「ファイナルファンタジーIV」の版間の差分
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本作は、タイトルロゴに現在のスタイルが採用された最初の作品である。本作のタイトルロゴに描かれているキャラクターはカインである。DS版ではゴルベーザになっている。 |
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** スーパーファミコン『ファイナルファンタジーIV イージータイプ』(1991年[[10月29日]]) |
** スーパーファミコン『ファイナルファンタジーIV イージータイプ』(1991年[[10月29日]]) |
2008年12月30日 (火) 18:26時点における版
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ジャンル | RPG |
---|---|
対応機種 |
スーパーファミコン(SFC) プレイステーション(PS) ワンダースワンカラー(WSC) ゲームボーイアドバンス(GBA) ニンテンドーDS(DS) |
開発元 |
スクウェア WSC:スティング PS:トーセ GBA:スクウェア・エニックス DS:マトリックス |
発売元 |
スクウェア GBA、DS:スクウェア・エニックス |
メディア |
SFC:8Mbロムカセット PS:CD-ROM1枚 WSC:32Mbitロムカセット GBA:64Mbitロムカセット DS:1GbitDSカード |
発売日 |
SFC:1991年7月19日 EasyType:1991年10月29日 PS:1997年3月21日 WSC:2002年3月28日 GBA:2005年12月15日 DS:2007年12月20日 |
対象年齢 | CERO:A(全年齢対象) |
売上本数 |
SFC:144万本 PS:26万本 WSC:6万本 GBA:21万本 DS:64万本 全世界累計:268万本 日本累計:182万本 日本以外累計:34万本 |
『ファイナルファンタジーIV』(ファイナルファンタジーフォー、FINAL FANTASY IV、略称FFIV)は、スクウェア(現スクウェア・エニックス)から発売された、日本の家庭用ゲーム機用ゲームソフト。ジャンルはRPG。ファイナルファンタジーシリーズ本編第4作目。
概要
オリジナル版は、スーパーファミコン向けソフトとして1991年7月19日に発売された。同シリーズにおいて対応ゲーム機種をスーパーファミコンに移した最初の作品である。また同年10月29日には『イージータイプ』と呼ばれる初心者向けの別バージョンも発売されている。1997年3月21日、及び1999年3月11日にはプレイステーション版が発売されている(1997年に発売されたのはコンビニエンスストア向けの単品、1999年に発売されたのは『V』及び『VI』を含めた一般ルート向けの『ファイナルファンタジーコレクション』)。また、2002年3月28日には「スクウェア マスターピース」シリーズの1つとしてワンダースワンカラー版が、2005年12月15日にはゲームボーイアドバンス版が発売されている。そして、2007年12月20日には3DでフルリメイクがなされたニンテンドーDS版が発売された。
現在の『ファイナルファンタジーIV』は元々『ファイナルファンタジーV』として企画されたものであり、それとは別のファミコン用ソフト『ファイナルファンタジーIV』と同時に製作発表が行われた。開発開始は同時だったものの『ファイナルファンタジーV』のほうが開発状況が先行しており、市場状況とも兼ね合いもあって『ファイナルファンタジーIV』の開発は一時凍結、スタッフを『ファイナルファンタジーV』に集中して先に発売して『ファイナルファンタジーIV』は後から開発されることになった[1]。『ファミコン通信』では内容予想の企画で、飛空挺を店で売っている飛空挺屋が登場する『ファイナルファンタジーIII』風の予想上の『ファイナルファンタジーIV』のゲーム画面が創作され掲載されたこともあった。しかし『ファイナルファンタジーIV』は初期コンセプトが作られたのみで本格的な開発には至らないまま[2]製作中止となり、『ファイナルファンタジーV』のナンバリングが繰り上って『ファイナルファンタジーIV』になった[3]。シリーズ前3作のシナリオを手がけた寺田憲史によると、お蔵入りしたのは経営側が開発に介入した事が原因であり、またSFC版についてもゲーム内容にまで口を挟まれた為、ファイナルファンタジー新作(SFCの『ファイナルファンタジーIV』)のシナリオから降りたとのこと[4]。
また、立案された企画の中には、田中弘道によるシームレスバトルの『ファイナルファンタジーIV』案があった。この企画はコンペに敗れ、鳥山明とコラボレーションしたスーパーファミコン用CD-ROM専用のオリジナルタイトル『クロノトリガー(企画段階であり、CD-ROMの大容量を活かした内容になる予定だった。堀井雄二は参加していない。)』として企画され直すのだが、スーパーファミコン用CD-ROMの開発を任天堂が中止したため開発中止。『クロノトリガー』の企画再編は一時保留され、それとは別にモーションバトルシステムのゲームとして再編される。さらに聖剣伝説シリーズとして企画修正されて『聖剣伝説2』が発売に至った。後に『クロノトリガー』も、堀井雄二を迎えたドリームプロジェクトの企画として生まれ変わり発売に至った。[5]。
対応ゲーム機種がファミコンからスーパーファミコンになった事により、ファミコン時代に比べ演出効果が向上した。また、戦闘シーンは前作までのターン制ではなく、リアルタイムで時間が経過する「アクティブタイムバトルシステム (ATB)」が採用されている。このシステムは本作が初登場で、後のシリーズや『クロノ・トリガー』にも引き継がれている。また、戦闘のみ「二人プレイ」が可能になった。
本作は、タイトルロゴに現在のスタイルが採用された最初の作品である。本作のタイトルロゴに描かれているキャラクターはカインである。DS版ではゴルベーザになっている。
製品展開
- スーパーファミコン『ファイナルファンタジーIV』(1991年7月19日)
- スーパーファミコン『ファイナルファンタジーIV イージータイプ』(1991年10月29日)
- プレイステーション版『ファイナルファンタジーIV』(1997年3月21日)
- ワンダースワン版『ファイナルファンタジーIV』(2002年3月28日)
- ゲームボーイアドバンス版『ファイナルファンタジーIVアドバンス』(2005年12月15日)
- ニンテンドーDS版リメイク『ファイナルファンタジーIV』(2007年12月20日)
システム
本作では、シリーズの他の作品のような独特の成長システムを持たず、システム的にはオーソドックスな物である。その一方、シナリオ上はプレイヤーキャラの入れ替わりが多い作品でもある。パーティーの人数は最大5人で、それを3人までと2人までの2つのグループに分け(一方のグループに1人もいないという選択も可能)、2つのグループの一方を前列、もう一方を後列とするという独特の隊列システムを持つ。メンバーの入れ替わりに応じて3人の側を前列とすべきか2人の側を前列とすべきかが変わるケースもある。
各キャラには利き腕が設定されており、戦士系のキャラでは利き腕に武器を、逆腕に盾を持つ。両利きのキャラは盾を装備する事ができず、両手に武器を持つ(これは両利きのキャラクターに対応する盾が存在しないためである)。弓と矢も両手を使用し、利き腕に矢を、逆腕に弓を持たなければ本来の性能を発揮できない。
