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=== 戦争と政治 ===
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** [[9月11日]] - [[アメリカ同時多発テロ事件]]発生。[[イスラーム過激派]]によって[[ハイジャック]]された4機の旅客機が[[アメリカ合衆国]]内の複数の地上施設めがけ激突。死者2,993人。
** [[9月11日]] - [[アメリカ同時多発テロ事件]]発生<ref>{{cite book|title=The Globalization of Martyrdom: Al Qaeda, Salafi Jihad, and the Diffusion of Suicide Attacks|last=Moghadam|first=Assaf|publisher=Johns Hopkins University|year=2008|isbn=978-0-8018-9055-0|page=48}}</ref><ref>{{cite web|url=https://www.pbs.org/wgbh/pages/frontline/shows/front/special/sala.html|title=Special Reports&nbsp;– The Salafist Movement: Al Qaeda's New Front|last=Livesey|first=Bruce|date=January 25, 2005|website=PBS Frontline|publisher=WGBH educational foundation|accessdate=October 18, 2011}}{{cite book|title=US Counter-Terrorism Strategy and al-Qaeda: Signalling and the Terrorist World-View|last1=Geltzer|first1=Joshua A.|date=2011|publisher=Routledge|isbn=978-0415664523|edition=Reprint|page=83}}</ref>{{sfnp|Wright|2006|p=79}}。[[イスラーム過激派]]によって[[ハイジャック]]された4機の旅客機が[[アメリカ合衆国]]内の複数の地上施設めがけ激突。死者2,993人。
** [[10月7日]] - [[アフガニスタン紛争 (2001年-)|アフガニスタン戦争]]開戦。
** [[10月7日]] - [[アフガニスタン紛争 (2001年-)|アフガニスタン戦争]]開戦。
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2021年5月12日 (水) 10:16時点における版

千年紀: 3千年紀
世紀: 20世紀 - 21世紀 - 22世紀
十年紀: 2000年代 2010年代 2020年代 2030年代 2040年代
2050年代 2060年代 2070年代 2080年代 2090年代
日本の元号: 平成 - 令和 -

21世紀(にじゅういっせいき)とは、西暦2001年から西暦2100年までの100年間を指す世紀3千年紀における最初の世紀である。

21世紀の主なできごと

アメリカ同時多発テロ事件

戦争と政治

科学技術

自然災害

社会

スポーツ

天文現象

予測される天文現象

予定されている事柄

中央新幹線で使用される予定の超電導リニア実験車両

21世紀に関する予測

全般的な予測

環境問題に関連した予測

日本

人口予測

1800年から2100年までの世界人口予測(国連 (2004) 及びアメリカ国勢調査局の評価・推計に基づく)
黒線:推定値、青線:統計値、赤・橙・緑線:国連の推計値(それぞれ高位・中位・低位)

2011年には国連による世界人口の推計が70億人に達した[17]。今後については多くの予測で、21世紀中に世界人口がピークを迎え発展途上国にも高齢化社会が到来すると分析されている。

科学技術予測

21世紀における課題

急激な文明の進歩の途上で発生した問題が山積している。現在、解決に向けた取り組みが世界各国で行われている。

環境技術(オトンルイ風力発電所

科学技術

20世紀から21世紀にかけての人口の増加と、人間活動の広がりは、地球環境への負荷を非常に大きなものとした。豊かな生活と環境負荷の軽減を両立させるために、新たな環境技術開発が切望されている。また、20世紀後半からの医学生物学生命工学の発展は著しく、再生医療遺伝子治療の実用化により、今まで治ることのなかった病気や老化による障害を治すための研究が進められている。技術進歩を人間の寿命の大幅な延長や肉体機能の拡張に利用しようという動きもある(トランスヒューマニズム)。一方社会の高齢化とあいまって、医療費の高騰も心配されている。

携帯電話パソコンによるインターネットは、テレビ・ラジオ・CD・新聞など既存のメディアを取り込んで急速に情報化を進展させている。これによりインターネットに接続されたコンピュータの数が増加するとともに、IPアドレスの不足が深刻化しつつある。これに関してはユビキタス社会の進展に伴って、今後、IPv4からIPv6への移行が進められている。また近年では、コンピュータ・ウイルス不正アクセスによる被害が深刻になり、コンピュータセキュリティ上の問題が重要視されてきている。

2000年代以降のコンピュータとインターネットの普及により、ビッグデータと呼ばれる程の巨大な情報が毎日のように生み出されるようになった。さらには、IoT/M2M技術の進歩により現実世界のデータが高精度にサンプリングされてインターネット上に流通するようにもなった。そのような巨大な情報は人間のみでは十分に利活用しきれないため、高性能なコンピュータ・クラスタや人工知能の産業への応用が急速に進展している。特に、2006年に提唱され、2012年以降に普及したディープラーニングによって人工知能の応用範囲が大幅に広がったことが大きな契機となった。このまま研究が進み、人工知能に関わる技術が進歩した場合には、ある時点で人工知能の思考能力が人間の頭脳の思考能力を超え始めると考えられている(シンギュラリティの到来。未来学者のレイ・カーツワイルによると、2045年頃と予測されている)。技術的特異点の支持者らによると、これを超えると。人工知能の手になる、より知性的な人工知能の開発が繰り返され、人類だけの頭脳とコミュニケーションの速度では不可能なほどの超加速度的な科学技術の進歩が始まるとされている。2012年にカーツワイルがGoogleに招致されたことや、同年にディープラーニングの応用が急激に広がり始めたことを機に、ビッグデータや人工知能という概念が頻繁にニュースや新聞記事などに取り上げられ、人類はどのようにその日を迎えるべきか、あるいは、そもそも本当にそのような事が起き得るのかという議論が民間でも活発に行われるようになった。

