「テレビ山口」の版間の差分
m 2005年のCI導入以前は「TYS」表記ですのでそちらに準じて一部変更しました |
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*:2003年10月6日に24時間放送がスタートしてからは、前日放送終了時のみになった。 |
*:2003年10月6日に24時間放送がスタートしてからは、前日放送終了時のみになった。 |
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*'''クロージング''' |
*'''クロージング''' |
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*:山口県の画像に県下中継局とチャンネルを合成(中継局の位置とチャンネルをライトで光らせて案内するものだった)→「 |
*:山口県の画像に県下中継局とチャンネルを合成(中継局の位置とチャンネルをライトで光らせて案内するものだった)→「TYS[改行]テレビ山口」→黒地に白文字の「おやすみなさい[改行]Good night...」がフェードアウトして、終了。ナレーションは、最後のほうで放送終了を告げるもの(「ご覧のチャンネルはJOLI-TV TYSテレビ山口です。…」)が流れた。 |
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*:2003年10月6日以降[[TBSニュースバード|JNNニュースバード]]の[[フィラー]]放送が始まって以降は、BGMに |
*:2003年10月6日以降[[TBSニュースバード|JNNニュースバード]]の[[フィラー]]放送が始まって以降は、BGMに‘TYSソング’を使用するものに変更された。その後にJNNニュースバードを放送。メンテナンスなどにより放送を休止する場合には、「おやすみモコモコ」のタイトルで、家の中のベッドで眠りにつくモコモコの静止画1枚が5秒ほど映され、暗転。ナレーションは無し。静止画の右上には2段で、「TYSテレビ山口(赤色)[改行]おやすみなさい…(白色)」の文字が、左下にはTYSの[[ウェブサイト]]の[[Uniform Resource Identifier|URI]]が、それぞれ記されていた。 |
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;1985年ごろ~1995年ごろ |
;1985年ごろ~1995年ごろ |
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*'''オープニング''' |
*'''オープニング''' |
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*:tys本社屋の映像の撮り直し版。 |
*:tys本社屋の映像の撮り直し版。 |
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*:「ご覧のチャンネルはJOLI-TV、 |
*:「ご覧のチャンネルはJOLI-TV、TYSテレビ山口です。 今日も一日tysの番組でお楽しみください」とアナウンスされていた。(女性アナの声で) |
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*'''クロージング''' |
*'''クロージング''' |
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*:人形が眠っている映像版 |
*:人形が眠っている映像版 |
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*:字幕で周波数案内→放送終了アナウンス(女性アナの声で「ご覧のチャンネルはJOLI-TV、 |
*:字幕で周波数案内→放送終了アナウンス(女性アナの声で「ご覧のチャンネルはJOLI-TV、TYSテレビ山口です。お楽しみいただきました、今日の放送は以上で全て終了しました。明日もまたTYSのきれいな画面・楽しい番組で一日をお過ごしください。それでは火の元・戸締りをお確かめの上、ごゆっくりお休みください」)→フェードアウト(黒色画面)→すぐにカラーバー画面→停波 |
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;開局?~1985年ごろ |
;開局?~1985年ごろ |
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*'''オープニング''' |
*'''オープニング''' |
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*:tys本社屋の映像をバックに「ご覧のチャンネルはJOLI-TV、 |
*:tys本社屋の映像をバックに「ご覧のチャンネルはJOLI-TV、TYSテレビ山口です。 今日も一日TYSのきれいな画面・楽しい番組で一日をお過ごしください。」とアナウンスされていた。(女性アナの声で) |
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*'''クロージング''' |
*'''クロージング''' |
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*:女性が笛を吹いている簡素なイラストの静止画をバックに周波数案内→真ん中に花火型の「TYS」と字幕「JOLI-TV TYSテレビ山口」の静止画が出てその上に社屋表示。その後終了アナウンス(女性アナの声で「お楽しみいただきました |
*:女性が笛を吹いている簡素なイラストの静止画をバックに周波数案内→真ん中に花火型の「TYS」と字幕「JOLI-TV TYSテレビ山口」の静止画が出てその上に社屋表示。その後終了アナウンス(女性アナの声で「お楽しみいただきましたTYS。今日の放送は以上で全部終了いたしました。明日もまたtysのきれいな画面・楽しい番組で一日をお過ごしください。それでは火の元・戸締りをお確かめの上、ごゆっくりお休みくださいませ。」)→フェードアウト(黒色画面)→すぐにカラーバー→停波 |
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**OP・ED共に周波数案内と終了アナウンスのBGMは異なっていた。 |
**OP・ED共に周波数案内と終了アナウンスのBGMは異なっていた。 |
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==キャッチフレーズとID画面の移り変わり== |
==キャッチフレーズとID画面の移り変わり== |
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*「動画の映像」(開局?~1995年ごろ) |
*「動画の映像」(開局?~1995年ごろ) |
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山口県内の風景または人形の映像を背景にBGM([[TYSソング]]またはインストルメンタル)が流れ、「(JOLI-TV、ご覧のチャンネルは |
