コンテンツにスキップ

「マンディンカ族」の版間の差分

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
削除された内容 追加された内容
1個の出典を修正し、0個にリンク切れのタグを追加しました。 #IABot (v1.5.2)
m +Normdaten、一部英語版リンク除去、リダイレクト解消
3行目: 3行目:
|image=[[ファイル:Mandinka.jpg|200px|マンディンカの女性]]<br />マンディンカの女性
|image=[[ファイル:Mandinka.jpg|200px|マンディンカの女性]]<br />マンディンカの女性
|poptime=1,300,000人
|poptime=1,300,000人
|popplace=[[ガンビア]], [[セネガル]], [[ギニアビサウ]]
|popplace=[[ガンビア]][[セネガル]][[ギニアビサウ]]
|rels=95%[[イスラム教]]
|rels=95%[[イスラム教]]
|langs=[[マンディンカ語]], [[マリンケ語]], [[ソニンケ語]]
|langs=[[マンディンカ語]][[マニンカ語|マリンケ語]][[ソニンケ語]]
|related=
|related=
}}
}}
14行目: 14行目:


== 歴史 ==
== 歴史 ==
[[13世紀]]初め、[[1235年]]に[[スンジャタ・ケイタ]]{{enlink|Sundiata Keita}}の率いるマンディンカ族は、{{仮リンク|キリーナの戦い|en|Battle of Kirina}}で{{仮リンク|スースー人|en|Susu people|label=スースー族}}の{{仮リンク|スースー王国|en|Sosso Empire}}(現[[マリ共和国]])から離れ、独立して大帝国、[[マリ帝国]]を切り開いた。
[[13世紀]]初め、[[1235年]]に[[スンジャタ・ケイタ]]の率いるマンディンカ族は、{{仮リンク|キリーナの戦い|en|Battle of Kirina}}で{{仮リンク|スースー人|en|Susu people|label=スースー族}}の{{仮リンク|スースー王国|en|Sosso Empire}}(現[[マリ共和国]])から離れ、独立して大帝国、[[マリ帝国]]を切り開いた。


== 言語 ==
== 言語 ==
主要言語はガンビアおよびセネガルの[[マンディンカ語|マンディンカ]]、ギニアおよびマリの[[マニンカ語|マリンケ語]]{{enlink|Malinké}}、西アフリカ南部の[[ソニンケ語]]で、他の西アフリカ諸語と同様「ケ」もしくは「カ」で終わる(「語」もしくは「人」を意味する)。宗教は、大多数はイスラム教徒である。
主要言語はガンビアおよびセネガルの[[マンディンカ語|マンディンカ]]、ギニアおよびマリの[[マニンカ語|マリンケ語]]、西アフリカ南部の[[ソニンケ語]]で、他の西アフリカ諸語と同様「ケ」もしくは「カ」で終わる(「語」もしくは「人」を意味する)。宗教は、大多数はイスラム教徒である。


== テレビ・映画 ==
== テレビ・映画 ==
<!--[[Image:Mandkids.JPG|thumb|left|Two Mandinka boys, Guinea-Bissau]]-->
<!--[[Image:Mandkids.JPG|thumb|left|Two Mandinka boys, Guinea-Bissau]]-->

マンディンカの有名人に、[[アレックス・ヘイリー]]の著書『{{仮リンク|ルーツ (小説)|en|Roots: The Saga of an American Family|label=ルーツ}}』(のちに[[ルーツ (テレビドラマ)|テレビドラマ]]化された)の主人公{{仮リンク|クンタ・キンテ|en|Kunta Kinte}}がいる。ヘイリーによると彼はキンテの子孫だが、この家系図は多くの歴史家や、少なくとも一人の系図学者から信じがたいと批判を受けてきた。(D・ライト著「The World And A Very Small Place」参照)。19世紀[[アメリカ合衆国]]の革新派[[マーティン・ディレイニー|マーティン・R・ディレイニー]]{{enlink|Martin Delany}}はマンディンカの子孫であった。
マンディンカの有名人に、[[アレックス・ヘイリー]]の著書『{{仮リンク|ルーツ (小説)|en|Roots: The Saga of an American Family|label=ルーツ}}』(のちに[[ルーツ (テレビドラマ)|テレビドラマ]]化された)の主人公{{仮リンク|クンタ・キンテ|en|Kunta Kinte}}がいる。ヘイリーによると彼はキンテの子孫だが、この家系図は多くの歴史家や、少なくとも一人の系図学者から信じがたいと批判を受けてきた。(D・ライト著「The World And A Very Small Place」参照)。19世紀[[アメリカ合衆国]]の革新派[[マーティン・ディレイニー|マーティン・R・ディレイニー]]{{enlink|Martin Delany}}はマンディンカの子孫であった。