20世紀における21世紀像

20世紀半ばから後半における21世紀の未来像の定番要素に「テレビ電話」、「壁掛けテレビ」、「立体テレビ」、「電気自動車」、「自動運転車」、「エアカー」、「個人用の空飛ぶ乗り物(空飛ぶクルマ)」、「(超高速鉄道としての)リニアモーターカー」、「丸みを帯びた独特なビルディングの形状や上空を通る透明のチューブ」、「宇宙旅行惑星間の移動、月面基地、大規模な宇宙開発」、「一家に一台のコンピュータ家庭用ロボット」などがあった。

21世紀初期における現状

本項目では2010年代までの現状と展望を記述する。

コンピュータ・インターネット

21世紀初頭は、前世紀期末に引き続きIT関連のテクノロジーが高度化してきた時代である。従来からのパソコン携帯電話2010年代前半にフィーチャー・フォンからスマートフォンに移行)に加え、2003年ごろからいわゆるデジタル三種の神器デジタルカメラDVDレコーダー薄型テレビ)をはじめ、デジタルメディアプレーヤーなどのデジタル家電機器が浸透した。こうして、2000年代後半においてコンピュータはすでに「一家に一台」から「一人一台」を超え、「一人多数台」のレベルへと移行するまでの普及を遂げた。これらは、「20世紀における21世紀像」を大きく上回る進化を遂げ、個々のコンピュータの性能も1980年代メインフレームを遥かに凌駕しており、情報通信技術による社会の変化は情報革命とも呼ばれる。

コンピュータを常に身につけて利用するウェアラブルコンピューティングも、2000年代に携帯電話(スマートフォン)や携帯ゲーム機の普及により一般化した。ウェアラブルコンピューティングデバイスとして古くから構想されていたスマートウォッチヘッドマウントディスプレイ1990年代に既に商品化されていたが、本格的な普及が始まるのは2010年代後半に入ってからである。また同時期にはIoTM2M技術が浸透しはじめ、センサと無線接続機能を持つあらゆる製品がインターネットにつながり、相互に情報交換するようになるなど、ユビキタス社会の深化が進みつつある。家電製品や自動車などの組み込みシステムにはリッチなユーザインターフェースグラフィカルユーザインタフェース (GUI) や音声ユーザーインターフェース (VUI) )と無線ネットワーク機能(携帯電話回線への接続や無線PAN機能)が備えられ、スマートフォンなどと連携して動作するようにもなっている。

コンピュータの性能は集積回路の微細化(ムーアの法則)を主な原動力に急激に上昇しつづけてきたが、2000年代中頃から半導体産業はリーク電流の増大という量子力学的効果に起因する難問に直面した。集積回路を微細化しても以前ほどの高速化にはつながりにくくなり、コンピュータ技術はSIMDマルチコアなど、並列コンピューティングによる性能向上に舵を切った。またこの頃から回路の微細化が進んでも電力消費と発熱がそれに見合うほど減らなくなった(デナード則の崩壊)ため、回路上で同時稼働させることのできないエリアが増え(ダークシリコン問題)、ヘテロジニアス・コンピューティングや特定アプリケーションに特化した回路 (ASIC) の実装が重要になった[25]。さらに、2016年頃からは集積回路の微細化ペース自体も鈍化しはじめ、ムーアの法則に牽引された従来のコンピュータの性能向上パラダイムは終焉を迎えつつある[26]EUV露光、回路の多層化、3Dチップなどの新たな実装技術を駆使したとしても、2020年代中には集積回路の微細化が限界に達し従来のノイマン型コンピュータの性能向上が頭打ちになるとみられており、量子の性質を利用する量子コンピュータの普及も期待されている。

一方、人工知能の応用は2010年代初頭までごく限られていたが、2012年以降のディープラーニングの普及によりその実用性が大幅に増し、IoTにより生成されるビッグデータの利活用(データマイニング)や、画像認識、画像処理・音声処理自然言語の処理意思決定支援自動運転車両など幅広い分野への応用が急激に進みつつある。

電話・移動通信

電話機はこれらをデザインした作品においても、固定端末であることが多かった。しかしすでに2000年代初頭、日本においては、多機能な携帯電話端末は子供や若者が個人用に保有するまでに普及し、「テレビ電話」も同時期に携帯電話や固定電話で実現されている。2000年代末にはiPhoneAndroidの登場を機に、タッチパネルによる直感的な操作性と、パソコン並みの柔軟な機能拡張性をそなえたスマートフォンの普及が一気に進んだ。

