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2023年3月9日 (木) 04:48時点における版
なんば たかし 難波 喬司 | |
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2017年7月26日、東京都千代田区にて | |
生誕 |
1956年7月20日(68歳) 岡山県 |
国籍 | 日本 |
教育 |
工学修士 博士(工学) |
出身校 |
名古屋大学大学院 工学研究科土木工学専攻修了 |
職業 | 地方公務員、国土交通技官 |
難波 喬司(なんば たかし、1956年7月20日 - )は、日本の運輸官僚、地方公務員。学位は博士(工学)(名古屋大学・2005年)。
運輸省の技官を経て、国土交通省大臣官房技術総括審議官、京都大学大学院経営管理研究部客員教授、静岡県副知事、慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科特任教授を歴任した。
来歴
生い立ち
岡山県真庭市出身。岡山県立岡山大安寺高等学校を経て[1][2]、1981年名古屋大学大学院工学研究科土木工学専攻修了。
運輸省へ
同年、運輸省入省[3]。1996年運輸省港湾局計画課補佐官。1998年茨城県土木部港湾課長。2000年茨城県港湾振興監。2001年国土交通省港湾局海岸・防災課海岸企画官。2003年国土交通省港湾局災害対策室長。2004年国土交通省港湾局港湾保安対策室長。2005年国土交通省関東地方整備局港湾空港部長[3][4]。同年論文「アウトカムの視点による海岸行政の政策・施策体系の構築とその実施方法に関する研究」により名古屋大学博士(工学)の学位を取得[3][5]。2008年国土交通省港湾局計画課長。2009年国土交通省九州地方整備局副局長。2012年国土交通省大臣官房技術参事官(港湾局担当)。2013年国土交通省大臣官房技術総括審議官。
静岡県副知事、県理事
2014年に退官、京都大学大学院経営管理研究部(いわゆる「経営管理大学院」)客員教授。同年高秀樹とともに静岡県副知事に就任[3][4]。2015年慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科特任教授。2017年土木学会論説委員。2018年静岡県副知事再任。2019年慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科特任教授[4]。同年に第19回統一地方選挙の一環で行われた静岡市長選挙への出馬を模索したが最終的に立候補を断念。市長選出馬の混乱の引責を取る形で川勝平太静岡県知事に辞職願を提出したが慰留され不受理扱いされた[6]。
2022年5月17日をもって静岡県副知事としての任期が満了することに伴い、翌18日付で任期付き職員の県理事として採用された[7]。中央リニア新幹線を巡る諸課題や熱海市の土石流災害問題を引き続き担当し、これらに関しては副知事相当の権限が与えられている[8]。
同年11月10日付で県を退職し[9]、翌11日に翌年4月に行なわれる静岡市長選挙への立候補を表明した[10]。
政策・主張
- 静岡県中央新幹線対策本部長として
- 静岡県副知事の一期目より静岡県中央新幹線対策本部長を務める[8]。
- 中央新幹線南アルプストンネル掘削により、大井川流量が減少するとし、東海旅客鉄道の対応を批判し、2019年7月3日には愛知県庁を訪れ、松井圭介愛知県副知事と面会したのち、静岡県庁で会見を開き、「科学的論拠に基づいた意見を述べている」とした[11]。18日には山梨県庁を訪れ若林一紀山梨県副知事と面会し、山梨県側からは「静岡県の懸念は理解した。JR東海と静岡県が課題の解決に向けて互いに真摯に話し合うことを願っている」とのコメントがなされた[12]。同年9月には静岡県庁で静岡県環境保全連絡会議を開き、国土交通省から従来より格上にあたる鉄道局担当の江口秀二大臣官房技術審議官を参加させるなどした[13][14]。
略歴
- 1981年 - 名古屋大学大学院工学研究科修了[15]。
- 1981年 - 運輸省入省[15]。
- 1996年 - 運輸省港湾局計画課補佐官[15]。
- 1998年 - 茨城県庁土木部港湾課課長[15]。
- 2000年 - 茨城県庁港湾振興監[15]。
- 2001年 - 国土交通省港湾局海岸・防災課海岸企画官[15]。
- 2003年 - 国土交通省港湾局災害対策室室長[15]。
- 2004年 - 国土交通省港湾局港湾保安対策室室長[15]。
- 2005年 - 関東地方整備局港湾空港部部長[15]。
- 2008年 - 国土交通省港湾局計画課課長[15]。
- 2009年 - 九州地方整備局副局長[15]。
- 2012年 - 国土交通省大臣官房技術参事官(港湾局担当)[15]。
- 2013年 - 国土交通省大臣官房技術総括審議官[15]。
- 2014年 - 国土交通省退官[15]。
- 2014年 - 京都大学大学院経営管理研究部客員教授[15]。
- 2014年 - 静岡県副知事[15]。
- 2022年 - 静岡県庁理事[7]。
- 2022年 - 静岡県庁退官[9]。
著書
脚注
- ^ 「毎日フォーラム・霞が関ふるさと記岡山県・下」 2015年6月10日 10時00分
- ^ 「講師プロフィール」 みなと総合研究財団
- ^ a b c d [難波 喬司 氏インタビュー1|ピープル|]明治日本の産業革命遺産
- ^ a b c 「静岡県 副知事難波 喬司(なんば たかし)」 静岡県
- ^ 名古屋大学 , 博士 (工学) , 乙第6433号 , 2005-02-28
- ^ 「難波氏 静岡市長選不出馬 知事が慰留 副知事続投」 読売新聞2019/02/05 05:00
- ^ a b 森田憲吾「難波喬司・静岡県副知事退任 理事としてリニア、土石流担当継続」『静岡新聞』2022年5月18日。2022年5月28日閲覧。
- ^ a b 谷口武「退任の難波副知事 県が理事就任発表」『中日新聞』2022年5月13日。2022年6月8日閲覧。
- ^ a b “静岡市長選、難波氏きょう出馬表明へ 田辺市長は明言せず”. 中日新聞. (2022年11月11日) 2022年11月11日閲覧。
- ^ “静岡県の難波喬司・元副知事、静岡市長選に出馬表明”. 日本経済新聞. (2022年11月11日) 2022年11月11日閲覧。
- ^ 静岡県副知事、愛知県にリニア問題を説明 日本経済新聞2019/7/3 20:13
- ^ 「静岡がリニアを遅らせているわけでない」 副知事が山梨訪問 産経新聞2019.7.18
- ^ リニア水問題「JRの地質調査不十分」 静岡県連絡会議で見解(2019/9/12 17:00) 静岡新聞
- ^ 「工法検討過程の開示を リニア着工」 中日新聞2019年9月13日
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p 難波喬司「港湾法の体系で、世界遺産の保全を担保する」『難波 喬司 氏インタビュー1|ピープル|明治日本の産業革命遺産』産業遺産国民会議、2016年3月31日。
外部リンク
公職 | ||
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先代 林田博 |
国土交通省大臣官房技術総括審議官 2013年 - 2014年 |
次代 森雅人 |