「砲神エグザクソン」の版間の差分
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; 加農 砲一(かのう ほういち) |
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: 本作の主人公。都立豊和高等学校1年A組で部は無所属。ガンナースーツの装着者にして、[[#登場大型メカ|エグザクソン]]の搭乗者。 |
: 本作の主人公。都立豊和高等学校1年A組で部は無所属。ガンナースーツの装着者にして、[[#登場大型メカ|エグザクソン]]の搭乗者。 |
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: 祖父の砲介が、ファルディアンの目的は侵略であるとファーストコンタクト当初から一貫して主張していたことによって同年代の子供からは「毒電波家 |
: 祖父の砲介が、ファルディアンの目的は侵略であるとファーストコンタクト当初から一貫して主張していたことによって同年代の子供からは「毒電波一家」と罵られていた。それが原因で喧嘩を繰り返してきたため、高校生の現在では腕っ節が非常に強くなっている。ガンナースーツやエグザクソンを手に入れた当初は変身ヒーロー気分でリオファルドのロボット兵器と戦っていたが、実際に人の死や情報戦の汚さ、人間の負の感情を目の当たりにして次第に苦悩することが多くなる。若さゆえの直情が強く、目的のためには敵とも手を組み一般市民の犠牲も辞さない砲介とは対立することもあった。 |
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; 加農 砲介(かのう ほうすけ) |
; 加農 砲介(かのう ほうすけ) |
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: 砲一の祖父。ファルディアンとのファーストコンタクト前に、[[#用語解説|XXXユニット]]が格納されたコンテナを発掘した。遺跡の採掘権を得るために官僚を買収し、役所に[[ハッキング]]を行うなど、当時から目的のためには手段を選ばなかった模様。ファーストコンタクト後、ファルディアンが地球人と同じ「自らのテリトリーを広げる種族」である以上は戦争は避けられないと予測し、対抗手段であるエグザクソンやガンナースーツを作り上げた。 |
: 砲一の祖父。ファルディアンとのファーストコンタクト前に、[[#用語解説|XXXユニット]]が格納されたコンテナを発掘した。遺跡の採掘権を得るために官僚を買収し、役所に[[ハッキング]]を行うなど、当時から目的のためには手段を選ばなかった模様。ファーストコンタクト後、ファルディアンが地球人と同じ「自らのテリトリーを広げる種族」である以上は戦争は避けられないと予測し、対抗手段であるエグザクソンやガンナースーツを作り上げた。 |
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: 息子・砲児の妻であった零子を自らの籍に移して砲一を産ませた(したがって、砲一にとって砲児は父ではなく、腹違いの兄に当たる)他、基地の女性スタッフ全員とも合意の上で[[肉体関係]]を持つなど、女性を惹き付ける魅力にも長けている。 |
: 息子・砲児の妻であった零子を自らの籍に移して砲一を産ませた(したがって、砲一にとって砲児は父ではなく、腹違いの兄に当たる)他、基地の女性スタッフ全員とも合意の上で[[肉体関係]]を持つなど、女性を惹き付ける魅力にも長けている。 |
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: 砲一と違い汚い手段や市民の犠牲を厭わないが、身内に対しては零子の危機に動揺したり良子の死に落涙する等、決して情が無いわけではない。 |
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: エグザクソン不在の基地に侵入した |
: エグザクソン不在の基地に侵入したフランキ大佐との戦闘中左足に対生物[[ナノマシン]]弾を受け、一度は治癒したと思われたものの侵食を無効化しきれず、全身の細胞をガン化させられ死亡。 |