魔法はシリーズ前3作のように店で買うシステムではなく、ドラゴンクエストシリーズなどに多く見られるような、レベルアップにより覚えるシステムが採られている(ただし、一部の魔法や召喚魔法はイベントで習得する)。また、「魔法のレベル」の概念が無くなり、各魔法ごとに消費MPが設定されているというオーソドックスなシステムになった。
また、HPが0になったときの表現は、前3作では「死亡」であったが、本作以降では「戦闘不能」という表現に変更された。これにより、「イベントなどで死んでいるはずのキャラクターが行動や会話をしたりする」という矛盾がなくなり、またストーリー上の「死」と戦闘における従来の「死亡」とが区別されるようになった。ただしイベント以外での扱いは従来の「死亡」と殆ど変わらない。
アクティブタイムバトルシステム
本作の最大の特徴として、戦闘シーンがリアルタイムになった事が挙げられる。このシステムをアクティブタイムバトル(Active Time Battle、略称ATB)と言い、以後のスクウェアの作品においても使用される代表的な戦闘システムとなった。また、特許化されている[6]。
敵味方双方の各キャラクターにそれぞれ待機時間が設定され本作(GBA版以降は除く)では画面上で知る事はできない、リアルタイムにカウントダウンされていく。待機時間が0になった(ゲージが最大になった)キャラはコマンド入力が可能になる。そしてコマンド入力から更に一定時間が経つとコマンド入力通りの行動を行い、行動後は再び待機時間がリセットされる。
コマンドの選択中にも他のキャラクターの行動が行われるのが特徴だが、ウェイトモードに設定することによって、アイテムや魔法の選択中はこのカウントをストップさせる事も可能である。
このATBによって、時間経過を生かした特殊攻撃(「死の宣告」など)や、時間経過で形態・戦闘モードが変化する敵などが登場。また、主人公側から何らかの攻撃を受けると、カウンターという形で待機時間に関係ない行動を採ったり、単体や同一グループのみになった場合に戦闘モードが変化する敵なども登場し、更に威力が強力な技や魔法は選択してから発動まで時間がかかったりと、戦闘のバラエティ性・戦略性が強くなった。
本作ではすばやさの数値以外に、隊列の位置によっても補正がかかる。
その他戦闘に関する事
本作ではモンスターから逃げた時に、所持金を幾らか失ってしまう場合がある。失う金額は戦っていた敵パーティによって異なり、本来倒して得られるギルの1/4(端数切り捨て)となっている。
戦闘勝利後に特定の敵が極小確率で落とす隠し装備、隠し召喚魔法が存在する。しかし大抵の場合、落とす確率は非常に低く、入手は極めて困難である。
召喚魔法のエフェクトで、スーパーファミコンでのFFシリーズでは唯一、召喚獣のポーズが変化する。『VI』でもキャラクターが移動することはあったが、召喚獣が取るポーズが変化するのは本作だけである。
セーブポイント
『III』までの3作はワールドマップ上でしかセーブができなかったのだが、本作からはダンジョン内にも「セーブポイント」が設けられ、「セーブポイント」の上であればセーブを行うことが可能になった。ここではセーブだけでなく、テントやコテージを使用してHP・MPを回復させる事もできる。ダンジョン内のセーブポイントについては、『ファイナルファンタジーIII』のラストダンジョンの反省云々のコメントが本作発売当時のファミコン雑誌に掲載された[要出典]エラー: タグの貼り付け年月を「date=yyyy年m月」形式で記入してください。間違えて「date=」を「data=」等と記入していないかも確認してください。。
世界設定
注意:以降の記述には物語・作品・登場人物に関するネタバレが含まれます。免責事項もお読みください。
本作の世界は2つの衛星を持った1つの星「青き星」(作中では地球のように表現されている)が舞台である。2つの衛星の内、1つは現実の月のように何もない世界であるが、もう1つの月には月の民と呼ばれる人々が住んでいる。月の民は青き星の文明を尊重しており、彼らは基本的に地上に干渉していない。
青き星には、地上と地底にそれぞれ4つずつクリスタルがあり(地上の4つはそれぞれ火・土・水・風、地底の物は闇のクリスタルと銘打たれている)、また月にも8つのクリスタルが存在している。
地上
地上には6つの国家が存在するほか、どの国家にも属さない小さな村もいくつか存在する。
- バロン王国 - 古くから発達していた軍事国家。最も広い領土を持ち、現在は平和を維持している。飛空艇団「赤い翼」(DS版では「赤き翼」)、近衛兵団、暗黒騎士団、竜騎士団、陸兵団、海兵団、白魔道士団、黒魔道士団の8つの軍団を持つ。
- ミストの村 - この世ならざる世界「幻界」に最も近いと言われる村。バロンとダムシアンとの境にある辺境の村。幻界の住人である幻獣を呼び出して使役する召喚士の血筋が伝えられているが、血が薄まると召喚士としての力も弱まるので血統の維持の為に村の中で婚姻を重ねた結果、寿命が短い。
- ミシディア国 - 厳しい自然環境の中で魔法が発達した魔法国家。「水のクリスタル」がある。
- ダムシアン王国 - 砂漠の中継地点である商業国家。砂漠に住む怪物サンドウォームを退散させる不思議な唄を持つ一族が治めている。この国の初代国王である初代ギルバートの名前が、通貨単位である「ギル」のもとになった。「火のクリスタル」がある。
- カイポの村 - ダムシアンの南、ダムシアン砂漠にあるオアシスの村。
- ファブール王国 - 精神修行を目的として修行僧を受け入れていた寺院に、武道家が集まるようになり発展していった宗教国家。武道を精神修行の一貫として行うモンク僧たちが住む。寺院には100年前に戦乱から落ち延びてきた暗黒騎士が悟りを開いて捨てた暗黒剣が安置されている。「風のクリスタル」がある。
- トロイア国 - 何故か女性しか生まれてこない宗教国家。8人の女神官によって治められている。「土のクリスタル」を保持していたが魔物に奪われてしまっている。
- エブラーナ王国 - 他国との交流が薄く独自の文明が発達した国家。「忍術」という特殊な魔法が伝承されており、兵士もこの魔法を体得しているが、その奥義は王家のみの一子相伝である。
- ミスリルの村 - ミスリル金属の採掘・精製・加工・販売を行っている村。人間は住んでおらず採掘を行う豚族、精製を行う蛙族、加工を行う小人族が住んでいる。
- アガルトの村 - ドワーフの血筋を受け継いでいる村。地底への道が塞がれた場合に再び開く為の枯れ井戸がある。また天体観測所がある。
地底
地底には大きな城が1つ、小さな村が1つあるほかはいくつか洞窟があるだけである。
- ドワーフ王国 - ジオット王を君主とするドワーフの国であり「闇のクリスタル」を1つ保持している。ドワーフの軍隊は戦車部隊を保有している。ここでは「ラリホー」が挨拶の言葉である。
- トメラの村 - ドワーフの村。かつてはドワーフの城とは陸続きだったが、地殻変動の所為で孤立してしまった。ここでは「ハイホー」が挨拶の言葉である。
幻界
この世ならざる世界。現世よりも時間の流れが速い。地上ではミストの村が幻界に最も近い場所にある。地底にある洞窟が幻界と繋がっている。
月
本作の「もう1つの月」は、元々火星と木星の間にあった星が滅んだ際、そこに住んでいた人々が眠り場所として作ったものである。地下では月の民が眠りについている。また青き星を征服しようとしたゼムスも封印されている。
登場キャラクター
プレイヤーキャラクター
声優はDS版FFⅣとディシディアファイナルファンタジー(セシルとゴルベーザ)のもの。