山口県内の風景または人形の映像を背景にBGM([[TYSソング]]またはインストルメンタル)が流れ、「(JOLI-TV、ご覧のチャンネルは)TYSテレビ山口です。」とアナウンスされていた。なお、稀に無音・無声のときもあった。このパターンは2005年のCI導入まで使われた。 |
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*「more! |
*「more! TYS」(1995年ごろ~1997年3月) |
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*「ついてるチャンネル |
*「ついてるチャンネル TYS」(1997年4月~2005年3月) |
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*「スーパーローカル宣言」(2005年4月~) |
*「スーパーローカル宣言」(2005年4月~) |
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2010年5月21日 (金) 13:30時点における版
テレビ山口株式会社(テレビやまぐち)は、山口県を放送対象地域とするTBS系列の民間放送局である。 略称は英称である "Television Yamaguchi Broadcasting Systems" の英文頭文字から採った「tys」を用いている。
テレビ山口 | |
---|---|
英名 |
TV Yamaguchi Broadcasting Systems Co.,Ltd. |
放送対象地域 | 山口県 |
ニュース系列 | JNN |
番組供給系列 | TBSネットワーク |
略称 | tys |
愛称 | tysテレビ山口 |
呼出符号 | JOLI-(D)TV-DTV |
呼出名称 |
tysテレビやまぐち tysやまぐちデジタルテレビジョン |
開局日 | 1970年4月1日 |
本社 |
〒753-0292 山口県山口市大内御堀1277番地 |
演奏所 | 本社と同じ |
リモコンキーID | 3 |
デジタル親局 | 山口(大平山) 18ch |
アナログ親局 | 山口(大平山) 38ch |
ガイドチャンネル | 38ch |
主なデジタル中継局 | テレビチャンネルの項を参照 |
主なアナログ中継局 | テレビチャンネルの項を参照 |
公式サイト | http://www.tys.co.jp/ |
種類 | 株式会社 |
---|---|
略称 | tys |
本社所在地 |
日本 〒753-0292 山口県山口市大内御堀1277 |
設立 | 1969年4月1日 |
業種 | 情報・通信業 |
法人番号 | 2250001000435 |
事業内容 | 放送法によるテレビジョン放送 |
代表者 | 取締役社長 齋藤宗房 |
資本金 | 4億9500万円 |
主要株主 |
山口トヨタ自動車株式会社(13.6%) 宇部興産株式会社(12.6%) 株式会社東京放送ホールディングス(12.6%) |
主要子会社 | 株式会社ブイ・ドライブ |
外部リンク | http://www.tys.co.jp/ |
概要
1970年4月1日に開局した、山口県で2番目(テレビ専業としては初)の民間放送局。開局時から宇部興産が筆頭株主であった(初代社長は後に宇部興産の会長も務めた中安閑一)が、本業の経営悪化により保有株を大量に売却。その株の大半を山口トヨタ自動車が引き受け、役員を送り込む(現社長の齋藤宗房は山口トヨタ自動車の社長でもある)。その後、同じく山口トヨタ自動車の傘下であるケーブルテレビ局の山口ケーブルビジョンと、業務提携関係にあるFM局のエフエム山口との関係を強めている。なお、現在も宇部興産は山口トヨタ自動車に次ぐ大株主であり、役員等を派遣している。
直接受信可能なエリアは山口県全域と福岡県、島根県、広島県、愛媛県、大分県の一部地域(ただし、東和局のアナアナ変換で受信が困難になったエリアもあり)。なお、デジタル放送は山口県内にビームが絞られている。区域外ではあるが福岡県北九州市でデジタル化されても電波が届くので、視聴する家庭もある。逆に下関市民の中には、RKBを視聴する家庭もある。
この局は「反射板」を使うという全国でもめずらしい送信方法を取っている。tysの本社から送信所のある大平山(防府市牟礼登尾)に電波を送ろうとすると鉄塔を高くしなければならず、コストがかかるということで大平山と反対方向の高い山である「姫山」に反射板を設置している。まずそこに電波を送り、反射させる。その次に電波を大平山送信所に送っている(この記事内にある社屋の画像に小さいが、反射板を見ることができる)。
開局当初、「きれいな画面、たのしい番組」というキャッチフレーズを頻繁に用いていた。これはテレビ山口が開局当初から原則としてUHF帯のみを使う局であり(後述するむつみテレビ中継局以外)、春から秋にかけて日本海上空に生じるスポラディックE層の影響によるVHF帯での中国・韓国の電波の影響を受けないことによるものである。
現在はJNNのフルネット局であり、毎日新聞系列だが、かつては産経新聞も株式を保有しており(現在は出資比率が大幅に減少した模様。但し友好関係は継続)、フジネットワーク (FNS) に加盟していた(1987年まで、詳細は後述)。また、読売新聞大阪本社が1%以上の株式を保有していた時期もある(現状は不明。2005年時点で6.06%。出典:日本民間放送年鑑2005)。また、中国新聞ともCMを放映するなど友好関係がある。
本局及び中継局一覧
主な局名と周波数またはチャンネル、コールサインおよび映像出力。
※デジタル放送のリモコンキーIDは「3」[1]。TBS系のリモコンキーIDは原則TBSなどと同じ「6」だが、UHF局(ほかにATV・TUY・TUF・UTY・TUT・ITV・KUTV)で唯一「6」を使用しない上、県内他局も「6」を使用する局もない[2]。
中継局名 | 中継局所在地 (山の名前) |
アナログch (出力) |
デジタルch (出力) |
中継局名 | 中継局所在地 (山の名前) |
アナログch (出力) |
デジタルch (出力) |
---|---|---|---|---|---|---|---|
山口本局 | 大平山 | 38ch(10kW) | 18ch(1kW) | 長門局 | 矢ヶ浦岳 | 21ch(30W) | 46ch(30W) |
山口鴻ノ峯局 | 鴻ノ峰 | 49ch(10W) | 34ch(1W) | 萩局 | 田床山 | 33ch(300W) | 46ch(100W) |
宇部局 | 大場山 | 44ch(100W)[3] | 49ch(0.3W) | 柳井局 | 石城山 | 39ch(100W) | 21ch(10W) |
下関局 | 火の山 | 33ch(1kW) | 18ch(100W) | 東和局 | 嵩山 | 59ch(66W) | 43ch(1w) |
豊田局 | 華山 | 40ch(30W) | 18ch(3W) | 岩国局(アナ) | 城山 | 62ch(100W)[4] | |