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: 死に際に、良子との間に出来た子を砲一に託した。 |
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; 日野 茜(ひの あかね) |
; 日野 茜(ひの あかね) |
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: 砲一の[[幼馴染]]の少女。都立豊和高等学校1年E組で、報道部所属。[[ジャーナリスト]]の姉が1人おり、将来は彼女のような報道者になることを夢見ている。[[コンタクトレンズ]]を着けない理由について、「目にゴミが入って正確な報道ができなくなるから彼女はコンタクトをしません」<!--@うろ覚え。とりあえずアウトラインだけ。-->と欄外で作者が言及している。<!--実際、成長や自己管理の過程で角膜を傷つける事態を招きやすいことから、眼科医の多くは思春期の青少年にコンタクトレンズの処方を避ける--> |
: 砲一の[[幼馴染]]の少女。都立豊和高等学校1年E組で、報道部所属。[[ジャーナリスト]]の姉が1人おり、将来は彼女のような報道者になることを夢見ている。[[コンタクトレンズ]]を着けない理由について、「目にゴミが入って正確な報道ができなくなるから彼女はコンタクトをしません」<!--@うろ覚え。とりあえずアウトラインだけ。-->と欄外で作者が言及している。<!--実際、成長や自己管理の過程で角膜を傷つける事態を招きやすいことから、眼科医の多くは思春期の青少年にコンタクトレンズの処方を避ける--> |
2009年12月21日 (月) 01:48時点における版
砲神エグザクソン | |
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ジャンル | SF漫画 |
漫画:砲神エグザクソン | |
作者 | 園田健一 |
出版社 | 講談社 |
掲載誌 | 月刊アフタヌーン |
レーベル | アフタヌーンKC |
発表期間 | 1997年 - 2004年 |
巻数 | 全7巻 |
テンプレート - ノート |
Template:漫画 は 廃止されました |
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『砲神エグザクソン』(ほうしんエグザクソン)は、園田健一のSF漫画作品。「月刊アフタヌーン」(講談社)で連載され、アフタヌーンKCから全7巻のコミックが刊行されている。
あらすじ
地球人が灰色の肌の宇宙人・リオファルド星人(以降、ファルディアン)と出会い、友好を深めるようになってから10年。世界はファーストコンタクト10周年合同記念式典のメインイベント、軌道エレベータ開通に沸いていた。しかし式典の盛り上がりが最高潮となった時、突如として世界中の大型軍事兵器が謎の攻撃を受けて破壊される事件が起こる。その速報に会場がどよめく中、軌道エレベータの初荷であるリオファルド星政府から国連への贈答品が地表に到着した。
シャッターが開き、中から出てきたのは100mはあろうかという巨大ロボット・ソロサルムであった。ソロサルムを背に、リオファルド星全権大使・シェスカ中将は静かに言葉を放つ。
「我らリオファルドは、この地球を7番目の殖民星とすることを宣言します」
シェスカ中将はソロサルムの手から地球人を見下ろしながら、デモンストレーションと称して主砲の砲撃を命じる。電磁バレルによって加速された通常弾頭は、まるで核兵器のような爆発と共に富士山を消し去った。
地球人は無力だった…1人の少年を除いて。
注意:以降の記述には物語・作品・登場人物に関するネタバレが含まれます。免責事項もお読みください。
登場人物
地球側
- 加農 砲一(かのう ほういち)
- 本作の主人公。都立豊和高等学校1年A組で部は無所属。ガンナースーツの装着者にして、エグザクソンの搭乗者。
