ケープレル・ラヴェラン・リマ・フェレイラ

ペペ
名前
愛称	ペペ
ラテン文字	Pepe
基本情報
国籍	ポルトガル ブラジル
生年月日	(1983-02-26) 1983年2月26日（41歳）
出身地	マセイオ
身長	191cm
体重	81kg
選手情報
在籍チーム	レアル・マドリード
ポジション	CB
背番号	3
利き足	右足
代表歴2
2007-	ポルトガル	30 (2)
2. 2011年1月18日現在。 ■テンプレート（■ノート ■解説）■サッカー選手pj

ペペこと、ケープレル・ラヴェラン・リマ・フェレイラ（Képler Laveran Lima Ferreira "Pepe"、1983年2月26日 - ）は、ブラジル、アラゴアス州マセイオ出身のサッカー選手。ポジションはディフェンダー。レアル・マドリード所属。

高いテクニックとポジショニングセンス、強いフィジカルを持ち、ボールカットに優れることから「足にはさみを持っている」と言われている。しかし、後述のヘタフェ戦のように頭に血が登りやすいという難点もある。

経歴

ペペはブラジルで生まれ、コリンチャンス・アラゴアノのユースで育つ。幼い時から、父親からは「ペピーニョ」と呼ばれていた。18歳でポルトガルへと渡り、CSマリティモでプレーした。2003-04シーズンのプレシーズンにペペは移籍オプション付きでスポルティング・リスボンで2週間練習に加わったが、結局移籍することはなかった。100万ユーロとトネルら3選手とのトレード、さらにその後ペペが移籍をする際の移籍金の20%をマリティモが受け取るという条件でFCポルトへと移籍する。移籍初年度こそ出場機会に恵まれなかったが、2年目以降は本来の力を発揮し、レギュラーポジションを獲得する。

3000万ユーロと言う巨額の移籍金でレアル・マドリードに移籍。現在のレアル・マドリードでは、セルヒオ・ラモスらと共にディフェンスラインを築いている。ドイツ代表のクリストフ・メッツェルダーとはレギュラー争いをしていたが、二人とも怪我の多い選手であるため、セルヒオ・ラモスを右サイドバックに固定出来ないことがクラブの悩みの一つでもあった。

2007年夏にポルトガル国籍を取得、9月8日のポーランド戦、並びに9月12日のセルビア戦でポルトガル代表に初選出された。EURO2008ではポルトガル代表メンバーに選出され、初戦のトルコ戦で見事初ゴールを決めた。ポルトガル代表はベスト8に終わるも、ペペ自身は大会選定の優秀選手に選ばれるなど活躍を見せた。

レアル・マドリードでプレーをするペペ（中）とロッベン （上）

2009年4月21日のヘタフェ戦でハビエル・カスケーロとボールを競り合った際に倒れたカスケーロの脚と背中を蹴り、一発退場処分を受けた。退場の際にイケル・カシージャスから「クレイジーだ」と批判され、さらに試合後ペペはこのプレーに対し10試合の出場停止処分を受け、シーズンの残り6試合はもちろん、翌シーズンの最初の4試合も出場できないこととなった。ペペは処分後、「なぜあんなことをやったのか覚えていない。今は人生で最もつらい時期だ。必要があれば引退も考えている」と語った。10月のセビージャFC戦で復帰し、グティのフリーキックからレアル・マドリ－ド移籍後初得点も挙げた。しかし、12月に行われたバレンシアCFとの試合で右膝の前十字靭帯を断裂し、今度は怪我で長期の離脱を余儀なくされた。

その怪我によって09-10シーズンは棒に振ったものの、2010 FIFAワールドカップには招集され、モザンビーク代表とのテストマッチで178日ぶりに試合に出場した。本戦では、本来のポジションではない守備的ミッドフィールダーとしてチームを支えた。

