シカゴ大学出版局
表示
シカゴ大学出版局は、シカゴ大学が運営する出版局で、1892年に創設された。大学が運営する出版局では、アメリカ合衆国でもっとも大きなものであり、これまで1万冊以上の本を出版している。現在、書店では五千冊以上の本が販売されており、よく知られているものでは、英文作成上の規範的スタイルを規定した『シカゴマニュアル・オブ・スタイル』The Chicago Manual of Style、未訳、通称『シカゴマニュアル』)や、トーマス・クーンの『科学革命の構造』(The Structure of Scientific Revolutions、邦題『科学革命の構造』)、ノーマン・マクリーンの『リバー・ランズ・スルー・イット』(A River Runs Through It、邦題『マクリーンの川』)、フリードリヒ・ハイエクの『隷属への道』(The Road to Serfdom、邦題『隷属への道――全体主義と自由』)といった本がある。また、社会学に関する学術誌では合衆国でもっとも古く(1895年に創刊)、もっとも権威のある『アメリカン・ジャーナル・オブ・ソシオロジー』(American Journal of Sociology)を発行している。