コンテンツにスキップ

「美章園駅」の版間の差分

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
削除された内容 追加された内容
編集の要約なし
タグ: モバイル編集 モバイルウェブ編集
m 所属路線欄の画像使用は非推奨につき、カラーシンボルへ置換
 
(20人の利用者による、間の28版が非表示)
3行目: 3行目:
|文字色 =
|文字色 =
|駅名 = 美章園駅
|駅名 = 美章園駅
|画像 = Bishouen-station.jpg
|画像 = Bishoen-sta_2021Feb5th.jpg
|pxl = 300px
|pxl = 300
|画像説明 = 東口(20067月)
|画像説明 = 東口(20215月)
|地図 = {{Infobox mapframe|zoom=14|frame-width=300|type=point|marker=rail}}
|地図 = {{Infobox mapframe|zoom=14|frame-width=300|type=point|marker=rail|coord={{coord|34|38|17.04|N|135|31|26.27|E}}}}
|よみがな = びしょうえん
|よみがな = びしょうえん
|ローマ字 = Bishōen
|ローマ字 = Bishōen
16行目: 16行目:
|駅番号 = '''JR-R21'''
|駅番号 = '''JR-R21'''
|所属事業者 = [[西日本旅客鉄道]](JR西日本)
|所属事業者 = [[西日本旅客鉄道]](JR西日本)
|所属路線 = {{JR西路線記号|K|R}} [[阪和線]]
|所属路線 = {{color|#ff8e1f|}}[[阪和線]]
|キロ程 = 1.5
|キロ程 = 1.5
|起点駅 = [[天王寺駅|天王寺]]
|起点駅 = [[天王寺駅|天王寺]]
|所在地 = [[大阪市]][[阿倍野区]][[美章園]]丁目18
|所在地 = [[大阪市]][[阿倍野区]][[美章園]]丁目18番14号<ref>{{Cite web|和書|url=https://www.jr-odekake.net/eki/top?id=0621901 |title=美章園駅 駅情報:JRおでかけネット|publisher= JR西日本 |accessdate=2022-09-27 }}</ref>
|緯度度 = 34 |緯度分 = 38 |緯度秒 = 17.04
|緯度度 = 34 |緯度分 = 38 |緯度秒 = 17.04
|経度度 = 135 |経度分 = 31 |経度秒 = 26.27
|経度度 = 135 |経度分 = 31 |経度秒 = 26.27
28行目: 28行目:
|開業年月日 = [[1931年]]([[昭和]]6年)[[6月3日]]
|開業年月日 = [[1931年]]([[昭和]]6年)[[6月3日]]
|廃止年月日 =
|廃止年月日 =
|乗車人員 = 5,271
|乗車人員 = 4,864
|乗降人員 =
|乗降人員 =
|統計年度 = 2018
|統計年度 = 2022
|乗換 =
|乗換 =
|備考 = [[日本の鉄道駅#業務委託駅|業務委託駅]]<br/>[[みどりの券売機プラス]]設置駅<br />[[File:JR area HAN.png|15px|阪]] [[特定都区市内|大阪市内]]駅
|備考 = [[日本の鉄道駅#業務委託駅|業務委託駅]]<ref name="NISHIKO220301" /><br />[[指定席券売機#アシストマルス|みどりの券売機プラス]]設置駅<br />[[File:JR area HAN.png|15px|阪]] [[特定都区市内|大阪市内]]駅
}}
}}
'''美章園駅'''(びしょうえんえき)は、[[大阪府]][[大阪市]][[阿倍野区]][[美章園]]丁目にある、[[西日本旅客鉄道]](JR西日本)[[阪和線]]の[[鉄道駅|駅]]である。駅番号は'''JR-R21'''。
'''美章園駅'''(びしょうえんえき)は、[[大阪府]][[大阪市]][[阿倍野区]][[美章園]]丁目にある、[[西日本旅客鉄道]](JR西日本)[[阪和線]]の[[鉄道駅|駅]]である。駅番号は'''JR-R21'''。