2010年代中ごろからは第4世代移動通信システムの普及によって大容量の通信が低コスト化し、固定回線同様の動画や音楽などの配信が携帯端末でも実用化した。将来的には、第5世代移動通信システム(あるいはその先の第6世代移動通信システム)への移行に伴いさらに高速化・大容量化・低遅延化などが見込まれ、これまでの携帯端末などにおける移動通信用途にとどまらず、IoTや自動運転車両、遠隔医療ロボット支援手術など様々な用途での活用も期待されている。また、GoogleProject Loonなどの気球無線中継システムによって、通信インフラが乏しい僻地でも携帯電話が使える技術が進んでいる。

テレビ・ディスプレイ

テレビの形状も2000年代には、液晶テレビプラズマテレビの普及により薄型テレビが主流になり、従来のブラウン管型から完全に移り変わった。専用の器具を使えば当然、壁に掛けることも可能である。曲げることが可能な有機ELディスプレイも21世紀に実用化された。

また、2010年代に入り4K8Kなどの高解像度化や、120Hzや240Hzなどのリフレッシュレートの向上が進んでいる。また、両眼視差ホログラム技術などによる立体描写可能な3Dテレビ3DディスプレイVRデバイスも開発されている。

照明

21世紀に入ってから、地球温暖化防止・環境保護の観点から消費電力が多く短寿命である白熱電球の使用が控えられるようになり、消費電力が相対的に低い電球型蛍光灯LED照明への置き換えが進んだ。LED照明は当初は誘導灯や常夜灯など比較的低照度の用途での利用が主であったが、2000年代末から一般照明用光源としての普及が始まり、2010年代中ごろには一般用照明の主流となった。今後は有機EL照明の登場・普及も予想されている。

メディアの電子化

20世紀末までに、ほとんどの映像メディアが電子化され、21世紀に入ってからはデジタルカメラやカメラ付き携帯電話の普及により、写真の電子化が急激に進んだ。

2000年代以降、ニュースなどの情報新聞社や個人によってインターネット配信されており、徐々に新聞離れ・雑誌離れが起きている。漫画や小説、その他の出版物のネット配信もされているが、2000年代までは紙の本を置き換えるほどには活用されていなかった。しかし、2010年代に入ると直感的な操作ができるタッチパネルを搭載した端末や、表示中に電力を消費しない電子ペーパーを搭載した端末が注目を集め、出版物のインターネット配信が急激に広がった。2017年には電子版の漫画単行本の売り上げが紙媒体の売り上げを上回り、電子書籍による紙の本の置き換えが進みつつある。

エネルギー

エネルギー分野では、太陽光発電シェールガスなどの非在来型資源の開発が進み、新興国でのモータリゼーションの進行にもかかわらず、石油の戦略性は20世紀と比べ相対的に減少している。

しかし、化石燃料の使用による温室効果ガスの排出増大傾向は続いており、再生可能エネルギーの開発は前世紀に引き続き重要な問題である。2003年頃からの原油価格の高騰により、2006年ごろから世界各国で脱原発の目標を見直し原子力発電所の新設に舵を切るなど「原子力ルネサンス」と言われる動きが生じたが、2011年の福島第一原子力発電所事故により急激に鎮静化。核燃料サイクルに関わる問題の解決の見通しがつかない中、原子力発電所の安全対策費用は高騰の一方で、原子力の先行きには暗雲が垂れ込めている。一方で変動型電源である太陽光発電、風力発電の普及は目覚ましく、大容量の蓄電設備、スマートグリッド技術を応用した電力供給体制の整備が急がれている。

自動車

一方、温室効果ガス排出の抑制が強く求められるようになったことにより、化石燃料を燃料とする内燃機関により駆動される現在の形態は、曲がり角に差し掛かっている。現に原油価格が値上がりしていることもあって、日本では軽自動車などの燃費重視型低排気量車両や、ハイブリッドカーが主流となり、欧州など世界各国でも低公害ディーゼルアルコール燃料車、LPG自動車など燃費に優れた低公害型内燃機関自動車へのシフトが進み、業務用途を中心に蓄電池式の電気自動車の導入も始まりつつある。この他に燃料電池車水素自動車なども開発が進められている。

情報化の波は自動車も例外でなく、21世紀初頭において乗用車にはカーナビゲーションテレマティクスの装備が一般化した。さらに、高知能自動車(スマートカー)の開発が進み、「高度道路交通システム」(ITS)と連動して、車間距離を保ったり、道路交通情報がリアルタイムで取得可能になるような技術開発が進められた。自動車の「自動運転システム」についても2010年代に入り開発が活発化しており、2020年代前半を目途にまずは有人での自動運転実用化を目指している。

この他、21世紀像としてよく描かれた浮上可能な自動車Air car)も研究されている。

空飛ぶ乗り物

カーチス・ライト社製の浮上可能な自動車。

マルチコプター技術が実用化され、2010年代には人間を乗せることが可能な段階に入った。

浮上可能な自動車では、タイヤを使用せず空気を地面に噴射することで走行する車が1950年代に開発されたが、安全性の問題から広く普及することはなかった。21世紀に入ってから磁気を利用して浮上する空飛ぶ車の研究が行われている。