美祢局 | 桜山 | 44ch(100W) | 18ch(10W) | 岩国局(デジ) | 野登呂山 | ― | 46ch(100W) |
沿革
- 1969年4月1日 - 会社設立。
- 当初は、局名を「山口中央テレビ(YCT)」にする予定だった。
- 1969年9月2日 - 局名をテレビ山口(TYS)に変更。
- 1969年12月25日 - サービス放送開始。
- 1970年4月1日 - JNN(TBS系)・FNS(フジテレビ系)・NETテレビ(現:テレビ朝日)系3局のトリプルネットにより開局。なお、JNN排他協定のためFNNには非加盟、ANNとはニュース協定(1974年締結)及びネットに参加できず一般番組のみのネット保障契約を締結。
- 1978年10月1日 - テレビ朝日系列番組を山口放送と交換。JNN/FNSの2局クロスネットに移行。編成の改編は1978年10月と1979年4月の二度に分けて行われた。
- 1987年9月30日 - この日を以てFNS脱退。JNN(TBS系列)のフルネット局に(※一部番組は番組販売により1990年までFNSと同時ネットを継続)[5]。
- 1989年12月21日 - 音声多重放送開始。
- 1992年6月 - テレビ山口二十年史を発行(余談だが、テレビ山口が社史を発行したのはこのときだけである)。
- 2000年3月31日 - FNSの同時ネット放送終了(時差ネットは現在まで継続)。
- 2005年3月28日 - CI導入によりロゴマークを「TYS」から「tys」に変更、コーポレートカラーが黄と黒に、キャラクターが”モコモコ”から”テレオン”に変更となった。
- 2005年8月3日 - 地上デジタル放送対応のマスター更新。(東芝製[6])
- 2006年5月1日 - 地上デジタル試験放送(サイマル放送)開始。
- 2006年10月1日 - 地上デジタル放送開始。(コールサイン:JOLI-DTV、リモコンキーID:3)
ネットワークの変遷
CI導入の2005年以前の出来事に関しては、大文字表記の「TYS」を用いる。
開局当初
TYSの当時の社長は開局同意書に、「ネットワークはオープン(クロス)とする」とあった。しかし、山口放送(以下、KRY)が既に日本テレビ(以下、NTV)系列だったことから、残ったTBSテレビ(以下、TBS)、フジテレビ(以下、フジ)、日本教育テレビ(以下、NET)3局からの選択となった。当時フジテレビは関西テレビと新しい系列作りに積極的だったが、TBSは県東部を中国放送、県西部をRKB毎日放送でカバーしていたために消極的であった。TBSはこれより前、KRYにJNNへの加盟を要請していたが、KRYがRCC・RKBのエリアを考慮して、電電公社の当時のマイクロ回線の都合に曲折があってもNNN/NNSを選んだという経緯もあったためとも考えられる。 1969年10月22日にネット系列を決定。「ニュースはJNN、番組は高視聴率で健全なものを3キー局からネットし、自社制作をおりまぜて放送する」こととした(トリプルネットとなる)。
しかし、営業面は苦労したようで、下関方面ではTYSがネットするTBS系列やフジ系列の番組をRKBやTNCで不自由なく見られたことに加え、「地元に特化した番組は既存の2局(NHK・KRY)だけで十分だ」という考えを持った人が多かったからだと言われている。また、RKBはVHFの8チャンネル、TYSはUHFの33チャンネルを使用しており、画質の面からも今日までRKBを視聴する家庭が多かった。
2局ネットへの移行
1978年7月、全国朝日放送(現・テレビ朝日。以下、ANB)からネット打ち切りの通告があった。これはJNN協定、そしてANBとKRYとのニュースネットの合意によるものがあった。『アフタヌーンショー』『ワールドプロレスリング』『特捜最前線』『クイズタイムショック』などの番組が1978年10月と1979年4月の2度に分けてKRYへ移動した。 ネット番組の移動により過去のANB系ネット枠はTBS系やフジ系の番組に差し替えられた。この機会に、開局後もスポンサー等の都合でKRYでの放送を継続していたTBS系のネットワークセールス番組(『ナショナル劇場』等)が、全てTYSへ移行した。ただし、排他協定でANNニュースネットへの参加が困難な事に加え、KRYが番組内容を巡りNTVとの関係が一時悪化していた事も系列移管の主因であるためか追放・絶縁ではなく円満脱退の形を取り、ANB及び同系列局との番販取引の道を残し(〜1993年秋に山口朝日放送(YAB)が開局するまで)、スポーツイベントなども協力関係を維持する。
FNS離脱
1987年3月、フジテレビから次のような申し入れがあった。
- フジテレビとテレビ山口はFNS系列として今後とも友好的なパートナーの関係をいっそう強めたい。
- テレビ山口は、フジテレビ、東京放送のクロス局として、認識しており、フジテレビは東京放送に対し対等である。
- テレビ山口はフジテレビの昼(FNNニュースレポート11:30)・夕(FNNスーパータイム)・夜(FNNニュースレポート23:00)のニュースのうちいずれか一本をネットしてほしい。併せて、ニュースの入中を行ってもらいたい。
フジはこれらの申し入れに応じない場合、同年10月にFNS系列から外すとしていた。
このうち3.は事実上FNNへの加盟要請であるが、これはJNN協定の関係上困難なことに加え、1987年秋改編で従来関西テレビ発のFNS同時放送枠だった月曜22時台にTBS系列のニュース番組(後の「ニュース22プライムタイム」)が入る話が出始めたこともあり、フジテレビとのネットを解消の上、FNSを脱退せざるを得なくなった(TBS系列フルネット局へ移行)。しかし、1.で「今後とも有効なパートナーの関係をいっそう強めたい」と申し入れているように、フジテレビとテレビ山口の関係はかなり良好的であった。更にフジテレビ側もJNN協定によりtysがFNNに加入するのは困難である(但し、この問題でtysはTBSとも協議しているが、結局はFNNの番組を受けるにはJNN脱退しか方法がない結論になり、その場合山口県内ではTBS系列番組をどのような形で放送するか、円満脱退による一般番組のtysへの販売継続に加え、場合によってはKRYへの販売再開も検討する必要が発生する、山口県内の取材はどの局(RCC・BSS・RKB)が担当するかという問題があった)ということを予めわかっていたので、ANB系列離脱時と同様に円満脱退の形となり、脱退後も「おはよう!ナイスデイ」・「TIME3」等の同時ネットを続けた。なお、キー局同士(TBS・フジテレビ)の関係もザッピングドラマの放送などを経て、今日業務提携を結ぶ等良好なものとなっていることもあり、2010年現在もフジテレビとは優先的な番組購入の道を残している。
県内3局体制へ
1993年10月にテレビ朝日系フルネットの山口朝日放送(YAB)が開局し、山口県内の民放はKRY(日本テレビ系列)、TYS(TBS系列)、YAB(テレビ朝日系)の3局体制(いずれも事実上フルネット)となり、今日に至っている。蛇足ながら、県南西部では福岡局が見られる他(デジタル化後も海上伝播などで視聴できる地区が多いと思われる)、県南東部では広島局や愛媛局が受信できるが、現在は他県に比べフジテレビ系列の番組があまり見ることができない。
フジテレビの同時ネット番組が姿を消す
