「五領ヶ台貝塚」の版間の差分
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[[ファイル:Goryogadai Park 2024 Dec 13 various 15 55 09 729000.jpeg|thumb|五領ヶ台公園]] |
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'''五領ヶ台貝塚'''(ごりょうがだいかいづか)は、[[神奈川県]][[平塚市]]広川にある[[貝塚]]の[[遺跡]]。[[1972年]](昭和47年)7月29日に、国の[[史跡]]に指定された<ref name=":0"> {{Cite web|title=国指定文化財等データベース|url=https://kunishitei.bunka.go.jp/heritage/detail/401/818|website=kunishitei.bunka.go.jp|accessdate=2020-11-13}} |
'''五領ヶ台貝塚'''(ごりょうがだいかいづか)は、[[神奈川県]][[平塚市]]広川にある[[貝塚]]の[[遺跡]]。[[1972年]](昭和47年)7月29日に、国の[[史跡]]に指定された<ref name=":0"> {{Cite web|和書|title=国指定文化財等データベース|url=https://kunishitei.bunka.go.jp/heritage/detail/401/818|website=kunishitei.bunka.go.jp|accessdate=2020-11-13}}</ref><ref>[http://www.city.hiratsuka.kanagawa.jp/bunka/page-c_01247.html 五領ヶ台貝塚](平塚市)</ref>。 |
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==概要== |
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[[相模川]]の一支流である[[金目川]]にのぞむ標高約40メートルの[[舌状台地]]の緩斜面2か所にあり、東・西貝塚と呼ばれている<ref name=":0" />。貝塚の範囲はあまり広くないが、主な貝類は、[[ダンベイキサゴ]]・[[ハマグリ]]・[[ウミニナ]]などであり、獣類では[[イルカ]]が大多数を占め、[[クジラ]]・[[イノシシ]]・[[シカ]]など、魚類では[[マダイ]]・[[クロダイ]]・[[サメ]]・[[スズキ (魚)|スズキ]]などが知られ、漁撈活動に依存した生活状況を知ることができる<ref name=":0" />。そのほか[[土器]]・[[石器]]・[[骨角器]]などの出土も豊富である。この貝塚から発見された土器には、[[縄文時代]]中期の[[勝坂式|勝坂式土器]]の母体となった諸要素があり、[[五領ヶ台式土器]]と命名され、[[標式遺跡]]としての価値は高い<ref name=":0" />。 |
[[相模川]]の一支流である[[金目川]]にのぞむ標高約40メートルの[[舌状台地]]の緩斜面2か所にあり、東・西貝塚と呼ばれている<ref name=":0" />。貝塚の範囲はあまり広くないが、主な貝類は、[[ダンベイキサゴ]]・[[ハマグリ]]・[[ウミニナ]]などであり、獣類では[[イルカ]]が大多数を占め、[[クジラ]]・[[イノシシ]]・[[シカ]]など、魚類では[[マダイ]]・[[クロダイ]]・[[サメ]]・[[スズキ (魚)|スズキ]]などが知られ、漁撈活動に依存した生活状況を知ることができる<ref name=":0" />。そのほか[[土器]]・[[石器]]・[[骨角器]]などの出土も豊富である。この貝塚から発見された土器には、[[縄文時代]]中期の[[勝坂式|勝坂式土器]]の母体となった諸要素があり、[[五領ヶ台式土器]]と命名され、[[標式遺跡]]としての価値は高い<ref name=":0" />。 |
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==出典== |
==出典== |
2024年12月13日 (金) 08:35時点における最新版
座標: 北緯35度21分15.5秒 東経139度18分02.5秒 / 北緯35.354306度 東経139.300694度
五領ヶ台貝塚(ごりょうがだいかいづか)は、神奈川県平塚市広川にある貝塚の遺跡。1972年(昭和47年)7月29日に、国の史跡に指定された[1][2]。
概要
[編集]相模川の一支流である金目川にのぞむ標高約40メートルの舌状台地の緩斜面2か所にあり、東・西貝塚と呼ばれている[1]。貝塚の範囲はあまり広くないが、主な貝類は、ダンベイキサゴ・ハマグリ・ウミニナなどであり、獣類ではイルカが大多数を占め、クジラ・イノシシ・シカなど、魚類ではマダイ・クロダイ・サメ・スズキなどが知られ、漁撈活動に依存した生活状況を知ることができる[1]。そのほか土器・石器・骨角器などの出土も豊富である。この貝塚から発見された土器には、縄文時代中期の勝坂式土器の母体となった諸要素があり、五領ヶ台式土器と命名され、標式遺跡としての価値は高い[1]。