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JR九州バス

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JR九州バス株式会社
JR Kyushubus Company
高速バス(桜島号
種類 株式会社
本社所在地 日本の旗 日本
812-0043
福岡県福岡市博多区堅粕二丁目22番2号
設立 2001年2月5日[1]
(ジェイアール九州バス株式会社)
業種 陸運業
法人番号 5290001021128 ウィキデータを編集
事業内容 一般乗合旅客自動車運送事業
一般貸切旅客自動車運送事業
旅行業
代表者 代表取締役社長 森部 毅
資本金 1億円
純利益 3,108万8,000円
(2024年3月期)[2]
総資産 25億9,380万3,000円
(2024年3月期)[2]
従業員数 184名
主要株主 九州旅客鉄道株式会社 100%
外部リンク https://www.jrkbus.co.jp/
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高速バス(たいよう) 744-2952

JR九州バス株式会社(ジェイアールきゅうしゅうバス)は、九州のバス事業者の一つで、九州旅客鉄道(JR九州)の100%子会社である。本社を福岡県福岡市博多区堅粕二丁目22番2号に置く。高速バス・一般路線バスのほか、貸切バス事業や定期観光バスの運行も行なっているJRバスの一つ。

沿革

現業機関

支店・営業所

営業所 所在地 備考
博多支店 福岡県福岡市博多区堅粕2丁目22-1 JR九州バス本社併設
博多支店福丸車庫 福岡県宮若市金丸403-1 旧・福岡中部支店
嬉野支店 佐賀県嬉野市下宿乙475-1
鹿児島支店 鹿児島県鹿児島市柳町8-27
宮崎支店 宮崎県宮崎市老松2丁目6-1
添田支店 福岡県田川郡添田町大字添田1263-3 JR添田駅構内
添田支店日田営業所 大分県日田市本町8-18 日田バス日田営業所内

現在の運行路線

高速バス

JR九州バスの高速バス事業は博多バスターミナル博多駅前)を拠点に、福岡市とおおむね300km圏の都市を結ぶ路線を中心に運行している。中でも福岡市から広島県・山口県への高速路線は、ふくふく号(福岡 - 下関、西鉄高速バスサンデン交通)を除き、いずれもJR九州バスが運行に携わっている。また近年では、2011年3月の九州新幹線全線開業に伴う「B&Sみやざき号」、2014年の東九州自動車道(延岡〜宮崎間)全線開通に伴う「ひむか号」など、博多を拠点としない都市間路線の運行も行っている。

※上記「広福ライナー」の夜行便。2023年10月1日以降は週末および祝日・繁忙期のみの運行。

一般路線バス

一般路線車(直方線)338-0922
一般路線車(駅バスふくま〜る)334-2904
一般路線車(北薩線)531-0905

※詳細は当該路線記事を参照のこと。

バス駅

  • 宮田駅(停留所化)
  • 福丸駅(停留所化)
  • 嬉野温泉駅
  • 薩摩郡山駅

休止・廃止路線

※九州旅客鉄道時代の路線も含む。

高速バス

宮崎県宮崎市延岡市を結ぶ。2014年3月16日に東九州道延岡 - 宮崎間が全線開通したことに伴い、同年度より運行されている。宮崎市 - 延岡市間を運行する路線バスは、1999年に宮崎交通の一般道経由の宮崎 - 延岡間が廃止されて以来、15年ぶりとなる[15]
運行開始当時は8往復。