開局以来、朝は「小川宏ショー」、昼は「3時のあなた」からフジテレビ発の生ワイド番組をネットしてきたが、1999年の春改編で朝の「おはよう!ナイスデイ」終了を機に、2000年の春改編で昼の「2時のホント」終了を機に「笑っていいとも!」を除く生ワイド番組が姿を消し、TBS系列の番組(前者は「はなまるマーケット」、後者は「ジャスト」)に移行。但し、「~いいとも!」は本来生放送であるもののネット番組の関係上、同日2時間55分時差ネットをしている為、厳密には生放送ではなくなっている(状況的に撮って出し状態)。
さらに、一時期放送を中断していた時期はあったものの、開局以来、フジテレビと同時ネットで放送していた「ミュージックフェア」が2000年6月いっぱいで終了、これにより、フジテレビ系列局の名残のひとつといえた、フジテレビ同時ネット番組がついに消滅した。そして、2009年春の改編で、土曜19時台のフジテレビ系列のネット枠も廃止された[7]。
なお、このネット変更の経緯については、「山口放送三十年史」(1987年出版)、「テレビ局24時~メディアに賭ける人びと」(1989年出版)、「テレビ山口二十年史」(1992年出版)にてそれぞれ詳述されている。
情報カメラ設置ポイント
ケーブルテレビ再送信局
以下のケーブルテレビではテレビが再送信されている。
現在放送中の番組
- 放送時間は2025年01月時点のもの
自社制作番組
- ローカル番組
- tysニュース・天気予報
- tysスーパー編集局(月~金曜18:15~19:00)
- tysスーパー編集局深夜便(月~金曜深夜、夕方の再編集版)
- やまぐちぱち道(月曜24:25~24:40)
- パチプレTV山口版(火曜25:55~26:25)
- じゃんぷ!山口(金曜19:50~19:55、山口県広報番組)
- 週末ちぐまや家族(土曜09:25~10:23/(再)土曜25:43~26:41)
- tys情報PickUp(土曜18:50~19:00)
- 単発番組枠
この枠では、基本的にフジテレビ系またはテレビ東京系配給によるレギュラー番組のスペシャル版、または特番のディレイ放送を行っている。但しTBS系の特番等で変更される場合がある。
- tys金曜スペシャル(金曜24:35~26:30)
- tys土曜スペシャル(土曜12:00~13:40)
- tysサンデースペシャル(日曜12:54~14:54)
JNNニュースバードの放送について
2000年、5:00~5:30の枠で定時番組としてJNNニュースバードを開始した。ちなみにこれまでは5:30の「朝ダッシュ!」(MBS制作)を起点にしていた。その後は深夜に「深夜便」(開始当初はTYSナウ)や歌う天気予報があり、次第に深夜から早朝にかけての情報枠を補填するようになる。その背景にはKRYでNNN24などによる終夜放送開始があると思われる。2003年頃になるとニュースバードの定時放送を廃し、フィラー放送に移行させるようになる。基本的に最終番組が「深夜便」か「テレショップ」なのでその後に10秒の局名告知を挟みニュースバードに入る。なお、それにより平日の歌う天気予報は事実上廃止されたため、枠を早朝に移し、4:15〜4:25に「tysおはよう天気予報」を放送することになった。2009年現在、その天気予報の枠も廃止となっている。
TBS系列全国ネット
ローカル枠でCM差し替えを行う番組(ステブレやPTの番組は除く)のみ掲げる。なお、それまでの経緯もあり、TBS系列全国ネットであっても一部の番組は放送されていない(詳細は別項参照)。ここで、“自社でCMを差替え”とは、ローカルスポンサーの提供クレジットが出ていることを指す。
- 平日05:30 みのもんたの朝ズバッ!
- 平日11:00 ひるおび!(11:50頃~11:53頃)
- 平日22:54、金曜23:30 NEWS23X
- 土曜05:45 みのもんたのサタデーずばッと
- 土曜11:45 JNNニュース
- 日曜08:00 サンデーモーニング
かつては夕方のニュース番組である、「JNNニュースの森」や「総力報道!THE NEWS・前半パート」でローカルスポンサー枠を設けていたが、夕方の編成見直し(「tysスーパー編集局」の枠拡大。「全国ニュース」は「スーパー編集局」の中で放送)により、廃止となった。
他系列の主な番組
- フジテレビ・関西テレビ系列局制作番組
- 森田一義アワー 笑っていいとも!(月~木曜14:51~15:51、金曜14:55~15:55;約3時間遅れ ※但し休止される場合あり)
- 笑っていいとも!増刊号(土曜13:40~15:25;8日遅れ ※但し、TBS系列全国ネット特番や、フジテレビおよびテレビ東京の単発特番(番販購入)等で返上されることが多い。また特大号の放送は無い)
- SMAP×SMAP(月曜23:50〜0:45)
- めちゃ2イケてるッ!(水曜23:50~24:47;約3週間遅れ)
- たかじん胸いっぱい(木曜15:51~16:50、関西テレビ制作)
- ネプリーグ (木曜19:00~19:54)
- ゲーム&クイズバラエティ ペケポン(木曜19:57~20:54)
- はねるのトびら(木曜23:50~24:47;約1ヶ月遅れ)
- ホンマでっか!?TV(木曜24:47~25:17)
- 爆笑レッドカーペット(金曜0:15~1:15;13日遅れ)
- ウソホンティ(土曜10:23~10:45)
- サザエさん(土曜10:45~11:15;6日遅れ)
- ホンネの殿堂!!紳助にはわかるまいっ(土曜15:25~16:25)
- とんねるずのみなさんのおかげでした(土曜16:25~17:25;23日遅れ)
- 釣りごろつられごろ(日曜6:30~6:45;8日遅れ、テレビ新広島制作)
- クイズ!ヘキサゴンII(日曜12:54~13:54;約5ヶ月遅れ)
- VS嵐(日曜13:54~14:54)
- 以下、不定期放送
- テレビ東京系列局制作番組
- ポケットモンスター ダイヤモンド&パール(月曜16:25~16:55;18日遅れ[8])
- ペット大集合!ポチたま(水曜15:00~16:50;約6ヶ月遅れ)
- 空から日本を見てみよう(金曜15:55〜16:50)
- しまじろう ヘソカ(土曜11:15~11:45;12日遅れ、テレビせとうち制作)
- 出没!アド街ック天国(不定期放送、かつてはレギュラー放送だった)
過去に放送した番組
自社制作番組
- ローカル番組
- TYS夕やけニュースショー(→TYS夕やけニュース、1975年3月31日~1985年10月2日)
- TYSニュース6(1985年10月5日~1992年9月)
- TYSナウ(1992年10月~2001年3月)
- TYS夕やけニュース21(2001年4月~2005年3月)
- TYSニュース21・深夜便(平日深夜・夕方の再編集版)
- TYSスタジオ
- テレビ山口くん(1986年4月~1993年)
- サタデー6(1978年4月~1985年9月)
- かっぱちTVサタスパ!(→サタスパ!、1993年4月10日~2000年)
- まいど!(2001年ごろ~)
- 生活空間Do!(2000年7月3日ごろ~2002年ごろ)
- さとらぼ
- おしゃべり土曜日
- ちぐまや本舗(2002年4月~2005年3月)
- ティータイム2
- TYSお出かけ情報局
- 朝からヨイショ!
