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*『平岡敏夫詩集』思潮社・現代詩文庫、2015 
*『平岡敏夫詩集』思潮社・現代詩文庫、2015 


==共著・共編==
===共著・共編===
*日本文学史概説 近代編 [[東郷克美]]共編 有精堂出版 1979
*日本文学史概説 近代編[[東郷克美]]共編 有精堂出版 1979
*[[島崎藤村]] 文明批評と詩と小説と [[剣持武彦]]共著 双文社出版 1996
*[[島崎藤村]] 文明批評と詩と小説と[[剣持武彦]]共著 双文社出版 1996
*講座森鴎外 全3巻 [[平川祐弘]]、[[竹盛天雄]]共編 [[新曜社]] 1997
*講座森鴎外全3巻 [[平川祐弘]]、[[竹盛天雄]]共編 [[新曜社]] 1997
*透谷と現代 [[桶谷秀昭]]、[[佐藤泰正]]共編 翰林書房 1998
*透谷と現代[[桶谷秀昭]]、[[佐藤泰正]]共編 翰林書房 1998
*夏目漱石事典 [[山形和美]]、[[影山恒男]]共編 [[勉誠出版]] 2000
*夏目漱石事典[[山形和美]]、[[影山恒男]]共編 [[勉誠出版]] 2000


==参考==
==参考==

2015年9月9日 (水) 02:33時点における版

平岡 敏夫(ひらおか としお、1930年3月1日 - )は、日本近代文学の研究者。筑波大学群馬県立女子大学名誉教授。

来歴・人物

香川県仲多度郡広島村(現丸亀市)生まれ。1945年大津陸軍少年飛行兵学校卒、1954年香川大学学芸学部国語科卒、愛媛県川之江市立金生中学校教諭、1956年東京教育大学大学院入学、吉田精一に師事、1962年同博士課程単位取得満期退学。東京都立一橋高等学校教諭、1966年大東文化大学専任講師、1967年東海大学助教授、1968年横浜国立大学教育学部助教授、1975年教授、1976年筑波大学文芸言語学系教授、1982年「北村透谷研究」で筑波大学文学博士。1988-1992年筑波大文芸言語系研究科長、1992年定年退官して群馬県立女子大学学長を1998年まで務める。

北村透谷研究の権威だが、夏目漱石、特に『坊っちゃん』論に、佐幕派が敗れる物語を読み込んだ。主著は『日露戦後文学の研究』。2006年、小林信彦の『うらなり』に対する怒りを、詩集『明治』で表明した。同年、瑞宝中綬章受章。

平岡の透徹した学者としての目は、多数の著作物においてのみならず、各種文献へ寄せた「解説」文の類からも鋭く伺える。たとえば、小宮豊隆夏目漱石』(岩波文庫、上中下3巻、1986-87)に執筆された解説である。当時は、漱石への「神格化」云々で、同書への批判が強かった時代であるが、平岡は解説にあたってはこの大著を改めてていねいに読み返し、誤解・誤読されている部分を的確に指摘、最近の「小宮再評価」の動きへ多くの示唆を与えるものとなっている。

著書

  • 『北村透谷研究』1-4 有精堂出版 1967-1993
  • 『日本近代文学史研究』有精堂出版 1969
  • 『日本近代文学の出発』紀伊国屋新書 1973
  • 『明治文学史の周辺』有精堂出版 1976
  • 『漱石序説』塙新書 1976
  • 芥川龍之介 抒情の美学』大修館書店 1982
  • 『北京の春』私家版 1983
  • 国木田独歩 短篇作家』新典社 1983
  • 『日露戦後文学の研究』上下 有精堂出版 1985
  • 『漱石研究』有精堂出版 1987
  • 『「舞姫」への遠い旅 ヨーロッパ・アメリカ・中国文学紀行』大修館書店 1990
  • 『昭和文学史の残像』1、2 有精堂出版 1990
  • 『塩飽の船影 明治大正文学藻塩草』有精堂出版 1991
  • 『「坊つちやん」の世界』塙新書 1992
  • 『芥川竜之介と現代』大修館書店 1995
  • 『北村透谷研究評伝』有精堂出版 1995
  • 石川啄木の手紙』大修館書店 1996
  • 『石川啄木論』おうふう 1998
  • 『ある文学史家の戦中と戦後 戦後文学・隅田川・上州』日本図書センター 1999
  • 『漱石 ある佐幕派子女の物語』おうふう 2000
  • 森鴎外不遇への共感』おうふう 2000
  • 『塩飽 詩集』鳥影社 2003
  • 『〈夕暮れ〉の文学史』おうふう 2004
  • 『浜辺のうた 詩集』思潮社 2004
  • 『明治 詩集』思潮社 2006
  • 『もうひとりの芥川龍之介』おうふう 2006
  • 『夕暮れの文学』おうふう、2008
  • 『北村透谷 没後百年のメルクマール』おうふう、2009
  • 『北村透谷と国木田独歩』おうふう、2009
  • 『蒼空 詩集』思潮社、2009
  • 『文学史家の夢』おうふう、2010
  • 『佐幕派の文学史 福沢諭吉から夏目漱石まで』おうふう、2012
  • 『佐幕派の文学 「漱石の気骨」から詩篇まで』おうふう、2013
  • 『平岡敏夫詩集』思潮社・現代詩文庫、2015 

共著・共編

参考

  • 文藝年鑑2007
  • 紀伊國屋書店Bookweb
  • 鈴木一正編『波路遥か 平岡敏夫著作目録・参考文献目録・年譜』青鷺舎、2011