一般路線バス

日向高岡駅(宮林線)644-6926
  • 山鹿線瀬高駅 - 山鹿温泉 - 肥後大津駅)※山鹿支店
    熊本電気鉄道(山鹿温泉 - 肥後大津間)・産交バス(瀬高 - 肥後大津間)が運行を引き継ぐ。なお、福岡県内区間(瀬高 - 南関)は、2009年9月末をもって廃止(廃止区間の一部はみやま市福祉バスに引き継がれた)。山鹿温泉 - 肥後大津間は産交バスと熊本電気鉄道で共同運行していたが、2011年9月末をもって熊本電気鉄道が撤退し、全線産交バスでの運行となった。
  • 熊本空港線(山鹿温泉 - 菊池 - 熊本空港)※山鹿支店(営業所当時)(九州産業交通と共同運行していた) 
  • 坂ノ市線(坂ノ市駅 - 延命寺 - 中判田駅)※大分支店(旧)
  • 佐賀関線(坂ノ市駅 - 幸崎駅 - 佐賀関)※大分支店(旧)
    坂ノ市・佐賀関の各路線は大分バスが引き継ぐ
  • 宮林線宮崎駅 - 小林駅)※宮崎支店
  • 日肥線(宮崎駅 - 妻 - 村所 - 湯前駅など)※妻営業所→宮崎支店
  • 都城線(都城駅 - 末吉油津駅)※都城営業所
    宮林線・日肥線・都城線は宮崎交通が運行を引き継ぐ。ただし日肥線の村所 - 湯前間は西米良村営バスが担当
  • 国分線(※国分営業所)
    鹿児島空港 - 国分駅 - 垂水中央・(旧)垂水港・桜島港
    その後、鹿児島交通(現三州自動車)が運行を引き継ぐ。なお、現在、国分方面から桜島港方面への系統はない。
    (旧)垂水港・垂水中央 - 桜島口 - 古里温泉 - 桜島港
    現在、鹿児島交通(現三州自動車)が運行を引き継ぐ。
    国分駅 - 大隅福島 - 大隅西山 - 検校橋・脇元
    鹿児島交通が運行を引き継ぐが2006年に廃止。
    国分駅 - 大隅福島 - 大隅西山 - 浜之市 - 隼人駅
    その後、林田バス(現鹿児島交通)が運行を引き継ぐ、2023年現在の隼人巡回バスの原点
    国分駅 - ソニー国分前 - 隼人駅
    林田バスが運行を引き継ぐが2006年に系統廃止、ただし路線は隼人国分循環線の一部区間として残存
    国分駅 - 国分高校前 - 城山公園(臨時)
    現在、同区間を運行するバスはない
    国分駅 - 川内局前 - 川原小前 - 萩ノ元
    林田バスが運行を引き継ぐが2006年に系統廃止、ただし路線は霧島市コミュニティバス(国分ふれあいバス)の一部区間として残存。なお、この系統自体はいわさきバスネットワークには引き継がれていない。
    国分駅 - 旭通 - 清水 - 郡田
    現在は一部区間であるが国分ふれあいバスが運行している。
    国分駅 - 上小川 - 脇元
    鹿児島交通が運行を引き継ぐが2006年に廃止。
    国分駅 - テクノパーク(上野原遺跡) - 上の段
    鹿児島交通が運行を引き継ぐが2006年に廃止。
    ★国分駅 - 姫城温泉 - 日当山
    ほぼ同区間を鹿児島交通(当時は林田産業交通)の路線が並行して運行している。
  • 加治木線(加治木駅 - 蒲生町 - 入来 - 宮之城)※蒲生営業所
    加治木駅 - 辺川・菖蒲谷 - 嶽
    加治木町に引き継ぎ、のちに南国交通に運行を委託
  • 山川線(山川駅 - 開聞駅 - 枕崎駅)※山川営業所
    鹿児島交通が運行を引き継ぐ。なお、現在は系統が分割している
  • 北薩線
    • 鹿児島駅 - 川田・郡山 - 岩戸
    • 鹿児島駅 - 川田・郡山 - 都迫
    • 鹿児島駅 - 川田・郡山 - 東俣
    • 鹿児島駅 - 郡山 - 薩摩大浦
    • ★宮之城 - 入来町 - 北薩永野
    • 宮之城 - 出水駅 - 米ノ津港
    宮之城 - 出水間は南国交通エアポートシャトルが代替している。
    • 宮之城 - 登尾
    南国交通が運行を引き継ぐが後に撤退し、現在は乗合タクシー化されている
  • コミュニティバス
    • あいばす - 鹿児島市郡山地域の運行受託をしていた。(いわさきバスネットワークに移管。)
    • 宮若市乗合バス - 宮若市福丸~中有木~宮若市役所間の路線を運行受託していた。(誠心物流に移管。)
  • 鞍手線 (宮田町 - 本城 - 宮田病院 - 鞍手町立病院 - 鞍手駅)※直方支店
  • 内ヶ磯線(直方駅 - 市役所前 - 溝掘 - 下境 - 養護学校前 - 永満寺団地 - いこいの村入口 - 内ヶ磯)※直方支店
西鉄バス筑豊が運行を引き継ぐ。
大野竹田バス大分バスグループ)が運行を引き継ぐ。
  • 直方線
    • 粟島線(福間駅 - 粟島神社前 - 福間駅)
    • 東福間線(ふくま〜る)
    • 若木台線(ふくま〜る)
    • トリアス久山支線(深井 - 久山役場入口 - トリアス久山)
    • 東久原支線(久山 - 東久原)
    • 直方本線(津田町 - 鴨生田公園 二字町経由)これにより鞍手高校経由を本線に格上げ
    • 飯塚線(自衛隊前 - 幸袋本町)
    • 飯塚線(宮田 - 千石峡入口 - 庄司本村 - 幸袋本町 - 吉原町 - 新飯塚駅
    • 福間線(福丸 - 見坂峠 - 内殿 - 総合病院前 - 福間駅(みやじ口))
  • 駅バスふくま〜る 
    • ブルールート(福間駅 - 光陽台 - 福間駅)
    • グリーンルート(福間駅 - 福間小学校入口 - ふくとぴあ - 手光公民館前 - 光陽台 - 福間駅)
★…国鉄バス時代末期に廃止