- セシル・ハーヴィ (Cecil Harvey) - 暗黒騎士/パラディン(聖騎士) 声:程嶋しづマ
- 178cm 58kg 利き腕:右 20歳
- 本作の主人公。元は孤児であったが、バロン国王の保護を受けて士官学校を卒業後、学友のカインと共に兵学校へ入学。陸兵団の小隊長に就任後、暗黒騎士に選出されその後、新設された飛空艇団「赤い翼」の初代団長に選ばれた。国王の命令に不審を抱いた事から赤い翼団長の任を解かれ、別のある任務に就く事になる所からストーリーは始まる。優しく真面目な性格の持ち主で暗黒騎士(『III』の魔剣士のイメージに近い)になった事を悔いている。ゲーム中盤で試練を越えて闇の力を捨て、聖騎士パラディンとなる。ストーリー終盤に月の民の血を引いている事と、ゴルベーザが実の兄であるという事が明らかになる。
- 暗黒騎士時代は暗黒剣を装備でき、最大HPの1/8を消費する代わりに敵全体を攻撃できる「暗黒」を使う(DSでは単体攻撃になる代わりに、一回コマンド入力すれば、暫く効果が持続する様になっている)。強力だがアンデッドには通用しないと言う欠点がある。
- パラディンになると、『III』や『V』におけるナイトのような戦闘能力を持つ。高い攻撃力と防御力に加え、装備品も充実しており、特定の味方もしくは瀕死の味方を「かばう」ようになる為、頼りになる存在である。僅かながら「白魔法」も使う事ができる。
- カイン・ハイウィンド (Cain Highwind) - 竜騎士 声:山寺宏一
- 183cm 61kg 利き腕:左 21歳
- セシルの親友であり、数少ない竜騎士の一人。バロン王国竜騎士団隊長で父親は竜騎士リチャード・ハイウィンド。ローザに好意を抱いている。カインとローザの家は交流があり、幼い頃に両親を亡くしたカインと、同じく幼くして父親を亡くしたローザとは親しみ深い間柄であった。ローザへの想いからくるセシルへの嫉妬心をゴルベーザに付け入られて精神を支配されてしまう。エンディングではこのことを省みて、己を鍛え直すため試練の山へ旅立った。その際金髪であることが判明する。
- 空高く舞い上がって攻撃する「ジャンプ」を使う。
- 作中でのあまりに多い裏切り行為で、ネットなどではネタキャラ扱いされることもある。
- 後のリメイクも含めたシリーズ作品には、彼の名前が登場する事がある。
- ローザ・ファレル (Rosa Farrell) - 白魔道士 声:甲斐田裕子
- 162cm 47kg 利き腕:右 19歳
- 本作のヒロイン。バロン国の白魔道士団で、国内で高い人気を誇る美女。セシルと恋仲の関係。貴族の家系である為、親には身元不明のセシルとの付き合いをよく思われていない。セシルを追って城を飛び出し、セシルと再会するも、ゴルベーザに人質としてさらわれてしまう。助け出されて以降は、最後までセシルと行動を共にする。
- 「白魔法」の他、仲間全員のHP(DS版ではMPも)を若干回復する「祈り」や、特定の敵に対して弓矢の命中率を100%にして攻撃する「狙う」を使うことができる。特に白魔法の効果は絶大で、パーティの回復を一手に引き受ける事となる。
- リディア (Rydia) - 召喚士 声:下屋則子
- (子供時代)107cm 18kg 利き腕:右 7歳
- ミストに住む召喚士の少女。バロン王の策略に騙されたセシルの手によって故郷を焼き滅ぼされ、その際に村を守護する召喚獣を使役していた母を失った。その為、セシルのことを憎んでいたが、道中で彼の優しさに触れ心を開くようになった。また、故郷を焼き滅ぼされた為、火がトラウマになって怖れており、最初は火の攻撃魔法が使えないが、劇中でそれを克服する。
- ゲームの途中でパーティから離脱。その間に人間界よりも時の流れが速い幻界にいた為、僅かな期間で大人に成長(ただ、正確な年齢は定かとされていない)。危機に陥ったセシル達を救いに駆けつけた。再登場後の姿はエッジが惚れこむ程の美しさで、幻獣界を治めるリヴァイアサンも絶賛するほど。
- 「黒魔法」「召喚」を使う。また、子供時代のみごく一部の「白魔法」を使える。幻獣と出会いイベントをこなしていく事によって、新たな召喚魔法を使えるようになる。
- テラ (Tella) - 賢者 声:納谷悟朗
- 177cm 48kg 利き腕:右 60歳
- かつては有名な賢者であったが、現在は高齢の為に魔力も弱く、魔法の殆どを忘れてしまっている。年老いてから生まれた娘であるアンナを溺愛するが、あまりに過保護な為、アンナはギルバートと駆け落ちしてしまう。アンナを追ってダムシアンを目指すも、ダムシアン城を襲った「赤い翼」の爆撃でアンナは命を落とし、それ以降はゴルベーザを倒す事に全てを賭けるようになる。対決の際は自らの命の全てを注ぎ込んで、魔法を繰り出した。
- 「白魔法」「黒魔法」を使う。「思い出す」コマンドで、忘れてしまった魔法を使う事ができるが、失敗する事もある。
- 普通の戦闘でメテオ(消費MP99)を使わせないためにレベルが上がってもMPは90のまま上昇しない(Lvが70以上になるとMPも上昇するが普通のプレイでここまであげるのは非現実的)。
- レベルが上がると「ちから」や「たいりょく」などの能力が下がる場合がある。
- ギルバート・クリス・フォン・ミューア (Gilbart Chris Von Muir) - 王族 声:堀川りょう
- 174cm 51kg 利き腕:右 24歳
- 商業国家ダムシアン王国の第一王子。繊細な人柄で戦いを嫌い、詩や音楽を嗜む吟遊詩人。テラの娘、アンナとは恋人関係にある。あるイベントがきっかけで床に伏す事になるが、その後セシル達の窮地を救う事になる。
- 状態異常を引き起こす「歌う」、手持ちのポーションを消費して味方全員のHPを回復する(DS版では任意のアイテムを人数分一括使用する)「薬」、HPが一定まで減ると戦闘から一時撤退する「隠れる」を使う。
- また、ファイナルファンタジータクティクスではアンナと共に儲け話中にゲスト出演しており、この作品においては本作の悲劇を省みてか、無事にアンナと結婚するという結末を迎えている。
- ヤン・ファン・ライデン (Yang Fang Leiden) - モンク僧 声:玄田哲章
- 182cm 76kg 利き腕:両 35歳
- ファブール僧兵団長。辮髪頭で筋肉質、人望も厚い快男児だが恐妻家でもある。
- 力をためて通常の2倍の威力を出す「ためる」、敵全体にダメージを与える「蹴り」、防御力を高める「我慢」を使う。装備品の「爪」は攻撃力は上がらないが、様々な追加攻撃を発動できる。
- バブイルの塔で暴走した巨大大砲を止めるため死亡したと思われていたが、シルフ達に助けられ再登場。バブイルの巨人を襲撃する戦車隊に加わる。
- 妻の「あいのフライパン」で殴られるとどんな状況でも必ず目覚めてしまう。
- パロム (Palom) - 黒魔道士 声:釘宮理恵
- 94cm 22kg 利き腕:左 5歳
- ミシディアの双子魔道士姉弟の弟。やんちゃないたずらっ子。歯に衣を着せず、ずけずけと物を言うので、ポロムにポカリと一発くらうことが多い。物語の途中、セシル達を危機から救う為、ポロムとともに命を懸ける。
- 「黒魔法」を使用できるほか、「強がる」ことで知性を一時的に上げる事ができる。また、ポロムと「二人がけ」で合体魔法(「プチフレア」「プチメテオ」)も使える。成長すれば全ての黒魔法を習得できる。
- ポロム (Porom) - 白魔道士 声:釘宮理恵
- 93cm 19kg 利き腕:右 5歳
- ミシディアの双子魔道士姉弟の姉。大人びた口調のしっかり者で、いつもパロムを諌めている。ミシディアの長老の指示で、セシルを監視する任務を請け負っていたが、セシルの純粋な魂に触れ、彼と旅を共にする。
