「鴻原森蔵」の版間の差分
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水飴や三温糖など10種類以上の甘味料の味覚曲線の違いから、味に深みや奥行きをもたらす味付け技術 |
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水飴や三温糖など10種類以上の甘味料の[[味覚曲線]]の違いから、 |
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味に深みや奥行きをもたらす味付け技術 |
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株式会社こうはら本店の2代目である鴻原森蔵氏の異名。学生時代に中華料理店の店長を任され、平成元年卒業と同時に家業の昆布商の昆布職人になった。水飴や三温糖など10種類以上の甘味料の[[味覚曲線]]の研究に明け暮れ、舌に徹底的に憶えさせた。 |
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氏の甘味料の組み合わせによって、自由に旨さを作り出すことを得意とし、平成2年に農林水産祭りの品評会に於いて「[[大阪府知事賞]]」を受賞している。その後は、甘味料と塩味を組み合わせた旨みの工夫に始まり、魚の出汁など出汁で味の深さを極めるようになり、平成6年[[農林水産大臣賞]]を最年少の29歳で受賞した。 |
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味覚曲線を応用して開発された初めての商品の紹介 |
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その後はバイオ関係の学校に通い、発酵食品の開発を目指すようになった。 |
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平成10年の未曾有の昆布の大凶作に遭遇し、健康にいい発酵塩昆布の開発に没頭し、あけびの花びらの天然酵母を取り出し、果物の培地を使って昆布を発酵させることに世界で初めて成功させた。 |
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'''甘味料って面白い'''。 |
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大阪府から研究開発資金を獲得し、大阪府立大学と共同研究を経て、発酵食品である塩昆布「舞昆」を開発、商品化した。氏の研究は[[昆布発酵技術]]を使って[[人間の寿命]]を伸ばす研究に没頭している。 |
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果糖、粗糖、砂糖、水あめ、還元麦芽、甘草、 |
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ステビア、オリゴ糖、キシリトールなどなど複数の甘味料を使い |
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舐めてから甘みを感じ始め、消える時間までの強さがそれぞれ異なるという |
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これを味覚曲線という。 |
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老舗の昆布商の二代目店主がおコブを炊くときに、甘味料ごとの味覚曲線による舌に感じる微妙な錯覚を利用して、「摩訶不思議な」味付け方法を考案した。 |
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甘味料だけでなく、塩にも味覚曲線がある。 |
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'''味の感じ方の遅い早い、高い低い、長い、短いの3つの要素が影響する。''' |
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調味料毎の味覚曲線を重ねていくと味の波長が増幅されたり打ち消されることで味に微妙な奥行きがでるという。 |
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甘味料の複数の味覚曲線で醤油の塩味を隠し摩訶不思議な深みのある味付けに成功したのが、「しいこん」という塩昆布だ。 |
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平成2年3月、その味覚曲線の技術でもって大阪府知事賞を受賞した。 |
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平成6年3月、農林水産大臣賞を受賞したときは、イカナゴや鯖などの魚のだし汁を使って味の深さを極め、 |
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食品業界新聞に'''「味覚の魔術師」'''と紹介された。 |
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当時農林水産大臣賞は29歳という戦後最年少記録だった。 |
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平成15年 昆布を発酵させる研究に取り組み |
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あけびの花びらから天然酵母を取り出し、ハッサクやイチジク、リンゴなど |
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数々の果物の甘みを活かした果物の培地を使い、昆布を発酵させることを世界で初めて成功させた。 |
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天然酵母が育てた贈り物 しいこん という商品に「味覚の魔術師」の技術が受け継がれた |
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平成16年 昆布のほか、水溶性食物繊維、GABA(ギャバ)、 |
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ビタミンB6、ビタミンP、桑の場、アスタキサンチンなど |
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10種類の特定保健用食品原料を発酵させ、保健機能食品である塩昆布を開発した。 |
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この開発資金は、大阪府がだし、大阪府立大学と共同研究を経て、 |
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発酵食品の塩昆布「舞昆」を開発、商品化された。 |
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参照 |
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平成17年度では、大阪名物のこの商品は下記の番組で月2回程度レギュラー紹介されている。 |
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MBSラジオ番組 [「コンチワ コンちゃんお昼ですよ」] |
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ABCラジオ番組 [「上沼恵美子 こころ晴天」] |
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http://ameblo.jp/uremangana/ 「舞昆開発秘話」 |
2006年1月7日 (土) 12:06時点における版
水飴や三温糖など10種類以上の甘味料の味覚曲線の違いから、 味に深みや奥行きをもたらす味付け技術
味覚曲線を応用して開発された初めての商品の紹介
甘味料って面白い。 果糖、粗糖、砂糖、水あめ、還元麦芽、甘草、 ステビア、オリゴ糖、キシリトールなどなど複数の甘味料を使い 舐めてから甘みを感じ始め、消える時間までの強さがそれぞれ異なるという これを味覚曲線という。
老舗の昆布商の二代目店主がおコブを炊くときに、甘味料ごとの味覚曲線による舌に感じる微妙な錯覚を利用して、「摩訶不思議な」味付け方法を考案した。
甘味料だけでなく、塩にも味覚曲線がある。
味の感じ方の遅い早い、高い低い、長い、短いの3つの要素が影響する。
調味料毎の味覚曲線を重ねていくと味の波長が増幅されたり打ち消されることで味に微妙な奥行きがでるという。
甘味料の複数の味覚曲線で醤油の塩味を隠し摩訶不思議な深みのある味付けに成功したのが、「しいこん」という塩昆布だ。
平成2年3月、その味覚曲線の技術でもって大阪府知事賞を受賞した。
平成6年3月、農林水産大臣賞を受賞したときは、イカナゴや鯖などの魚のだし汁を使って味の深さを極め、
食品業界新聞に「味覚の魔術師」と紹介された。
当時農林水産大臣賞は29歳という戦後最年少記録だった。
平成15年 昆布を発酵させる研究に取り組み
あけびの花びらから天然酵母を取り出し、ハッサクやイチジク、リンゴなど
数々の果物の甘みを活かした果物の培地を使い、昆布を発酵させることを世界で初めて成功させた。
天然酵母が育てた贈り物 しいこん という商品に「味覚の魔術師」の技術が受け継がれた
平成16年 昆布のほか、水溶性食物繊維、GABA(ギャバ)、
ビタミンB6、ビタミンP、桑の場、アスタキサンチンなど
10種類の特定保健用食品原料を発酵させ、保健機能食品である塩昆布を開発した。
この開発資金は、大阪府がだし、大阪府立大学と共同研究を経て、
発酵食品の塩昆布「舞昆」を開発、商品化された。
参照
平成17年度では、大阪名物のこの商品は下記の番組で月2回程度レギュラー紹介されている。
MBSラジオ番組 [「コンチワ コンちゃんお昼ですよ」]
ABCラジオ番組 [「上沼恵美子 こころ晴天」]
http://ameblo.jp/uremangana/ 「舞昆開発秘話」