コンテンツにスキップ

戦争映画

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

2024年12月1日 (日) 15:09; John Hakater (会話 | 投稿記録) による版 (欧州戦線)(日時は個人設定で未設定ならUTC

(差分) ← 古い版 | 最新版 (差分) | 新しい版 → (差分)
映画 > 映画の一覧 > 戦争映画

戦争映画(せんそうえいが)は、映画の一種で、歴史上の戦争を題材としたものを指す。

概要

[編集]
ハワイ・マレー沖海戦(1942年)

実際にあった戦闘を再現するアクションによる興奮を描くものが人気を集めてきた。近年は圧倒的多数がアメリカ製であり、アメリカが関係した20世紀以降の近代戦争が題材となっている。ほとんどの場合、扱われる戦争は過去に実際にあったものか、それに似せたものである。国家間の戦争ではなく内乱民族紛争を扱った場合でも戦争映画と呼ばれることが多い。ただし、軍人または元軍人の主人公が単身、または少人数で架空の戦闘行為を行う場合は、アクション映画と呼ばれることが多いが、戦争映画との境界は曖昧である。また、未来の戦争を題材としたものはSF映画と呼ばれる。日本の近代以前の歴史上の戦争を題材とした場合は通常時代劇と呼ばれる。

戦闘以外の題材では、軍隊の訓練や内部抗争、戦争に至る政治的経緯や戦後の軍事裁判、戦場・占領地での様々な物語、戦争中の国内(銃後)の戦争への姿勢、戦後の国民の戦争への思いを題材としたものなどがあげられる。登場人物は、前線の兵士、戦場から離れた場所にいる将校や政府関係者、戦場となった土地に生きる市民などが登場することが多い。舞台には戦場が登場する場合が多い。

また、戦争映画はその性格上、軍や政府による政治宣伝、世論誘導、戦意高揚、プロパガンダの手段としても制作される。あるいは逆に、制作者による反戦主張、軍や政府などを批判する性質を帯びることもある。そのため、戦争映画を鑑賞する際には創られた時代背景や制作者、協力団体などを考慮せずに無批判にその内容を受け入れると、制作者の術中に嵌ることもある。

日本では第二次世界大戦後も多くの戦争映画を製作しており、いくつかは大変な人気を博した。内容は戦争に至る政府及び軍部の苦悩や、困難な作戦に臨む将兵を描いた作品、戦争を否定されるべきものとして捉えた作品など多岐にわたる。

中国でも多くの戦争映画が製作されており、2007年には南京事件を扱った映画が多数製作された。

戦争映画の一覧

[編集]

日露戦争

[編集]

第一次世界大戦

[編集]

ロシア内戦

[編集]

アイルランド独立戦争・アイルランド内戦

[編集]

日中戦争(支那事変)

[編集]

スペイン内戦

[編集]

ノモンハン事件

[編集]

第二次世界大戦

[編集]

欧州戦線

[編集]
ポーランド侵攻
ソ・フィン戦争(冬戦争・継続戦争)
北方・西方電撃戦
大西洋の戦い
バトル・オブ・ブリテン
アフリカ戦線
独ソ戦
対独抵抗運動
ヒトラー暗殺計画
ノルマンディー上陸作戦
地中海周辺の戦い
特殊部隊
マーケット・ガーデン作戦
バルジの戦い以降の西部戦線
ベルリンの戦い(総統官邸地下壕)
捕虜収容所
ホロコースト
ドイツ爆撃
原子爆弾開発舞台裏が主題
その他

太平洋戦争(大東亜戦争)

[編集]
戦争の経緯・展開
海戦
潜水艦
軍艦(潜水艦以外)
陸戦
航空戦
中国戦線
捕虜・敗残兵
学徒出陣・学童疎開・空襲
特攻隊
沖縄戦
原爆
軍隊・戦争の不条理
戦争の終結

第一次中東戦争

[編集]

朝鮮戦争

[編集]

アルジェリア戦争

[編集]

ベトナム戦争

[編集]

カンボジア内戦

[編集]

レバノン内戦

[編集]

アフガニスタン紛争(1978年-1989年)

[編集]

エルサルバドル内戦

[編集]

湾岸戦争

[編集]

ルワンダ紛争

[編集]

ユーゴスラビア紛争

[編集]

チェチェン紛争

[編集]

アフガニスタン紛争(2001年-2021年)

[編集]

イラク戦争

[編集]

ドンバス戦争

[編集]

その他の戦争

[編集]
日清戦争
フィンランド内戦
ラトビア独立戦争
エストニア独立戦争
第二次希土戦争
満州事変
インドネシア独立戦争
国共内戦
ビアフラ戦争
第三次印パ戦争
第四次中東戦争
ニカラグア内戦
イラン・イラク戦争
フォークランド紛争
グレナダ侵攻
ソマリア内戦
シエラレオネ内戦
リベリア内戦
ガザ・イスラエル紛争
第三次世界大戦
架空戦記・SFミリタリー

参考文献

[編集]

脚注

[編集]

関連項目

[編集]

外部リンク

[編集]