- TV-ビデオマガジン
- 歌う天気予報
- ふれあいの道(JNN中国地方ブロックネット番組として持ち回り制作)
- 中国山口駅伝(1995~1999年、RCCと共同制作)
- FMY TV
- ぐっと!やまぐち
- ぐちモニ(2005年4月~2009年3月)
- 中国高等学校駅伝競走大会(女子)(FNS中国ブロックネット番組。テレビ新広島・岡山放送・山陰中央テレビと共同制作。開催地の局が幹事。FNS離脱後も継続して参加。競技自体は継続中)
ネット番組
※印は現在も放送している番組。
- TBS系列の番組で過去に放送
- ※ムーブ(JNN九州山口地方ブロックネット番組として持ち回り制作)
- ※探検!九州(RKB毎日放送制作)
- TIM神様の宿題(2004年10月~2005年3月、RCC制作。但し、定期放送終了後にTIM神様の宿題スペシャルとして「全国版」or「中四国版(JNN中国四国ブロックネット)」が放送される場合はネットされた他、中四国版の場合は制作に参加する場合もあった。)
- フジテレビ系の番組で過去に放送
- FNNお茶の間ニュース(月~金曜10:45~11:00)
- FNN奥さまニュース(月~金曜14:45~15:00)
- この2本が、フジテレビ系列でもあった時代のtysがネットしていたFNNニュースであった。但し、tysはニュース系列がJNN既加盟であり、排他協定の関係でFNNへの重複加盟が認められなかったため、JNNニュースの放送がない時間帯に特例で認められた番販ネット扱いで、なおかつFNNの冠を外した『お茶の間ニュース』や『奥さまニュース』のタイトルでの放送を余儀なくされた。
- ※ミュージックフェア
- おはよう!ナイスデイ(←小川宏ショー)
- 2時のホント(←ビッグ・トゥディ←3時ヨこい!←TVクルーズ となりのパパイヤ←タイムアングル←タイム3←3時のあなた)
- 大空港
- 欽ドン!良い子悪い子普通の子
- 三枝の愛ラブ!爆笑クリニック(関西テレビ制作・1985年4月~1987年9月まで放送)
- 関西テレビ制作土曜朝のワイドショー(ハイ!土曜日です→DOサタデー→モーニングスタジオ・土曜!100%→モーニングアップル→シュートinサタデー→土曜大好き!830(『土曜大好き~』放送期間中の1989年3月末で同枠のネット打ち切り、同年4月からMBS『いい朝8時』のネット受けに変更)
- ここまでは同時ネット番組
- 新・座頭市シリーズ(月曜21時台時代のみ同時ネット)
- 夜のヒットスタジオ(月曜22時台時代のみ同時ネット)
- なるほど!ザ・ワールド(FNS加盟時代は同時ネット、脱退後は時差ネット)
- 火曜ワイドスペシャル(「ドリフ大爆笑」など、FNS加盟時代は同時ネット、脱退後は深夜に時差ネット)
- 新春スターかくし芸大会[9]
- 金メダルへのターン!
- 平岩弓枝ドラマシリーズ
- 華麗なる刑事
- 江戸の旋風
- 影の軍団など関西テレビ制作火曜22時時代劇枠
- スケバン刑事
- 志村けんのだいじょうぶだぁ
- ドラゴンボールシリーズ
- うる星やつら→めぞん一刻→F-エフ(水曜日17時半枠で遅れ放送)
- らんま1/2→ドラゴンクエスト
- のらくろクン
- おそ松くん
- 平成天才バカボン
- ひみつのアッコちゃん(第2作)
- ※ウチくる!?
- 爆笑おすピー大問題!!
- 水10!
- ザ・ジャッジEX
- Dのゲキジョー 〜運命のジャッジ〜
- トリビアの泉 〜素晴らしきムダ知識〜 - 最終回の数回分前で放送終了となった。
- クイズ$ミリオネア
- ジャンプ!○○中
- 幸せって何だっけ 〜カズカズの宝話〜[10]
- タモリのジャポニカロゴス
- メントレG
- 脳内エステ IQサプリ
- ザ・ベストハウス123
- ザ・スリーシアター[11]
- ※ちびまる子ちゃん
- ※テレビ寺子屋(テレビ静岡制作)
- パンチDEデート(関西テレビ制作)
- 走れ!ガリバーくん(関西テレビ制作)
- 旅っきり!~ふれあい紀行~(関西テレビ制作)
- 親子笑劇場電太郎一家(テレビ新広島制作・中国地方4局ネット)
- クイズクロス5→エンジェルツアーハッピークイズ→ラピュタ伝説→みんなの挑戦物語→人気もん!(テレビ新広島制作・中国電力提供枠)(「人気もん!」については2007年4月からKRYへ移行)
- 道楽のココロ(テレビ新広島制作)
- Local★STAR ひらめっ娘学園(テレビ新広島制作)
他多数。
- 備考
- 1987年10月にFNSを離脱する以前から、一部の番組(『プロ野球ニュース』等)は編成の都合上、KRYで放送されていた。
- tysは現在FNSに加盟していないため、FNSの日(『27時間テレビ』、番組名は年度により異なる)に参加しておらず、これに伴って『笑っていいとも』『サザエさん』などが27時間テレビ版スペシャルとなる場合はtysでの放送はない。
- 日曜夕方のアニメ枠の統合スペシャルが放送されたこともない。これは、『ちびまる子ちゃん』・『サザエさん』がtysで、『ONE PIECE』・『こちら葛飾区亀有公園前派出所』がKRYでそれぞれ別々に放送されていたため[12]で、特番編成には両局間の調整が必要となるからである。
- 深夜の再放送(収録)では、よく音声が途切れる(特に以前はめちゃイケで一時間5回ほど途切れることがあった)。
- テレビ東京系の番組で過去に放送の番組
- 花の魔法使いマリーベル(テレビせとうち制作)
- 赤ずきんチャチャ
- アイドル天使ようこそようこ(テレビせとうち制作)
- 超星神シリーズ
- ハロー!モーニング。
- ギャグコロスタジオ
- やりにげコージー[13]
- 所さん&おすぎの偉大なるトホホ人物伝
- とっとこハム太郎(30分番組時代に放送、但し2005年7月頃で放映打ち切り)
- ギルガメッシュないと
- 水着少女→サバドル!