鉄道

都市鉄道においては、20世紀末よりホームドア自動運転の普及が続いている。

郊外鉄道では、実用的な蓄電池式車両が登場し、非電化区間に「電車」を走らせることが可能となった。

高速鉄道は、従来の鉄輪式による新幹線において20世紀末の1997年山陽新幹線500系の登場により、300km/hでの営業運転を開始している。速度的にもフランスのTGV2007年に営業運転速度ではないが鉄輪式鉄道の世界速度記録、時速574.8キロを記録した。この速度はすでにリニアモーターカーの最高速度の領域である。

磁気浮上式リニアモーターカー

2000年代にはトランスラピッドや、中速式のHSST愛知高速交通東部丘陵線で採用)で磁気浮上式リニアモーターカーの運転が始まった。また、超電導磁気浮上式リニアモーターカーについては、JR東海2027年をめどに超電導リニアによる東京名古屋間の営業運転開始を目指すと発表している(リニア中央新幹線)。

街並み・建築

建築、特に住宅建築は前世紀の末期から省エネルギー化の要請により気密性能の強化、断熱構造の高度化が進んだ。1980年代以降、寒冷地から複層ガラスや樹脂サッシ、高性能な断熱材が徐々に広がり、2010年代頃から温暖な地域でも一般化しつつある。気密性の強化により新築住宅では24時間自動換気が標準化(日本では2003年に義務化)し、極寒の地でも、暖房なしでも過ごせるパッシブハウスも現れた。

街並みは20世紀後期以降に高層化が進み、都市部においては中高層のオフィスビル集合住宅が林立するようになった。世界的には20世紀後期にハイテク建築ポストモダン建築など新奇なデザインへの試みが精力的になされた。21世紀に入ってからは設計にコンピューターを駆使した(CAM脱構築主義建築がアジア圏を中心に各地で建てられており、中国や中東ではポストモダン建築や脱構築主義建築が林立する景観が見られる。

21世紀に入ってからの建築における進歩としては、先述のCAMのほか、CLTの使用により、木造の高層建築が登場していることが特筆される。

航空宇宙

無人航空機は21世紀初頭には既に世界に普及し、無人航空機が人間を殺害したり、武装集団が無人航空機を使用する時代が到来した。

宇宙開発の分野は20世紀のフィクションと比べて著しく遅れている。これは、冷戦下における超大国同士の競争として莫大な資金をつぎ込まれていた宇宙開発が、米ソ両国の財政状況により1970年代以降鈍化し、冷戦の終結とともに停滞したことや、宇宙速度を振り切って大量の資材を搬送するという宇宙開発の原理的困難が解決される見通しがついていないことが要因に挙げられる。

一方で、資材の搬送を容易にするために、赤道付近に軌道エレベータを建設するプロジェクトが全米宇宙協会などにより進められている。材料にカーボンナノチューブを使用し、2031年10月27日(当初は2018年4月12日を予定していた)の開通を目指している。

21世紀に入りアメリカ航空宇宙局(NASA)は、ブッシュ大統領の宇宙政策に基づき、2020年までに再度月面有人探査を行い、その後に火星の有人探査も実現するという「コンステレーション計画」を発表したが、計画の遅れや予算の圧迫などを理由に中止となった。この計画では月面基地の建設も構想されていた。一方で、オバマ大統領2030年代半ばの実現に向けた有人火星探査計画を2010年に発表している。月より遠距離に到達可能な新型ロケット2025年までの開発、小惑星の有人探査に続き、2030年代の火星軌道への到達、そして有人火星探査を実現するというものである。その後、次の政権に就いたトランプ大統領は月面開発を足がかりにして火星への有人探査を目指す新たな方針を2017年に表明しており[27]、NASAも2024年までに再び月面への有人着陸を目指す「アルテミス計画」を2019年に発表している[28][29][30]

アメリカ以外では中国が月面での有人探査と基地建設を目指している[31]他、ロシア欧州宇宙機関(ESA)でも有人火星探査計画が構想されている。

宇宙旅行については、21世紀初頭の現在において未だ気軽にできるものではないが、複数の民間企業が企画・研究開発しており、近い将来には比較的難しくなく数日以上の滞在が可能になるとの予測もされている。

現状に見る21世紀

21世紀は、20世紀においてはまさに"夢"の時代であった。実際に21世紀に入ってみると、コンピュータと情報通信技術に限って言えば予想を超える爆発的な進化を遂げたと評価できるものの、その他の分野ではその夢の多くは未だに実現していない[32]。飛行機や自動車などの分野ではイノベーションが起きることはなかった[32]

ピーター・ティール率いるファウンダーズ・ファンドは「空飛ぶ車を夢見ていたのに、手にしたのは140文字だ」というマニフェストで現状を表した[32]


