「Mighty Mouse」の版間の差分
+cat |
m編集の要約なし |
||
6行目: | 6行目: | ||
[[Macintosh]]発売以降、アップルは一貫して「多機能よりも明快さを最優先する製品」であることを象徴するために1ボタンマウスに拘っていたが、[[Mac OS X]]以降は2ボタンとホイール機能を持つマウスを標準でサポートしていた。 |
[[Macintosh]]発売以降、アップルは一貫して「多機能よりも明快さを最優先する製品」であることを象徴するために1ボタンマウスに拘っていたが、[[Mac OS X]]以降は2ボタンとホイール機能を持つマウスを標準でサポートしていた。 |
||
単純さでは1ボタンマウスに利があるが、年々UIが複雑化したOSに対応するには限界が見えていた為、アップル謹製の2ボタンマウスの噂は予てより存在しており、[[2005年]]に突如発表された。 |
単純さでは1ボタンマウスに利があるが、年々UIが複雑化したOSに対応するには限界が見えていた為、アップル謹製の2ボタンマウスの噂は予てより存在しており、[[2005年]][[8月2日]]に突如発表された。 |
||
== 構造 == |
== 構造 == |
||
構造としては一般的な2ボタンマウスのようにメカニカルなスイッチが二つあるわけではなく、スイッチ自体は1ボタンである。 |
構造としては一般的な2ボタンマウスのようにメカニカルなスイッチが二つあるわけではなく、スイッチ自体は1ボタンである。 |
||
ではどうやって2ボタンの役割を補うかと言うと、ボディの上部左右にタッチセンサを備えており、マウスの右または左側をクリックするだけで、左右どちらを押したか判別し、左クリック、右クリックを判別している。これは基本的には1ボタンマウスとして動作し、2ボタンとして使いたい場合はセンサーを使うことで可能になるとい |
ではどうやって2ボタンの役割を補うかと言うと、ボディの上部左右にタッチセンサを備えており、マウスの右または左側をクリックするだけで、左右どちらを押したか判別し、左クリック、右クリックを判別している。これは基本的には1ボタンマウスとして動作し、2ボタンとして使いたい場合はセンサーを使うことで可能になるといった古くからのMacintoshユーザーにも配慮した設計となっている。 |
||
また、一般的なマウスには画面をスクロールする為のホイールが搭載されているが、このマウスはホイールではなくスクロールボールと呼ばれるボールを搭載しており、それを転がすことによって画面を上下左右にスクロールすることが出来る。(現在では横スクロールはMac OS X 10.4.2以降のみ対応。) |
また、一般的なマウスには画面をスクロールする為のホイールが搭載されているが、このマウスはホイールではなくスクロールボールと呼ばれるボールを搭載しており、それを転がすことによって画面を上下左右にスクロールすることが出来る。(現在では横スクロールはMac OS X 10.4.2以降のみ対応。) |
2005年8月31日 (水) 08:26時点における版
Mighty Mouse(マイティマウス)
- 1942年にアメリカで生まれたアニメのキャラクター。
- アップル・コンピュータの発売しているマウス(ポインティングデバイス)。後述。
Mighty Mouseはアップルが初めて制作した多ボタン機能を持つマウスである。
Macintosh発売以降、アップルは一貫して「多機能よりも明快さを最優先する製品」であることを象徴するために1ボタンマウスに拘っていたが、Mac OS X以降は2ボタンとホイール機能を持つマウスを標準でサポートしていた。 単純さでは1ボタンマウスに利があるが、年々UIが複雑化したOSに対応するには限界が見えていた為、アップル謹製の2ボタンマウスの噂は予てより存在しており、2005年8月2日に突如発表された。
構造
構造としては一般的な2ボタンマウスのようにメカニカルなスイッチが二つあるわけではなく、スイッチ自体は1ボタンである。 ではどうやって2ボタンの役割を補うかと言うと、ボディの上部左右にタッチセンサを備えており、マウスの右または左側をクリックするだけで、左右どちらを押したか判別し、左クリック、右クリックを判別している。これは基本的には1ボタンマウスとして動作し、2ボタンとして使いたい場合はセンサーを使うことで可能になるといった古くからのMacintoshユーザーにも配慮した設計となっている。
また、一般的なマウスには画面をスクロールする為のホイールが搭載されているが、このマウスはホイールではなくスクロールボールと呼ばれるボールを搭載しており、それを転がすことによって画面を上下左右にスクロールすることが出来る。(現在では横スクロールはMac OS X 10.4.2以降のみ対応。) 更にサイドボタンと呼ばれるスイッチを側面に搭載しており、これはマウスを掴む部分に感圧センサを搭載し、この部分を強く押し込むことでMac OS Xの機能であるDashboardなどを呼び出すことが出来る。 他にはマウスとしては珍しくスピーカーを内蔵し、ボタンをクリックしたりスクロールボールを回転したりすると効果音を鳴らすようになっている。