もが嫌がる中一人だけ手を挙げた。
- 持霊は転がし・コン太。媒介は指輪。
チーム・ツバサ
- アニメオリジナルのチーム。三人ともガッチャマンの様な鳥人間の身なりをしており、体をO.Sで包み光る鳥の様な姿になって戦う。月組と戦って皆殺しにされた。
チーム・アラビアン
- アニメオリジナルの中東のチーム。ふんばり温泉チームに敗れる。
- ハルーン
- 声 - 関俊彦
- リーダー。持霊はランプの精・ジンで媒介はランプ。名前はハールーン・アッ=ラシードから。
- アニス
- 声 - 井上喜久子
- ハルーンの許嫁。持霊はアラビアオリックスの霊。
- キラーネ
- 常に外套に身を包んでいるため素顔が見えないが、正体は美女。持霊はアリジゴクの精霊で、砂嵐を起こすことが出来る。媒介はナイフ。
チーム・サバス
- アニメオリジナルのチーム。ヘビメタロックバンドで、救世主を自称する。THE蓮に敗れる。チーム名やキャラ名の由来はそれぞれ、ブラック・サバス、ロニー・ジェイムズ・ディオ、ホワイトスネイク、オジー・オズボーン、ランディ・ローズ、トニー・アイオミから。
- ロニー
- 声 - 立木文彦
- リーダー。持霊はホワイトスネークで媒介は聖書。O.Sするとドラゴンになる。
- オジー
- 声 - 古田信幸
- 持霊はローズという人間霊で媒介はパペット。
- アイオミ
- 声 - 麻生智久
- 持霊は豚の霊で媒介はギター。
チーム・エンセイオス
- アニメオリジナルのギリシャのチーム。ふんばり温泉チームに敗れる。
- アドス
- 声 - 中田譲治
- リーダー。持霊はキュクロプス。
- マイア
- 声 - 紗ゆり
- アドスの妻。媒介は王笏。自分の巫力を他人に分け与える術を使う。
- メロス
- 声 - 渕崎ゆり子
- アドスとマイアの息子。難病を抱えている。媒介は弓矢。
チーム・LCT
- アニメオリジナルのプロレスをテーマとしたチーム。三人とも名前の通りそれぞれプロレスで乱闘の時等に使用される脚立、パイプ椅子、机を媒介として用いる。チーム・エンセイオスに敗れる。チーム名は三人の頭文字から。
- ラダー
- 声 - 斉藤次郎
- 主に攻撃の起点となり、梯子のO.Sで他の二人の足場を作るのが役目。
- チェアー
- 声 - 田中大文
- ラダーの出した梯子をテーブルと共に駆け上り上空から相手に直接攻撃を仕掛けるのが役目。
- テーブル
- チェアーと同じく攻撃要員。モデルはプロレスラーのババ・レイ・ダッドリー。
チーム・ダイレード
- アニメオリジナルの仏教系のチーム。ニョライ以外のメンバーが生きた人間ではなくO.Sでできた偽者だったため、THE蓮に敗れた後失格となる。
- ニョライ
- 声 - 平松晶子
- リーダー。三蔵法師の様な身なりで読心術を使う。媒介は石像でO.Sすると孫悟空、猪八戒、沙悟浄になる。
チーム・オーシャン・スリー
- アニメオリジナルのチーム。三人とも潜水服に身を包み酸素ボンベを背負っている。ふんばり温泉チームに敗れる。
- オーシャンレッド
- 声 - 上田祐司
- リーダー。持霊は一万年の時を経た亀の精霊。
- オーシャンブルー
- 持霊はシーラカンスの精霊。
- オーシャンイエロー
- 持霊は大鷲の精霊。一人だけ持霊が海に関係なく仲間外れである。そう都合良く同系のシャーマンが揃う筈もなかったらしい。
その他のシャーマン
- テオ・アロゴスプロス
- ギリシャのシャーマンで占星術師。予選でファウストと戦うも圧倒的兵力差の前に敗北。命までも落とすこととなる。持霊はテルモピュライの戦いで戦死した300人のスパルタ兵の中から選りすぐった8人の戦士の霊。媒介は彼らの骨と武具で、骨を大地に蒔いてO.Sするとスパルトイとなる。名前の由来はテオ・アンゲロプロスから。
- リリララ
- 声 - 小山茉美
- 1967年10月26日生まれ、さそり座のO型。享年33歳。好物はソパピーヤ。