フィクションのできごと

  • 2001年
  • 2003年
  • 2004年 - 南極で発見された古代遺跡の調査に向かったウェイランド社の調査チームが遺跡内部で異性人種族「エイリアン」と「プレデター」の争いに巻き込まれる。(映画『エイリアンVSプレデター』)
  • 2006年 - 世界で超異常気象発生。東京でゴルフボール大の雹が、ニューヨークで大津波、ハワイで強力な台風、インドで大雪、遂に世界は氷河期へと突入することとなる。(映画『デイ・アフター・トゥモロー』)
  • 2007年 - パラレルワールド間の壁を破ってダーレクサイバーマンが地球を蹂躙、人類も抵抗し三つ巴の戦争「カナリー・ワーフの戦い」が勃発する。(ドラマ『ドクター・フー』)
  • 2008年
  • 2009年
  • 2010年(皇暦)8月10日 - ブリタニア帝国が日本に宣戦布告。(アニメ『コードギアス 反逆のルルーシュ』)
  • 2010年
    • 9年前に起こったディスカバリー号による木星探査計画の失敗の原因を探るため、コスモナウト・アレクセイ・レオーノフ号が木星へ向かう。(小説『2010年宇宙の旅』、映画『2010年』)
    • 6代目マスターが復活、全人類をマスター化する。同時に、彼を利用してタイムロードの上層部が惑星ギャリフレイとともにタイムロックを破り地球に出現する。(ドラマ『ドクター・フー』)
  • 2012年 - プッチ神父スタンド「メイド・イン・ヘブン」(連載時「ステアウェイ・トゥ・ヘブン」)により時が無限に加速、宇宙が一巡し殆どの生命が一巡後の世界に到達。(漫画『ジョジョの奇妙な冒険』第六部「ストーンオーシャン」)
  • 2015年
  • 2016年 - 戦略自衛隊がNERV侵攻、ゼーレにより人類補完計画発動、全生物がLCLに還元される。(アニメ『新世紀エヴァンゲリオン』)
  • 2018年 - 地球連邦政府樹立。(ゲーム『Princess Holiday 〜転がるりんご亭千夜一夜〜』)
  • 2019年 - ネオ東京でのアキラをめぐる戦い。(漫画・アニメ『AKIRA』)
  • 2010年代頃 - ケンタウルス座アルファ星およびプロクシマ星の住人が太陽系の人類と接触する。(書籍『テラン連邦交通貿易局ハンドブック英語版』シリーズ)[35]
  • 2020年
  • 2024年 - 21世紀最大の劇場型犯罪と同時にサイバーテロ事件である「笑い男事件」が発生。(アニメ『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX』)
  • 2026年 - OCU(オシアナ共同連合)発足。(ゲーム『フロントミッション』)
  • 2027年 - 高石タケルが少年時代の冒険を本にして出版する。(アニメ『デジモンアドベンチャー02』)
  • 2020年代頃 - 人造の豊穣神「ユグドラシル」が生じさせた厄災「大崩壊」によって、世界人口の半数以上が死亡。その後、異形の生物「樹獣」「樹竜」が地上に出現し、生き残った人類は海上都市への生活圏の移行を余儀なくされる。(小説『空飛ぶ卵の右舷砲』)[36]
  • 2030年前後 - 異星勢力「粛正者」の強行型無人探査機が太陽系に侵入し、地球連邦宇宙軍および銀河文明評議会地球連邦派遣保安軍と交戦。銀河文明評議会と粛正者との戦争に、地球が銀河文明評議会側として加わる。(小説『宇宙軍士官学校』)[37][38]
  • 2032年 - 7月4日 - ターミネーター、T-850により人間軍のリーダー『ジョン・コナー』が殺害される。(映画『ターミネーター3』)
  • 2035年2036年 - 恐怖の大王ドラキュラ」が再びこの世に現れる。(ゲーム『キャッスルヴァニア 〜暁月の円舞曲〜』『悪魔城ドラキュラ 蒼月の十字架』)。
  • 2039年 - 北方連合国家と三大陸合州国の間で「13日間戦争」が勃発し、無数の熱核兵器によって世界の殆どの都市は壊滅する。その後2129年の地球統一政府樹立まで「90年戦争」が続き、人口は約10億人まで激減する。(小説『銀河英雄伝説』)
  • 2040年 - SARF設立。絋瀬玲名、フィオナ・クリス・フィッツジェラルド、エーリッヒ・イェーガーに無期限の待機命令が下される。(ゲーム『エースコンバット3』)
  • 2041年 - 正体不明の敵「ゼラバイア」が地球に襲来。(アニメ『超重神グラヴィオン』)
  • 2040年頃 - 金星への移住者の一団を乗せた宇宙船「プロスペリティ」が「宇宙クジラ」に捕食される。その後、移住者たちは宇宙クジラの体内の空間に植民地を建設する。(小説『ジョナサンと宇宙クジラ』)[39]
  • 2050年
  • 2051年 - リュウ・スザク、任務中の事故で大怪我を負う。凶悪犯罪者ゾーダ、永久冷凍刑に処せられる。(アニメ『F-ZERO ファルコン伝説』)
  • 2059年 - 火星の水のウイルスによって火星に住んでいる人々がゾンビになる。(テレビドラマ『ドクター・フー』)