- 徳光&コロッケの“名曲の時間です”
- 月10万円で豊かに暮らせる町&村
- ポケットモンスター→ポケットモンスター アドバンスジェネレーション
- 新世紀エヴァンゲリオン(1997年夏の平日に集中放送)
- KAIKANフレーズ
- クイズ赤恥青恥(末期は土曜の10:20~11:15。直後が「しまじろう」だった)
- おいしい情報の楽園(フジ系番組休止時の差し替え番組)
- 主治医が見つかる診療所
- MÄR -メルヘヴン-→ハヤテのごとく!(第1期のみ放送)→絶対可憐チルドレン
- 奥さまは外国人
- 奥さん!2時です(東京12チャンネル・毎日放送交互制作・腸捻転時代)
- ※ドラマ24シリーズ(単発枠、金曜24:35~26:35;1回3話集中放送)
- ポケモンサンデー
等
- 備考
- バラエティやアニメ以外に、俗に言うお色気番組を放送することが多い。これは番組内容の低俗化によりワイドショーなど一部番組を打ち切ったことがある山口放送とは対照的な編成である。
- テレビ朝日系の番組で過去に放送の番組
- 秘密戦隊ゴレンジャー→ジャッカー電撃隊→バトルフィーバーJ→電子戦隊デンジマン→太陽戦隊サンバルカン→大戦隊ゴーグルファイブ→科学戦隊ダイナマン→超電子バイオマン→電撃戦隊チェンジマン→超新星フラッシュマン→光戦隊マスクマン→超獣戦隊ライブマン→高速戦隊ターボレンジャー→地球戦隊ファイブマン→鳥人戦隊ジェットマン→恐竜戦隊ジュウレンジャー→五星戦隊ダイレンジャー
- メタルヒーローシリーズ(ただし『巨獣特捜ジャスピオン』からKRYに移行)
- がんばれ!!ロボコン
- ※ドラえもん (1979年のテレビアニメ)(第1作はKRYで放送)
- 魔法少女ララベル
- デビルマン
- ミクロイドS
- イナズマン
- アパッチ野球軍
- 100万円クイズハンター(KRYから移行)
- プロポーズ大作戦(朝日放送制作、1979年4月にKRYに移行)
- アフタヌーンショー
- クイズタイムショック(田宮二郎司会版。1970年4月開局時~1978年9月末まで放送、同番組の500回記念「’78年度日本一王座決定戦」や田宮司会最終日「親子大会」も同局でのネット。1978年10月にKRYに移行、同時に司会者が山口崇に交代)
- ワールドプロレスリング
- 生きものばんざい(毎日放送制作・腸捻転解消後もTBS系番組として継続)
- ナショナルゴールデン劇場(KRYには移行されなかった)
- 特別機動捜査隊(KRYから移行)→特捜最前線(1978年10月KRYに移行)
- 木曜22時ドラマ枠(1977年3月まで同時ネット)
- 火曜21時時代劇(火曜22時に1時間遅れで放送。1978年10月KRYに移行)
- 備考
- yab開局時にすべて移行、またはすでに終了しており、現在テレビ朝日系の番組は放送していない。なお、1978年9月以前のトリプルネット時代も、一部の番組はKRYで放送されていた。
- その他
- 新車情報→新車ファイル クルマのツボ(tvk制作)[14]
- お笑いマンガ道場(中京テレビ制作・関東のネット局が日本テレビへ移行したため、KRYへ移行)
- MU-GEN→MUSIC FOCUS(チバテレビ制作)
編成上の特徴
番組の差し替え
tysではクロスネット時代の名残で自社制作番組および他系列(主にフジテレビ系)番組の放送のために、一部TBS系列放送番組が差し替えられることがしばしば見受けられる。
- 土曜日19時枠(-2009年3月)
- この枠はFNSとのクロスネットになってから続いており、全国的に人気番組だった『クイズダービー[15]』『筋肉番付』のレギュラー放送はされず、フジテレビ系列の『オールスター家族対抗歌合戦』、『オレたちひょうきん族』、『とんねるずのみなさんのおかげです』、『SMAP×SMAP』、『ネプリーグ』などを放送した。
- また、『まんが日本昔ばなし』は平日午後に遅れネットとなり、『はじめ人間ギャートルズ』は腸捻転解消前後を通じてKRYで放送された。なお、1971年3月まではTBS系列枠で、『お笑い頭の体操』も同時ネットされていた。
- 通常はローカルスポンサーで放送されていた。
- TBSが特別番組、スポーツ中継をする場合、またはレギュラー番組2時間編成時はネット受けを行い、該当番組は原則として休止としていた。また、新番組で2時間編成の場合は放送されるが、新聞のテレビ欄に「新」マークが付かなかった。
- この時間帯で2008年から放送されていた『ザ・イロモネア』が2009年4月改編で木曜日21時枠に移動することになり、これまでスペシャル版のみ放送されていたtysでもレギュラー放送されるようになった。その一方で、同じ改編で、『ネプリーグ』が水曜日20時枠(TBSでは『水曜ノンフィクション』をこの時間に放送)に枠移動し、空いた土曜19時枠はTBS制作の『キズナ食堂』を同時ネットで放送することになり、結果長年続いた土曜日19時枠でのフジテレビ系列の遅れネット枠は約30数年ぶりにTBS同時ネット枠に転換した。
- 土曜18時枠(-2002年9月)
- この枠でも、かつての『料理天国』や、アニメ『ムカムカパラダイス』他も放送されなかった(tysでは自社制作の『サタデー6』『テレビ山口くん』や九州・山口ブロックネットの『電撃黒潮隊』などを放送。他地域が遅れ放送を行った17時台もフジテレビ系列の番組を放送)。その後番組である「ウルトラシリーズ」の毎日放送制作平成三部作(ティガ・ダイナ・ガイア)は学校の長期休暇時の特別編成による集中放送だった。また「ウルトラマンコスモス」は途中まで遅れネットで放送した後同時ネットに切り替えたため、一部放送されなかった話がある。
- 「コスモス」の後番組である『機動戦士ガンダムSEED』以降は全話完全放送している。
- TBSローカルセールス枠
- この枠では、火曜20時枠時代から自社制作の『かっぱちTVサタスパ!』(ローカル枠が木曜19時枠に移動後にタイトルを『サタスパ!』に改題)を放送しており、年に数回、中四国(瀬戸内海沿岸)のJNN系列4局の自社制作の共同企画特番『パパたいむのVOICEもハナマルサタスパ!』を放送していた(現在この4つのうち放送中なのは『VOICE』のみ)。
- 『サタスパ!』終了後、遅れネットだった『回復!スパスパ人間学』を同時ネットに昇格させた(同時に自社枠は土曜午前中に移動)。ただ、この枠がローカルセールスという関係上、年に数回RCCをキーステーションに放送された『TIM神様の宿題 中四国拡大スペシャル』が放送されたり、自社の『ちぐまや本舗』→『週末ちぐまや家族』の特番が放送された。
- その後ローカル枠が水曜20時台に移動したが、TBSの『時短生活ガイドショー』の放送を差し替えて『ネプリーグ』を放送していた(青森テレビと同様)。そして2010年春の改編で、水曜のローカル枠が19時台に移行した際に『時短生活ガイドショー』をTBSとの同時ネットに移行させたが、新設された木曜19時および20時台をフジテレビの番組(『ネプリーグ』および『ゲーム&クイズバラエティ ペケポン』)に差し替えている。なお、この枠は現在でも基幹局・準基幹局を中心に差し替えている地域が多い。