ポルトガル代表でのペペ（左からP.フェレイラ、ペペ、R.カルヴァーリョ、J.ボシングワ）

2010-11シーズンは、代表でも共にプレーしている新加入のリカルド・カルヴァーリョとセンターバックのコンビを組み、安定したディフェンスを見せた。しかし、2011年1月6日のコパ・デル・レイレバンテUD戦で左足の肉離れを起こし、全治1ヶ月の離脱となった。

ペペがレアル・マドリードから受け取っている年俸は180万ユーロと言われており、出場できる状態であれば不動のセンターバックであるにも関わらず所属選手の中では非常に低い金額となっている。クラブは年俸を300万ユーロまで引き上げての契約延長を打診したが、ペペ側はこの金額に不満を持ち、交渉は難航。マンチェスター・ユナイテッドFCやインテルが獲得に興味を持っていると報じられたほか、ガゼッタ・デロ・スポルトはレアル・マドリードがユヴェントスFCのジョルジョ・キエッリーニに関心を持っていると報じた。最終的に、センターバックの選手として世界で6番目に高額な年俸400万ユーロで2015年まで契約を延長した。

FCバルセロナとのリーガ、コパ・デル・レイ決勝では守備的MFとしてプレーしてリオネル・メッシをマークし、リーガでのエル・クラシコ後にジョゼップ・グアルディオラは「ペペはフィジカルが強く、経験も豊富な選手だ。われわれは彼にかなり苦しめられた」と語った。同じくバルセロナとのUEFAチャンピオンズリーグ準決勝1st legでも守備的MFとしてプレーし、攻撃の芽を積んでいた。しかし、後半にダニエウ・アウヴェスへのファールで退場してしまい、その後2得点を挙げられ敗退した。試合後、この判定は物議を醸した。

エピソード

• 尊敬するディフェンダーはフェルナンド・イエロ、アントニオ・カルロス、リカルド・ゴメス。
• スパイクも買う余裕のないほど貧しい家庭に育つが、彼が14歳の頃父親にアンブロの「スペシアーリ」を買ってもらって以来、今に至るまでずっと履き続けている。本人曰く、「今でも新品を手にすると、親父に初めて買ってもらった時のようにワクワクする」とのことで、「これからも絶対に手放せない」と語っている。
• 2007年にポルトガル国籍を取得し、ポルトガル代表として招集されているペペであるが、ブラジル代表としては各ユース世代を含めて試合への出場経験はない。

所属クラブ

• 2001-2004 CSマリティモ
• 2004-2007 FCポルト
• 2007- レアル・マドリード

タイトル

• インターコンチネンタルカップ（2004）
• スーペル・リーガ - 優勝 (2005-06, 2006-07)
• タッサ・デ・ポルトガル (2005-06)
• ポルトガル・スーパーカップ (2006-2007)
• リーガ・エスパニョーラ - 優勝 (2007-08)
• コパ・デル・レイ - 優勝（2010-2011）

個人成績

クラブ	リーグ	シーズン	背番号	リーグ戦		カップ戦		欧州カップ戦		期間通算
				出場	得点	出場	得点	出場	得点	出場	得点
CSマリティモ	スーペル・リーガ	2001-02		4	0	0	0	0	0	4	0
		2002-03		29	2	1	0	-	-	30	2
		2003-04		30	1	2	0	-	-	32	1
		通算		63	3	3	0	0	0	66	3
FCポルト		2004-05	7	15	1	1	0	5	0	21	1
		2005-06	14	24	1	4	0	5	2	33	3
		2006-07	14	25	4	1	0	8	0	34	4
		通算		64	6	6	0	18	2	88	8
レアル・マドリード	プリメーラ・ディビシオン	2007-08	3	19	0	0	0	3	0	22	0
		2008-09	3	26	0	0	0	3	0	29	0
		2009-10	3	11	1	1	0	6	0	18	1
		2010-11	3	26	1	4	0	8	0	38	1
		通算		82	2	5	0	20	0	107	2
総通算				209	11	14	0	38	2	261	13