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* 核出力:0.3キロトン ~ 170キロトンとする説と10キロトン ~ 500キロトン |
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* 貫通力:2 ~ 8 m |
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2007年12月21日 (金) 19:43時点における版
B61は、アメリカ合衆国が開発した核爆弾である。21世紀においても配備が行われている。
経緯
航空機に搭載可能な、比較的軽量の核爆弾として1960年から開発が行われ、1966年から配備が開始された。開発はニューメキシコ州のロスアラモス国立研究所で行われた。
B61は、先端部と尾部を状況に応じて交換し、高空投下やレイダウン投下などに対応するようになっている。形状や信管により開発中止のものも含め12種類のサブタイプがある。最新のサブタイプは1997年に開発されたB61 mod11であり、地中貫通爆弾の一種である。B61 Mod 7を基に開発され、高張力鋼で構成されている。投下後、地中に数m貫入し、その後に爆発する。これにより、地下施設を破壊する。B61 mod11は、B53を更新することとなった。これは、B53はメガトン級の威力を持つが、レイダウンにより爆発するため、地下施設破壊に必ずしも向いていないためである。
B61は可変威力弾頭であり、サブタイプにもよるが最大170ktの威力を持つ。信管はフル・ヒューズ・オプション(FUFO)であり、空中爆発・地上爆発・遅延爆発に対応している。
B61は、
- 爆撃機ではアメリカのB-52 ストラトフォートレス、B-1 ランサー、B-2 スピリット等、
- 戦闘機ではFB-111 アードバーク、F-100 スーパーセイバー、F-104 スターファイター、F-105 サンダーチーフ、F-4 ファントムII、F-15 イーグル、F-16 ファイティング・ファルコン、F/A-18 ホーネット、F/A-18 スーパーホーネット、F-117 ナイトホーク(しかし、数名の関係者がF-117ではB61は使用されていないと主張する)、A-4 スカイホーク、A-6 イントルーダー、A-7 コルセアIIが搭載可能。
また、イタリアとドイツのトーネードIDSにも搭載可能である。
スペック
- 全長: 3.68 m
- 直径: 0.34 m
- 重量:548 kg
- 核出力:0.3キロトン ~ 170キロトンとする説と10キロトン ~ 500キロトンとする両説がある
- 貫通力:2 ~ 8 m