- 祖父の砲介が、ファルディアンの目的は侵略であるとファーストコンタクト当初から一貫して主張していたことによって同年代の子供からは「毒電波一家」と罵られていた。それが原因で喧嘩を繰り返してきたため、高校生の現在では腕っ節が非常に強くなっている。ガンナースーツやエグザクソンを手に入れた当初は変身ヒーロー気分でリオファルドのロボット兵器と戦っていたが、実際に人の死や情報戦の汚さ、人間の負の感情を目の当たりにして次第に苦悩することが多くなる。若さゆえの直情が強く、目的のためには敵とも手を組み一般市民の犠牲も辞さない砲介とは対立することもあった。
- 加農 砲介(かのう ほうすけ)
- 砲一の祖父。ファルディアンとのファーストコンタクト前に、XXXユニットが格納されたコンテナを発掘した。遺跡の採掘権を得るために官僚を買収し、役所にハッキングを行うなど、当時から目的のためには手段を選ばなかった模様。ファーストコンタクト後、ファルディアンが地球人と同じ「自らのテリトリーを広げる種族」である以上は戦争は避けられないと予測し、対抗手段であるエグザクソンやガンナースーツを作り上げた。
- 息子・砲児の妻であった零子を自らの籍に移して砲一を産ませた(したがって、砲一にとって砲児は父ではなく、腹違いの兄に当たる)他、基地の女性スタッフ全員とも合意の上で肉体関係を持つなど、女性を惹き付ける魅力にも長けている。
: 砲一と違い汚い手段や市民の犠牲を厭わないが、身内に対しては零子の危機に動揺したり良子の死に落涙する等、決して情が無いわけではない。
- エグザクソン不在の基地に侵入したフランキ大佐との戦闘中左足に対生物ナノマシン弾を受け、一度は治癒したと思われたものの侵食を無効化しきれず、全身の細胞をガン化させられ死亡。
: 死に際に、良子との間に出来た子を砲一に託した。
- 日野 茜(ひの あかね)
- 砲一の幼馴染の少女。都立豊和高等学校1年E組で、報道部所属。ジャーナリストの姉が1人おり、将来は彼女のような報道者になることを夢見ている。コンタクトレンズを着けない理由について、「目にゴミが入って正確な報道ができなくなるから彼女はコンタクトをしません」と欄外で作者が言及している。
- 水方 勇華(みなかた いさか)
- 第1話にて都立豊和高等学校に転校し、1年A組に所属した美少女。茜より遥かに身長も胸も大きいモデル体型で、転入テストで学校創立初の満点をマークした他にも「目と耳が良い」らしい、謎めいた雰囲気を持つ。正体は、砲介が作成したナノマシン集合タイプのアンドロイドであり、身体を構成しているナノマシンの配列変更によって様々な形状へ変形することができる。体重152kg。変形パターンの1つ、重力・慣性制御によって飛行するエアバイクモードは、物語全編で活躍した。その他にも、身体には物体への侵入から人間とのセックスまで可能な、様々な能力が備わっている。
- 強固な防御を誇るエグザクソンを内側から制圧すべく、ファルディアンが茜の体内に潜伏させていたナノマシンを駆除する作業中には、彼女と記憶を共有。その際に茜が抱く砲一への好意をもコピーしてしまう。これにより、勇華の命令の最優先対象が砲介から砲一へと変化し、砲介のシナリオに微妙な歪みをもたらすこととなった。
- 加農 砲児(かのう ほうじ)
- 砲介の息子にして、砲一の父親。しかし後に、砲一の異母兄であったことが判明する。物語開始時点で故人。生前には、才能と自信に溢れた男性である砲介に多大なコンプレックスを抱いており、妻を実の父親に奪われるなど、自らが大人になってからも解消されることは無かった。当時開発中だったガンナースーツの実働テストに協力する振りをして砲介に危害を加えようと目論むが、作業用車両を軽々と持ち上げた時点でスーツのエネルギーが切れてしまい、そのまま押し潰されて死亡した。
- 加農 零子(かのう れいこ)
- 砲児の妻にして、砲一の母親。しかし後に、砲介の妻となって砲一を産んでいたことが判明する。35歳。身長172cm。
- 砲介シスターズ
- エグザクソン基地や加農宅において、通常業務やメカ整備から砲介との混浴やグループセックスまで、公私に渡るパートナーを務めている美女達。
- 浅霧 ノリコ
- 26歳 誕生日7/7 身長170 バスト101 アンダー70 ウエスト61 ヒップ87 体重58kg
- セリア=べレット
- 19歳 誕生日9/18 身長155 バスト90 アンダー62 ウエスト50 ヒップ80 体重43kg
- スティア=後藤=バーキン