- 「白魔法」を使えるほか、「嘘泣き」して敵を動揺させる事ができる(DS版では敵の守備力を半減させる)。また前述の通り、パロムと「二人がけ」で合体魔法が使える。成長すれば全ての白魔法を習得できる。
- シド・ポレンディーナ (Cid Pollendina) - 技師 声:永井一郎
- 159cm 67kg 利き腕:右 54歳
- バロン王国飛空艇整備技師の長。セシルやカインを実の息子のように可愛がっている。
- 白魔法ライブラと同等の効果を持つ「調べる」という技を持つ。
- またDS版では手持ちのボムのかけらや南極の風などの属性攻撃道具を使用し、武器に属性を付ける「改造」も扱える。
- 地底脱出時に敵を足止めするためダイナマイトを持って飛び降り死亡したと思われていたが、ドワーフたちに助けられていた。その後も飛空挺の整備などで活躍する。
- エッジ(エドワード・ジェラルダイン) (Edward Geraldine "Edge") - 忍者 声:石丸博也
- 175cm 51kg 利き腕:両 26歳
- 他国と交流を持たず、独特の文化を発展させる島国エブラーナ王国の王子。国をルビカンテに滅ぼされた為、復讐に燃える忍者。ものすごい自信家だが感情の起伏も激しい。最終パーティーの最年長者だが年齢に見あわないほどの子どもっぽい性格のためか、リディア(大人時代)に想いを寄せるもつれない態度をとられている。また、かなりの女好きで家老からたしなめられてもいる。それでも人望は厚く、エブラーナの民は皆、彼を慕っている。魔法に似た忍術を操る。
- 手裏剣や武器を「投げる」、敵からアイテムを「盗む」、エブラーナで独自発展を遂げた魔法「忍術」を使用できる。
- プレイヤーキャラクター中素早さが最も高く、今作から導入されたアクティブタイムバトルシステムの恩恵を最も強く受けるキャラクター。
- フースーヤ (Fusuya) - 月の民 声:銀河万丈
- ?cm ?kg 利き腕:右 ?歳
- 月の民の眠りを守る番人で、クリスタルの秘密を知る人物。セシルとゴルベーザの伯父(DS版では叔父)。「バブイルの巨人」の起動を阻止する為に参戦する。
- 全ての「白魔法」「黒魔法」を使用する事ができるが、MPは190から上昇しない。また、味方全員に白魔法のリジェネの様な効果を与える「精神波」を使う。この精神波を使うとコマンド入力が出来なくなる(DS版では味方全員のMP自動回復効果に変更されており、使用後もコマンド操作は可能)。
ゴルベーザとその部下たち
- ゴルベーザ (Golbeza) - 黒騎士 声:鹿賀丈史
- 30歳。クリスタルを集めようとバロンを影で操る黒い甲冑で全身を包んだ男。物語の冒頭でバロン王の不興を買い、解任されたセシルの後任としてバロンの飛空挺団「赤い翼」の隊長に就いた。就任後は配下のモンスターや飛空挺の機動力と火力を以ってダムシアンを廃墟と化し、ファブールに侵攻してクリスタルを強奪する。
- ネット上で様々に使われている「いいですとも!」という台詞は、劇中でWメテオを放つ際に彼が発したもの。
- 雑誌「ファミコン通信」にて「18年前、両親を亡くして弟を養いながら生活していたが、ある夜、胸騒ぎを感じたゴルベーザはまだ2歳だった弟のセシルを隠した後、月から伸びる赤い光に連れ去られて憎悪の念を植えつけられた」とする過去の物語が紹介されている。
- DS版での彼の生い立ちは上記とは異なる設定となっている。父の死因は魔法を悪用する者達による魔法での攻撃となっており、セシルが孤児として拾われた経緯も、ゼムスの悪意を受けたゴルベーザ自身がバロン近郊の森に捨てた事となっている。
- 最終決戦の後、フースーヤと連れ立って父の同胞である月の民の元に赴く事となり、その際になってやっとセシルからしっかりと兄と呼んで貰えた。後に月の民が住む月は青き星の軌道から外れる。なお、DS版での本名はセオドール。意味は“男の子の名前で「神様からの贈り物」”という意味だと母親のセシリアによって語られる。
- ジ・アフターに於いては「黒衣の男」として月の民編とリディア編とエッジ編に登場し素顔を出している。
- ゴルベーザ四天王
- ゴルベーザ直属の部下である四体のモンスター。名前の由来はダンテ・アリギエーリの『神曲』地獄篇に登場する地獄の鬼ども(マレブランケ)から。一度はセシルたちの手により倒されるも、ゼムスの手により復活する。
- 彼らのパロディキャラとして「半熟英雄 ああ 世界よ半熟なれ…!!」の完熟四季王がいる。
- 土のスカルミリョーネ (Scarmiglione of Earth) 声:大西小西
- 自称、死の水先案内人。暗黒騎士であったセシルが苦手とするアンデッド軍団を率いている為、セシルたちへの刺客に適任として派遣された。当初は魔法使いのようなフードを被って登場するが、倒されてもゾンビと化して蘇る。自らを「死んでもなお恐ろしいスカルミリョーネ」と称している。口から息が漏れているのか「フシュルルル」という不思議な声を発する。
- 水のカイナッツォ (Cagnazzo of Water) 声:青野武
- 亀のような甲羅を背負う怪物。水を操ってバリアを張ったり、津波を起こしたりといった攻撃を得意とする。バロン王を殺害してすり替わり、赤い翼を使ってクリスタルを集めさせていた。スカルミリョーネを「四天王になれたのが不思議なくらい弱っちいヤツ」と言う。笑い声は「クカカカカ」。
- 風のバルバリシア (Barbariccia of Wind) 声:甲斐田裕子
- 四天王の紅一点。身長の三倍はあるという髪の毛によって風を操り、竜巻のバリアを張る事ができる。竜巻はカインのジャンプで解除させる事が可能。物語中盤に出現する空中要塞「ゾットの塔」の最上階にて主人公達と戦う事になる。笑い声は「ほっほっほほほ」。
- 火のルビカンテ (Rubicante of Fire) 声:若本規夫
- 炎を操り、火焔流などの攻撃を得意とする。弱点の氷系すら防ぐマントを持つ最強の四天王。誇り高く、正々堂々と戦う事を身上とする武人肌の男であり、戦闘に入る際には先にHPとMPを回復してくれる。「ファミコン通信」にて「元はミシディアの黒魔道士で、パラディンを目指して試練の山に挑戦して敗れたところをゴルベーザに拾われてルゲイエの改造によって新たな力を与えられた。」とする過去の物語が紹介されているが、スクウェア側からの正式な発表はない。
- ルゲイエ博士
- ゴルベーザ直属のマッドサイエンティスト。人を改造して魔物に変える。自身の体も改造しており、『バルナバ』というロボットを連れている。
- ベイガン (Baigan)
- バロン王国の近衛兵長。以前は優秀な人物だったが、偽バロン王の悪事に加担し、セシル追放にも一役買うなど様子がおかしくなる。陰ではゴルベーザに忠誠を誓っており、実は洗脳されてモンスターの体を与えられていた。
- メーガス三姉妹 (The Three Magus Sisters)
- バルバリシアの部下である三姉妹。魔法反射を利用した連携攻撃「デルタアタック」を得意とする。各自の名前の由来は、夢野久作の小説「ドグラ・マグラ」から。後に『X』でも召喚獣として登場した。
- マグ (Mag)
- 太めの長女。三姉妹では突出した体力を持つ。デルタアタックで魔法の反射役をつとめるほか、倒れた妹達にアレイズをかけて復活させる。
- ドグ (Dog)
- 長身で細身な次女。デルタアタックでリフレクを唱えるほか、コンフュ、バーサクなどの間接攻撃魔法が得意である。
- ラグ (Rag)
- 小柄な三女。攻撃魔法を得意としている。
