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メルヴィルは[[ヌーヴェルヴァーグ]]の監督たちや[[サム・ペキンパー]]、[[ジョン・ウー]]、[[ジョニー・トー]]、[[北野武]]、[[黒沢清]]に影響を与えた<ref>http://mermaidfilms.co.jp/jp-melville/</ref>。 |
メルヴィルは[[ヌーヴェルヴァーグ]]の監督たちや[[サム・ペキンパー]]、[[ジョン・ウー]]、[[ジョニー・トー]]、[[北野武]]、[[黒沢清]]に影響を与えた<ref>http://mermaidfilms.co.jp/jp-melville/</ref>。 |
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アニメ関連のクリエイターでは『[[映画秘宝]]』のインタビュー本で[[渡辺信一郎 (アニメ監督)]]が、[[ドン・シーゲル]]『[[ダーティハリー]]』と[[ロバート・クローズ]]『[[燃えよドラゴン]]』を別格の2本とした上で、自身のベスト10(「禍々しい映画」10本)にメルヴィル『[[仁義 (映画)|仁義]]』を入れた<ref>『[[映画秘宝]]ex&[[オトナアニメ]]ex アニメクリエイターの選んだ至高の映画』62p-71p。ちなみに他の作品は[[ジャン=リュック・ゴダール]]『[[気狂いピエロ]]』[[ルネ・クレマン]]『[[狼は天使の匂い]]』[[村川透]]『[[野獣死すべし]]』[[鈴木清順]]『[[殺しの烙印]]』[[勝新太郎]]『[[顔役 (1971年の映画)]]』[[ロバート・アルトマン]]『[[ロング・グッドバイ]]』[[長谷川和彦]]『[[太陽を盗んだ男]]』[[アレックス・コックス]]『[[レポマン]]』[[サム・ペキンパー]]『[[ガルシアの首]]』を選び、コメントで[[フランシス・フォード・コッポラ]]『[[ゴッドファーザー]]』[[マーティン・スコセッシ]]『[[タクシードライバー]]』も好きな映画に挙げている</ref>。hh |
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== フィルモグラフィー == |
== フィルモグラフィー == |
2018年1月24日 (水) 08:43時点における版
ジャン=ピエール・メルヴィル Jean-Pierre Melville | |
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本名 | Jean-Pierre Grumbach |
生年月日 | 1917年10月20日 |
没年月日 | 1973年8月2日(55歳没) |
出生地 | フランス パリ |
職業 | 映画監督、脚本家、俳優 |
ジャンル | 映画 |
ジャン=ピエール・メルヴィル(Jean-Pierre Melville、本名Jean-Pierre Grumbach、1917年10月20日 - 1973年8月2日)は、フランス・パリ出身の映画監督・脚本家。本名はジャン=ピエール・グランバック。メルヴィルはペンネームであり、小説家のハーマン・メルヴィルから姓を取った。「ヌーヴェルヴァーグの精神的父親」と呼ばれる映画作家のひとりとして知られる。
来歴・人物
アルザスにルーツを持つユダヤ人家庭に生まれる。第二次世界大戦に従軍の後、1946年に自分のプロダクションを立ち上げ、自主制作で映画を作り始める。初の長編映画である『海の沈黙』を見て感銘を受けたジャン・コクトーから、自身の小説『恐るべき子供たち』の映画化に際して、脚本・演出を依頼された。また、撮影所のシステムから抜け出たインディペンデントシステムと、長年コンビを組んだカメラマンのアンリ・ドカエによる自然光を取り入れた映像は、後のヌーヴェルヴァーグの作家に大きな影響を与えた。
フランスにおけるフィルム・ノワールに独自の洗練を重ねてゆき、自身の第二次大戦中のレジスタンス活動の経験を反映させた『影の軍隊』などの戦争映画にもその作風は活かされている。
メルヴィルを尊敬している映画人たち
メルヴィルはヌーヴェルヴァーグの監督たちやサム・ペキンパー、ジョン・ウー、ジョニー・トー、北野武、黒沢清に影響を与えた[1]。
アニメ関連のクリエイターでは『映画秘宝』のインタビュー本で渡辺信一郎 (アニメ監督)が、ドン・シーゲル『ダーティハリー』とロバート・クローズ『燃えよドラゴン』を別格の2本とした上で、自身のベスト10(「禍々しい映画」10本)にメルヴィル『仁義』を入れた[2]。hh
フィルモグラフィー
監督
- 海の沈黙 (1947)
- 恐るべき子供たち (1950)
- この手紙を読むときは (1953)
- 賭博師ボブ (1955)
- マンハッタンの二人の男 (1958)
- モラン神父 (1961)
- フェルショー家の長男 (1962)
- いぬ (1963)
- ギャング (1966)
- サムライ(1967)
- 影の軍隊 (1969)
- 仁義 (1970)
- リスボン特急 (1972)
出演
- ブーローニュの森の貴婦人たち(1948)
- オルフェ(1949)
- ポケットの恋(1957)
- 勝手にしやがれ (1959)
- 青髭(1962)
脚注
- ^ http://mermaidfilms.co.jp/jp-melville/
- ^ 『映画秘宝ex&オトナアニメex アニメクリエイターの選んだ至高の映画』62p-71p。ちなみに他の作品はジャン=リュック・ゴダール『気狂いピエロ』ルネ・クレマン『狼は天使の匂い』村川透『野獣死すべし』鈴木清順『殺しの烙印』勝新太郎『顔役 (1971年の映画)』ロバート・アルトマン『ロング・グッドバイ』長谷川和彦『太陽を盗んだ男』アレックス・コックス『レポマン』サム・ペキンパー『ガルシアの首』を選び、コメントでフランシス・フォード・コッポラ『ゴッドファーザー』マーティン・スコセッシ『タクシードライバー』も好きな映画に挙げている
日本語文献
- ルイ・ノゲイラ 『サムライ ジャン=ピエール・メルヴィルの映画人生』 (井上真希訳、晶文社、2003年)
- 古山敏幸 『映画伝説 ジャン=ピエール・メルヴィル』(フィルムアート社、2009年、ISBN 978-4845909407)