  • 2050年代頃 - 琴座白鳥座の間、太陽系から5.8光年弱の空間に、全長2光年、直径1.5光年の円筒形の物体「SS」が出現。SSはその形状や有意信号らしきものの観測により人工物と判断され、世界連邦恒星間航行研究所によって、知的存在との接触に備えて人工実存(AE)を搭載した宇宙船による探査計画が開始される。(小説『虚無回廊』)[40][41]
  • 2063年
  • 2067年 - 国連によるバイオテクノロジーロボット産業の規制に反発した日本が完全なる鎖国を敷く。(アニメ『ベクシル 2077日本鎖国』)
  • 2068年7月13日 - 高度150キロメートル付近において、オーベルト・エアロスペース社の高々度旅客機「アルナイル8型」(タイ発イギリス行き)にスペースデブリが衝突する事故が発生。(漫画・アニメ『プラネテス』)
  • 2070年 - サイバーマンが地球を侵略する。(テレビドラマ『ドクター・フー』)
  • 2071年 - ビバップ号、犯罪者を追う。(アニメ『カウボーイビバップ』)
  • 2073年 - ジュラル星人、地球侵略を開始。(アニメ『チャージマン研!』)
  • 2076年 - 月が独立宣言。(小説『月は無慈悲な夜の女王』)
  • 2077年 - アメリカ合衆国と中華人民共和国の間で世界的核戦争が勃発。(ゲーム『Fallout』)
  • 2089年 - ガイチ帝国が月に軍隊を送り、ほぼ全土を占領。(ゲーム『ネクタリス』)
  • 2090年 - イオリア・シュヘンベルグ、軌道エレベーター太陽光発電システムモビルスーツの基礎理論を築く。(アニメ『機動戦士ガンダム00』)
  • 2093年 - 有人恒星探査船「ビーグル二世号」が太陽系外の地球型惑星を発見し、初めて地球外生命体と遭遇する。(漫画・アニメ『ドラえもん』)
  • 2099年
    • 6月22日 - 第一次外惑星動乱が勃発する。(小説『航空宇宙軍史』)[42]
    • 12月31日 - 日本で出土した窯から、「黒き獣」が突如として出現する。(ゲーム『BLAZBLUE』)
  • 2100年
  • 20××年夏 - 「銀座事件」発生。銀座に出現した『異世界への門(ゲート)』から現れた異世界の軍勢による大量殺戮が行われる。その後、「特地」と呼称された異世界への自衛隊の派遣が開始される。(小説・漫画・アニメ『ゲート 自衛隊 彼の地にて、斯く戦えり』)[45]
  • 20××年10月 - 日本の領空内に「天使」が出現し、羽田空港上空でボーイング747を撃墜した後に空港に着陸。人間に対する天使の襲撃が始まる。(小説『神狩り2 リッパー』)[46]
  • 20××年 - 関係性上に構築される知性体「異妹(アウタ・シス)」が、自身を「妹」と認識させる概念撹乱能力によって人間の精神を支配しつつ侵略を開始。西アフリカから始まったアウタ・シスの侵食は同年冬には日本に達し、大晦日までに関東地域全域が「妹圏(シス・ゾーン)」に覆われる。(小説『妹戦記デバイシス』)[47][48]
  • 20××年 - 飛来した隕石の内部から出現した宇宙アメーバが、その圧倒的な増殖力によって地球全土に進攻。世界人口の3分の2が犠牲となり、地球連邦はこれに対する「最終作戦」の発動を決議する。(小説『最終作戦』)[49]
  • 20XX年6月18日 - 午後4時19分に霧島北部で水蒸気爆発として火山噴火が開始され、同29分には霧島全体が「破局的噴火」に至る。(小説『死都日本』)[50]
  • 20XX年 - 「スカイフォール」発生。異星の高等生命体の航宙艦が空間転移門を通って地球軌道に飛来し、人類と交戦状態に突入。これを撃破した人類は、異星人が用いた人型ロボット兵器を世界各国共同でリバースエンジニアリングし、新兵器体系「エグザマクス」を誕生させる。(玩具『30 MINUTES MISSIONS』)[51][52]
  • 20XX年 - 宇宙からの侵略者が世界各国を攻撃。各国軍がこれに立ち向かうが、10年以上におよぶ戦いの中で地球人口は2000年代初頭の500分の1にまで減少する。そして、侵略者の最終攻撃が始まる中、各国共同で開発された対侵略者用スーパーウェポンを用いた総力戦が開始される。(ゲーム『THE 宇宙大戦争』)[53][54]
  • 20XX年 - 第一次サイテックスプロジェクトによって建造された宇宙実験室「ラボス」がコントロール不能に陥り消息を絶つ。3年後、第二次サイテックスプロジェクトによる大型探査スペースシップが、暴走・巨大化し人類消滅を画策するラボスと遭遇し、船内で製造された各種バトルメカを用いてこれに対抗する。(玩具『サイテックス』)[55]
  • 20XX年 - 太陽系外から襲来したケイ素生命体「原罪」が地球の侵略を開始。数千万人の犠牲者が生じる。通常兵器の通用しない原罪に対抗すべく、人型機動兵器「A.V.G.システム」を用いる「A.V.G.F.」、通称「ソラヒメ」が原罪と戦うことになる。(ゲーム『ソラヒメ ACE VIRGIN -銀翼の戦闘姫-』)[56][57]
