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「手島圭三郎」の版間の差分

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'''手島 圭三郎'''(てじま けいざぶろう、[[1935年]] - )は[[北海道]][[紋別市]]出身の[[版画家]]、[[絵本作家]]。主な作品に『きたきつねのゆめ』『しまふくろうのみずうみ』『おおはくちょうのそら』がある。[[江別市]]在住。
'''手島 圭三郎'''(てじま けいざぶろう、[[1935年]] - )は[[北海道]][[紋別市]]出身の[[版画家]]、[[絵本作家]]。主な作品に『きたきつねのゆめ』『しまふくろうのみずうみ』『おおはくちょうのそら』がある。[[江別市]]在住。
==来歴==
==来歴==
父が[[鉄道員]]で[[転勤]]が多く、主に[[オホーツク海]]沿いの農漁村を転々として育った。[[1957年]]、[[北海道学芸大学]](現・[[北海道教育大学]])札幌校卒業。<br />20年にわたって[[中学校教師]]を務めた後に[[木版画]]家として独立する。[[1981年]]に日本版画協会展に出展した[[シマフクロウ]]の版画が[[福武書店]]の編集者の目にとまり、絵本作家としてデビュー。シマフクロウ、[[キタキツネ]]、[[ヒグマ]]など北海道の動物を題材とした作品を発表し、[[藤村久和]]と組んで[[アイヌ]]の[[ユカラ]]を絵本化したシリーズでも知られる<ref>[https://www.ehonnavi.net/specialcontents/interview/20120621_2/detail02.asp 手島圭三郎さんインタビュー「いきるよろこび」シリーズ]</ref>。作品はアメリカ、ドイツ、スイス、デンマーク、スウェーデン、中国、韓国でも翻訳された。
父が[[鉄道員]]で[[転勤]]が多く、主に[[オホーツク海]]沿いの農漁村を転々として育った。[[1957年]]、[[北海道学芸大学]](現・[[北海道教育大学]])札幌校卒業。<br />20年にわたって[[中学校教師]]を務めた後に[[木版画]]家として独立する。[[1981年]]に日本版画協会展に出展した[[シマフクロウ]]の版画が[[福武書店]]の編集者の目にとまり、絵本作家としてデビュー。シマフクロウ、[[キタキツネ]]、[[ヒグマ]]など北海道の動物を題材とした作品を発表し、[[藤村久和]]と組んで[[アイヌ]]の[[ユカラ]]を絵本化したシリーズでも知られる<ref>[https://www.ehonnavi.net/specialcontents/interview/20120621_2/detail02.asp 手島圭三郎さんインタビュー「いきるよろこび」シリーズ]</ref>。作品は[[アメリカ]][[ドイツ]][[スイス]][[デンマーク]][[スウェーデン]][[中国]][[韓国]]でも翻訳された。


== 受賞 ==
== 受賞 ==

2022年6月11日 (土) 13:03時点における版

てじま けいざぶろう
手島 圭三郎
誕生 1935年(89 - 90歳)
日本の旗 日本北海道紋別市
職業 版画家絵本作家教師
言語 日本語
国籍 日本
最終学歴 北海道学芸大学札幌校卒業
代表作 『きたきつねのゆめ』、『おおはくちょうのそら』
デビュー作 『しまふくろうのみずうみ』
活動期間 1981年 - 2021年
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手島 圭三郎(てじま けいざぶろう、1935年 - )は北海道紋別市出身の版画家絵本作家。主な作品に『きたきつねのゆめ』『しまふくろうのみずうみ』『おおはくちょうのそら』がある。江別市在住。

来歴

父が鉄道員転勤が多く、主にオホーツク海沿いの農漁村を転々として育った。1957年北海道学芸大学(現・北海道教育大学)札幌校卒業。
20年にわたって中学校教師を務めた後に木版画家として独立する。1981年に日本版画協会展に出展したシマフクロウの版画が福武書店の編集者の目にとまり、絵本作家としてデビュー。シマフクロウ、キタキツネヒグマなど北海道の動物を題材とした作品を発表し、藤村久和と組んでアイヌユカラを絵本化したシリーズでも知られる[1]。作品はアメリカドイツスイスデンマークスウェーデン中国韓国でも翻訳された。

受賞

  • Fiera di Bolognia Graphic Prize (special mention), 1986
  • New York Times Best Illustrated Books, 1987
  • ALA Notable Book, 1987
  • Japan Prize for Outstanding Picture Books, 1983
  • ALA Notable Books, 1988
  • ニューヨーク・タイムズ選世界の絵本ベストテン:『おおはくちょうのそら』, NY Times Best Illustrated Books, 1988[3]
  • 厚生省児童福祉文化奨励賞:『カムイチカプ』
  • 平成30年度地域文化功労者 (北海道)(2018年)[4]