- シャーマン能力を持つセミノア族の血を引くメディスンマン(ネイティブ・アメリカンにおける霊的指導者)の女性。媒介はカナチ人形。シャーマンファイトによるパッチ族の陰謀を阻止するために、葉たちを引き止めようとしたが、彼らの意思を認めS.Fに送り出す。しかし直後に現れたハオに魂ごと焼き尽くされ死亡。後に最終決戦にてS.K.のコミューンへマタムネの列車に乗って駆け付けた。巫力1500。セミノア族の紋章の元ネタは機動戦士ガンダムシリーズの地球連邦軍マーク。
- 持霊は500年前のシャーマンファイトに参加した4人のシャーマン、イアン(声 - 園部好徳)、ニツバ(声 - 鈴森勘司)、ドライサ(声 - 清水敏孝)、ヨフィア(アニメ版では彼女は死亡せず、さらに持霊にはチェルガもいた)。
- グリーン・ガラム
- 声 - 清水敏孝
- 1944年10月11日生まれ、てんびん座のB型。享年56歳。霊媒師の家系に生まれた貧しいマジシャン。趣味はジャグリングで好物はガム。優しそうな外見の中年だが、卑劣な性格。アメリカ出身。原作ではサベージ・パン、リトル・レイクと共にリリララからパッチ族の村を聞き出そうとしてホロホロに倒され、諦めずにリリララの元を訪れるが、ハオに魂ごと焼き尽くされた。アニメではハオに利用され、他の二名と共にリゼルグからモルフィンを奪うも奪還され、用済みとしてやはりハオに殺害された。媒介はトランプ及びステッキ。名前はグリーンガムから。
- 持霊は伝説の殺人ピエロの霊・THAT。巫力851。
- サベージ・パン
- 声 - 千葉進歩
- 1965年8月18日生まれ、しし座のB型。享年35歳。もともとは漁師。好物はパン。大男で乱暴な性格。最後はハオに殺害された。カナダ出身。媒介は錨。名前はサルベージ及びパンから。
- 持霊は祖先の船乗りの霊・キャプテンロール。巫力1020。
- Mr.リトル・レイク
- 声 - 小西克幸
- 1967年9月7日生まれ、おとめ座のA型。享年33歳。UMAや怪奇現象の専門雑誌の編集者。趣味は旅行で好物はオムライス。アフロヘアで眼鏡を掛けた外見をしている。メキシコ出身。最後はハオに殺害された。媒介は編集セット(ウーパールーパーの骨のパーツをはめ込んだカッターナイフ及び定規)。
- 持霊はウーパールーパーの精霊・ゴールドバーグだと完全版にて判明したが、元の単行本のキャラクターファイルのイラストでは人間霊らしき持霊をO.Sしている。因みにアニメでの持霊はラス湖のラッシーだった。巫力970。
- リアム・ダイゼル
- 声 - 佐藤政道
- 1962年8月17日生まれ、しし座のB型。享年30歳。趣味はパイプ集めで好物はサーモンのサンドウィッチ。リゼルグの父にして世界最高の名探偵。彼に見つけられないものは何も無いといわれるダウジングの名手。その力に目をつけたハオに仲間になるよう勧誘されたが、断ったために妻共々ハオに殺される。後に最終決戦にて他の五人の戦士の家族や仲間達と共にマタムネの列車に乗って駆け付けリゼルグと再会した。その際にチョコラブの両親を探し出して連れて来たのも彼である。巫力1500。名前はシャーロック・ホームズのファーストネームであるウィリアムから。
- 天野輝子(あまの てるこ)
- 1967年6月13日生まれ、ふたご座のA型。趣味はワラ人形作りと編み物で好物はハモのお吸い物。丑の刻参りによって相手を呪殺する自称、プロ丑の刻参ラー。東北出身らしく、一人称は「オレ」。丑の刻参りは他人に見られると効果を失うために、正面きって戦うシャーマンファイトには参加出来なかった。老後のための蓄えと彼氏が欲しいがために、1億の報酬で萬純に雇われハオを呪い殺そうとするが、呪詛返しによりあえなく撃沈。持霊はザ・ローファーという輝子の飛び降り自殺(未遂)に巻き込まれ、命を落としてしまった女子高生の霊。彼女の体重の力で相手を呪い殺すが、実は心優しい彼女は殺したふりをして昏睡状態にするにとどめていた。輝子が蘇生後ライハイトと結ばれて幸せになったのを見届けて成仏した。名前は日野輝子及びオーロラ輝子から。