- 22歳 誕生日2/23 身長160 バスト96 アンダー69 ウエスト58 ヒップ83 体重51kg
- ローナ=オーベルスバッハ
- 27歳 誕生日1/15 身長163 バスト102 アンダー71 ウエスト59 ヒップ87 体重53kg
- 稲垣 愛
- 24歳 誕生日3/2 身長167 バスト105 アンダー72 ウエスト56 ヒップ88 体重57kg
- 浜田 文香
- 18歳 誕生日1/6 身長152 バスト89 アンダー63 ウエスト51 ヒップ78 体重41kg
リオファルド側
- シェスカ=ゾブロザフカ
- リオファルド全権大使、中将。
登場大型メカ
- エグザクソン
- 加農砲介が依頼で発掘作業を行っていた際に、自身がブレードの特許を持っていた最新のボーリングマシンも歯が立たないほどの堅牢な巨大コンテナを発見。その中に格納されていた、リオファルド時間で1800年以上昔に建造された惑星制圧兵器XX-05を解析し、改造を加えたロボット。全高159.6m。最大の特徴としては、反物質ジェネレーター「XXXユニット」を動力源に搭載していることが挙げられる。その圧倒的な瞬間発電容量によって、重力慣性制御時にはほとんどの攻撃を無効化し、エグザキャノン発射時には4,096mm弾に音速を遥かに超える速度を瞬間的に与えることが可能。後に改修され、エグザクソンE-1と改称した。主装備は以下の通り。
- エグザキャノン
- 通常時は12口径4,096mm砲、砲身を追加したフルバレル時は21口径4,096mm砲となる。胸部に収納。ハイブリッドガンで初期弾丸加速はプロペラントを用い、2次弾丸加速方法は発射時に強力な電磁波を発生することから、電磁誘導方式のレールガンか重力慣性制御による直接加速方式のどちらかの可能性が高いが、作中に明確な記述はない。12口径の場合は核融合炉ジェネレーターを使い、21口径の場合はXXXユニットの出力を使う。E-1改修によって2倍のパワー(具体的に何が2倍なのかは、作中で説明されていない)を持ち、サボットに反物質を装填した上で、反物質砲弾として発射する機能が付加された。
- 右腕搭載砲
- 46cm機関砲。
- 左腕搭載砲
- 88mm6砲身ガトリング3機セット。なお、左右搭載砲は小説『ARIEL』に登場するロボットARIELの初期装備と同じものであることから、これが元ネタである可能性がある。
- ボディ
- 重厚な装甲を備え、ピンポイントで重力慣性制御を掛けることにより、拳や蹴り足にほぼ無限大の慣性質量を加えることができる。単純だが、その攻撃力はカスールを一撃で屠り、ウエザビルの外装装甲に穴を開けてよじ登るなど、かなり強力なものである。
- ソロサルム
- リオファルド製巨大ロボット。リオファルドの軌道エレベータによって静止衛星軌道上から地上に降ろされた初荷。シェエスカ=ゾブロザフカ中将(当時のリオファルド全権親善大使)がこれを披露し、地球の占領を宣言。全高不明。32口径1143mm砲を装備。ハワイ沖からの砲撃によって、富士山を消滅に至らしめた。
- カスール
- 都市破壊専用重機ロボット。両腕にそれぞれ、12.7万トンのボーリング型破砕機を持つ。通常攻撃は破砕機を亜音速に加速させ、衝突させる。加速モード時には、肘の部分に当たる破砕機末端のブースターで超音速まで加速できる。破砕機のボーリングシールド正面中心には、レーザー照射口を備える。
- ダグノフ1(ワン)
- 対エグザクソン用に建造されたロボット。太陽系とリオファルド本星域とを通ずる亜空間ゲートにある、空間反転事故防止のためのゲート強制閉鎖用ジェネレーターに使用されていたXXXユニットが強制徴用され、搭載されている。主砲はエグザキャノンに対し口径比1.5、砲弾質量比3。コックピットは複座式。
- サイモフ
- リオファルド地球圏配備艦の中で最大級の宇宙戦艦。種別は機動艦。第87艦隊1号艦。艦首両側壁に、それぞれ5門の主砲口を備える。全長744m。劇中登場同系艦はヴィカス。
- ガスターフ
- リオファルド最大の重力クレーンを持つ大型艦。種別は輸送艦。等級はSS。全長736m。エグザクソンとダグノフ1を一緒に搭載できるほどの、大容量を持つ。
- ウェザビル
