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ストーリー面では怪獣同士の対決よりも、地球人とX星人の織りなすドラマに重点が置かれている。昭和シリーズでのゴジラが地球外へ飛び出して活躍するのは、本作が最初で最後であった。 |
ストーリー面では怪獣同士の対決よりも、地球人とX星人の織りなすドラマに重点が置かれている。昭和シリーズでのゴジラが地球外へ飛び出して活躍するのは、本作が最初で最後であった。 |
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オープニングに用いられている曲は[[伊福部昭]]が戦前に[[大日本帝国海軍|帝国海軍]]からの委託で作曲した「古典風軍樂 [[吉志舞]]」以来、『[[ゴジラ (1954年の映画)|ゴジラ]]』のBGM「フリゲートマーチ」などに用いられてきた旋律であり、後年にはゴジラファンとしても知られる格闘家の[[佐竹雅昭]]のリング入場曲{{efn|のちに伊福部によ |
オープニングに用いられている曲は[[伊福部昭]]が戦前に[[大日本帝国海軍|帝国海軍]]からの委託で作曲した「古典風軍樂 [[吉志舞]]」以来、『[[ゴジラ (1954年の映画)|ゴジラ]]』のBGM「フリゲートマーチ」などに用いられてきた旋律であり、後年にはゴジラファンとしても知られる格闘家の[[佐竹雅昭]]のリング入場曲{{efn|のちに伊福部により、この曲をベースとした新曲「闘志天翔〜覇王・佐竹雅昭のテーマ」(1994年)が作られている。}}として用いられているほか、現在は[[自衛隊]]のイメージ曲として定着している。 |
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『[[フランケンシュタイン対地底怪獣]]』に続く来日出演となる[[ニック・アダムス]]は、日本のスタッフや俳優たちと積極的に交流し、明るい性格で非常に親しまれた。共演した[[水野久美]]によれば、「アメリカにいるワイフとは離婚するから結婚しよう」と、劇中さながらにしつこく口説かれたという。 |
『[[フランケンシュタイン対地底怪獣]]』に続く来日出演となる[[ニック・アダムス]]は、日本のスタッフや俳優たちと積極的に交流し、明るい性格で非常に親しまれた。共演した[[水野久美]]によれば、「アメリカにいる[[妻|ワイフ]]({{仮リンク|キャロル・ニュージェント|en|Carol Nugent}})とは離婚するから結婚しよう」と、劇中さながらにしつこく口説かれたという。 |
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ラドンの暴れる特撮シーンの一部には、『[[空の大怪獣ラドン]]』や『[[地球防衛軍 (映画)|地球防衛軍]]』、『[[モスラ]]』などの過去のフィルムが流用されている。その一方、かなり大規模な都市破壊用ミニチュアも新規に組まれている。 |
ラドンの暴れる特撮シーンの一部には、『[[空の大怪獣ラドン]]』や『[[地球防衛軍 (映画)|地球防衛軍]]』、『[[モスラ]]』などの過去のフィルムが流用されている。その一方、かなり大規模な都市破壊用ミニチュアも新規に組まれている。 |
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劇場公開当時に流行していた、[[赤塚不二夫]]の漫画作品『[[おそ松くん]]』中のギャグ「[[シェー]]」をゴジラが行う場面があるが、これについてゴジラを演じた[[中島春雄]]は、「『シェー!』を撮ろうと言い出したのはオヤジさん(円谷英二)なんだよな」とコメントしている{{R|asahi}}。 |
劇場公開当時に流行していた、[[赤塚不二夫]]の漫画作品『[[おそ松くん]]』中のギャグ「[[シェー]]」をゴジラが行う場面があるが、これについてゴジラを演じた[[中島春雄]]は、「『シェー!』を撮ろうと言い出したのはオヤジさん(円谷英二)なんだよな」とコメントしている{{R|asahi}}。 |
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劇場公開当時のフィルムには「明神湖」「鷲ヶ沢」のテロップが焼き込まれていたが、のちに失われ、2013年時点の映像ソフトでは見ることができなかった。しかし、2014年には[[日本映画専門チャンネル]]の「総力特集ゴジラ」<ref>{{Cite web |