貸切バス

貸切バスの営業エリアは、支店・営業所が所在する4県のうち福岡県佐賀県鹿児島県の3県全域と、長崎県大村市佐世保市東彼杵郡東彼杵町川棚町波佐見町)である[19]

車両

高速バス「RED LINER HIGHWAY」 748-04551
路線バス「RED LINER OMNIBUS」 338-1921
貸切車 641-0975

現在の塗装は水戸岡鋭治のデザインによる、「RED LINER」のロゴが入った赤一色(「バスレッド」とも呼ばれている)のデザインであるが、これは現在の親会社であるJR九州から分社化する前の1988年に貸切車ではじめて採用されたもので、その後のJR九州全体で原色系のデザインの車両が多数登場することになった。

車体に書かれている大きな数字は「デザイン番号」とも呼ばれ、デザイナーが2桁の数字から見た目が良いものを選び、その中から選択される[20]。160台のバスに2桁番号を割り当てたため重複もあるなど、あくまでデザインの中の意匠として配したもので、車両称号とは関係なく、連番ともなっていない。

側面のロゴは、以下のように分類されている。

  • 貸切車…「RED LINER」
  • 一般路線車…「RED LINER OMNIBUS」
  • 高速車…「RED LINER HIGHWAY」(貸切車から転用された車両は「RED LINER」のみ)
  • 定期観光用…「RED LINER SIGHTSEEING」
  • 空港連絡用…「RED LINER AIRPORT」

シンボルマークは国鉄バスからの伝統を受け継いだツバメであるが、他のJRグループのバスが西日本JRバスを除いて白ベースの車体側面に塗装でツバメのマークを表示しているのに対して、JR九州バスでは車両前面に小さな金属製のエンブレムが取り付けられているだけとなっている。

国鉄バス時代はいすゞ三菱の車両が多かったが、民営化後は日野日産ディーゼル(当時、現「UDトラックス」)も増加している。特に2000年以降は日産ディーゼル車が多く増備されている。また、民営化後には国鉄バス時代に採用例がなかった西日本車体工業の車体を架装した車両も多く導入されている。一般路線車については、2001年以降は他社からの譲受車[21] のみとなっていたが、2008年より新車導入が再開されている。

なお、日田彦山線BRTではJR九州が導入した専用の車両を使用している。詳細は日田彦山線BRT#使用車両を参照のこと。

車両称号

国鉄バスの附番法則をそのまま使用していた(国鉄バス#車両称号を参照)が、2004年11月以降の新車から、以下のような附番法則に変更された。なお、在来車の改番は行われていない。

車体には4桁に省略されて表記される事が多く、この省略表記は「ドア番号」と呼ばれている[20]。省略方法は、基本的にはメーカー・年式(下1桁)・固有番号の数字から4桁としているが、年式以降の4桁をそのままドア番号として表記している車両も存在する。特に三菱車の場合は通常の省略方法の場合4000番台となることからこれを嫌い、例外的表記としている[20][22]

また、省略表記の数字をそのまま希望ナンバーにしている車両も多い[20]

7 4 8 - 05 5 54
車種 形状 メーカー   年式 装備 固有番号
  • 車種
    1…全長7000mm以下
    2…全長8400mm以下(中型バス)
    3…全長9000mm以下(中型バス)
    4…全長9800mm以下(大型ショート系)
    5…全長9800mm超(大型バス)
    6…中長距離・観光・高速車
    7…観光・高速車
  • 形状
    1…横向き座席
    2…混合(半分以上が前向き)
    3…前向き座席
    4…リクライニングシート
  • メーカー
    1…いすゞ
    4…三菱
    7…日野
    8…日産ディーゼル(当時、現「UDトラックス」)
  • 年式
    • 西暦の下2桁。
  • 装備
    1…前扉・板ばね
    2…前中扉・板ばね
    3…前後扉・板ばね
    4…3扉・板ばね
    5…前扉・空気ばね
    6…前中扉・空気ばね
    7…前後扉・空気ばね
    8…3扉・空気ばね
    0…その他
  • 固有番号
    • 01〜29…一般路線車
    • 30〜49…一般路線車(中古)
    • 50〜69…高速車
    • 70〜89…貸切車
    • 90〜99…その他