- クライスラー
- 声 - 三木眞一郎
- アニメオリジナルキャラクター。カウボーイ風のシャーマンで、最初の参加試験にて失格となったためシャーマンファイトに参加出来なかった。その為、アメリカでミリーの持っていたオラクルベルを奪おうとするが失敗し、シルバに引き渡された。持霊は女郎蜘蛛・ヴァネッサで、媒介はガム。戦闘時はヴァネッサから放つ糸で相手を捕縛する。
- アレン
- 声 - 坂本千夏
- アニメオリジナルキャラクター。アメリカ先住民族のシャーマンの少年で、原作のホロホロ物語に相当する話でブルーベルの代わりに登場。森林破壊から森を守ろうとする。持霊は熊の精霊・ドットで、媒介は熊の頭部を模したネイティブアクセサリー。
- チルダ
- 声 - 山口由里子
- アニメオリジナルキャラクター。シャローナの幼馴染にしてライバルの女性シャーマン。S.F.の参加者で読心術の使い手。アメリカでシャローナから奪ったジルを使って葉達を罠にはめて倒そうとするが、葉達に返り討ちにされた上シャローナ達に捕縛された。持霊は占い師・加奈江(声 - 笠原留美)で媒介は虫眼鏡。O.Sすると光線銃になる。
- 不動(フドウ)
- 声 - 小林優子
- アニメオリジナルキャラクター。シャーマンファイト参加者ではなく、悪霊を封印するため、パッチ村にやって来た除霊師。不動明王を模した身なりをしている。喪助を人質にとり阿弥陀丸を封印しようとした。持霊は不動明王で背中にO.Sすると迦楼羅炎になる。ハオの仲間になることを断ったため、ハオにより殺害された後スピリット・オブ・ファイアに魂を捕食される。
- 日光(ニッコウ)
- 声 - 石森達幸
- アニメオリジナルキャラクター。不動の仲間で霊媒師風の老人。持霊は制多迦童子。ターバインにより殺害される。
- 月光(ガッコウ)
- 声 - 山崎和佳奈
- アニメオリジナルキャラクター。不動の仲間で巫女装束の女性。持霊は矜羯羅童子。ザンチンにより殺害される。
- シャーマンファイト開会式に参列したシャーマン達
- 葉や蓮、ホロホロ、後に登場するシャーマン達に混ざって様々な漫画やアニメのキャラクターをオマージュしたかのようなシャーマンが描かれている。
- バッファローマン、ラーメンマン、仮面ライダー、ザク、ジオング、キグナス氷河(完全版ではリゼルグに変更)の様なシャーマンや、サザビー、ジムコマンド、ガンダム、ゲルググ、ギャン、Zガンダムのシールドそっくりの盾を持ったシャーマン(これらは実はシャーマンではなく、チョコラブの応援に来たシャフトのメンバーだったことが後に判明)等。
霊
- 西岸霊園の霊達
- ふんばりが丘の西岸霊園に住む大勢の幽霊達。葉と仲が良く、いつもみんなでお祭り騒ぎしている。ハオとの最終決戦では他の多くのキャラと共に葉のもとへ駆け付けた。アニメでは善良により成仏させられるが、後にアンナのクチヨセで戻って来た。
- 喪助(もすけ)
- 声 - 江川央生
- 1383年8月13日生まれ、しし座のB型。享年28歳。阿弥陀丸の親友であり刀鍛冶。春雨を鍛えたのも彼である。阿弥陀丸と共に仕えていた領主に謀殺され、それ以来ずっと春雨の傍にいた。
- 阿弥陀丸がまだ自分を待っていたことを葉から聞き、春雨を鍛え直し成仏したが、蜥蜴郎との戦闘で春雨が折れてしまったため、アンナによって口寄せされる。アニメ版後半ではまん太のノートパソコンに住み着き、時にはまん太の持霊となり、オーバーソウルもした。
- かん太(かんた)
- 看板屋の霊。趣味は絵画。看板を完成できずに事故死した為、自縛霊となっていたが、葉により救われる。ハオとの最終決戦にて他の多くのキャラと共に列車に乗って来ていた。
- 森羅学園の霊達
