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「阿蘇定期観光バス」の版間の差分

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'''阿蘇定期観光バス'''(あそていきかんこう ‐ )とは、[[産交バス]]([[産交バス阿蘇営業所|阿蘇]])が運行する[[定期観光バス]]である。[[2009年]][[9月19日]]より運行開始した。1日2便。愛称は『'''ASOギャラリーバス'''』
'''阿蘇定期観光バス'''(あそていきかんこう ‐ )とは、かつて[[九州産交バス#産交バス|産交バス]]([[産交バス阿蘇営業所|阿蘇]])が運行していた[[定期観光バス]]である。


== 概要 ==
== 概要 ==
* 観光バスではあまり訪れる事の無い阿蘇の隠れた観光スポットを中心に案内する。阿蘇山ならびに外輪山自然のギャラリー見立て車窓から様々角度で阿蘇の風景を満喫できる魅力満載の阿蘇路を巡るバスであることをモットーとしている。
* 阿蘇の三大観光中心に案内する。阿蘇の目玉とも言える[[阿蘇山]]メインに、それを取り巻く雄大な阿蘇の大自然、絵画のように四季折々と表情を変える美しい風景を満喫できる魅力満載の阿蘇路を巡るバスであることをモットーとしている。

* 愛称に関しては、『大自然のギャラリーを車窓から』をコンセプトに、バス車体を[[美術館]]に見立て、乗降口を美術館の出入口とし、座席はロビーや美術品が並ぶフロアーであり、窓枠は[[絵画]]などの大きな[[額縁]]であり車窓からの眺めは絵画や[[彫刻]]などの作品を鑑賞するかようなイメージとした上で、まさに'''走る大自然の美術館'''というテーマでこれがそのまま『ASOギャラリーバス』の愛称が決定した。
== 沿革 ==
* 運行ルートは、阿蘇市内の観光スポットを3時間かけて巡回する『阿蘇谷ルート』が1日2便(午前・午後各1便)運行されている
*[[2009年]][[9月19日]] 運行開始。愛称は『'''ASOギャラリーバス'''』。
:かつては[[黒川温泉]]ならびに小国郷まで足を伸ばしての観光が楽しめる『黒川・小国ルート』も運行されていたが、2011年4月28日運行分をもって廃止された<ref>{{Cite web
** 車両は25人乗り小型マイクロバスを使用し、車体には[[活火山]]である[[阿蘇山]]をイメージし、[[マグマ]]の色であるオレンジ色~赤色を基調とした上で阿蘇山の雄大さを強調するかの如く筆書きしたデザインが採用されていた。
** 愛称に関しては、『大自然のギャラリーを車窓から』をコンセプトに、バス車体を[[美術館]]に見立て、乗降口を美術館の出入口とし、座席はロビーや美術品が並ぶフロアーであり、窓枠は[[絵画]]などの大きな[[額縁]]であり車窓からの眺めは絵画や[[彫刻]]などの作品を鑑賞するかようなイメージとした上で、まさに'''走る大自然の美術館'''というテーマでこれがそのまま『ASOギャラリーバス』の愛称が決定した。
** 運行ルートは、阿蘇市内の観光スポットを3時間かけて巡回する『[[阿蘇谷]]ルート』(午前運行)と、[[黒川温泉]]ならびに小国郷まで足を伸ばしての観光が楽しめる『黒川小国ルート』(午後運行)の2ルート
* [[2011年]][[4月29日]] ダイヤ改正により『黒川・小国ルート』の運行を廃止し、『阿蘇谷ルート』を午前・午後の1日2便運行に変更<ref>{{Cite web|和書
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* [[2013年]][[9月30日]] 阿蘇定期観光バス休止。代わって、同年[[10月5日]]からは[[九州旅客鉄道|JR九州]]が運行している観光列車「[[九州横断特急#あそぼーい!|あそぼーい!]]」運行日に限り阿蘇駅 - 黒川温泉間の予約制周遊バス「'''だいかんぼーい!'''」が運行されたが、[[2014年]][[3月31日]]をもって終了。
*2014年[[11月1日]] 阿蘇定期観光バス、コースをリニューアルした上で運行再開。今回より愛称は特に付けられていない。
*[[2016年]]4月に発生した[[熊本地震 (2016年)|熊本地震]]ならびに[[2020年]]に入り[[新型コロナウイルス感染症 (2019年)|新型コロナウイルス]]の世界的感染拡大影響により2020年9月末日まで運休。
*2020年[[9月30日]] - この日を以って阿蘇定期観光バスを廃止。


== 所要時間・運行会社 ==
== 所要時間・運行会社 ==
* 所要時間:約3時間 
* 所要時間:約6時間 
* 運行会社 : [[産交バス阿蘇営業所]]
* 運行会社 : [[産交バス阿蘇営業所]]
** 予約制で定員は25名。産交バス阿蘇営業所にて予約を受け付けている(予約の無い日は運行しない)。[[楽天トラベル]]にもコースが登録されているが、実際には予約不可
** 予約制で定員は25名。産交バス阿蘇営業所にて予約を受け付けてい
** 本路線は[[SUNQパス]]などの割引乗車券は使用できないが、唯一[[あそまる]]は使用可能である
** [[SUNQパス]](北部九州版・全九州版とも)や[[熊本地域振興ICカード|くまモンのIC Card]]などの割引乗車券は使用できなかった