劇場公開当時のフィルムには「明神湖」「鷲ヶ沢」のテロップが焼き込まれていたが、のちに失われ、2013年時点の映像ソフトでは見ることができなかった。しかし、2014年には[[日本映画専門チャンネル]]の「総力特集ゴジラ」<ref>{{Cite web|url=http://www.nihon-eiga.com/osusume/godzilla/|title=総力特集ゴジラ|publisher=[[日本映画専門チャンネル]]|accessdate=2020-09-21|archiveurl=https://archive.is/M16Dv|archivedate=2014-04-09}}</ref>で、「明神湖」「鷲ヶ沢」のテロップを現存プリントから復元したものが放送された。 |
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== ストーリー == |
== ストーリー == |
2020年9月21日 (月) 11:34時点における版
怪獣大戦争 | |
---|---|
Invasion of Astro-Monster | |
監督 |
本多猪四郎(本編) 円谷英二(特撮) |
脚本 | 関沢新一 |
製作 | 田中友幸 |
出演者 |
宝田明 ニック・アダムス 久保明 水野久美 沢井桂子 土屋嘉男 田崎潤 |
音楽 | 伊福部昭 |
撮影 |
小泉一(本編) 有川貞昌(特撮) 富岡素敬(特撮) |
編集 |
藤井良平(本編) 石井清子(特撮) |
制作会社 |
東宝撮影所 ベネディクト・プロ |
製作会社 |
東宝撮影所 ユナイテッド・プロダクションズ・オブ・アメリカ |
配給 | 東宝 |
公開 |
1965年12月19日 1970年7月29日 |
上映時間 | 94分 |
製作国 |
日本 アメリカ合衆国 |
言語 | 日本語 |
配給収入 | 1億8755万円[1] |
前作 | 三大怪獣 地球最大の決戦 |
次作 | ゴジラ・エビラ・モスラ 南海の大決闘 |
『怪獣大戦争』(かいじゅうだいせんそう)は、1965年(昭和40年)12月19日に公開された日本とアメリカの合作映画で、ゴジラシリーズの第6作。製作は東宝、ベネディクト・プロ。配給は東宝。カラー、シネマスコープ。上映時間は94分。初回興行時の観客動員数は378万人[2]。
概要
東宝の二大特撮看板である「怪獣映画」と、『地球防衛軍』に始まる「空想科学映画」を融合させた作品[3]。
ストーリー面では怪獣同士の対決よりも、地球人とX星人の織りなすドラマに重点が置かれている。昭和シリーズでのゴジラが地球外へ飛び出して活躍するのは、本作が最初で最後であった。
オープニングに用いられている曲は伊福部昭が戦前に帝国海軍からの委託で作曲した「古典風軍樂 吉志舞」以来、『ゴジラ』のBGM「フリゲートマーチ」などに用いられてきた旋律であり、後年にはゴジラファンとしても知られる格闘家の佐竹雅昭のリング入場曲[注釈 1]として用いられているほか、現在は自衛隊のイメージ曲として定着している。
『フランケンシュタイン対地底怪獣』に続く来日出演となるニック・アダムスは、日本のスタッフや俳優たちと積極的に交流し、明るい性格で非常に親しまれた。共演した水野久美によれば、「アメリカにいるワイフ(キャロル・ニュージェント)とは離婚するから結婚しよう」と、劇中さながらにしつこく口説かれたという。
ラドンの暴れる特撮シーンの一部には、『空の大怪獣ラドン』や『地球防衛軍』、『モスラ』などの過去のフィルムが流用されている。その一方、かなり大規模な都市破壊用ミニチュアも新規に組まれている。
劇場公開当時に流行していた、赤塚不二夫の漫画作品『おそ松くん』中のギャグ「シェー」をゴジラが行う場面があるが、これについてゴジラを演じた中島春雄は、「『シェー!』を撮ろうと言い出したのはオヤジさん(円谷英二)なんだよな」とコメントしている[4]。
劇場公開当時のフィルムには「明神湖」「鷲ヶ沢」のテロップが焼き込まれていたが、のちに失われ、2013年時点の映像ソフトでは見ることができなかった。しかし、2014年には日本映画専門チャンネルの「総力特集ゴジラ」[5]で、「明神湖」「鷲ヶ沢」のテロップを現存プリントから復元したものが放送された。
ストーリー
196X年[注釈 2]、木星13番目の新衛星Xの調査に向かった地球連合宇宙局の富士一夫とグレン・ニックは、高度な文明を有しながら宇宙怪獣キングギドラの襲撃のために地下生活を強いられているX星人と出会う。X星人の統制官はキングギドラへの対抗手段として、ガンの特効薬と引き換えに地球怪獣のゴジラとラドンを借りたいと申し出た。