== 概要 ==
== 概要 ==
駅名の由来は、大阪の[[財界人]]である'''山岡美章'''が[[大正]]年間に設立した'''美章土地'''株式会社がこの駅の付近の土地を[[住宅地]]として開発したことに由来する。ただし、開発したときの美章土地の経営者は[[大阪商工会議所]]第8代会頭、[[大阪商船]](現在の[[商船三井]])や[[日本電力]](現在は解散)の社長などを務めた息子の[[山岡順太郎]]である<ref>[http://www.city.osaka.lg.jp/abeno/page/0000001309.html 大阪市 阿倍野区 阿倍野区の地名・町名の由来] - 大阪市</ref>。
駅名は、大阪の[[財界人]]であ[[大阪商工会議所]]第8代会頭、[[大阪商船]](現在の[[商船三井]])や[[日本電力]](現在は解散)の社長などを務めた[[山岡順太郎]]が、[[1921年]](大正10年)に'''美章土地株式会社'''を設立し、住宅地「'''美章園'''」を建設するに加えて、美章園駅の建設費を寄付したことに由来する。「美章」の名は山岡順太郎の父・'''山岡美章'''から取られたものである<ref>[https://www.jstage.jst.go.jp/article/aija/61/486/61_KJ00004221714/_article/-char/ja/ 山岡順太郎と大阪住宅経営株式会社] 和田 康由, 寺内 信 日本建築学会計画系論文集 1996年61巻486号 p.167-176</ref><ref>[https://www.jstage.jst.go.jp/article/aija/61/488/61_KJ00004221791/_article/-char/ja/ 山岡順太郎と住宅経営論] 和田 康由, 寺内 信 日本建築学会計画系論文集 1996年61巻488号 p.187-194</ref><ref>[http://www.city.osaka.lg.jp/abeno/page/0000001309.html 大阪市 阿倍野区 阿倍野区の地名・町名の由来] - 大阪市</ref>。