- 葉やまん太の通う森羅学園に思いを残して死んだ生徒達の霊。勉強もスポーツも苦手な葉は彼等の力でテストを乗り切った。成績学年トップだったスズキ、陸上部のキャプテンだったコバヤシ、美術部兼、漫研だったアシダ、ピアニストだったのり子の4人。連載初期にたった1P登場しただけの極めてマイナーなキャラ達だったが、後に完全版に於けるハオとの最終決戦にて奇跡の再登場を果たした。
- グッシー健二(グッシーけんじ)
- かつての名プロボクサーにして飛内の師匠。趣味はボクシング。事故で死亡した。ハオとの最終決戦にて他の多くのキャラと共に列車に乗って来た。モデルは具志堅用高。
- 沙問(シャモン)
- 声 - 緒方賢一
- 1895年3月31日生まれ、おひつじ座のO型。享年96歳。白竜の師匠にして導弾道のルーツとなった鋭銃拳の達人。カンフーの名門超林寺の一派にして偉大なカンフーマスター。自我を取り戻し暴走した白竜を止めるためアンナにクチヨセで呼び出される。後に道円に捕って洗脳され五福星隊の一員にされる。名前の由来は沙門。
- タメ五郎(タメごろう)
- 民宿・炎の主人。趣味は火遊びで好物は梅干し。火事の際死亡した。かなりの猥褻じじいで、それ以降は便所にトイレの花子さんよろしく出没する。アンナ曰く、脅せばすぐ逃げるようだ。名前の由来はアッと驚く為五郎及び肥溜め。
- オロナ
- 声 - 土師孝也
- 1935年11月7日生まれ、さそり座のO型。享年63歳。趣味はネタ出しで好物はスープ系。チョコラブの師匠。インディオの老人で、「笑いは世界を救う」と説いた。実は重病を抱えており、原作ではシャフトのメンバーに射殺されたが、アニメでは病死している。その後、地獄にてチョコラブにアバフを会わせた。生前の巫力は1300。名前の由来はオロナイン。
- 御霊神(ごりょうしん)
- 千年前のハオが用いていた式神の一種。甲冑を纏った一本角の鬼で棍棒を持っている。外から来る鬼や悪霊から都を守るため、陰陽師によって都の鬼門に配置された鬼神であり、マタムネも死後葉王の力で御霊神になった。
- 超鬼(ちょうおに)
- 仏教の地獄のコミューンに居る無数の鬼達。地獄の主閻魔大王の眷属であり、地獄に来た魂を苦しめ更生させる役目を持つ。頭に三本の角を生やし、大鬼にも匹敵する力を持つ。地獄に修行に来た葉と戦った。
- マステマ
- リゼルグが地獄で出会った悪魔。リゼルグは己の心が生み出したものだと誤解していたが、実はリゼルグの憎悪の心に引き寄せられてやって来た本物の悪魔である。強大な力を持つ神クラスの霊で、リゼルグはマステマとの戦いで高い巫力と甲縛式O.Sを獲得した。
- 乙破千代(おはちよ)
- 千年前のハオがまだ麻葉童子(あさはどうじ、マッパどうじ)と名乗る少年だった頃に出会った鬼。死後二百年を経て精霊化しており元は人間だった。幼い麻葉に世の中のことを教え霊視能力を与えるが、後に田浅法師に復讐し心の汚れた麻葉の元を去った。後にハオと葉達の最終決戦にてハオと再会した。折れた刀を媒介にO.Sし金棒になる。名前は「オパチョ」に漢字を当てたもの。
- ガス
- 声 - 有本欽隆
- アニメオリジナルキャラクター。葉達がアメリカで出会った森の精霊でメラニーと共に人間の老夫婦に化け葉達を一晩家に泊まらせた。正体は小さな妖精の様な姿をしており、多くの仲間と森で暮らしている。葉達に遊び相手になってもらうが、寄り道して遊んでいる葉に苛立ったハオにより多くの仲間を焼き殺される。ハオを500年前から知っていた。
- メラニー
- 声 - 京田尚子
- アニメオリジナルキャラクター。ガスの仲間の森の精霊。老婆に化けガスの妻を演じていた。
一般人
- 木刀の竜ファミリー