- カルコブリーナ (Calcobrena)
- 本来はドワーフ王ジオットの娘ルカの人形だが、ゴルベーザに邪悪な魂を吹き込まれてモンスターとなり、ドワーフの城の『闇のクリスタル』を狙った。登場時は数体の小さな人形だが、合体して巨大人形となる事もできる。名前の由来は、四天王と同じく『神曲』に登場する地獄の鬼である。
その他の人物
地上
- バロン王 (King of Baron)
- 祖先はバロンの紛争を治めたという名のある血筋で、自身も名高いナイトであった。バロン王になった後は国力を増強すると共に孤児の保護なども行う賢王で、セシルも彼の保護した孤児の一人である。ストーリー開始前に水のカイナッツォに殺害され城内地下に魂が幽閉されている。死後は幻獣オーディンに生まれ変わった。
- アンナ (Anna) 声:秋野ひとみ
- ギルバートの恋人。テラの一人娘だが、彼の反対で駆け落ちした。だが、テラにギルバートとの婚約を許してもらおうとダムシアンからカイポに戻ろうとした時にゴルベーザ率いるバロンの赤き翼の襲撃によりギルバートをかばって弓に打たれたあと、駆け付けたテラとギルバートに自分の思いを伝えて息を引き取った。
- ミシディアの長老 声:槐柳二
- 魔道士達の国ミシディアを統べる長老。ミンウという名前だが、本編ではその名前は明かされない。バロンや自分のそれまでの行為に疑惑を抱くセシルに仲間の命やクリスタルを奪われた事に憤りながらも、試練の山へ行く事を勧める事によってセシルに道を示すが、その際に監視役としてパロムとポロムを連れて行かせた。セシルがパラディンとなって戻ってきた後は事実上セシルの良き理解者となり、デビルロードの封印を解く事によってセシルを本来の目的地であるバロンへと送った。その後はバブイルの巨人阻止、セシル達の打倒ゼロムスの為の応援祈祷等で活躍する。続編『The After - 月の帰還』では、かつてテラとともに修行のために世界を巡ったことが明らかになる。旅の後は魔法を守るためにミシディアに戻ったという設定。なお続編では戦闘で操作できるシーンもあるが、魔法コマンドは白魔法のみとなっている。
- コリオ (Corio)
- アガルトの村に住む天文学者。巨大な天文台にこもって月の観測をしている。
- ネミングウェイ一族 (Nammingway Family)
- 世界各地に住む月に住む、リス(DS版ではウサギ)に似た種族。あだ名をつけることが大好きで、話しかけると好きな名前に変更できる。名前の由来は「ヘミングウェイ」と「ネーミング」の融合から。
地底・幻獣界
- ククロ (Kukuro)
- 地底に住む世界一の工匠。登場当初はやる気をなくし塞ぎ込んでいたが、アダマンタイト鉱石を持っていくとアダマンタイト鉱石を使って古びた聖剣エクスカリバーを鍛え直した。以後は工匠業を再開し、武器の販売を始める。
- ジオット王 (King Giotto) 声:青野武
- ドワーフの王。戦車部隊を指揮してゴルベーザの飛空挺団と戦っている。
- ルカ (Luca) 声:折笠奈緒美
- ジオット王の娘。彼女の人形がカルコブリーナへと変貌する。
- リヴァイアサン (Leviathan)
- 幻界と地上の海を治める幻獣王。普段は老人の姿をしている。セシル達が乗るバロン行きの船を沈めて幼いリディアを幻界へ連れて行った。王妃は女王アスラ。
月
- ゼムス(ゼロムス) (Zemus (Zeromus)) 声:堀川りょう
- 月の民。皆が青き星の発展を見守ることに同意するなか、青き星を征服しての移住を主張して、地上に巨大兵器『バブイルの巨人』を召喚する次元エレベーター『バブイルの塔』を作った為に月の地下に封印された。封印中も悔い改める事なく精神力を増幅させてゴルベーザを操った。フースーヤとゴルベーザに退治されるが、死してなお憎悪を燃やし、完全暗黒物質「ゼロムス」へと変貌する。ゼロムスからは「完全暗黒物質」の名の通り「ダークマター」を盗むことができる。なお、ダークマターは後の作品にもアイテムとして登場している。
- クルーヤ (Kluya) 声:銀河万丈
- 月の民であり、フースーヤの弟。魔導船を作り、地上に降り立った後様々な技術をもたらした。数百年後に地上の人間であるセシリアと結婚してゴルベーザとセシルが生まれる。魂を試練の山に封じていたのか、セシルが試練に訪れた際に最後の試練として敵対した。彼の所持していた聖剣が試練の山に残されている。
- セシリア (Cecilia)
- DS版で登場。クルーヤの妻であり、ゴルベーザとセシルの母親。回想シーンにおいてバロン王と面識がある事が明かされ、「私が臆病なばかりに…バロンを追われた人に…」というような事をバロン王は話している。またこのシーンが赤子のセシルにセシリアの面影を見た際のコメントの為、セシルの名前は図らずも母親セシリアからきていると思われる。
- バハムート (Bahamut)
- 全ての幻獣を治める幻獣神。本来地底の幻獣界に住むが、お供を連れて月に住んでいる。闘いに勝てば力を貸す。
- ハミングウェイ一族 (Hummingway Family)
- 月に住む、月の民とは違うリス(DS版ではウサギ)に似た種族。話しかけるとハミングで答えてくれる。地上のネミングウェイ一族は、クルーヤと共に青き星へ渡ったハミングウェイ一族の子孫。名前の由来は「ヘミングウェイ」から。
ストーリー
強大な軍事力を持つバロン王国の飛空艇団「赤い翼」の団長セシルは、ミシディアから「水のクリスタル」を奪うという任務を受け、これを達成した。しかしその帰り道、彼はこの行動に疑問を抱く。最近の王の変心ぶりに疑問を抱いた彼は、クリスタルを渡す際にその事を王に問うが、これが王の信頼を失う事になってしまい、赤い翼団長の座を追われ、ミストの幻獣退治を命じられた。竜騎士隊の隊長である親友カインの申し出により心強い道連れを得たセシルは、共にバロンを旅立つのであった。
イージータイプ
1991年10月29日には、プレイヤー側の攻撃が弱く前半が難しいと指摘されていた事を受け、低年齢層など幅広いユーザーにプレイしてもらう為の変更がなされた『ファイナルファンタジーIV イージータイプ』が発売された。隠し通路が見えるなど、全体的に難易度が下がっている。
イージータイプにおける変更点
- バグ・裏技の修正
- 知名度の高いアイテム増殖技をはじめとした、不具合と思われる仕様が修正されている。
- 一部コマンドの削除
- 効果がわかりにくく、また使いにくい「くすり」「つよがる」「うそなき」「いのり」「おもいだす」「がまん」「ためる」「せいしんは」といったコマンドが削除・整理されている。
- 戦闘バランスの調整
- 敵キャラの隊列という概念を廃し、どこにいる敵でも物理攻撃で与えるダメージが同じになっている。また、オリジナル版に比べて敵キャラの与えるダメージが軽減されている。また、特定の手順が必要だったバトルについて、その制限が解除もしくは緩和されている。
- 一部魔法の削除、名前変更
- 白魔法「プロテス」「シェル」「ディスペル」と、隠し召喚魔法「コカトリス」が削除されている。また、魔法の効果の大きさを表す指標も数字に変更されている。例:ケアル1(=ケアル)、ケアル2(=ケアルラ)
- 武器・モンスターの名称変更
- わかりづらい名前が多かった本作だが、イージータイプでは変更されている。たとえば「デザートサハギン」が「砂男」に、「ラグナロク」が「かみがみのつるぎ」になっている。また「すす」など本来手に入るはずのないアイテムの名前が"Dummy"に統一されている。
- セリフ・演出の変更・追加