== 歴史 ==
== 歴史 ==
[[画像:Bishouen Station after air raid.jpg|thumb|駅付近の高架線の被害]]
[[ファイル:Bishouen Station after air raid.jpg|thumb|駅付近の高架線の被害]]
[[画像:Bishoen Station restart.jpg|150px|thumb|営業再開(1947年4月)]]
[[ファイル:Bishoen Station restart.jpg|thumb|営業再開(1947年4月)]]
[[画像:Near the Bishoen Station in Showa era.jpg|220px|thumb|1956年(昭和31年) /頃<br />(1956年発行『阿倍野区史』より)]]
[[ファイル:Near the Bishoen Station in Showa era.jpg|thumb|1956年(昭和31年)頃<br />(1956年発行『阿倍野区史』より)]]
* [[1931年]]([[昭和]]6年)
* [[1931年]]([[昭和]]6年)
**[[5月12日]] - [[阪和電気鉄道]]が阪和天王寺駅(現在の[[天王寺駅]]) - [[南田辺駅]]間に駅新設届提出<ref name=HW>{{Cite book|和書|author=竹田辰男|year =1989|title = 阪和電気鉄道史|publisher =鉄道資料保存会|isbn = 978-4885400612|page=51}}</ref>。
**[[5月12日]][[阪和電気鉄道]]が阪和天王寺駅(現在の[[天王寺駅]]) - [[南田辺駅]]間に駅新設届提出<ref name=HW>{{Cite book|和書|author=竹田辰男|year =1989|title = 阪和電気鉄道史|publisher =鉄道資料保存会|isbn = 978-4885400612|page=51}}</ref>。
**[[6月3日]] - 美章園停留場として新設<ref name=HW/>。
**[[6月3日]]美章園停留場として新設<ref name=HW/>。
* [[1940年]](昭和15年)[[12月1日]] - [[南海電気鉄道|南海鉄道]]への吸収合併により、同鉄道山手線の停留場となる<ref name="sone42">{{Cite book|和書 |author=[[曽根悟]](監修) |title=週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR |editor=朝日新聞出版分冊百科編集部(編集) |publisher=[[朝日新聞出版]] |series=週刊朝日百科 |volume=42号 阪和線・和歌山線・桜井線・湖西線・関西空港線 |date=2010-05-16 |pages=12-13}}</ref>。
* [[1940年]](昭和15年)[[12月1日]][[南海電気鉄道|南海鉄道]]への吸収合併により、同鉄道山手線の停留場となる<ref name="sone42">{{Cite book|和書 |author=曽根悟(監修)|authorlink=曽根悟 |title=週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR |editor=朝日新聞出版分冊百科編集部 |publisher=[[朝日新聞出版]] |series=週刊朝日百科 |volume=42号 阪和線・和歌山線・桜井線・湖西線・関西空港線 |date=2010-05-16 |pages=12-13}}</ref>。
* [[1944年]](昭和19年)[[5月1日]] - [[戦時買収私鉄|戦時買収]]により国有化され、[[運輸通信省 (日本)|運輸通信省]](後の[[日本国有鉄道]])[[阪和線]]所属となる<ref name="sone42"/>。同時に駅に昇格。
* [[1944年]](昭和19年)[[5月1日]][[戦時買収私鉄|戦時買収]]により国有化され、[[運輸通信省 (日本)|運輸通信省]](後の[[日本国有鉄道]])[[阪和線]]所属となる<ref name="sone42"/>。同時に駅に昇格。
* [[1945年]](昭和20年)[[2月14日]] - 空襲の被害を受け、営業休止。
* [[1945年]](昭和20年)[[2月14日]]空襲の被害を受け、営業休止。
* [[1947年]](昭和22年)[[4月15日]] - 営業再開<ref name="ten">天王寺鉄道管理局三十年写真史P275「駅の変せん」、年表</ref><ref>『関西国電50年』(鉄道史資料保存会、1982年)年表</ref>。
* [[1947年]](昭和22年)[[4月15日]]営業再開<ref name="ten">天王寺鉄道管理局三十年写真史P275「駅の変せん」、年表</ref><ref>『関西国電50年』(鉄道史資料保存会、1982年)年表</ref>。
* [[1958年]](昭和33年) - 駅舎改築<ref name="ten"></ref>。
* [[1958年]](昭和33年):駅舎改築<ref name="ten"></ref>。
* [[1958年]](昭和33年)[[5月13日]] - 改良工事竣工<ref name="ten"></ref>。
* [[1958年]](昭和33年)[[5月13日]]改良工事竣工<ref name="ten"></ref>。
* [[1966年]](昭和41年)[[12月1日]]:[[チッキ|荷物]]扱い廃止<ref name="停車場">{{Cite book|和書|author=石野哲(編)|title=停車場変遷大事典 国鉄・JR編 Ⅱ|publisher=[[JTB]]|date=1998-10-01|edition=初版|isbn=978-4-533-02980-6|page=365}}</ref>。
* [[1969年]](昭和44年)[[8月]] - 西口完成<ref>天王寺鉄道管理局三十年写真史 P223年表</ref>。
* [[1987年]](昭和62年)[[41日]] - [[国鉄分割民営化]]により、[[西日本旅客鉄道]](JR西日本)の駅となる<ref name="sone42"/>。
* [[1969年]](昭和44年)[[8月]]西口完成<ref>天王寺鉄道管理局三十年写真史 P223年表</ref>。
* [[1987年]](昭和62年)[[4月1日]]:[[国鉄分割民営化]]により、[[西日本旅客鉄道]](JR西日本)の駅となる<ref name="sone42"/>。
* [[1993年]]([[平成]]5年)[[7月1日]] - [[運行管理システム (JR西日本)#阪和線システム(初代)|阪和線運行管理システム(初代)]]導入。
* [[1993年]]([[平成]]5年)[[7月1日]]:[[運行管理システム (JR西日本)#阪和線システム(初代)|阪和線運行管理システム(初代)]]導入。
* [[2003年]](平成15年)[[11月1日]] - [[ICカード]]「[[ICOCA]]」の利用が可能となる<ref>[https://web.archive.org/web/20040803184954/www.westjr.co.jp/news/newslist/article/030820a.html 「ICOCA」いよいよデビュー! 〜 平成15年11月1日(土)よりサービス開始いたします 〜](インターネット・アーカイブ) - 西日本旅客鉄道プレスリリース 2003年8月30日</ref>。
* [[1998年]](平成10年)[[4月21日]]:[[自動改札機]]を設置し、供用開始<ref name=JRR1999>{{Cite book|和書 |date=1999-07-01 |title=JR気動車客車編成表 '99年版 |chapter=JR年表 |page=185 |publisher=ジェー・アール・アール |ISBN=4-88283-120-1}}</ref>。
* [[2013年]](平成25年)[[9月28日]] - [[運行管理システム (JR西日本)#阪和線システム(2代)|阪和線運行管理システム]]を2代目のものに更新。
* [[2003年]](平成15年)[[11月1日]]:[[ICカード]]「[[ICOCA]]」の利用が可能となる<ref>[https://web.archive.org/web/20040803184954/www.westjr.co.jp/news/newslist/article/030820a.html 「ICOCA」いよいよデビュー! 〜 平成15年11月1日(土)よりサービス開始いたします 〜](インターネット・アーカイブ) - 西日本旅客鉄道プレスリリース 2003年8月30日</ref>。
* [[2013年]](平成25年)[[9月28日]]:[[運行管理システム (JR西日本)#阪和線システム(2代)|阪和線運行管理システム]]を2代目のものに更新。
* [[2015年]](平成27年)
* [[2015年]](平成27年)
** [[3月8日]] - [[みどりの窓口]]の営業を終了。
** [[3月8日]][[みどりの窓口]]の営業を終了。
** [[3月9日]] - [[みどりの券売機#みどりの券売機プラス|みどりの券売機プラス]]が稼働。
** [[3月9日]][[指定席券売機#アシストマルス|みどりの券売機プラス]]が稼働。
* [[2018年]](平成30年)[[3月17日]] - [[駅ナンバリング]]が導入され、使用を開始する。
* [[2018年]](平成30年)[[3月17日]][[駅ナンバリング]]が導入され、使用を開始する。
* [[2022年]]([[令和]]4年)[[3月2日]]:[[JR西日本交通サービス]]による業務委託駅となる。