- 竜の仲間達で、それぞれをあだ名で呼び合うチンピラ集団。根はやさしい。メンバーは短髪にタンクトップのアパッチ、巨漢で良くコマから体がはみ出るシルヴァーサン(声:川原慶久)、フードを被った小柄なジャンクフード、良く聞き間違いをするスペースショット(声 - 大倉正章)、ヘビメタ好きのデスマシーン、軍人風なフリーデイ、竜とは中学時代からの盟友であるブルーシャトー(声:千葉進歩)、巨体で言い伝えに詳しく、腹にB.Bのタトゥーを持つボールボーイ(声 - 上田裕司)、十一人兄弟の末っ子のマッスルパンチ(声 - 神奈延年)、竜と同じく美少女好きのバンブーマウンテン、同じく美少女崇拝の趣味を持つジーブリ、達観した格言(パクリ)を贈るみつををによって構成される。
- 領主
- 声 - 坂口哲夫
- 600年前に生前の阿弥陀丸と喪助が仕えていた主。大の刀好きで、喪助から春雨を献上されるが、春雨の希少価値を保つためこれと同じ刀が二度と制作されないようにと阿弥陀丸に喪助を殺すよう命じた。
- 飛内 達士(とびない たつし)
- 今は亡きボクサー・グッシー健二の弟子。趣味は映画で好物はやきそば。師匠の死後一時期荒れていたが、葉の協力で立ち直る。
- ヤング
- 若い池々袋署の警官で、ヤングという呼び名は先輩がつけたあだ名である。趣味はモー娘。で好物は焼きおにぎり。常に落ち着きがなく、予選の葉とホロホロの試合を目撃するがカリムに気絶させられる。
- 小山田 萬純(おやまだ まんすみ)
- 1947年9月22日生まれ、おとめ座のO型。まん太の父で、エネルギー開発の大企業・小山田カンパニーの総帥。小柄な外見の中年。田村崎からG.Sについての情報を聞き自分のものにしようと無人島に侵入しようとするが、ハオらの手によって侵入に失敗した。
- 小山田 圭子(おやまだ けいこ)
- まん太の母。血液型はO型で趣味はピアノ。小山田家では唯一普通の身長。常に世間体を気にしており、まん太が葉と付き合うのを良く思っていなかった。
- 小山田 まんの子(おやまだ まんのこ)
- まん太の妹。5歳。血液型はO型で趣味はジャニーズ。年齢の割にパソコンを扱える等頭脳明晰だが、嫌味な面も。
- 名前及び外見の由来はブラック・ジャックのピノコから。語呂の悪い名前なのは恐らく、『の』を抜くととんでもない事になるからだと思われる(当初は名前に「の」がついていなかったが、当然ながら編集部に止められ、現在の名前に改名された)。
- 田村崎 緑(たむらざき みどり)
- 声 - 高木渉
- 1973年11月13日生まれ、さそり座のA型。萬純の秘書。アンナやたまお、まん太達がアメリカに行くときにお供し、そのときに知ったG.Sの情報を萬純に教える。後に萬純とともにG.Sの入手を企み、無人島に単独で侵入。ペヨーテにハオの霊視能力を教え、仲間割れをし出したハオ一派に乱入し、ターバインを殺害。更にはカンナをバルカン砲で負傷させ、首尾よく全滅させて萬純らを無人島に侵入させようとするが、最終的には失敗し、その後は姿を消した模様。強力なバルカン砲をたやすく使いこなす等、一般人としての戦闘能力はかなり高いようである。
- 誕生年月・血液型がマルコと同じで、容姿もマルコと似ている。
- ビリー・アンダーソン
- 声 - 辻親八
- 1962年12月28日生まれ、やぎ座のO型。アメリカでトウモロコシ農場を経営しているサングラスをかけた男性。ヒッチハイクを行った葉達を車に乗せた。UFOを見たことがあるのが自慢。幼いころにUFOを見て以来、身の周りで不思議現象が起こっているのだが、実は潜在的なシャーマン能力者でその不思議現象の半分は自身が起こしているのに気付いてない。名前はXファイルに出演したジリアン・アンダーソンから。
- ジェーン・ダイゼル
- 声 - 進藤尚美
- リアムの妻にしてリゼルグの母。夫と共にハオに殺される。貴族の出身で、リゼルグは両親の死後彼女の父に引き取られて育てられた。容姿が似ていることからリゼルグは母親似らしい。後に最終決戦にて夫と共にリゼルグと再会した。名前はジェーン・マープルから。
- ブルーベル・ブロック
- 1977年12月3日生まれ、いて座のA型。特技はショットガンで趣味は天体観測、好物はミートパイ。アメリカのナショナルパークレンジャーの女性。灰色熊のアポロを密猟者の手から守るためにレンジャーになった。雪山で遭難したホロホロを救助した。