[[リチャード・フライシャー]]監督作品のアメリカ映画『[[マンディンゴ]]』([[1975年]])では、[[ニューオリンズ]]の[[奴隷市場]]で売られているマンディンカ族の男ミード役を現役のヘビー級プロボクサーの[[ケン・ノートン]]が演じた。(原作:{{仮リンク|カイル・オンストット|en|Kyle Onstott}}の長篇小説『{{仮リンク|マンディンゴ (小説)|en|Mandingo (novel)|label=マンディンゴ}}』)
[[リチャード・フライシャー]]監督作品のアメリカ映画『[[マンディンゴ]]』([[1975年]])では、[[ニューオリンズ]]の[[奴隷市場]]で売られているマンディンカ族の男ミード役を現役のヘビー級プロボクサーの[[ケン・ノートン]]が演じた。(原作:{{仮リンク|カイル・オンストット|en|Kyle Onstott}}の長篇小説『{{仮リンク|マンディンゴ (小説)|en|Mandingo (novel)|label=マンディンゴ}}』)


アメリカのテレビスター[[ミスターT]]はかつて雑誌[[ナショナルジオグラフィック (雑誌)|ナショナル・ジオグラフィック]]で見たマンディンカの戦士の髪型を真似たのではと言われた。
アメリカのテレビスター[[ミスターT]]はかつて雑誌[[ナショナルジオグラフィック (雑誌)|ナショナル・ジオグラフィック]]で見たマンディンカの戦士の髪型を真似たのではと言われた。


== 外部リンク ==
== 外部リンク ==
*[http://www.mandinkapeople.com/ Information on the Mandinka] - キリスト教団体によりマンディンカのキリスト教への改宗を目的として作られたサイトではあるが、マンディンカ族につての情報源としては良質

*[http://www.2001pray.org/PeopleGroups/Mandinka.htm Mandinka People] - 同じく布教サイト。
*[http://www.mandinkapeople.com/ Information on the Mandinka] - 警告:このサイトはキリスト教団体によりマンディンカのキリスト教への改宗を目的として作られたサイトです。しかし良い情報源です。
*[http://www.2001pray.org/PeopleGroups/Mandinka.htm Mandinka People] -同じく布教サイト。
*[http://www.africaguide.com/culture/tribes/mandinka.htm Mandinka People & Culture]
*[http://www.africaguide.com/culture/tribes/mandinka.htm Mandinka People & Culture]
*[https://web.archive.org/web/20051228053720/http://www.mnsu.edu/emuseum/cultural/oldworld/africa/mandinka.html Mandinka]
*[https://web.archive.org/web/20051228053720/http://www.mnsu.edu/emuseum/cultural/oldworld/africa/mandinka.html Mandinka]


{{Normdaten}}
{{DEFAULTSORT:まんていんかそく}}
{{DEFAULTSORT:まんていんかそく}}
[[Category:西アフリカの民族]]
[[Category:西アフリカの民族]]

2018年12月29日 (土) 15:04時点における版

マンディンカ
マンディンカの女性
マンディンカの女性
(1,300,000人)
居住地域
ガンビアセネガルギニアビサウ
言語
マンディンカ語マリンケ語ソニンケ語
宗教
95%イスラム教

マンディンカ(Mandinka、マリンケ(Malinke)若しくはマンディンゴ(Mandingo) -「人」)は、西アフリカマンデ系英語版 (Mandéに属し、生物学的、文化的にサハラをまたいで中東から西アフリカにかけて行われた貿易を支配したマリ帝国 の子孫である。

概要

現在マンディンカは100万人を超え、ブルキナファソコートジボワールガンビアギニアギニアビサウリベリア、マリ、セネガルシエラレオネなどの西アフリカの国々に定住している。彼らはまた西アフリカのほとんどの国に少数暮らしている。

歴史

13世紀初め、1235年スンジャタ・ケイタの率いるマンディンカ族は、キリーナの戦い英語版スースー族英語版スースー王国英語版(現マリ共和国)から離れ、独立して大帝国、マリ帝国を切り開いた。

言語

主要言語はガンビアおよびセネガルのマンディンカ、ギニアおよびマリのマリンケ語、西アフリカ南部のソニンケ語で、他の西アフリカ諸語と同様「ケ」もしくは「カ」で終わる(「語」もしくは「人」を意味する)。宗教は、大多数はイスラム教徒である。

テレビ・映画

マンディンカの有名人に、アレックス・ヘイリーの著書『ルーツ英語版』(のちにテレビドラマ化された)の主人公クンタ・キンテ英語版がいる。ヘイリーによると彼はキンテの子孫だが、この家系図は多くの歴史家や、少なくとも一人の系図学者から信じがたいと批判を受けてきた。(D・ライト著「The World And A Very Small Place」参照)。19世紀アメリカ合衆国の革新派マーティン・R・ディレイニー (Martin Delanyはマンディンカの子孫であった。

リチャード・フライシャー監督作品のアメリカ映画『マンディンゴ』(1975年)では、ニューオーリンズ奴隷市場で売られているマンディンカ族の男ミード役を現役のヘビー級プロボクサーのケン・ノートンが演じた。(原作:カイル・オンストット英語版の長篇小説『マンディンゴ英語版』)

アメリカのテレビスターミスター・Tはかつて雑誌ナショナル・ジオグラフィックで見たマンディンカの戦士の髪型を真似たのではと言われた。

外部リンク