=== 空襲による当駅付近の被害 ===
=== 空襲による当駅付近の被害 ===
[[1945年]](昭和20年)[[2月14日]]<ref>天王寺鉄道管理局三十年写真史P177の年表では昭和20年3月11日となっているが、誤り。</ref>午後8時過ぎ、[[アメリカ軍]]による[[空襲]]で、[[B-29 (航空機)|B29]]が[[阿倍野区]]内だけに3発の爆弾を投下した。そのうち1トン爆弾1発が当駅構内に落下し阪和線の鉄筋コンクリート橋脚を粉砕、付近の民家20件ほどを破壊し死傷者30余名を出した。運悪く[[和歌山駅|東和歌山]]方面行きの電車が発車した直後でホームに多くの人がいたため、多くの死者が出た<ref name="abs">『阿倍野区史』(1956年)P334-337</ref>。[[1951年]](昭和26年)[[8月24日]]、駅東側に当時の駅職員によって「遭難供養之碑」が建てられた。
[[1945年]](昭和20年)[[2月14日]]<ref>天王寺鉄道管理局三十年写真史P177の年表では昭和20年3月11日となっているが、誤り。</ref>午後8時過ぎ、[[アメリカ軍]]による[[空襲]]で、[[B-29 (航空機)|B29]]が[[阿倍野区]]内だけに3発の爆弾を投下した。そのうち1トン爆弾1発が当駅構内に落下し阪和線の鉄筋コンクリート橋脚を粉砕、付近の民家20件ほどを破壊し死傷者30余名を出した。運悪く[[和歌山駅|東和歌山]]方面行きの電車が発車した直後でホームに多くの人がいたため、多くの死者が出た<ref name="abs">『阿倍野区史』(1956年)P334-337</ref>。[[1951年]](昭和26年)[[8月24日]]、駅東側に当時の駅職員によって「遭難供養之碑」が建てられた。
67行目: 69行目:
この時に明浄高等女学校(現・[[明浄学院高等学校|明浄学院高校]])裏にも爆弾が落下し、同校生も犠牲になった<ref name="abs"></ref>。近くの文の里公園に「慰霊塔」がある。それには大阪市最初の被爆地と書かれているが、実際には2月14日より前から大阪市内に空襲が行われている。
この時に明浄高等女学校(現・[[明浄学院高等学校|明浄学院高校]])裏にも爆弾が落下し、同校生も犠牲になった<ref name="abs"></ref>。近くの文の里公園に「慰霊塔」がある。それには大阪市最初の被爆地と書かれているが、実際には2月14日より前から大阪市内に空襲が行われている。


大阪市内で空襲慰霊碑のある駅としては、他に[[1945年]][[8月14日]]の[[大阪大空襲#京橋駅空襲-8月14日|京橋駅空襲]]で被害を受けた[[京橋駅 (大阪府)|京橋駅]]([[大阪環状線]]・[[片町線]])がある。
大阪市内で空襲慰霊碑のある駅としては、他に[[1945年]][[8月14日]]の[[大阪大空襲#京橋駅空襲|京橋駅空襲]]で被害を受けた[[京橋駅 (大阪府)|京橋駅]]([[大阪環状線]]・[[片町線]])がある。


== 駅構造 ==
== 駅構造 ==
75行目: 77行目:
通常使用される改札口は東側のみだが、平日の朝ラッシュ時には西側の改札口も利用できる。2008年3月に[[エレベーター]]が整備され、歩道と改札口の段差にもスロープが設置されるなど、[[バリアフリー]]化が進んでいる。
通常使用される改札口は東側のみだが、平日の朝ラッシュ時には西側の改札口も利用できる。2008年3月に[[エレベーター]]が整備され、歩道と改札口の段差にもスロープが設置されるなど、[[バリアフリー]]化が進んでいる。


[[天王寺駅]]が管理している[[日本の鉄道駅#直営駅|直営駅]]で、JRの[[特定都区市内]]制度における「大阪市内」に属する駅である。ICカード「[[ICOCA]]」を利用することができる(相互利用可能ICカードはICOCAの項を参照)。
[[日本の鉄道駅#業務委託駅|業務委託駅]]で<ref name="NISHIKO220301">{{Cite web|url=https://jk-nishiko.jp/company.html|archiveurl=https://web.archive.org/web/20220302063132/https://jk-nishiko.jp/company.html|title=会社概要|archivedate=2022-03-02|accessdate=2022-03-02|publisher=JR西日本交通サービス|language=日本語}}</ref>、JRの[[特定都区市内]]制度における「大阪市内」に属する駅である。ICカード「[[ICOCA]]」を利用することができる(相互利用可能ICカードはICOCAの項を参照)。