- 早朝ワイド(おはようクジラ前後)
- TBS系の多くがTBS制作『ドーナツ6』をネットする中、MBS制作の『はやおきワイド530→朝ダッシュ!』をネットしていた数少ない局である。ただし『はやおきワイド530』をネットする前は『ドーナツ6』をネットしていた。
深夜アニメ
1999年に、日曜深夜に『桜通信』を放送したのが、tys初の深夜アニメだった。翌2000年10月から2001年3月までは『KAIKANフレーズ』を土曜深夜に放送している。その後2002年10月から2005年3月まで、『RAVE』→『GetBackers-奪還屋-』→『探偵学園Q』(第2部)を日曜深夜に放送した。
『探偵学園Q』(第2部)終了後は深夜にアニメを放送することはなかったが、2008年1月から3月にかけて『コードギアス 反逆のルルーシュ』を日曜日および水曜日の深夜に放送した。さらに2009年4月から8月にかけて『絶対可憐チルドレン』を金曜深夜に、同年10月1日から2010年3月まで『マクロスF』を木曜深夜に放送。そして2010年4月22日から『けいおん!!』(『けいおん!』テレビアニメ第2シリーズ)を木曜深夜1:17〜1:47の時間帯に放送している。
これらの作品のうち、もともと深夜アニメとして製作されたのは『コードギアス』、『マクロスF』および『けいおん!!』くらいであり、それ以外はもともとは深夜アニメとして製作されたわけではない。特に『桜通信』はOVAとして製作されたもの、『KAIKANフレーズ』と『絶対可憐チルドレン』は、もともとtysでは平日夕方の番組として放送していたものが、諸事情により深夜に回されたという、いわくつきのものだった。また、『コードギアス』と『マクロスF』に関しては、実は「本放送」終了後に放送されたものであり、さらに、いずれも何かしらイベントなどに関係している[16]。なお、『桜通信』は先述のようにOVA、『KAIKANフレーズ』と『絶対可憐チルドレン』がテレビ東京製作だったのに対し、それ以外の作品は全てTBSテレビかその系列局が制作した作品である。
なお、BS-iで2001年から2002年にかけて放送された『ちっちゃな雪使いシュガー』を、2001年12月17日深夜に、第1話だけだが放送したことがある。なお該当作品は、深夜アニメとして製作されたわけではない作品だった。
アナウンサー・パーソナリティ
※印は契約アナウンサーまたはパーソナリティ
男性
- 横溝洋一郎(1980年入社、tysスーパー編集局)
- 香川純也(1997年入社、週末ちぐまや家族)
- 柳田純司(2006年入社、スポーツ中継)
女性
- 古川恵子
- 木村智美(1999年入社、tysスーパー編集局)
- 早川友希(2005年入社、tysスーパー編集局)
- 佐藤けい(2005年入社、tysスーパー編集局(水~金)、週末ちぐまや家族)
- 関谷名加(2007年入社、tysスーパー編集局お天気キャスター)
- ※伊藤愛(tysスーパー編集局(月・火)、週末ちぐまや家族)
- ※沖永優子(週末ちぐまや家族、tys情報Pick up)
過去在籍していたアナウンサー
- 男性
- 女性
- 石川裕子(1970年代中期在籍)
- 池田紀子(1990年代初頭在籍)
- 土肥ゆきよ(現・WOWOWアナウンサー)
- 橋本昌子(現・フリーアナウンサー)
- 深沢佳代(現・ウェザーニューズ所属)
- 古谷由花
- 鶴原庸子
- 小野礼子(現・フリーアナウンサー)
- 田内裕子
- 久村和子(現・tys下関支社記者)
- ※大和良子(~2008年)
時刻出し
カスタム表示について、アナログ版では、黄色の大きな表示で、その左に“テレオン”が表示されているが、デジタル版は、テレオンもなしで全体的に表示が小さい。時間が変わるときは下から上にスクロールする。フォントはCentury Gothicの太字。
- 平日
- 朝4:05~10:23まで テレビショッピングと時代劇アワー、ぐちモニ、そしてCM中は通常表示。みのもんたの朝ズバッ!とはなまるマーケットの本編中はカスタム表示。「朝ズバッ」ではお天気ループもあり。
- 昼11:50頃~13:00まで ひるおび!内、通常表示。
- 夕17:50~18:53まで 総力報道!THE NEWS、tysスーパー編集局内、通常表示
- 深夜早朝 TBSニュースバード内、ニュースバードと同じ表示。
- 土曜
- 朝4:15~9:25まで テレビショッピングとCM中は通常表示。みのもんたのサタデーずばッとと知っとこ!の本編中はカスタム表示。
- 昼 なし
- 夕 なし
- 深夜早朝 TBSニュースバード内、ニュースバードと同じ表示。
- 日曜
- 朝4:30~9:55まで テレビショッピング~がっちりマンデー!!までとCM中は通常表示。サンデーモーニングの本編中はカスタム表示。
- 昼 なし
- 夕 なし
- 深夜早朝 TBSニュースバード内、ニュースバードと同じ表示。
オープニング・クロージング
- 2005年3月(CI導入後)~現在
- アナログ
- オープニング
- 明るい部屋にいるテレオンの静止画を放送。数秒後、「グッドモーニング! テレオンデス。」と表示し、番組へ接続。アナウンスは沖永優子で「ご覧のチャンネルは、JOLI-TV テレビ山口です。」。BGMやチャンネルはなし。このオープニングは、前日に放送休止した場合にしか放送されない。
- クロージング - 共にアナウンスは「ご覧のチャンネルは、JOLI-TV テレビ山口です。」。BGMやチャンネルはなし。
- TBSニュースバード放送時:暗い部屋にいるテレオンの静止画を放送。数秒後、「ひきつづきJNNニュースバードをお送りします」と表示。この後、TBSニュースバードを放送(黒の画面からフェード・イン)。
- 放送休止時:暗い部屋で眠っているテレオンの静止画を放送。数秒後、「JOLI-TV おやすみなさい...」と表示し、終了。テレオンのたてがみの畳み方が現行のものと異なり、物理的に無理のある形となっている。終了後に「黒色画面→カラーバー(停波のときもある)」になる
- オープニング
- デジタル テレオンの画像はアナログと同じものを使用。
- オープニング
- 明るい部屋にいるテレオンと「JOLI-DTV グッドモーニング! テレオンデス。」の文字が書かれた1枚静止画。アナウンスは「ご覧のチャンネルは、JOLI-DTV テレビ山口です。」BGMやチャンネルはなし。このオープニングは、前日に放送休止した場合にしか放送されない。
- クロージング - 共にアナウンスは「ご覧のチャンネルは、JOLI-DTV テレビ山口です。」。BGMやチャンネルはなし。
- TBSニュースバード放送時:暗い部屋にいるテレオンの静止画と「ひきつづきJNNニュースバードを」の文字が書かれた1枚静止画。この後、TBSニュースバードを放送(黒の画面からフェード・イン)。
- 放送休止時:暗い部屋で眠っているテレオンと「JOLI-DTV おやすみなさい...」の文字が書かれた1枚静止画。
