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== ディスコグラフィー == |
== ディスコグラフィー == |
2007年9月11日 (火) 11:03時点における版
KLF(The KLF ザ・ケイエルエフ)はイギリスのビル・ドラモンドとジミー・コーティの二人からなるテクノユニットである。
アルバム"Chill Out"において「アンビエントテクノ」というジャンルを産み出し、また、次のアルバム"The White Room"から、「スタジアム三部作」と呼ばれるシングル3枚("What Time is Love?""3AM Eternal""Last Train to Trancentral")をリリースし、テクノに大きな衝撃を残す。その反面、無許可で他人の楽曲をサンプリングしてトラックを制作するなど、何度も問題を起こす人騒がせなグループでもあった。また、シンセサイザーを人差し指1本で弾くなど、演奏技術と楽曲レベルのギャップも驚きの対象となった。なおKLFとはKopyright Liberation Front(著作権解放戦線)の略である。
歴史
1987年にロンドンで結成する。当時はThe JAMs(正式名称はJustified Ancients Of Mu Mu)名義だった。同年にデビューシングル"All You Need Is Love"を出す。この曲は、エイズの公共広告やビートルズ("All You Need Is Love")、サマンサ・フォックスを無許可でサンプリングしている。
その後、ファーストアルバム"1987(What the Fuck Is Going On?)"を出す。しかし、収録曲"The Queen and I"はサンプリングやカヴァーなどを許可しないことで知られるアバの「ダンシングクイーン」を無許可サンプリングした。メンバーからクレームが来たため、直接ジミーの愛車(JAMsモービル、後述)でスウェーデンに行ったが会えず、事務所の前で"The Queen and I"を大音量で流す。その後、JAMsモービルには"1987"が多く積んであったが、途中で畑に突っ込み、その場で"1987"のレコードを燃やす。その写真が次のアルバム"Who Killed The JAMs"のジャケットに使われてる。
1988年にThe Timeloads名義でシングル"Doctorin'the Tardis"をリリースし、全英1位になる。
1992年にイギリスのブリッツ・アワーズで、受賞後のパーティが催されたホテルの外に羊の死体を放置し、その死体に「私はあなたのために死にました」と書いた紙を貼り付ける。その言葉通り、音楽雑誌NMEへ引退広告を掲載してKLFは解散。
1997年に2K名義で"Fuck the Millennium"をリリースし、復活ライブを行った。
2006年にジミー・コーティが、ジ・オーブのアレックス・パターソンらとユニット"Transit Kings"を組み、アルバムをリリース。
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ディスコグラフィー
en:The KLF discography(英語版)も参照
- 1987: What The Fuck is Going on? - 1987年
- Who Killed The JAMs? - 1988年
- Shag Times - 1989年
- The "What Time is Love" Story - 1989年
- Chill Out - 1990年
- The White Room - 1991年
- Waiting For The Rights of Mu - 1997年
問題行為
- 他人の曲を無許可でサンプリングする
- アバの曲を無許可でサンプリングした際、そのことをアバ側に説明しようとしたが会うことができず、アバの事務所前において夜中に大音量で音楽を流す
- ビデオ撮影のためにミステリーサークルをつくろうと、とうもろこし畑に無断侵入しているのを発見される(その後のBBCのニュースで報道される)
- 宿泊したホテルに羊の死体を置いていく
- クリスマス当日に、イギリスの音楽番組トップ・オブ・ザ・ポップスでの女王陛下スピーチ後の放送で"3AM Eternal"の演奏を依頼され、クリスマスヴァージョンを作ることになったが、スラッシュ・メタルバンドエクストリーム・ノイズ・テラーとのデュエットを完成し、TOTP側に演奏させた所、出演を拒否される(なお、前述したブリッツ・アワーズではそのヴァージョンを演奏した)。
などにより、悪名高きグループとして知られている。
その他
- ジミー・コーティの愛車はアメリカのフォードのギャラクシーのパトカーを改造したものであり、JAMsモービルと呼ばれる。ジャケットやプロモーションビデオによく登場する。
- 余談だが、前述のアバに会うためにスウェーデンに行った際、JAMsモービルで保護動物の大鹿を轢き殺してしまったことがある。
- "Kylie Said to Jason"という楽曲があるが、これは当時カイリー・ミノーグとジェイソン・ドノヴァンがデュエットでヒット曲を出しており、その二人について書いた曲である。全英102位でヒットせず。
- 前述の"3AM Eternal"のように、テクノグループなのに、スラッシュヴァージョンの曲を作ったことがあるが、代表曲"What Time is Love?" でも、アメリカ向けにロックにアレンジした"America:What Time is Love?がある。このヴァージョンはラップのほかに、ヴォーカルとしてグレン・ヒューズが参加している。
- ライヴでは観客に偽物のマシンガンを発砲したり、ターンテーブルを投げたりしている(特に後者では、ライヴを行ったアムステルダムのクラブに出入り禁止される)。