- バッファロー・リン
- 1984年5月27日生まれ、ふたご座のB型。趣味はゲームで好物はゼリービーンズ。ギャンググループ・シャフトのメンバーで、アフロヘアの黒人。名前はバファリンから。
- ベン・ザ・ACE(ベン・ザ・エース)
- 1985年10月2日生まれ、てんびん座のB型。趣味はダンスで好物はシナモンベーグル。シャフトのメンバーで、黒いフードを被った黒人。名前はベンザエースから。
- ルル
- 1984年4月16日生まれ、おひつじ座のA型。趣味はラップで好物はミネストローネ。シャフトのメンバーで、スキンヘッドの黒人。オロナを射殺した。名前はルルから。
- イヴ
- シャフトのメンバーで、キャップを被った黒人。名前はエスタックイブから。
- 下北コマMAX(しもきたコママックス)
- 葉とアンナが初めて出会った年末に木乃が経営する安井旅館の前で独楽勝負をしていた少年達。世界独楽道選手権を目指し日々鍛錬に励む燃える独楽魂(こましい)と熱き独楽道(コマンドー)を持つ独楽戦士(コマンダー)達である。メンバーは縄巻独楽太(なわまき こまった)、六道獄(りくどう ごく)、獄の妹六道輪音(りくどう りんね)、回天軸(かいてん じく)、紐達磨(ひも だるま)の五人。他にも獄、輪音の父にして、かつての世界独楽道選手権優勝者の独楽王こと六道炎馬(りくどう えんま)や、アメリカ代表チームを率いるジャイロ博士なる人物も存在する。
- ぐまくらいさお
- 1911年9月22日生まれ、おとめ座のA型。青森の土産物屋「土産のぐまくら」店主の老人。入れ歯をしており、元陸軍大将でサーベルを使う。大鬼にさらわれたアンナを追う葉とマタムネを恐山まで送り届けた。
- 名前の由来は熊倉功夫から。
- ボブ
- 葉と幹久がお気に入りの歌手。70年代から活躍し続けるアメリカ出身のアフロの黒人アーティストで、欧州や日本でも人気が高く近年は日本の紅白にも出場している。その紅白で歌ったのは「BOBLOVE」で、これは実際にCD化している。
- あわやりんご
- アンナお気に入りの青森出身の女性歌手。三味線を弾き、髑髏の描かれた着物や簪を纏うというおどろおどろしい出で立ちをしており、独特のキャラクター性と唱法で一部熱狂的なファンを獲得し続けている。ヒット曲に「りんごウラミウタ」、「霊場慕情」があり、「りんごウラミウタ」は実際にCD化している。名前の由来は淡谷のり子及び椎名林檎。
- 麻ノ葉(あさのは)
- 千年前のハオの母。霊が見え、霊と会話出来るために周囲から「化けギツネ」と呼ばれ田浅法師に殺された。ハオは今でもその母の死を想って泣くことがある。ハオと葉達の最終決戦にて、アンナと大鬼に連れられてG.S内のS.K.のコミューンを訪れハオと再会する。その時ハオに幻の左を用いたビンタをくらわせ彼を諭して改心させた。モデルは安倍晴明の母とされる葛の葉。
- 田浅法師(でんせんほうし)
- 平安時代の僧侶。霊を信じておらず、「祈祷」と称して霊の見える人間を人を惑わす悪しき者として野党に密かに殺させていた。麻ノ葉を家ごと焼討にして殺すが、最後は乙破千代の力を得た麻葉童子に殺された。ハオが道を踏み外し、人類を滅ぼすために邁進するきっかけを作った人物であり、つまりは物語全体の諸悪の根源・きっかけの半分を担っているともいえる(もう半分はハオ自身)。モデルは元週刊少年ジャンプ(現・ジャンプスクエア)の編集者・ダーアサこと浅田貴典。
- 佐藤(さとう)
- S.F.本戦が行われていた東京の無人島に赴いた自衛官の一人で、萬純の乗っていた戦艦の艦長。
- チョコラブの両親
- チョコラブが幼い頃強盗に殺されてしまい、以後チョコラブは孤児となる。G.S内でのハオとの最終決戦にて、他の五人の戦士の家族や仲間達と共にマタムネの列車に乗ってS.K.のコミューンに駆け付けチョコラブと再会した。