- オープニング
- 1995年ごろ~2005年3月
- オープニング
- クロージング
- 山口県の画像に県下中継局とチャンネルを合成(中継局の位置とチャンネルをライトで光らせて案内するものだった)→「TYS[改行]テレビ山口」→黒地に白文字の「おやすみなさい[改行]Good night...」がフェードアウトして、終了。ナレーションは、最後のほうで放送終了を告げるもの(「ご覧のチャンネルはJOLI-TV TYSテレビ山口です。…」)が流れた。
- 2003年10月6日以降JNNニュースバードのフィラー放送が始まって以降は、BGMに‘TYSソング’を使用するものに変更された。その後にJNNニュースバードを放送。メンテナンスなどにより放送を休止する場合には、「おやすみモコモコ」のタイトルで、家の中のベッドで眠りにつくモコモコの静止画1枚が5秒ほど映され、暗転。ナレーションは無し。静止画の右上には2段で、「TYSテレビ山口(赤色)[改行]おやすみなさい…(白色)」の文字が、左下にはTYSのウェブサイトのURIが、それぞれ記されていた。
- 1985年ごろ~1995年ごろ
- オープニング
- tys本社屋の映像の撮り直し版。
- 「ご覧のチャンネルはJOLI-TV、TYSテレビ山口です。 今日も一日tysの番組でお楽しみください」とアナウンスされていた。(女性アナの声で)
- クロージング
- 人形が眠っている映像版
- 字幕で周波数案内→放送終了アナウンス(女性アナの声で「ご覧のチャンネルはJOLI-TV、TYSテレビ山口です。お楽しみいただきました、今日の放送は以上で全て終了しました。明日もまたTYSのきれいな画面・楽しい番組で一日をお過ごしください。それでは火の元・戸締りをお確かめの上、ごゆっくりお休みください」)→フェードアウト(黒色画面)→すぐにカラーバー画面→停波
- 開局?~1985年ごろ
- オープニング
- tys本社屋の映像をバックに「ご覧のチャンネルはJOLI-TV、TYSテレビ山口です。 今日も一日TYSのきれいな画面・楽しい番組で一日をお過ごしください。」とアナウンスされていた。(女性アナの声で)
- クロージング
- 女性が笛を吹いている簡素なイラストの静止画をバックに周波数案内→真ん中に花火型の「TYS」と字幕「JOLI-TV TYSテレビ山口」の静止画が出てその上に社屋表示。その後終了アナウンス(女性アナの声で「お楽しみいただきましたTYS。今日の放送は以上で全部終了いたしました。明日もまたtysのきれいな画面・楽しい番組で一日をお過ごしください。それでは火の元・戸締りをお確かめの上、ごゆっくりお休みくださいませ。」)→フェードアウト(黒色画面)→すぐにカラーバー→停波
- OP・ED共に周波数案内と終了アナウンスのBGMは異なっていた。
CIの導入
2005年4月に、開局35周年を記念してコーポレートアイデンティティ(CI)を導入し、コーポレートカラーを黄色と黒に設定。ロゴならびに略称表記を、TYSからtys(小文字)に変更。新しいマスコットキャラクターとして「テレオン」を採用。キャッチフレーズも「スーパーローカル宣言」に変更された。また、このCIとTBSの変をきっかけとして、TYS夕やけニュース21、ちぐまや本舗を終了、新しくtysスーパー編集局、週末ちぐまや家族を開始。同時に朝の情報番組ぐちモニ~やまぐちモーニングTV~をスタートさせたが、こちらは2009年3月に放送終了した。
マスコットキャラクター
- モコモコ(1997年4月~2005年3月)
- テレオン(2005年4月~)
キャッチフレーズとID画面の移り変わり
- 「動画の映像」(開局?~1995年ごろ)
山口県内の風景または人形の映像を背景にBGM(TYSソングまたはインストルメンタル)が流れ、「(JOLI-TV、ご覧のチャンネルは)TYSテレビ山口です。」とアナウンスされていた。なお、稀に無音・無声のときもあった。このパターンは2005年のCI導入まで使われた。
- 「more! TYS」(1995年ごろ~1997年3月)
- 「ついてるチャンネル TYS」(1997年4月~2005年3月)
- 「スーパーローカル宣言」(2005年4月~)
脚注
- ^ TBS系では他にRCC・NBC・RKK・OBS・RBCがリモコンキーID「3」を使用。
- ^
- ^ アナアナ変更前は20ch
- ^ アナアナ変更前は22ch
- ^ FNSホームページ『FNSのあゆみ』では「1990年に離脱」と記述
- ^ 「ローカル局における緊急地震速報の自動化送出の対応」『放送技術』 兼六館出版、2009年3月号。記事中に「JNN各局の東芝製マスター使用局」といった文言がみられる。
- ^ これに伴い、該当時間帯に放送していた「ネプリーグ」は、水曜20時台に移動している。
- ^ 当初、「ポケットモンスター」自体は8ヶ月遅れで始まった。しかし、ポケモンショックによる放送一時中止からの再開の際、中止期間中のストーリーを飛ばしたため、遅れはほとんど無くなった。
- ^ フジテレビ系でもあった時代には、火曜日20時~22時枠がフジテレビ系枠だった1980年等、編成上可能な場合同時ネット、フジテレビ系脱退後も2000年までは放送していた。
- ^ 火曜日16:00~16:55に放送されていたが、実は4時間後にTBS系列の『ズバリ言うわよ!』が同時ネットされていたため、tysは同一曜日に細木数子のレギュラー番組が2本放送される唯一の局となっていた。
- ^ フジテレビでの本放送終了後に放送された。
- ^ 『サザエさん』および『ONE PIECE』については2010年春の改編時点で放送中。なお、KRYでは、『ONE PIECE』は、『こちら葛飾区亀有公園前派出所』の後継番組として放送されている。
- ^ この番組の後番組である「やりすぎコージー」は、山口朝日放送で現在放送中。
- ^ TBS系列でこの番組を放送していたのは非常に珍しかったが、「クルマのツボ」に変わってから約半年でネットが打ち切られた。正確には、2005年9月でテレビ山口での放送が終わったのだが、もともと「新車情報」の番販ネットがひと月以上遅れていたので、テレビ山口の最終回は、tvkが同じ年の8月に放送したものであった。ちなみに、打ち切りの告知の際は、次回予告の上に、「tysは今回で放送を終了します」というテロップが被せられた。なお、その後はJスポを20分拡大して放送することとなる。
- ^ 現在「クイズダービー」については、CS放送・TBSチャンネルで再放送されているため山口県内でも全域で見ることができる
- ^ 『コードギアス』は該当作の放送終了直後に『コードギアス R2』を放送、『マクロスF』は2009年11月公開の映画「劇場版 マクロスF 虚空歌姫〜イツワリノウタヒメ〜」に関連している。
関連項目
- Tysハウジングプラザ
- Tys田主丸植木まつり&JA全農やまぐち園芸まつり
- テレオンゆめフェスタ(毎年10月)
- テレオンクリスマスフェスタ(毎年12月)