帰還した富士たちがX星人の要請を発表したことで、地球は歓迎ムード一色となる。さらに、防衛軍の調査でX星人の指摘どおりゴジラが日本の明神湖にいることが判明する。数日後、円盤で地球を訪れた統制官たちとの交渉が成立するが、富士とグレンはどこかうさん臭さを感じていた。かくして、X星に運ばれた二大怪獣はキングギドラを撃退する。一方、富士の妹であるハルノの恋人にして町のしがない発明屋・鳥井哲男は、珍しく自分の発明を買ってくれた波川という美女が勤める「世界教育社」に招かれるが、いつまで経っても交渉が進まない。何度も世界教育社を訪れるうち、波川がグレンの恋人であることを知って不審に思った鳥井は世界教育社の所有する目倉島の別荘に潜入するが、そこで捕らえられてしまう。
これらはすべてX星人の罠であり、世界教育社は彼らの地球侵略前線基地の隠れ蓑だった。キングギドラはX星人の電磁波で操られており、ゴジラ、ラドンも同じく彼らの兵器となって秘密裏に地球に再配置されていた。X星統制官はガンの特効薬データを装った音声テープで地球の植民地化を宣言する。世界が混乱に陥る中で、波川はX星人であるにもかかわらずグレンへの愛を貫いて処刑され、グレンはX星人に捕らえられた。
地球が降伏するか否か、武力を示しながら24時間以内の返答を迫るX星人に対して、地球連合宇宙局は電磁波を遮断する「Aサイクル光線」でX星人の怪獣コントロールを破る計画を密かに進める。一方、目倉島に囚われた鳥井とグレンは、波川が最後に託した手紙によって鳥井の発明品「レディガード」の発する音波がX星人の弱点であったことを知り、隠し持っていたレディガードを使って島を脱出する。二人の提案でレディガードの音波を増幅してX星人に反撃する作戦が計画に加えられた。
異変を察知したX星人は期限を待たずに全面攻撃を開始、円盤と三怪獣の総攻撃で人類を制圧しようとする。だがその時グレンらの手配によって、放送局から受信機の音量を最大にするよう要請するアナウンスが放送され、レディガードの音波の中継が始まった。X星人はその設備とともに致命的な打撃をうけ、怪獣もAサイクル光線の放射でコントロールを破壊され倒れてしまう。防衛軍の攻撃で侵略基地を失ったX星統制官は、未来への脱出指令を口走りながら円盤とともに自爆した。
コントロールから離れて互いに闘争を始めた怪獣たちは、もつれ合うように水中に転落、ゴジラとラドンはそのまま姿を消し、キングギドラは宇宙へ逃亡した。富士とグレンは喜びあうも、X星の再調査を命じられてしょげるのだった。
登場怪獣
登場兵器・メカニック
架空
- P-1号
- 地球連合宇宙局の新鋭木星探検ロケット。2人乗りで富士・グレンによるX星調査に用いられた。昇降用リフト・NBCセンサーを装備している。
- 最初の調査の際にX星人に詳しく分析されており、後にガンの特効薬のデータを取りに来た富士・グレン・桜井博士を地球に帰還させるために3人乗りのP-1コピー機がX星人により用意されたが、X星人の地球攻撃の際に円盤の攻撃で破壊される。
- Aサイクル光線車
- X星人が怪獣たちを操る電磁波を遮断するための「Aサイクル光線」を放射する、地球連合宇宙局の切り札。地球連合宇宙局の桜井博士が開発した。自走できないため、牽引車を必要とする。
- 車体には防犯ブザーレディガードの出す音波を元にした、X星人が苦手とする音波を出すためのスピーカーを装備している。
- 模型製作は「アカツキ工芸」に外注され、大型サイズのミニチュア2台と小型サイズのミニチュア5台が作られた。自走できないため、大型サイズは牽引車ともどもピアノ線で引っ張って動かし、小型サイズは下から棒をつけて動かしていた。小型サイズのものは撮影で1台爆破されており、編集で2台爆破されたように見せている[7]。その後、『ウルトラマン』第3話・第11話で牽引車抜きで熱戦砲車として流用された後、『フランケンシュタインの怪獣 サンダ対ガイラ』で「メーサー殺獣光線車」に改造された。『ウルトラマン』第11話では、メーサー殺獣光線車と熱線砲車が一緒に写るカットがある。
- X星円盤
- X星人の宇宙船。光速の10分の1という高速飛行が可能で(田中友幸『決定版 ゴジラ入門』によると最高速度は光速の3分の1[要ページ番号])、大気圏脱出時の衝撃もP-1号よりはるかに小さい。機体下部から発射する電磁波で物体を輸送できるほか、イミテーションのP-1号やパラボラアンテナを破壊したレーザー砲を装備する。電磁波でゴジラやラドンを捕えたまま、X星と地球を数時間で往復できる。