=== のりば ===
=== のりば ===
<!--方面表記は、JR西日本(JRおでかけネット)の「構内図」の記載に準拠-->
{|rules="rows" class="wikitable"
{| class="wikitable"
!のりば<!-- 事業者側による呼称 -->!!路線!!方向!!行先
!のりば<!-- 事業者側による呼称 -->!!路線!!方向!!行先
|-
|-
!1
!1
|rowspan="2"|{{JR西路線記号|K|R}} 阪和線
|rowspan="2"|{{JR西路線記号|K|R}} 阪和線
|style="text-align:center"|下り
|style="text-align:center;"|下り
|[[鳳駅|鳳]]・[[関西空港駅|関西空港]]・[[和歌山駅|和歌山]]方面
|[[鳳駅|鳳]]・[[関西空港駅|関西空港]]・[[和歌山駅|和歌山]]方面<ref name="jr-odekake-premises?id=0621901">{{Cite web|和書|url=https://www.jr-odekake.net/eki/premises?id=0621901|title=美章園駅|構内図:JRおでかけネット|publisher=西日本旅客鉄道|accessdate=2023-01-28}}</ref>
|-
|-
!2
!2
|style="text-align:center"|上り
|style="text-align:center;"|上り
|[[天王寺駅|天王寺]]・[[大阪駅|大阪]]方面
|[[天王寺駅|天王寺]]方面<ref name="jr-odekake-premises?id=0621901" />
|}
|}
* 2013年9月までは、「鳳方面行き」「天王寺行き」に行先が固定された簡易型自動放送だった。
* 2013年9月までは、「鳳方面行き」「天王寺行き」に行先が固定された簡易型自動放送だった。

== ダイヤ ==
当駅をはじめ、これより先和歌山方面の快速通過駅全駅共通で、日中時間帯は上下線とも1時間あたり4本の停車である。朝夕時間帯は本数が多くなる。


== 利用状況 ==
== 利用状況 ==
付近に学校が多く、学生の利用者がかなりの部分を占める。
[[2022年]](令和4年)度の一日平均乗車人員は'''4,864人'''である。付近に学校が多く、学生の利用者がかなりの部分を占める。