上記の法則により、「748-05554」は、「リクライニングシート装備の高速車で日産ディーゼル製、製造年はxx05年で、前扉・空気ばね装備の車両」における54号車ということになる。

乗車カード

JR九州のICカードであるSUGOCAは、開業より車内精算の実証実験を行っている日田彦山線BRT[23]以外に導入している路線はない。

直方線全線では2013年4月1日より西日本鉄道(西鉄)などが導入しているnimocaを導入しておりSUGOCAも相互利用としては利用可能である。全国相互利用対象カードであるKitacaSuicaPASMOTOICAmanacaICOCAPiTaPaはやかけんも利用可能[24]

北薩線では鹿児島市電・鹿児島市営バス・南国交通と同様、RapiCaが導入されている。鹿児島交通などのいわさきコーポレーション各社が導入しているいわさきICカードと相互利用が可能であるが、全国相互利用対象カードではなく片利用にも対応していない。

嬉野線では2022年9月20日よりnimocaが導入された。[1]

注記

  1. ^ a b c “JR九州のバス事業譲渡”. 交通新聞 (交通新聞社): p. 1. (2001年6月20日) 
  2. ^ a b JR九州バス株式会社 第24期決算公告
  3. ^ 「JR年表」『JR気動車客車編成表 '02年版』ジェー・アール・アール、2002年7月1日、193頁。ISBN 4-88283-123-6 
  4. ^ a b 「JR年表」『JR気動車客車編成表 '03年版』ジェー・アール・アール、2003年7月1日、192-193頁。ISBN 4-88283-124-4 
  5. ^ のちに誠心物流、その後現在は西鉄バス筑豊に委託されている。
  6. ^ 「JR九州バス」でnimocaのサービスを開始します』(PDF)(プレスリリース)2013年3月8日http://www.nishitetsu.co.jp/release/2012/oshirase/130308_jrkyuusyuubus.pdf2013年3月9日閲覧 
  7. ^ a b “宮崎~延岡に高速バス、4月1日から運行”. 読売新聞. (2014年2月2日). http://kyushu.yomiuri.co.jp/local/miyazaki/20140203-OYS1T00457.htm 2014年2月5日閲覧。 
  8. ^ 東九州自動車道を活用した新たな高速バス路線が誕生します! 平成27年春「宮崎・延岡 - 大分・別府線」運行開始予定 〜九州高速バスネットワークの充実でますます便利に!〜 (PDF) - JR九州グループ News Release 平成27年1月27日
  9. ^ 東九州自動車道経由 高速バス 宮崎・延岡〜大分・別府線 公募の愛称決定しました。いよいよ3/5から予約開始! - 宮崎交通株式会社 News Release 平成27年3月4日
  10. ^ 平成27年4月1日 東九州自動車道に新高速バス路線誕生!「宮崎・延岡〜大分・別府線」運行開始 〜38年りの直行バス復活を記念し「愛称」募集します〜 (PDF) - 宮崎交通株式会社 News Release 平成27年2月4日
  11. ^ 精神障がい者割引の導入について(お知らせ - JR九州バス公式サイト、2017年4月4日閲覧。
  12. ^ 福岡中部支店の無人化について”. JR九州バス. 2022年1月18日閲覧。
  13. ^ "BRT ひこぼしライン 運行ダイヤ及び運賃について" (PDF) (Press release). 九州旅客鉄道. 26 May 2023. 2023年5月26日閲覧
  14. ^ "日田彦山線BRTひこぼしライン運行体制について" (PDF) (Press release). 九州旅客鉄道. 29 May 2023. 2023年5月29日閲覧
  15. ^ 宮崎市長のページ 活動記録 平成26年度4月 - 宮崎市企画財政部秘書課
  16. ^ 「ひむか」お試しキャンペーン期間延長!10月末まで。 Archived 2014年9月12日, at the Wayback Machine. - 宮崎交通
  17. ^ ひむか(延岡~宮崎) - 宮崎交通
  18. ^ a b 宮崎⇔延岡間高速バス、「ひむか」及び「パシフィックライナー」の利便性向上について - JR九州バス
  19. ^ 貸切バスご利用にあたってJR九州バス
  20. ^ a b c d バスラマ・インターナショナル99号「ユーザー訪問:ジェイアール九州バス」の記述による。
  21. ^ 都営バス西武バスなど
  22. ^ 例えば、旧附番表記の744-2952号は車体には「2952」と表記されている(バスラマ・インターナショナルより)。
  23. ^ ひこぼしラインの乗り方”. 九州旅客鉄道. 2023年8月28日閲覧。
  24. ^ 交通系ICカードのサービス開始日の決定について (PDF) - JR九州バス、2013年3月8日

参考文献

外部リンク