  • 20XX年 - 環境汚染を自然浄化させるために人類が一時的に捨てた地球を、他の天体の超機械生命体「マゼル」が侵略し環境を改造。火星に移住していた人類はこれを受け「地球解放軍ジアース」を結成して地球奪還に挑み、数十回の敗北の後に最終兵器「ミライダ01」を出撃させる。(ゲーム『地球解放軍ジアース』)[58]
  • 20**年 - 地球統合が目前に迫る中、「アギーマ帝国」なる組織が声明文によって地球壊滅計画を予告。アギーマ帝国の飛行型機動兵器による総攻撃が開始され、地球統合軍準備委員会が開発した特殊機動戦闘機「XA-1」が「地球防衛軍」として緊急発進する。(ゲーム『E.D.F.』)[59]
  • 20■■年■月■日 - 世界中の時計が「修正の1秒」を刻むのと同時に、人工知能による意志を持つ携帯秘書「D-phone」のセキュリティプログラム「3D」がクラッキングを受け、全てのD-phoneが接続。それによって世界から人類が姿を消す。(玩具『デスクトップアーミー』)[60]
  • 初頭 - 「ガーベラ遭難事件」発生。地球から火星へ資材・物資を輸送していた中型宇宙輸送艦「ガーベラ」と小型護衛艦2隻が、地球防衛ライン外で所属不明の未確認飛行物体の攻撃によって撃破される。その後、パニックを避けるためガーベラの遭難はスペースデブリとの衝突によるものと発表される。(小説『ウルトラマンメビウス アンデレスホリゾント』)[61]
  • 初頭 - 15歳から17歳までの少女が突然死の後にゾンビ「ステーシー」となる現象が、突如世界中で発生し始める。(小説『ステーシー』)[62]
  • 初頭 - 春、メルボルンと日本のコメットハンターによって、固体の核を持たず、天然ではあり得ない電波放射を発する「ニコルソン・ハセガワ彗星」が発見される。その正体は直径10マイクロメートルのユニット3.2×1015個からなる異星生命であり、人類からは「スター・フォッグ」と名付けられる。スター・フォッグは地球軌道に接近したところで、地球人女性の姿のコミュニケーション用模造体を用いて各国言語のチャンネルによるメッセージを発し始める。(小説『ふわふわの泉』)[63]
  • 初頭 - 植民星ル・タウにおいて、機械化改造を施された動植物からなる生体機動兵器軍団が、植民者たちの都市への攻撃を開始。連邦宇宙軍司令部がル・タウの放棄を決定する中、所属不明の重機動メカ「HEAVY UNIT」が生体機動兵器に立ち向かう。(ゲーム『ヘビー・ユニット』)[64]
  • 初頭 - 日本国内の山中で、約5千年前に落下したと思しき地球外文明の宇宙船が発見されるが、国連の調査団が爆破により船内に強行突入したところ、宇宙船は調査団を船外へ排除した後に大気圏外へと飛び去り消滅する。(小説『星虫』)[65]
  • 前半 - 「ルナ・ショック」発生。国連主導の共同探査隊が、月の地下の空洞で異星文明「帝国」が残した大量の遺留物「帝国の遺産」を発見。スーパーテクノロジーが用いられた帝国の遺産は人類の生活環境を激変させ、2年後には国連主導による地球連邦の設立と、西暦から「宇宙世紀」への紀年法のリセットが行われる。(小説『再就職先は宇宙海賊』)[66]
  • 前半 - 地球外生命の手によるものと見られる彗星「パンドラ」から生じた大規模な射手座流星群が地球に降り注ぎ、地球の生態系などの環境を改変する「パンドラ・フォーミング」の進行が表面化。脳の機能の増大などをもたらす形で異常進化させられた動物によるボルネオアフリカ南米での大規模な獣害や、国際宇宙ステーションを経由しての共生体の核生命「アルジャーノン」の珊瑚海への侵入などが発生する。(小説『パンドラ』)[67][68][69]
  • 中頃 - シンギュラリティに到ったソフトウェアの集合体と見られる「エシャトン」によって、約90億人が1日のうちに巨視的ワームホールを用いて過去光円錐内のテラフォーミングされた数千の惑星に転送される。その後、太陽系内の各所に、因果律侵犯に対して警告するメッセージが刻まれた質量ゼロの立方体が残される。(小説『シンギュラリティ・スカイ英語版』『アイアン・サンライズ英語版』)[70][71]
  • 中頃 - 物理学者レナタ・コズチによって、すべての素粒子は「コズチ - ホイーラー・ワームホール」の口であるとする暫定的統一理論「コズチ理論」が提唱される。(小説『ディアスポラ英語版』)[72]
  • 半ば - バサード式ラムジェットを用いる国連の一群の自動探査艇(ラムロボット)が、植民地となりうる居住可能な惑星の発見を目指し、プロキオンシリウス鯨座タウ星などの太陽系近傍の恒星界へと発進。うち5隻が居住可能な「地点」を持つ惑星を発見する。(小説『ノウンスペース』シリーズ)[73][74][75]
  • 後半 - メインコンピュータ「ラクーン」を擁する恒星間有人探査機「セプテミウス2」が、先発した無人探査機「セプテミウス1」を追う形でバーナード星へと発進する。(ゲーム『サイオブレード』)[76]