- 24連装ロケット砲車
- →詳細は「東宝特撮映画の登場兵器 § 24連装ロケット砲車」を参照
実在
キャスト
※映画クレジット順。特記の無いものは東宝公式サイトのMOVIE DATABASEによる[9]。
- 富士一夫:宝田明
- グレン:ニック・アダムス
- 波川(X星人):水野久美
- 富士ハルノ:沢井桂子
- 桜井博士:田崎潤
- X星人統制官:土屋嘉男
- 鳥井哲男:久保明
- 自治代表:佐々木孝丸
- 医学代表:村上冬樹
- 移動司令:田島義文
- 世界教育社社長(X星人):田武謙三
- 下宿のおばさん:千石規子
- 宗教代表:松本染升
- 防衛代表:清水元
- 地球基地のX星人:伊吹徹、鈴木和夫
- 第一調査隊隊長:堤康久
- 第二調査隊隊長:桐野洋雄
- 婦人団体代表:塩沢とき
- 自衛隊員:津田光男、熊谷卓三
- 世界教育社社長秘書(地球基地のX星人):宇野晃司
- 宇宙局局員:橘正晃
- 記者:岡豊
- 自衛隊員:緒方燐作
- 宇宙局局員:岡部正、清水良二、古河秀樹
- 記者:坪野鎌之、伊藤実
- ゴジラ:中島春雄
- ラドン/野次馬:篠原正記
- キングギドラ:広瀬正一
- グレンの声:納谷悟朗
※以下クレジットなし
スタッフ
特記の無いものは東宝公式サイトの「MOVIE DATABASE」による[9]。
- 製作:田中友幸
- 脚本:関沢新一
- 音楽:伊福部昭
- 撮影:小泉一
- 美術:北猛夫
- 録音:小沼渡
- 照明:小島正七
- 編集:藤井良平
- 監督助手(チーフ):梶田興治
- 製作担当者:鈴木政雄
- 監督助手:橋本幸治
- 整音:下永尚
- 音響効果:西本定正
- スチル:田中一清
- 現像:東京現像所
- 特殊技術
- 特技監督:円谷英二
- 監督:本多猪四郎
同時上映
- 1965年版
-
- 『エレキの若大将』
- 1971年版
-
- 『アタックNo.1 涙の不死鳥』
- 『いなかっぺ大将』
- 『ムーミン』(第1作の東京ムービー版)
- 『昆虫物語 みなしごハッチ』
海外版
北米へは『Invasion of Astro Monster』(宇宙怪獣の侵略)の題で輸出された後、1970年に『Monster Zero』に改題して『フランケンシュタインの怪獣 サンダ対ガイラ』(The War of the Gargantuas)の再編集版との2本立てで公開された。タイトルクレジット曲が、X星人の円盤が明神湖と鷲ヶ沢からゴジラとラドンを電磁波で運び出すシーンに流れる曲に差し替えられている点以外、シーンの差し替えやBGMの追加は行なわれていない。これは当時、現地でのゴジラシリーズの興業が低迷しており、そういった改変を行なっても興行成績に影響しないためである。本作以降の昭和ゴジラシリーズ作品についても、台詞の吹き替え以外の変更点は見られない[13]。
映画監督のティム・バートンはゴジラファンとして知られ、1996年のアメリカ映画『マーズ・アタック!』は本作で出てくる弱点やクライマックスシーンなどをヒントにしているとされる[要出典]。
アメリカでは、前述の「ゴジラのシェー」は「ダンシング・ゴジラ」として知られている[要出典]。
短縮版
1971年、『怪獣大戦争 キングギドラ対ゴジラ』と改題され、春の東宝チャンピオンまつりでリバイバル上映された。
冒頭の「196X年……」というテロップの代わりに「197X年、……」で始まるナレーションが追加されており、ほかにも暴動シーンにも追加ナレーションが挿入されている。
一部のスピードポスターでは『ゴジラ・キングギドラ・ラドン 怪獣大戦争』と表記されている[14]。2016年のブルーレイの特典映像して収録され2018年1月23日の「ゴジラ全映画DVDマガジン」でDVD化される。
映像商品の特典について
国内盤DVDの特典には1972年頃に発売された、本作を編集した8mm+ソノシート「ゴジラ宇宙へ行く!」とセットの絵本「ゴジラ宇宙へ行く!」が収録。内容はオリジナルと異なりX星人が善人となっている。劇場用予告編はオリジナル原盤が所在不明のため、『怪獣大戦争 キングギドラ対ゴジラ』の予告編が収録されている。
映像ソフト化
- 1980年代前半に、短縮版を収録したビデオソフトが発売[15]。
- DVDは2003年5月21日発売[16]。
- 2008年2月22日発売のトールケース版「ゴジラ DVDコレクションII」に収録されており、単品版も同時発売。
- 2005年4月22日発売の「GODZILLA FINAL BOX」に収録されている。