- リオファルド本星政府最大の宇宙戦艦。全幅約5km。全長全高、共に不明。左右に副砲がそれぞれ6門、艦体前面に主砲6門。艦橋部にある付属砲一撃で、サイモフは大破。副砲一門の砲撃(砲弾質量はエグザキャノンの100倍以上)を防ぐのに、エグザクソンE-1の防御システムは限界出力を要した。また、副砲の砲口部に重力制御による射角変更システムが使用されており、砲口の向きを変えることなく発射直後の砲弾の射角をほぼ直角に変更し、艦体に取り付いたエグザクソンに精密射撃を行う驚異の性能を発揮した。主砲は惑星破壊を主目的としており、地球の大陸プレートを破壊することが可能とされる(作中で、具体的な仕様は説明されていない)。
- エレベーターシップ
- 作中に登場する最大の宇宙船、軌道エレベータ。全長3万7千km。両端に地上ベース(エレベース)と軌道ベースがある。リオファルド本星で建造され、各種武装と共に亜空間ゲート経由で地球に送られたトロイの木馬である。軌道ベースは地球統括最高委員会の司令拠点であり、ダグノフ1を建造した工業プラント・宇宙船母港・電力設備がある。地上ベースは、地球占領における戦略的中心となった。
リオファルド側のテクノロジー
- ダムダム
- 球形のボディに細長い2本の足と、先端が刃になった多数の六角形のプレートで構成された格納可能なリボン状の腕を2本持つ、端末ロボット。移動時には、翼前方部が刃になっている飛行ユニットと合体する。人間の殺傷は、腕の刃で切断するか、足で突き刺す、または腕そのもので絞め殺すことによって行う。
- バルチャード
- 身長3mほどのアンドロイドで、警察などに用いられており、指先には分析装置らしき物が装備されている。1番ゲージショットガンや振動ナイフなど、人間の武器を大型化させた武器を使用する。
- 高性能マイクロチップ
- リオファルド側の技術によって生産されており、地球側にはブラックボックスとなっている。地球で用いられる電子機器の多くに用いられている。トロイの木馬であり、侵略の際には地球側の電子機器の大半を停止させた。
- ナノマシン
- 体内に医療用ナノマシンをインプラントすることで、死亡してから短時間のうちなら蘇生させることや、敵に攻撃型ナノマシンを打ち込むことによる攻撃、ハードウェアに侵入させることによりソフトウェアによる防御が不可能なハッキングを行うなどが可能。
- 大容量記憶媒体
- 作中ではMDサイズで2ペタバイトの物が存在する。また、QRコードのようにカメラで撮影することによってプログラムをダウンロードすることができるホログラムが存在する。
- エグザクソン基地にはリオファルド側のトップシークレットを除く全ての情報(各国の軍事的トップシークレットから戸籍情報、携帯電話の番号からテレビドラマまで)が納められており、その情報量は数十エクサバイトに達すると思われる。
- 情報端末
- リストコムと呼ばれる腕時計状の情報端末や、極めて薄いPDAなどが存在する。ちなみに、リストコムは8ペタのメモリを搭載していながら、価格は1万2千円ほどである(砲一が小学生の頃の価格)。また、立体映像の投影機能を持つものも存在する。
- ガンナースーツ
- 使用者の動きをタイムラグ無しでアシストし、装甲の役割も果たす戦闘用のスーツである。通常はグローブ状であり、音声認識によって作動した後は、使用者の服を分解して取り込み、全身を包む。ガンナーモードとバトルモードが存在する他、重力制御による光学兵器に対する防御機能を持つ。ただし、特殊なウイルスによる攻撃には弱く、これを用いた弾頭を打ち込まれると暴走し、使用者の頭部を切断するなど死に直結することとなる。
- 砲一のスーツには右手にブローバックの50口径の拳銃が、左手に刻印から12番ゲージと思われるブローフォワードのショットガンが装備されている。これは推進薬(プロペラント)と電磁バレルによってマッハ5で弾を撃ち出すものであり、弾と電力は100発分まで供給される。また、ショットシェルは対象に多数の穴を空けることを目的としたニードル弾に変更することも可能。これらは背中のバックパック状のコンテナに格納され、使用時にスーツ表面に走っているレール上を移動して手のひらに装備される他、弾丸の供給用チューブも接続される。
- ウイルス製造技術