- 一部のセリフの表現がわかりやすくなっている(いにしえ→むかし)他、操作方法の説明やストーリー展開、次の目的地を読み取りやすいようにするメッセージも挿入されている。
- また、ゾットの塔でローザに落とそうとしていた物がギロチンから鉄球に変更されており(救出後彼女が縛られていた椅子を調べる事で確認できる)、このシーンでのセシルとローザの「抱き合ってキスをする」動きが「抱き合う」のみになっている。更に、バロンの町の踊り子が服を脱がないなど、低年齢向けの変更がされている。
- トレーニングルームの充実・追加
- オリジナル版ではバロンの街にあったトレーニングルームの項目が増加し、その他の街へも増設されている(内部は全て同じ)。
- アイテム体系の簡略化、入手容易化
- 特定のステータス異常を回復するアイテムの種類が特に多かった本作だが、イージータイプではそれを排除して、ステータス異常全般を回復する「万能薬」に統一し、万能薬自体の入手難度も下げている。ただし本作では同じアイテムの束を複数持つ事ができる為、状態回復アイテムが万能薬に統一されても回復可能回数が著しく減るわけではない。
- また、アイテムの価格も抑えられている。特にMP回復アイテムである「エーテル」については、扱うショップが増え、入手が更に容易になっている。
- その他、呪文と同じ効果があるアイテム、能力アップアイテムが無くなっている。
- 開発室の削除
- イースターエッグとしてスタッフ達と会話できる開発室があったが、削除された。
- 最終ボスのグラフィックの変更
- 最終ボスのグラフィックが、『VIII』以降の「アルテマウェポン」のようなグラフィックになっている。またこのグラフィックはゲームボーイアドバンス版の隠しボスのグラフィックとして使用されている。
他機種での展開
移植版は基本的にオリジナル版に準じている。
プレイステーション移植版の特徴
1997年3月21日に発売されたプレイステーション版では、ハードの変化に併せた追加点がある。
- CGムービーの追加
- オープニングやエンディングにCGによるムービーが追加された。
- メモファイル機能の追加
- データの読み書きの時間短縮のために、一時的にプレイステーションの内部にセーブできる「メモファイル機能」が追加された。
- ダッシュの追加
- ×ボタンを押しながら移動することで、ダンジョンや街を通常の2倍の早さで移動できる「ダッシュ」が追加された。
なおオリジナル版には、アイテム増殖技等の多数の裏技・バグが存在したが、それらはプレイステーション版でも修正されていない。
プレイステーション版ではCD-ROMの読み込み時にBGMにズレが生じるなど、スーパーファミコン版をプレイした人でなくても違和感を覚えることがある。
ワンダースワン移植版の特徴
2002年3月28日に、「スクウェア・マスターピース」シリーズの第4弾として発売された。背景グラフィックのリニューアル、音源の違いに伴う音楽のアレンジ、ダッシュの追加といった変更がなされている。後述するゲームボーイアドバンス版と共通するバグが一部ある。当機種には、ハードウェアによる拡大縮小、頂点演算などの機能は無く、移植は困難とされていたが、オリジナルがファミコン版であるIIIが延期される中、発売された。飛空艇の描画には、ラスタ単位で縦方向への拡大を行うエフェクトにより、ソフトウェア的に浮遊表現を実現している。
ゲームボーイアドバンス移植版の特徴
2005年12月15日には、システムが最適化され、グラフィック精度が向上したゲームボーイアドバンス版が発売された。移植および開発担当はトーセ。キャッチコピーは「純度が、研ぎ澄まされていく。」。天野喜孝デザインのオリジナルフェイスプレート付きゲームボーイミクロを同梱した限定版も発売された。移植されるにあたり、変更点・追加点がある。
- フェイスグラフィックが、天野喜孝の原画に近い感じに描き直される。
- メッセージ画面ではフェイスグラフィックや漢字が使用される。テキストで漢字を使用するかしないかは、コンフィグで変更可能。
- 背景グラフィックがリニューアル。また、オリジナル版には無かったアクティブタイムバトル用のウェイトゲージが追加されている(ただしウェイトゲージをオフにする事は出来ない)。
- 新たなイベントが追加されている。
- 最終ダンジョンに挑むパーティを、テラとフースーヤを除く今までに仲間にしたキャラ全員の中から選択できる。
- 「試練の洞窟」「月の遺跡」というダンジョンが追加されている。試練の洞窟は、今回新しく最終ダンジョンに挑むメンバー候補となったキャラクターが、最終ダンジョンで通用する戦力になるための装備品が手に入る。月の遺跡は、一部を除いてランダムにフロアが変化するダンジョンである。
- オリジナル版には登場しなかった新たなボスや、新たな武器も登場。その多くはオリジナル版の最強装備を上回る強力な武具である。
- 「月の遺跡」最深部に登場する隠しボスは、イージータイプの最終ボスのデザインを踏襲している。
- 一部のアイテムを装備することによってプレイヤーキャラクターのコマンドが変化するようになる。
- カイン - 「ジャンプ」が、ダメージが更に倍の「Wジャンプ」に変化。
- ローザ - 「祈り」が、白魔法ケアルダとほぼ同じで稀にエスナがかかる「奇跡」に変化。
- ギルバート - 「歌う」が、味方全体にプロテスとシェルをかける「熱唱」に変化。
- ヤン - 「ためる」が、力をためて通常の3倍の威力を出す「必殺」に変化。
- パロム・ポロム - 「二人がけ」で「Wメテオ」を使えるようになる。
- エッジ - 「盗む」が、盗む+ダメージを与える「ぶんどる」に変化。
- フースーヤの「精神波」が、効果が及んでいる間もコマンド入力可能になる。
この移植版にはバグが多く確認され、一部にセーブデータを破壊しかねないものも存在する。例えば、パーティメンバーが4人の状態でアイテムを使用した後にメンバーを空欄に移動し、そのままメニュー画面を閉じずにアイテム画面を開くと画面が砂嵐状態になってフリーズ、セーブデータが消失するケースがある[7]。
バグに対する苦情があまりに多かった為か、上記のものを含む多くのバグを修正したバージョン1.1(初期に生産されたものが1.0)の出荷・販売が確認されている。未修正版と修正版はパッケージなどは全く同じで見分けが付かず、唯一見分ける方法はカートリッジ表面に刻印された「E3(未修正版)」「E4(修正版)」の記号のみである。
ニンテンドーDS版の特徴
2007年12月20日、ニンテンドーDS用ソフトとして、スクウェア・エニックスより5,980円で発売された。リメイクには、本作のオリジナルスタッフである時田貴司と共に、『DS版FFIII』のスタッフである浅野智也らも参加した。
基本的なシステム・ストーリーはオリジナル版と同じだが、ファイナルファンタジーIIIと同様に3Dを用いた大幅なリメイクがなされている他、世界を根本から再構築し、新エピソードが追加されている。イベントシーンは金田伊功が絵コンテを担当し、一部のイベントはボイス付きで演出されている。配役は時田貴司がオリジナル版のシナリオを書いた時に、イメージしていた声優が多く含まれる。
GBA版の追加要素(パーティチェンジや追加ダンジョン)は廃止されている。また、GBA版でもいくつかのバグが確認され公式に告知されたが、DS版にもゲーム進行に支障を来すバグが確認されている[8]。
- 主な追加点・変更点
- タイトルロゴに描かれるキャラクターは、カインからゴルベーザに変更となっている。
- バロンの飛空挺団「赤い翼」の名称が「赤き翼」に変更されている。