大阪府統計鑑<ref>[https://www.pref.osaka.lg.jp/toukei/nenkan/ 大阪府統計年鑑] - 大阪府</ref>によると、1日の平均乗車人員は以下の通りである。
度の1日の平均乗車人員は以下の通りである。
{|class="wikitable" style="text-align:right"
{| class="wikitable sortable mw-collapsible" style="text-align:right; font-size:80%;"
|+年度別1日平均乗車人員<ref group="統計">[https://www.pref.osaka.lg.jp/o040090/toukei/nenkan/index.html 大阪府統計年鑑] - 大阪府</ref><ref group="統計">[https://www.city.osaka.lg.jp/toshikeikaku/page/0000164566.html 大阪市統計書] - 大阪市</ref>
!年度!!1日平均<br />乗車人員
!年度
!1日平均<br/>乗車人員
!出典
|-
|-
|1988年(昭和63年)
| 1997年||6,429
|7,295
|<ref name=":0" group="大阪府">{{PDFlink|[https://warp.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/13338628/www.pref.osaka.lg.jp/attach/3355/00088438/tn1990n110.pdf 大阪府統計年鑑(平成2年)]}}</ref>
|-
|-
|1989年(平成元年)
| 1998年||6,336
|7,199
|<ref name=":0" group="大阪府" />
|-
|-
|1990年(平成{{0}}2年)
| 1999年||6,163
|7,045
|<ref group="大阪府">{{PDFlink|[https://warp.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/13338628/www.pref.osaka.lg.jp/attach/3355/00088143/tn1991n110.pdf 大阪府統計年鑑(平成3年)]}}</ref>
|-
|-
|1991年(平成{{0}}3年)
| 2000年||6,032
|6,960
|<ref group="大阪府">{{PDFlink|[https://warp.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/13338628/www.pref.osaka.lg.jp/attach/3355/00088083/tn1992n110.pdf 大阪府統計年鑑(平成4年)]}}</ref>
|-
|-
|1992年(平成{{0}}4年)
| 2001年||5,684
|6,753
|<ref group="大阪府">{{PDFlink|[https://warp.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/13338628/www.pref.osaka.lg.jp/attach/3355/00085641/tn1993n110.pdf 大阪府統計年鑑(平成5年)]}}</ref>
|-
|-
|1993年(平成{{0}}5年)
| 2002年||5,293
|6,602
|<ref group="大阪府">{{PDFlink|[https://warp.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/13338628/www.pref.osaka.lg.jp/attach/3355/00085625/tn1994n110.pdf 大阪府統計年鑑(平成6年)]}}</ref>
|-
|-
|1994年(平成{{0}}6年)
| 2003年||5,225
|6,371
|<ref group="大阪府">{{PDFlink|[https://warp.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/13338628/www.pref.osaka.lg.jp/attach/3355/00085578/tn1995n110.pdf 大阪府統計年鑑(平成7年)]}}</ref>
|-
|-
|1995年(平成{{0}}7年)
| 2004年||5,065
|6,365
|<ref group="大阪府">{{PDFlink|[https://warp.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/13338628/www.pref.osaka.lg.jp/attach/3355/00085307/tn1996n110.pdf 大阪府統計年鑑(平成8年)]}}</ref>
|-
|-
|1996年(平成{{0}}8年)
| 2005年||4,830
|6,423
|<ref group="大阪府">{{PDFlink|[https://warp.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/13338628/www.pref.osaka.lg.jp/attach/3355/00084805/tn1997n110.pdf 大阪府統計年鑑(平成9年)]}}</ref>
|-
|-
|1997年(平成{{0}}9年)
| 2006年||4,842
|6,429
|<ref group="大阪府">{{PDFlink|[https://warp.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/13338628/www.pref.osaka.lg.jp/attach/3355/00084997/tn1998n110.pdf 大阪府統計年鑑(平成10年)]}}</ref>
|-
|-
|1998年(平成10年)
| 2007年||4,762
|6,336
|<ref group="大阪府">{{PDFlink|[https://warp.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/13338628/www.pref.osaka.lg.jp/attach/3355/00085083/tn1999n110.pdf 大阪府統計年鑑(平成11年)]}}</ref>
|-
|-
|1999年(平成11年)
| 2008年||4,773
|6,163
|<ref group="大阪府">{{PDFlink|[https://warp.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/13338628/www.pref.osaka.lg.jp/attach/3355/00085215/tn2000n110.pdf 大阪府統計年鑑(平成12年)]}}</ref>
|-
|-
|2000年(平成12年)
| 2009年||4,804
|6,032
|<ref group="大阪府">{{PDFlink|[https://warp.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/13338628/www.pref.osaka.lg.jp/attach/3355/00076905/tn01n110.pdf 大阪府統計年鑑(平成13年)]}}</ref>
|-
|-
|2001年(平成13年)
| 2010年||4,784
|5,684
|<ref group="大阪府">{{PDFlink|[https://warp.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/13338628/www.pref.osaka.lg.jp/attach/3355/00076904/tn02n110.pdf 大阪府統計年鑑(平成14年)]}}</ref>
|-
|-
|2002年(平成14年)
| 2011年||4,824
|5,293
|<ref group="大阪府">{{PDFlink|[https://warp.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/13338628/www.pref.osaka.lg.jp/attach/3355/00076903/tn03n110.pdf 大阪府統計年鑑(平成15年)]}}</ref>
|-
|-
|2003年(平成15年)
| 2012年||4,842
|5,225
|<ref group="大阪府">{{PDFlink|[https://warp.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/13338628/www.pref.osaka.lg.jp/attach/3355/00076902/tn04n110.pdf 大阪府統計年鑑(平成16年)]}}</ref>
|-
|-
|2004年(平成16年)
| 2013年||5,145
|5,065
|<ref group="大阪府">{{PDFlink|[https://warp.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/13338628/www.pref.osaka.lg.jp/attach/3355/00076901/tn05n110.pdf 大阪府統計年鑑(平成17年)]}}</ref>
|-
|-
|2005年(平成17年)
| 2014年||5,227
|4,830
|<ref group="大阪府">{{PDFlink|[https://warp.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/13338628/www.pref.osaka.lg.jp/attach/3355/00076900/tn06n110.pdf 大阪府統計年鑑(平成18年)]}}</ref>
|-
|-
|2006年(平成18年)
| 2015年||5,362
|4,842
|<ref group="大阪府">{{PDFlink|[https://warp.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/13338628/www.pref.osaka.lg.jp/attach/3355/00074421/tn07n090.pdf 大阪府統計年鑑(平成19年)]}}</ref>
|-
|-
|2007年(平成19年)
| 2016年||5,365
|4,762
|<ref group="大阪府">{{PDFlink|[https://warp.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/13338628/www.pref.osaka.lg.jp/attach/3355/00074418/tn08n090.pdf 大阪府統計年鑑(平成20年)]}}</ref>
|-
|-
|2008年(平成20年)
| 2017年||5,290
|4,773
|<ref group="大阪府">{{PDFlink|[https://warp.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/13338628/www.pref.osaka.lg.jp/attach/3355/00064556/tn09n090.pdf 大阪府統計年鑑(平成21年)]}}</ref>
|-
|-
|2009年(平成21年)
| 2018年||5,271
|4,804
|<ref group="大阪府">{{PDFlink|[https://warp.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/13338628/www.pref.osaka.lg.jp/attach/3355/00071058/tn10n090.pdf 大阪府統計年鑑(平成22年)]}}</ref>
|-
|-
|2010年(平成22年)
| 2019年||5,265
|4,784
|<ref group="大阪府">{{PDFlink|[https://warp.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/13338628/www.pref.osaka.lg.jp/attach/3355/00093411/tn2011n090.pdf 大阪府統計年鑑(平成23年)]}}</ref>
|-
|2011年(平成23年)
|4,824
|<ref group="大阪府">{{PDFlink|[https://warp.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/13338628/www.pref.osaka.lg.jp/attach/3355/00121073/tn2012n090.pdf 大阪府統計年鑑(平成24年)]}}</ref>
|-
|2012年(平成24年)
|4,842
|<ref group="大阪府">{{PDFlink|[https://warp.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/13338628/www.pref.osaka.lg.jp/attach/3355/00144873/tn2013n09.pdf 大阪府統計年鑑(平成25年)]}}</ref>
|-
|2013年(平成25年)
|5,145
|<ref group="大阪府">{{PDFlink|[https://warp.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/13338628/www.pref.osaka.lg.jp/attach/3355/00180638/tn2014n09.pdf 大阪府統計年鑑(平成26年)]}}</ref>
|-
|2014年(平成26年)
|5,227
|<ref group="大阪府">{{PDFlink|[https://warp.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/13338628/www.pref.osaka.lg.jp/attach/3355/00211004/tn2015n09.pdf 大阪府統計年鑑(平成27年)]}}</ref>
|-
|2015年(平成27年)
|5,362
|<ref group="大阪府">{{PDFlink|[https://warp.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/13338628/www.pref.osaka.lg.jp/attach/3355/00242803/tn2016n09.pdf 大阪府統計年鑑(平成28年)]}}</ref>
|-
|2016年(平成28年)
|5,365
|<ref group="大阪府">{{PDFlink|[https://warp.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/13338628/www.pref.osaka.lg.jp/attach/3355/00281833/9-all.pdf 大阪府統計年鑑(平成29年)]}}</ref>
|-
|2017年(平成29年)
|5,290
|<ref group="大阪府">{{PDFlink|[https://warp.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/13338628/www.pref.osaka.lg.jp/attach/3355/00319513/n2018-09-2.pdf 大阪府統計年鑑(平成30年)]}}</ref>
|-
|2018年(平成30年)
|5,271
|<ref group="大阪府">{{PDFlink|[https://warp.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/13338628/www.pref.osaka.lg.jp/attach/3355/00357824/n2019-09.pdf 大阪府統計年鑑(令和元年)]}}</ref>
|-
|2019年(令和元年)
|5,265
|<ref group="大阪府">{{PDFlink|[https://www.pref.osaka.lg.jp/documents/12063/n2020-09-01~31.pdf 大阪府統計年鑑(令和2年)]}}</ref>
|-
|2020年(令和{{0}}2年)
|4,511
|<ref group="大阪府">{{PDFlink|[https://www.pref.osaka.lg.jp/documents/12066/n2021-09.pdf 大阪府統計年鑑(令和3年)]}}</ref>
|-
|2021年(令和{{0}}3年)
|4,677
|<ref group="大阪府">{{PDFlink|[https://www.pref.osaka.lg.jp/documents/26790/n2022-09_1.pdf 大阪府統計年鑑(令和4年)]}}</ref>
|-
|2022年(令和{{0}}4年)
|4,864
|<ref group="大阪府">{{PDFlink|[https://www.pref.osaka.lg.jp/documents/62151/n2023-09_1.pdf 大阪府統計年鑑(令和5年)]}}</ref>
|}
|}