- ナノテクノロジーによって特殊なウイルスを製造し、攻撃用に使用する。ファルディアンに対して極めて致死性と即効性が高いものや、ナノマシンすら狂わせるもの、身体のありとあらゆる細胞を腫瘍化するものなどが作中に登場した。このうち、ナノマシンを狂わせるものを用いた弾頭は戦闘用スーツの装着者にとって脅威である。ちなみに、現実世界でもウイルスを用いた極小部品の製造などが研究されている。
- 核融合炉
- 反物質惑星を失ったリオファルドでは、現在核融合炉による発電が主流である。ちなみに、地球市場のものはリオファルド側の物に比べて体積に対する発電能力が低い。
- 特殊マテリアル
- 変形するアンドロイドやガンナースーツを構成するナノマシン群。チップを身体に埋め込むことで、意のままに操ることができる。欠点としては高価なことと、ウイルスによる汚染に弱いことである。毛髪に偽装して持ち運ぶ、顔に貼り付けて人相を変える、茜の眼鏡を作るなど、様々な用途に使用可能。
- 人工惑星
- 亜空間ゲート
- 太陽系とリオファルド星系を亜空間で結ぶゲート。リオファルド本星所有であり、緊急閉鎖時の動力源としてXXXユニットを搭載している。
- 高強度ポリマー
- 極めて強度の高い高分子であり、硬化前は液状である。通路などに注入し、硬化パルスによって硬化させることで、侵入してきた敵に対して行動を不能にする、窒息死させるなどの有効な防御となる。ただし、相手が高性能の戦闘用スーツを着用していた場合は硬化前にスーツを膨張させることで行動可能な空間を作られ、そこから少しずつ切り崩されることで脱出されてしまう。
用語解説
- XXX(ラウンメイタル)ユニット
- リオファルド文字の最後であるX(メイタル)が3つ(ラウ)で、「究極のパワーユニット」の意。対消滅反応により、反物質を電力に変換するパワーユニットである。同サイズの核融合炉と比べ物にならない発電量を持ち、重力・慣性制御の際の莫大なエネルギーを賄う。エグザクソンに搭載するサイズの反応炉で、なおかつ反応効率を制限しても、戦艦サイモフの核融合炉を超える出力が出せるほどの強力なパワーユニットであり、反物質惑星を失ったリオファルドでは伝説となっているほどのパワーユニットである。
- XXXユニットは大消失時にすべてが失われたわけではなく、わずかながら使用が確認されている。ただし、用途は大きく制限されており、作中では亜空間ゲートにて空間反転事故防止のためのゲート強制閉鎖用ジェネレーターに微量使用されていたことが確認できるのみである。それすらもエグザクソンの搭載量に比べれば微々たるもので、ダグノフ1がエグザキャノンを数発防御するだけで消費される程度でしかない。
- リオファルド内閣により無期限の回收計画が発せられており、エグザクソンの搭載するXXXユニットに内蔵された反物質量は史上最大である。
- 反物質
- 対消滅反応によって莫大なエネルギーを発生させる。過去にはリオファルドは反物質惑星を所有し、莫大なエネルギーを利用して繁栄していた。しかし、反物質惑星とプラントが大消失と呼ばれる接触事故を起こし、その際の対消滅反応によって反物質惑星は宇宙の彼方に消えた。
- 軌道エレベータ
- マイクロマシン
- 慣性制御
- 膨大な電力を用いて慣性を制御することにより、慣性重量を0にすることによる兵器などの驚異的な機動、慣性重量を無限大にすることによる強力な物理的攻撃を可能にする。また、慣性方向を変更することにより弾体の射角を変えることもできる。重力制御と並び、地球側に公開されていない技術である。
- 重力制御
- 膨大な電力を用いて重力を制御する技術であり、戦艦やロボットの飛行、重力クレーンなどに用いられる。また、レーザーなどの光学兵器や砲弾などの質量兵器を無力化する。ただし、零距離からの光学兵器による攻撃と、システムの限界を越えた大質量の質量兵器による攻撃は無力化できない。慣性制御と同じく、地球側には公開されていない技術である。
- 大消失
- リオファルド本星が最も豊かであった時代に発生した、反物質惑星とプラントの接触事故。反物質惑星の大半が宇宙の彼方に消え、発生した電磁波により多くのファルディアンが命を落とし、リオファルド全電子データの大半が失われた未曽有の大災害。惑星制圧兵器XX-05は当時のまだ不安定だった亜空間航法による射出中にこの影響を受け、関係者が死亡したことにより地球に漂着したと思われる。
関連項目