絵本塾出版の著書

  • しまふくろうのみずうみ』(1982年)北の森からシリーズ
  • おおはくちょうのそら』(1983年)北の森からシリーズ
  • くまげらのもり』(1984年)北の森からシリーズ
  • 『カムイチカプ』(1984年)カムイユーカラシリーズ
  • きたきつねのゆめ』(1985年)北の森からシリーズ
  • 『ケマコシネ』(1986年)カムイカムイ・ユーカラシリーズ
  • ひぐまのあき』(1986年)北の森からシリーズ
  • 『チピヤク』(1986年)カムイカムイ・ユーカラシリーズ
  • 『ふゆのうま』(1987年)幻想シリーズ
  • 『イソポカムイ』(1989年)カムイ・ユーカラシリーズ
  • 『ふぶきのとり』(1990年)幻想 シリーズ
  • 『エタシペカムイ』(1990年)カムイ・ユーカラシリーズ
  • 『はるのちょう』(1991年)幻想シリーズ
  • 『しまふくろうとふゆのつき』(1993年)いきるよろこびシリーズ
  • はまなすのおかのきたきつね』(1995年)大自然のいのちの物語 シリーズ 
  • たんちょうづるのそら』(1998年)極寒に生きる生きものたちシリーズ
  • おじろわしのうみ』(1999年)極寒に生きる生きものたちシリーズ
  • 『くまげらのはる』(2000年)極寒に生きる生きものたちシリーズ
  • しろふくろうのやま』(2000年)極寒に生きる生きものたちシリーズ
  • えぞふくろうのみみ』(2001年)極寒に生きる生きものたちシリーズ
  • はいたかのふゆ』(2002年)極寒に生きる生きものたちシリーズ
  • えぞりすのあさ』(2002年)北に生きるかしこい動物たちシリーズ
  • ゆきうさぎのちえ』(2003年)北に生きるかしこい動物たちシリーズ
  • えぞしかのたび』(2004年)北に生きるかしこい動物たちシリーズ
  • えぞももんがのよる』(2004年)北に生きるかしこい動物たちシリーズ
  • あざらしのはる』(2005年)北に生きるかしこい動物たちシリーズ
  • らっこのうみ』(2006年)北に生きるかしこい動物たちシリーズ
  • みずならのいのち』(2008年)
  • 『しまふくろう』(2010年) いきるいきるよろこびシリーズ
  • 『きたきつねのしあわせ』(2011年)いきるよろこびシリーズ
  • 『とびだせ にひきのこぐま』(2012年)いきるよろこびシリーズ
  • 『はるをはしるえぞしか』(2013年)いきるよろこびシリーズ
  • 『かしこくいきる しまりす』(2014年)いきるよろこびシリーズ
  • 『つきよのくろてん』(2015年)いきるよろこびシリーズ
  • 『えぞふくろう ふぶきをのりこえる』(2016年)いきるよろこびシリーズ
  • 『きたきつねとしろふくろう たすけあう』(2017年)いきるよろこび シリーズ 
  • 『はしれ はるのゆきうさぎ』(2018年)いきるよろこびシリーズ
  • 『くまげらのはる』(2019年)いきるよろこびシリーズ
  • 『あざらしのはる』(2019年)いきるよろこびシリーズ
  • 『たんちょうづるのそら』(2019年)いきるよろこびシリーズ
  • 『すだつ きたのかわせみ』(2019年)いきるよろこびシリーズ
  • 『ひとりだちする きたきつねのこども』(2020年)いきるよろこ シリーズ
  • 『きたきつねとはるのいのち』(2021年)いきるよろこびシリーズ
    • 手島圭三郎全仕事 編集委員会『手島圭三郎全仕事』(2017年)ISBN 978-4864841177

脚注

注釈

出典

  1. ^ 手島圭三郎さんインタビュー「いきるよろこび」シリーズ
  2. ^ a b Schmidt, Gary D. (December 1990). “The Elemental Art of Keizaburo Tejima”. The Lion and the Unicorn (The Johns Hopkins University Press) 14 (2): 77-91. doi:10.1353/uni.0.0306. http://muse.jhu.edu/login?auth=0&type=summary&url=/journals/lion_and_the_unicorn/v014/14.2.schmidt.pdf 2013年10月12日閲覧。. 
  3. ^ a b Lim, Yee-Joo (28 September 2007). Award-Winning Asian and Asian American Illustrators:An Analysis of American Picture Books. Naples Art Association Symposium, Awarding Pictures: The Art of Children’s Book Illustration. 2013年10月16日時点のオリジナルよりアーカイブ。2013年10月12日閲覧 {{cite conference}}: 不明な引数|deadlinkdate=は無視されます。 (説明)
  4. ^ 文化庁創立50周年記念式典の開催,及び平成30年度地域文化功労者表彰並びに文化庁創立50周年記念表彰被表彰者の決定について” (js). 文化庁 公式サイト. 文化庁 (2018年9月21日). 2022年6月11日閲覧。

外部リンク