- 「デカントアビリティシステム」が追加された。これは、GBA版で採用されたパーティチェンジが行なえない代わりに、パーティから抜けたキャラクターのアビリティや物語中に手に入れたアビリティをパーティメンバーが使用出来るというものである。
- 召喚獣に召喚ムービーが追加。ただしカット可能。
- 召喚獣が発動する一部の技名が変更されてる。
- ドラゴン:「きりのブレス」→「レディアントブレス」
- シヴァ:「ふぶき」→「ダイアモンドダスト」
- アスラ:「アスラ」→「アスラの祝福」
- リヴァイア:「つなみ」→「タイダルウェイブ」
- 登録しておいた行動を戦闘時に実行する「オートモード」を搭載。
- 一部キャラの特殊コマンドの性能が変更された。
- セシル「あんこく」…全体攻撃→攻撃力上昇に変更された。効果は数ターン持続し、その間は攻撃する毎にHPが減っていく。
- ローザ「祈り」…成功率が上昇し、HPの他にMPも回復するようになった。
- 「ねらう」…弓矢以外の武器(素手(武器を持たない状態)も含む)も発動できるようになった。
- エッジ「にんじゅつ」…新たに風・氷・土各属性に対応する術を習得するようになった。
- ギルバート「うたう」…歌の内容(効果)が選択できるようになり、種類も増えている。
- フースーヤ「せいしんは」…味方全体にリジェネ→味方全体のMPを一定ターン毎に回復。
- 「ふたりがけ」…あるイベント後にデカントアビリティとしても習得できるように。特定キャラの組み合わせで「アルテマ」「バブル」等の魔法を放てるようになった。
- シドの戦闘コマンドに「かいぞう」が追加。攻撃アイテムを消費し、武器に属性を付加する。
- セシルが「レイズ」「プロテス」「シェル」を習得できるようになった。
- オリジナル版では攻撃ごとに消費されていた矢だが、DS版では一つ装備しているだけで無限に放てるようになっている。
- メインキャラの装備品の変更。オリジナルでは装備できた武器が装備できなくなっている。弓矢装備可能はローザのみ。エッジ:爪装備不可。斧が片手装備に変更。セシル:杖装備不可。
- GBA版での最強装備は登場しない。またオリジナル版の装備も性能が変更されたものが多い。
- メインキャラの利き腕の概念がなくなっている。
- アクティブタイムバトルが戦略的になり、命中率や敵のHP、弱点などをいつでも下画面で確認できるようになっている。
- 敵の行動パターンがオリジナル版から一新され、オリジナル版にはなかった攻撃を行ってくる。また全体的にザコ・ボス問わず敵の能力が強化されている。中にはオリジナルの攻略が通用しない敵もいる。
- ポーチカという新たな幻獣が追加され、タッチペンを使ったミニゲームなどのDSならではの要素も追加されている。
- デブチョコボの役割がアイテムの預かりからおまけモードの展開に変更された。それに伴い、でぶチョコボを呼び出すアイテム「ギサールの笛」がなくなった。
- アイテムが全種所持出来るようになり、ゴミ箱が無くなった。
- ゲームクリア後、デカントアビリティと一部のアイテムを引き継いでプレイができるようになった(所謂「2周目」)。2周目以降でしか戦えないボスも2体追加された。
- ただし引き継いでプレイできるのは3周まで。4周目は引き継ぎなしでプレイすることになる。
- ネミングウェイ関連のイベントが追加された。
- 『FFIII』にあったオニオングッズの装備品5種が追加された。ただし性能はレベルが上がるに連れ強化されるという変わった仕様になっている。
- ラストボスが「フレア」を吸収するようになった。
日本国外向け版
- Final Fantasy II
- 1991年11月1日、北米にて発売。対応機種はSNES(アメリカ版スーパーファミコン)。日本の『II』および『III』は当時英語化されなかった為、タイトルナンバーは「II」である。このバージョンは日本のイージータイプとほぼ同等だが、以下の様な更なる変更点がある(なお、厳密にはイージータイプとも同一ではない)。
- コマンドの削除 - 基本的にはイージータイプのそれに準拠するが、加えて暗黒騎士セシルのHPを犠牲にして敵全体を攻撃する「あんこく」が削除されている。
- 人物名およびスペリングの変更 - ギルバートの名が"Edward"、テラ(日本版の公式スペリングは"Tella")が"Tellah"となっている。これは移植版などの他の日本国外向けバージョンでも継承している。フースーヤのスペリングにはバージョンによる差異があり、SNES版およびFinal Fantasy Chroniclesでは"FoSoYa"、国外のGBA版では"FuSoYa"となっている。
- 召喚魔法の表示テキストの変更 - 日本版では召喚魔法発動時にそれぞれの技の名が表示される(チョコボならば「チョコボキック」など)が、SNES版では召喚魔法の名がそのまま表示される。
- 日本と他国の表現ガイドラインの違いによる変更 - 宗教的な物の排除により、白魔法「ホーリー」の表記がSNES版では"White"となっている。ちなみに『FFVI』では"Pearl"となっている。なお英語圏ではWをDoubleの略語として一般的に使用しない為、"W Meteo"(日本国内版ではWメテオ)は、英語版ホーリーである"White"を略したWだとユーザー側に受け取られた。また当時の暴力的表現を自粛する風潮に配慮してか、SNES版では「ほうちょう」が"Spoon"となっている。
- Final Fantasy Chronicles
- 2001年6月29日、北米およびカナダで発売。対応機種はプレイステーション、カップリングされた作品は『クロノ・トリガー』。これ以後の日本国外リリース版のタイトルナンバーは『IV』となり、内容もオリジナル版準拠となる。
- Final Fantasy Anthology(欧州版のみ)
- 2002年5月17日発売。対応機種はプレイステーション。(1999年9月30日発売の北米・カナダ版は『V』と『VI』のセット)
- Final Fantasy IV ADVANCE
- 2005年12月12日(北米およびカナダ)、2006年6月2日(欧州)発売。対応機種はゲームボーイアドバンス。
制作スタッフ
オリジナル版
- ディレクター/ストーリー原案:坂口博信
- ゲームデザイン/シナリオ:時田貴司
- バトルシステムデザイン:伊藤裕之、青木和彦、松井聡彦
- バトルプログラム:吉井清史 樋口勝久
- メインプログラマー:成田賢
- バトルグラフィック:高橋哲哉 星野雅紀
- キャラクター・イメージデザイン/タイトルロゴデザイン:天野喜孝
- サウンド:植松伸夫
ニンテンドーDS版
- エグゼクティブプロデューサー/ディレクター:時田貴司
- プロデューサー:浅野智也
- バトル監修:伊藤裕之
- イベントコンテ・チーフ:金田伊功
- ムービーディレクター:生守一行
- アートディレクター/キャラクターデザイン:オグロアキラ
- アートディレクター/イメージデザイン:吉岡愛理
- パッケージイラストレーション/タイトルロゴデザイン:天野喜孝
- サウンド:植松伸夫監修、仲野順也編曲
- エンディング主題歌:伊田恵美 - 『月の明り-ファイナルファンタジーIV 愛のテーマ』
(レーベル:BMG JAPAN) - 開発:マトリックス
音楽
本作で使用されているBGMは、全曲植松伸夫によるものである。
スーパーファミコン発売から1年にも満たない当時としては、この作品の音楽は「スーパーファミコンの音楽はここまで出来るのか」と思わせるほどの高音質のサウンドで高く評価された。事実、当時のニュース番組でも関連CD「ケルティック・ムーン」の制作風景がゲーム音楽の特集というトピックで取り上げられている。