- 2014年5月14日には「ゴジラ60周年記念版」として期間限定の廉価版が発売。
- 2016年6月15日、東宝DVD名作セレクション版発売。
- Blu-rayディスクは2014年7月14日に発売。
漫画
関連項目
- 『空の大怪獣ラドン』 - 福岡襲撃シーンが本作に流用されている。
- 『世界大戦争』、『妖星ゴラス』 - 鳥井哲男の下宿の部屋にこの2作品のミサイルや、隼号のミニチュアが置いてある。
- 『地球攻撃命令 ゴジラ対ガイガン』 - キングギドラの破壊シーンが本作から流用されているほか、宇宙局のミニチュアも再使用されている。
- 『メカゴジラの逆襲』 - 映画ポスターに、劇中に登場しないX星人の円盤が描かれている。
- 『ゴジラ FINAL WARS』 - 現代風にデザインがアレンジされたX星人が登場。作中にて「当初は地球人に対し友好的態度を装う」「怪獣を使役する科学技術を用い、地球侵略に悪用する」など、本作での設定を幾つか元にしている。
- 『バトルフィールド1942』のMod『Forgotten Hope』のminiModである「Forgotten Hope Defense Force」はこの作品の影響を受けて作られた[17]。
脚注
注釈
- ^ のちに伊福部により、この曲をベースとした新曲「闘志天翔〜覇王・佐竹雅昭のテーマ」(1994年)が作られている。
- ^ 「東宝チャンピオンまつり版」では冒頭クレジットの「196X年」が「197X年」になっている。
出典
- ^ 『キネマ旬報ベスト・テン85回全史 1924-2011』(キネマ旬報社、2012年)220頁
- ^ 『ゴジラ 東宝チャンピオンまつりパーフェクション』アスキー・メディアワークス〈DENGEKI HOBBY BOOKS〉、2014年、162頁。ISBN 9784048669993。
- ^ 野村宏平『ゴジラ大辞典』笠倉出版社、2004年、315頁。ISBN 4773002921。
- ^ 朝日新聞 土曜版 2014年1月11日 映画の旅人 ゴジラ - 朝日新聞社
- ^ “総力特集ゴジラ”. 日本映画専門チャンネル. 2014年4月9日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年9月21日閲覧。
- ^ ウルトラマン研究読本 2014, p. 156
- ^ ウルトラマン研究読本 2014, p. 93
- ^ a b 『東宝特撮映画大全集』ヴィレッジブックス、2012年、102 - 105頁。ISBN 9784864910132。
- ^ a b “MOVIE DATABASE 怪獣大戦争”. 東宝. 2015年10月4日閲覧。
- ^ 野村宏平 2004, pp. 18–19.
- ^ a b c 「俳優名鑑」『東宝特撮映画DVDコレクション』第13号、デアゴスティーニ・ジャパン、2010年4月、9頁、雑誌コード:22762-4/13。
- ^ 松本光生(Brain Navi)/新紀元社編集部 編「INTERVIEW:1 川北紘一」『東宝特撮メカニック大全 1954-2003』新紀元社、2003年4月10日、315頁。ISBN 4-7753-0142-X。
- ^ デビット・キャリシャー「社会的に観たゴジラ映画 -日米を通して-(上)」 『福岡市総合図書館研究紀要』第5号 2004年 [要ページ番号]
- ^ LD-BOX「ゴジラ激闘外伝」付属の冊子より。
- ^ 『宇宙船』第12号、朝日ソノラマ、1982年、80頁。
- ^ 「DVD & VIDEO Selection」『宇宙船』Vol.106(2003年5月号)、朝日ソノラマ、2003年5月1日、89頁、雑誌コード:01843-05。
- ^ “本多猪四郎「怪獣大戦争」” (2009年1月16日). 2014年12月30日閲覧。
参考文献
- 『別冊映画秘宝 ウルトラマン研究読本』洋泉社〈洋泉社MOOK〉、2014年。ISBN 9784800302625。
外部リンク
- 怪獣大戦争 - 東宝WEB SITE
- 怪獣大戦争 - 日本映画データベース
- 怪獣大戦争 - allcinema
- 怪獣大戦争 - KINENOTE
- 怪獣大戦争 - 文化庁日本映画情報システム
- 怪獣大戦争 - MOVIE WALKER PRESS
- 怪獣大戦争 - 映画.com
- Invasion of Astro-Monster - オールムービー
- Invasion of Astro-Monster - IMDb