== 駅周辺 ==
== 駅周辺 ==
駅の東側は古くからの商店や住宅が所狭しと軒を連ねている。阪和線の高架下には商店が軒を連ねている。周辺道路は交通量が多い上に歩道が狭い。
駅の東側は古くからの商店や住宅が所狭しと軒を連ねている。阪和線の高架下には商店が軒を連ねている。周辺道路は交通量が多い上に歩道が狭い。
176行目: 272行目:


=== バス路線 ===
=== バス路線 ===
<!--[[プロジェクト:鉄道#バス路線の記述法]]に基づき、経由地については省略して記載しています。-->
; [[大阪シティバス]](美章園停留所)
「美章園」停留所にて、[[大阪シティバス]]の路線が発着する。
:東行のりば
:* [[大阪シティバス住吉営業所#6号系統|6号系統]] 杭全・白鷺公園前・湯里六経由 住道矢田
* [[大阪シティバス住吉営業所#6号系統|6号系統]]:[[住道矢田]] / [[天王寺駅・大阪阿部野橋駅バスのりば|あべの橋]]
1990年代まで[[近鉄バス]]の、あべの橋と[[近鉄バス八尾営業所|志紀車庫]]・[[河内国分駅|国分]]方面を結ぶ路線が停車していた。
:西行のりば
:* 6号系統 [[天王寺駅・大阪阿部野橋駅バスのりば|あべの橋]] 行
1990年代まで[[近鉄バス]]も、あべの橋と[[近鉄バス八尾営業所|志紀車庫]]・[[河内国分駅|国分]]方面を結ぶ路線が停車していた。