== 運行経路 ==
== 運行経路 ==
=== 現在(2011429日~) ===
=== リニューアル後(2014111日~) ===
1日1便運行
* [[阿蘇駅]] - '''阿蘇山西駅(火口・スーパーリング見学)《75分》''' - '''[[阿蘇神社]]・水基巡り散策《90分》''' - '''大観峰《45分》''' - 阿蘇駅

=== 過去(2011年4月29日~2013年9月30日) ===
1日2便(午前・午後の各1便)運行
1日2便(午前・午後の各1便)運行
* [[阿蘇駅]] - [[内牧温泉|内牧]](阿蘇温泉入口・阿蘇総合センター・阿蘇ホテル前) - [[大観峰]] - 手野の名水 - 国造神社 - 中通古墳群 - [[阿蘇神社]]・水基巡り散策 - 阿蘇駅 - 内牧(阿蘇温泉入口・阿蘇総合センター・阿蘇ホテル前)
* [[阿蘇駅]] - [[内牧温泉|内牧]](阿蘇温泉入口・阿蘇総合センター・阿蘇ホテル前) - [[大観峰]] - 手野の名水 - [[国造神社]] - 中通古墳群 - [[阿蘇神社]]・水基巡り散策 - 阿蘇駅 - 内牧(阿蘇温泉入口・阿蘇総合センター・阿蘇ホテル前)


=== 過去(2009年9月19日~2011年4月28日) ===
=== 過去(2009年9月19日~2011年4月28日) ===
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** 阿蘇駅 - 内牧 - 大観峰 - 手野の名水 - 国造神社 - 中通古墳群 - 阿蘇神社・水基巡り散策 - 阿蘇駅 - 内牧
** 阿蘇駅 - 内牧 - 大観峰 - 手野の名水 - 国造神社 - 中通古墳群 - 阿蘇神社・水基巡り散策 - 阿蘇駅 - 内牧
* 黒川・小国ルート(午後)
* 黒川・小国ルート(午後)
** 阿蘇駅 - 内牧 - 大観峰 - [[黒川温泉]] - 小国両神社 - [[道の駅小国|ゆうステーション]] - 坂本善三美術館(水曜日のみ) - 下城の大イチョウと滝 - 幸野川橋梁 - [[北里柴三郎記念館]](水曜日以外) - 黒川温泉 - [[瀬の本高原]] - 阿蘇駅 - 内牧
** 阿蘇駅 - 内牧 - 大観峰 - [[黒川温泉]] - 小国両神社 - [[道の駅小国|ゆうステーション]] - [[坂本善三美術館]](水曜日のみ) - 下城の大イチョウと滝 - 幸野川橋梁 - [[北里柴三郎記念館]](水曜日以外) - 黒川温泉 - [[瀬の本高原]] - 阿蘇駅 - 内牧


黒川・小国ルートにおいては、小国郷を巡る『小国観光コース』と、黒川温泉を日帰りにて入浴ならびに周辺散策を堪能できる『黒川散策コース』、黒川温泉に宿泊し2日間かけて同ルートを巡る事が出来る『温泉宿泊コース<ref>温泉宿泊コース利用の際は宿泊する旅館の手配ならびに料金等においては各自でおこなわなければならなかった</ref>』のいずれかが選択可能だった。
黒川・小国ルートにおいては、小国郷を巡る『小国観光コース』と、黒川温泉を日帰りにて入浴ならびに周辺散策を堪能できる『黒川散策コース』、黒川温泉に宿泊し2日間かけて同ルートを巡る事が出来る『温泉宿泊コース<ref>温泉宿泊コース利用の際は宿泊する旅館の手配ならびに料金等においては各自でおこなわなければならなかった</ref>』のいずれかが選択可能だった。


== 使用車両ならびに案内・サービス ==
== 使用車両ならびに案内 ==
* 使用車両は[[三菱ふそう・エアロミディMJ]](定員25人乗り)。車体には、[[活火山]]である[[阿蘇山]]をイメージし、[[マグマ]]のであるオレンジ色~赤色を基調とした上で阿蘇山の雄大さを強調するかの如く筆書きしたデザインが採用されている
* 使用車両は[[三菱ふそう・エアロミディMJ]](定員25人乗り)。[[九州産交バス]]貸切専用色。
* [[バスガイド]]は添乗していないが、車内では観光地にまつわるさまざまな情報などを織り交ぜた映像付き音声ガイドにて対応。音声は4ヶ国語([[日本語]]・[[英語]]・[[中国語]]・[[韓国語]])に対応した専用[[受信機|レシーバー]]にて聞くことが出来
* [[バスガイド]]は添乗していないが、車内では観光地にまつわるさまざまな情報などを織り交ぜた映像付き音声ガイドにて対応。音声は4ヶ国語([[日本語]]・[[英語]]・[[中国語]]・[[韓国語]])に対応した専用[[受信機|レシーバー]]にて聞くことが出来
* 車内では[[コーヒー]]のサービスがある。その他、お土産も用意されている。


