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2017年4月9日 (日) 12:42時点における版

リーズ
Leeds
イングランドの旗
標語 : "Pro Rege et Lege (For the King and the Law)"
座標 : 北緯53度47分0秒 西経1度32分0秒 / 北緯53.78333度 西経1.53333度 / 53.78333; -1.53333
行政
イギリスの旗 イギリス
 連合王国 イングランドの旗 イングランド
 リージョン ヨークシャー・アンド・ハンバー
 大都市カウンティ ウェスト・ヨークシャー
 大都市バラ シティ・オブ・リーズ
 市 リーズ
地理
面積  
  市域 551.72 km2
人口
人口 (2011年現在)
  市域 757,700人
その他
等時帯 西ヨーロッパ時間 (UTC+0)
夏時間 西ヨーロッパ夏時間 (UTC+1)
郵便番号 LS1, LS2, LS3–LS29
市外局番 0113
公式ウェブサイト : www.leeds.gov.uk/

リーズ (Leeds) は、イングランドの北部にある都市。行政上はウェスト・ヨークシャー州シティ・オブ・リーズに所属する。人口は75万7700人(2011年国勢調査)[1]で、このうち中心部は47万4632人[2]ロンドンから鉄道で2時間15分の場所に位置している。

イングランドで3番目に大きな都市と言われるが、町の中心から30分も車で走れば、牧草地に羊が群れて草を食んでいるヨークシャーの田舎の景色が広がる。国立公園のヨークシャー・デールズはイギリスの中でも主要なトレッキング・スポットとして有名である。

地理

エア川沿いに位置する工業都市。近隣の都市としては、約15キロ西にブラッドフォード、35キロ北東にヨーク、60キロ南西にマンチェスター、50キロ南にシェフィールドが位置している。

歴史

中世中期においては農業が中心であったが、百年戦争が行われた14世紀ころよりフランドルから毛織物の技術が持ち込まれた。テューダー朝の時代には、羊毛、毛織物の生産で栄えたほか、交通路の結節点として流通拠点としての役割も果たした。

ヨークシャーの紋章として、白いバラが使われているが、これはヨーク家の紋章に由来するものであり、リーズ市内のいたるところで見る事が出来る。かつてこの白薔薇を家紋とする、ヨーク家と、赤薔薇のランカスター家が争った際には、この両家の家紋から「薔薇戦争」と名付けられた。ヨークシャーは白薔薇であるが、マンチェスターを中心とするランカシャー地方の紋章は赤薔薇で、今でも仲が良くないのはこうした歴史的背景によるものである。実際、サッカークラブのリーズ・ユナイテッドマンチェスター・ユナイテッドの試合は「ローズ・ダービー」と呼ばれるほどで、ペニン山で分けられたリーズ対マンチェスターは、イングランド内でも対抗意識の激しい2都市である。

リーズ・リヴァプール運河

産業革命の進展にともなって交通網の整備はさらに進み、1816年にはリーズ・リヴァプール運河、1848年には鉄道が開通した。

近年リーズは「北の首都」とも最近は呼ばれ、金融経済の中核をなす都市として目覚しい発展を遂げている。19世紀来の羊毛産業が不振になると産業転換を図り、現在はIT、金融等の経済都市として成長を遂げている。経済紙の調査によると、リーズはヨーロッパの都市で最も成長率の高い都市として認められ、観光面でもヨーロッパで注目度の高い都市として賞を受賞した。

経済

かつては毛織物綿織物産業で発展していたが、現在は機械・印刷・化学・電子工学など様々な部門で工業の発展がみられる。銀行・保険会社も集中しており金融都市としての性格も有する。

交通

空港

リーズ・ブラッドフォード空港 (Leeds Bradford Airport) は、リーズの中心部から約11km離れたエイドンにある国際空港。 日本からリーズに来る場合には、以下の3通りが主なルートととして利用されている。

  1. 日本からロンドンまで渡航し、ロンドンから国内便でリーズまで。
  2. 日本からアムステルダムを経由して、リーズまで(KLMオランダ航空利用)。
  3. 日本からパリを経由して、リーズまで(全日空(パリまで)、bmi(パリから)などを利用)。

また、マンチェスター空港に到着後、リーズまで移動する方法もある。リーズ~マンチェスター間は車で50分ぐらいで、この方法も航空券の値段と考慮して選択すると良い。

鉄道

リーズ駅

鉄道においてもリーズは、主要結節点となっている。シティの主要駅は、リーズ駅である。リーズ駅はイギリスの主要鉄道幹線の1つであるイースト・コースト本線のリーズ分岐線の北の終着駅である。

鉄道路線が北はカーライル, 東はヨーク、南はウェイクフィールドドンカスターを経てロンドン、西はマンチェスターリヴァプールへ続いている。

  1. ロンドンキングス・クロス駅から2時間15分。
  2. スコットランドエディンバラからも3時間程度。

地方路線ではハロゲイト,ブラッドフォード, キースリースキプトンの駅があり、リーズの都心、西部、北部など近隣の町を繋いでいる。イギリス各地から鉄道を利用することも可能である。

文化

1904年に建てられたリーズ大学のほか、市博物館、市美術館がある。アフリカ初のノーベル文学賞作家であるナイジェリアウォーレ・ショインカケニアの代表的作家であるグギ・ワ・ジオンゴがリーズ大学に留学していた。音楽面では、リーズ国際ピアノ・コンクールが開催されている。

キング・ エドワード・ストリート、リーズ

彫刻家のヘンリー・ムーア、現代美術のダミアン・ハーストが学んだ都市であり、北イングランドのモダンカルチャーの中核を担う都市として広く知られている。紅茶文化中心のイギリスにあって、リーズはカフェが街のいたるところに存在しているのも特徴で、街にはカフェ文化が根付いている。それはモダンで刺激を求めるリーズ市民の性格からもたらされたものであると言われている。

リーズには2つの主要な大学、リーズ大学とリーズ・メトロポリタン大学があり、多くの学生が学んでいる。街は学園都市としての性格が強く、夏休みの時期には人口が激減する。学生の消費活動がリーズ経済の主要な要素にも加味されていて、そうした若者の文化を反映してかナイトライフが充実しており、わざわざロンドンからクラビングする為にやってくる人も多い。ナイトクラブは週末になると、学生を始め多くの若者で溢れかえっている。

リーズを中心にヨークシャーの伝統菓子として知られるケーキに、パーキンがある。

アーマリーミルズ産業博物館

グレードⅡに分類される博物館の建物は世界最大級の毛織物工場だった。現在の建物は1805年にベンジャミン・ゴットによって建てられ1969年に商業用の施設としての役目を終えた。リーズ市議会の手に渡り、1982年から産業博物館として開館した。

スポーツ

リーズ・ユナイテッドがリーズを本拠地とするサッカークラブチームである。1992年にリーグ優勝を果たすなど、1990年代においては代表的な強豪クラブであったが、21世紀にはいると財政難から低迷、一時は3部リーグに降格していた。

出身人物

姉妹都市

脚注

外部リンク

政府

観光