この露出と前後して、FFの音楽から音源の性能を考慮したコミカルな楽曲は、本作以降徐々に減少してゆく。チョコボのテーマがこの時代の産物である事を考えると、皮肉な結果といわざるを得ない。「もう一つの月」ではディレイ効果によってティンパニの音にリバウンドがかかったような音色を生んでいるが、このようなテクニックは『VII』以降はほとんど聞かれる事はなく、既存の様式をそのまま模倣する態度がより顕著になる。
ちなみにこの高品質サウンドには裏話があり、スーパーファミコン初期の作品である『アクトレイザー』の音楽を聴いたスタッフが驚愕し、開発終盤にもかかわらずサウンドドライバを一から作り直した成果という事が知られている。これはゲーム雑誌「ファミ通」のインタビューなどでサウンド担当の植松伸夫が明かしていた。
今作の「プレリュード」には、グノーの「アヴェ・マリア」を意識したかの如く一度目の繰り返し以降にオーケストラ的な和声と対旋律が初めて付加されており、後年の路線を垣間見る事が出来る。結果的に伴奏に転じてしまったお馴染みの音形に、加算型と減算型のディレイ (1/32*1/32) が交互に使われている。「ファイナルファンタジーのテーマ」は今作では「プロローグ…」と題され、音域が吹奏楽のレンジをそのまま使える事によるアレンジの妙技によって、多くのファンの心を掴んだ。また、DS版が発売されるにあたり、「愛のテーマ」をモチーフにしたテーマソング(『月の明り - ファイナルファンタジーIV 愛のテーマ』)が作られ、ボーカルには公開オーディションにて伊田恵美が選ばれた。2007年12月5日にDS版に先行して、CDが発売された。
これまで、ファイナルファンタジーIVに関連した以下の音楽CDが発売されている。
- ファイナルファンタジーIV オリジナルサウンドバージョン (FINAL FANTASY IV ORIGINAL SOUND VERSION)
- ゲーム中で流れるBGMを収録したサウンドトラック。カセットテープ版も発売された。
|
23. 黒い甲冑ゴルベーザ |
- ファイナルファンタジーIV ケルティック・ムーン (FINAL FANTASY IV Celtic Moon)
- ケルト民族の音楽風アレンジ。
- ザ・プレリュード
- プロローグ…
- チョコボ-チョコボ
- イントゥ・ザ・ダークネス
- メイン・テーマ・オブ・ファイナル・ファンタジー4
- ウェルカム・トゥ・アワ・タウン!
- テーマ・オブ・ラヴ
- メロディ・オブ・ルート
- パロム&ポロム
- ジオット,ザ・グレート・キング
- ダンシング・カルコブリーナ
- ミスティック・ミシディア
- イリュージョナリー・ワールド
- リディア
- トロイアン・ビューティー
- ファイナルファンタジーIV ミニマム・アルバム (FINAL FANTASY IV MINIMUM ALBUM)
- アレンジ3曲とゲーム未収録曲3曲を収録。「F.F. MIX」に全曲が再録されている。
- ピアノコレクションズ ファイナルファンタジーIV (Piano Collections FINAL FANTASY IV)
- ピアノアレンジ。
- 月の明り-ファイナルファンタジーIV 愛のテーマ-
- 月の明り -ファイナルファンタジーIV 愛のテーマ-(伊田恵美)
- 愛のテーマ DS版
- 愛のテーマ SFC版
- 月の明り -ファイナルファンタジーIV 愛のテーマ-(カラオケ)
この他、「F.F.MIX」で「ファイナルファンタジーIV メインテーマ」のレゲエアレンジ、「THE BLACK MAGES II ~The Skies Above~」で「ゴルベーザ四天王とのバトル」のハードロックアレンジが収録されている。「愛のテーマ」は、楽譜が小学生用の音楽科の教科書に掲載されている。
スーパーマリオRPG
任天堂とスクウェア(現スクウェア・エニックス)が共同で開発したスーパーファミコンソフト『スーパーマリオRPG』にて、隠しボス戦のBGMとして本作のボス戦闘曲である「バトル2」、その戦闘の勝利BGMとしてFFシリーズ共通の「勝利のファンファーレ」が、それぞれアレンジされて使用されている。なお、この戦闘で登場するボスキャラクターはFFシリーズを意識したデザインとなっているが、BGM以外は本作とは全く関係がない。
ファイナルファンタジーIVTHE AFTER 月の帰還
本作品の外伝作品で、十数年後の世界が舞台。2008年2月18日より、携帯アプリで配信されている。詳細はファイナルファンタジーIV THE AFTER 月の帰還を参照。
脚注
- ^ 『ファミコン通信 90年11月23日増刊号Vol.1』。
- ^ 『HIPPON SUPER! 91年8月号』坂口博信インタビューより。『ファイナルファンタジー竜騎士団』p22-25にも抜粋再掲。
- ^ 『ファミコン通信 91年2月22日号』。
- ^ 『ゲーム批評 2001年11月号』より。
- ^ 電撃オンライン DS版ファイナルファンタジーIIIのインタビュー記事より。
- ^ 特許-2794230 または特許-3571207:[http://www.ipdl.inpit.go.jp/Tokujitu/tjsogodb.ipdl?N0000=101 特許電子図書館]で文献種別:B、文献番号:2794230 または 3571207 を入力すると詳細を読む事ができる
- ^ 「ファイナルファンタジーIVアドバンス」に関するお知らせ
- ^ ニンテンドーDS版「ファイナルファンタジーIV」に関するお知らせ
関連項目
- 教育芸術社 - この会社の発行する小学6年生の音楽の教科書にこのゲームの音楽、愛のテーマが収録されている。
参考文献
- 『ファイナルファンタジーIV 設定資料編』 ISBN 4-87188-128-8 NTT出版、1991年6月
- 『ファイナルファンタジーIV 基礎知識編』 ISBN 4-87188-131-8 NTT出版、1991年7月
- 『ファイナルファンタジーIV 戦闘解析編』 ISBN 4-87188-136-9 NTT出版、1991年9月
- 『ファイナルファンタジーIV 徹底攻略編』 ISBN 4-87188-138-5 NTT出版、1991年10月
- 『ファイナルファンタジーIV イージータイプ』 ISBN 4-87188-148-2 NTT出版、1991年12月
- 『ファイナルファンタジー竜騎士団(ナイツ)』 ISBN 4-7966-0435-9 JICC出版局、1992年9月
- 『ファイナルファンタジーIV ガイドブック』 ISBN 4-925075-04-7 デジキューブ、1997年3月
- 『スクウェア公式 ファイナルファンタジーコレクション 幻想世界の攻略本』 ISBN 4-92-507545-4 デジキューブ、1999年3月
- 『ファイナルファンタジーIV マスターズガイド』 ISBN 4-88787-033-7 デジキューブ、2002年3月
- 『ファイナルファンタジーIV ワンダースワンカラー版 スクウェア公式ガイドブック』 ISBN 4-08-779161-0 集英社、2002年4月
- 『ファイナルファンタジー大全集 Complete works 1 through 6 Vol.1 〈上巻〉 改訂版』 ISBN 4-88787-044-2 デジキューブ、2002年6月
- 『ファイナルファンタジー大全集 Complete works 1 through 6 Vol.1 〈下巻〉 改訂版』 ISBN 4-88787-045-0 デジキューブ、2002年6月