== 脚注 ==
== 脚注 ==
<references />
<references />


== 外部リンク ==
[http://www.kyusanko.co.jp/sankobus/aso_teikan/welcome/index.html 産交バス総合案内 阿蘇定期観光バス]


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[[Category:九州地方のバス路線]]
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阿蘇定期観光バス(あそていきかんこう ‐ )とは、かつて産交バス阿蘇)が運行していた定期観光バスである。

概要

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  • 阿蘇の三大観光地中心に案内する。阿蘇の目玉とも言える阿蘇山をメインに、それを取り巻く雄大な阿蘇の大自然、絵画のように四季折々と表情を変える美しい風景を満喫できる魅力満載の阿蘇路を巡るバスであることをモットーとしている。

沿革

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  • 2009年9月19日 運行開始。愛称は『ASOギャラリーバス』。
    • 車両は25人乗り小型マイクロバスを使用し、車体には活火山である阿蘇山をイメージし、マグマの色であるオレンジ色~赤色を基調とした上で阿蘇山の雄大さを強調するかの如く筆書きしたデザインが採用されていた。
    • 愛称に関しては、『大自然のギャラリーを車窓から』をコンセプトに、バス車体を美術館に見立て、乗降口を美術館の出入口とし、座席はロビーや美術品が並ぶフロアーであり、窓枠は絵画などの大きな額縁であり車窓からの眺めは絵画や彫刻などの作品を鑑賞するかようなイメージとした上で、まさに走る大自然の美術館というテーマでこれがそのまま『ASOギャラリーバス』の愛称が決定した。
    • 運行ルートは、阿蘇市内の観光スポットを3時間かけて巡回する『阿蘇谷ルート』(午前運行)と、黒川温泉ならびに小国郷まで足を伸ばしての観光が楽しめる『黒川・小国ルート』(午後運行)の2ルート。
  • 2011年4月29日 ダイヤ改正により『黒川・小国ルート』の運行を廃止し、『阿蘇谷ルート』を午前・午後の1日2便運行に変更[1]
  • 2013年9月30日 阿蘇定期観光バス休止。代わって、同年10月5日からはJR九州が運行している観光列車「あそぼーい!」運行日に限り阿蘇駅 - 黒川温泉間の予約制周遊バス「だいかんぼーい!」が運行されたが、2014年3月31日をもって終了。
  • 2014年11月1日 阿蘇定期観光バス、コースをリニューアルした上で運行再開。今回より愛称は特に付けられていない。
  • 2016年4月に発生した熊本地震ならびに2020年に入り新型コロナウイルスの世界的感染拡大影響により2020年9月末日まで運休。
  • 2020年9月30日 - この日を以って阿蘇定期観光バスを廃止。

所要時間・運行会社

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  • 所要時間:約6時間 
  • 運行会社 : 産交バス阿蘇営業所
    • 予約制で定員は25名。産交バス阿蘇営業所にて予約を受け付けていた。
    • SUNQパス(北部九州版・全九州版とも)やくまモンのIC Cardなどの割引乗車券は使用できなかった。

運行経路

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リニューアル後(2014年11月1日~)

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1日1便運行

  • 阿蘇駅 - 阿蘇山西駅(火口・スーパーリング見学)《75分》 - 阿蘇神社・水基巡り散策《90分》 - 大観峰《45分》 - 阿蘇駅

過去(2011年4月29日~2013年9月30日)

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1日2便(午前・午後の各1便)運行

  • 阿蘇駅 - 内牧(阿蘇温泉入口・阿蘇総合センター・阿蘇ホテル前) - 大観峰 - 手野の名水 - 国造神社 - 中通古墳群 - 阿蘇神社・水基巡り散策 - 阿蘇駅 - 内牧(阿蘇温泉入口・阿蘇総合センター・阿蘇ホテル前)

過去(2009年9月19日~2011年4月28日)

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両ルート共に1日1便運行

  • 阿蘇谷ルート(午前)
    • 阿蘇駅 - 内牧 - 大観峰 - 手野の名水 - 国造神社 - 中通古墳群 - 阿蘇神社・水基巡り散策 - 阿蘇駅 - 内牧
  • 黒川・小国ルート(午後)

黒川・小国ルートにおいては、小国郷を巡る『小国観光コース』と、黒川温泉を日帰りにて入浴ならびに周辺散策を堪能できる『黒川散策コース』、黒川温泉に宿泊し2日間かけて同ルートを巡る事が出来る『温泉宿泊コース[2]』のいずれかが選択可能だった。

使用車両ならびに案内

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脚注

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  1. ^ 阿蘇定期観光バス 2011年4月29日(祝)からコース内容が変わります!” (PDF). 九州産交バス (2011年3月30日). 2011年4月11日閲覧。
  2. ^ 温泉宿泊コース利用の際は宿泊する旅館の手配ならびに料金等においては各自でおこなわなければならなかった