  • 後半 - いて座α方面に向かっていた無人探測機が、太陽から3光日の地点で太陽常数の70万倍に達する強烈な光の中に突入。これを受けて行われた2年間の調査によって、光の正体はりゅう座方面とかじき座方面の間にのびる直径1,200万キロメートル、全長5,380光年におよぶ定在波のレーザー光線の光軸であることが判明し、「バビロニア・ウェーブ」と名付けられる。(小説『バビロニア・ウェーブ』)[77][78]
  • 末 - 機械生命体「ヴァイス」が宇宙進出を進めていた人類への攻撃を開始。人類は滅亡の危機に陥った地球圏から、月面自治政府が月を分割し建造した宇宙船団「ムーンシャード」によって脱出する。(ゲーム『アリス・ギア・アイギス』)[79]
  • 末 - 世界各地の女性が暗黒星雲内の惑星「ザンクス」へと誘拐される事件が発生。女性たちを救出すべく、対地球外防衛機構の宇宙戦闘機「メガブラスト」が旅立つ。(ゲーム『メガブラスト』)[80]
  • 年代不明 - 天文学者ハリスン率いる「アレス探検隊」がロケット「アレス号」で初の火星着陸に成功。補助ロケットで探検中に遭難した化学者ディック・ジャーヴィスが、時の海(マーレ・クロニウム)を横断する10日間の旅の間に、知能を持つ駝鳥型の「トゥイール」を始めとする様々な生物と遭遇する。(小説『火星のオデッセイ』)[81]
  • 年代不明 - 異星種族「グランド・ギャラクティクス」の知的従属種族「ナイン・リムズ」が、低軌道から月軌道の間でのソーラーセイル・レースに参加していたナターシャ・スーブラマニアンと接触した後、ナターシャの模造幻影(シミュラクラ)を用いて人類の前に姿を現す。その後、グランド・ギャラクティクスより地球の「減菌」命令を受けてケンタウルス座方面から地球へ向かっていた知的従属種族「ワン・ポイント・ファイヴス」の艦隊が、命令の撤回に伴い生じた物資の不足からカッターラ低地に着陸する。(小説『最終定理英語版』)[82]
  • 年代不明 - 火星シャール遺跡の調査を行っていた環太平洋諸国機構の共同探検隊が、数十個の正体不明の物体を発掘。これにより作業は一時中止され、物体は地球へ運ばれる。その後、探検隊に参加していた記録員ルー・風は、志願し補充要員として金星の衛星基地「ヴィーナスター」に配属される。(小説『創星記』)[83][84]
  • 年代不明 - 「大出発」。世界各国のスターシップ公社による宇宙船団が、核戦争や環境破壊などで汚染された地球から「新しい地球」へと移民のために出発。「新しい地球」への到着後に、イタリア隊の隊員がエンピレオ高原にて数百基の建造物「治療塔」を発見し、各国船団員がこれを利用する。その後、宇宙船団は「新しい地球」からの全面撤退を決定し、大出発から10年後に地球へ帰還する。(小説『治療塔』)[85]
  • 年代不明 - モスクワ大学京都大学ソルボンヌ大学、ヴァージニア大学都市で発生した異様な予告殺人事件の調査を発端として、アマゾン流域に赴いた世界連邦科学警察などによる捜索隊が、ロンドニア直轄地の原始林の中で「電気・電波人間」たる新人類「ククルスク族」の1支族と初めて会合する。(小説『継ぐのは誰か?』)[86]
  • 年代不明 - 氷の戦士の襲撃。(テレビドラマ『ドクター・フー』)
  • 年代不明 - 宇宙船「ゾフィーエル」による太陽系第10番惑星「魔王星」の探査によって、魔王星系すべてが反物質の塊であることが発見される。その後、魔王星の反物質をエネルギー源として用いた人工マイクロ・ブラックホールによる超空間航法「ミュー駆動」が実用化され、太陽系外の星系への人類の進出が始まる。(漫画『2001夜物語』)[87][88][89]

脚注

注釈
  1. ^ アメリカの社会保険 (Social Security) は、このまま行くとベビーブーマー世代が続々リタイアする2010年頃から収支が悪化し、2020年には赤字になることが予想されている。
  2. ^ 国連による「世界人口展望」 (World Population Prospects) の2012年版では、2025年の世界人口は約81億人(中位値)と予測されている。
  3. ^ 国連による「世界人口展望」 (World Population Prospects) の2012年版では、世界人口が100億人に達するのは2062年頃と予測されているが、その後は増加のペースが鈍化して2100年の世界人口は約109億人と予測されている(いずれも中位値)。
  4. ^ 実際のカブスは、奇しくも映画内の日付と同じ日にリーグ戦の敗退が決まり、映画の再現とはならなかった。
  5. ^ ユニバーサル・ピクチャーズ・ホーム・エンターテインメントは2015年10月、実際に『ジョーズ19』のトレーラー映像を制作しYouTube上で公開した。
出典
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関連項目

外部リンク

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