== 隣の駅 ==
== 隣の駅 ==
; 西日本旅客鉄道
; 西日本旅客鉄道(JR西日本)
: {{JR西路線記号|K|R}} 阪和線
: {{JR西路線記号|K|R}} 阪和線
:: {{Color|#ff6600|■}}関空快速・{{Color|#ff6600|■}}紀州路快速・{{Color|#ff6600|■}}快速・{{color|#476f8b|■}}直通快速・{{Color|#00a497|■}}区間快速
:: {{Color|#ff6600|■}}関空快速・{{Color|#ff6600|■}}紀州路快速・{{Color|#ff6600|■}}快速・{{color|#476f8b|■}}直通快速・{{Color|#00a497|■}}区間快速
::; 通過
:::; 通過
:: {{Color|#999|■}}普通
:: {{Color|#999|■}}普通
::: [[天王寺駅]] (JR-R20) - '''美章園駅 (JR-R21)''' - [[南田辺駅]] (JR-R22)
::: [[天王寺駅]] (JR-R20) - '''美章園駅 (JR-R21)''' - [[南田辺駅]] (JR-R22)
193行目: 287行目:
== 脚注 ==
== 脚注 ==
{{脚注ヘルプ}}
{{脚注ヘルプ}}
=== 記事本文 ===
{{Reflist}}
==== 注釈 ====
{{Reflist|group="注"}}
==== 出典 ====
{{Reflist|2}}
=== 利用状況 ===
{{Reflist|group="統計"}}
; 大阪府統計年鑑
{{Reflist|group="大阪府"|22em}}


== 関連項目 ==
== 関連項目 ==
{{Commons cat}}
{{Commonscat|Bishoen Station}}
* [[日本の鉄道駅一覧]]
* [[日本の鉄道駅一覧]]


208行目: 310行目:
[[Category:西日本旅客鉄道の鉄道駅]]
[[Category:西日本旅客鉄道の鉄道駅]]
[[Category:日本国有鉄道の鉄道駅]]
[[Category:日本国有鉄道の鉄道駅]]
[[Category:南海鉄道の廃駅]]
[[Category:かつて南海電気鉄道に所属した鉄道駅]]
[[Category:阪和電気鉄道]]
[[Category:阪和電気鉄道の鉄道駅]]
[[Category:阪和線]]
[[Category:阪和線]]
[[Category:阿倍野区の鉄道駅]]
[[Category:阿倍野区の鉄道駅]]
[[Category:1931年開業の鉄道駅]]
[[Category:1931年開業の鉄道駅]]
[[Category:日本の人名由来の鉄道駅]]

2024年10月9日 (水) 15:59時点における最新版

美章園駅
東口(2021年5月)
びしょうえん
Bishōen
JR-R20 天王寺 (1.5 km)
(1.5 km) 南田辺 JR-R22
地図
所在地 大阪市阿倍野区美章園2丁目18番14号[1]
北緯34度38分17.04秒 東経135度31分26.27秒 / 北緯34.6380667度 東経135.5239639度 / 34.6380667; 135.5239639 (美章園駅)座標: 北緯34度38分17.04秒 東経135度31分26.27秒 / 北緯34.6380667度 東経135.5239639度 / 34.6380667; 135.5239639 (美章園駅)
駅番号 JR-R21
所属事業者 西日本旅客鉄道(JR西日本)
所属路線 阪和線
キロ程 1.5 km(天王寺起点)
電報略号 ヒシ
駅構造 高架駅
ホーム 2面2線
乗車人員
-統計年度-
4,864人/日(降車客含まず)
-2022年-
開業年月日 1931年昭和6年)6月3日
備考 業務委託駅[2]
みどりの券売機プラス設置駅
阪 大阪市内
テンプレートを表示

美章園駅(びしょうえんえき)は、大阪府大阪市阿倍野区美章園二丁目にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)阪和線である。駅番号はJR-R21

概要

[編集]

駅名は、大阪の財界人であり大阪商工会議所第8代会頭、大阪商船(現在の商船三井)や日本電力(現在は解散)の社長などを務めた山岡順太郎が、1921年(大正10年)に美章土地株式会社を設立し、住宅地「美章園」を建設するに加えて、美章園駅の建設費を寄付したことに由来する。「美章」の名は山岡順太郎の父・山岡美章から取られたものである[3][4][5]

歴史

[編集]
駅付近の高架線の被害
営業再開(1947年4月)
1956年(昭和31年)頃
(1956年発行『阿倍野区史』より)

空襲による当駅付近の被害

[編集]

1945年(昭和20年)2月14日[14]午後8時過ぎ、アメリカ軍による空襲で、B29阿倍野区内だけに3発の爆弾を投下した。そのうち1トン爆弾1発が当駅構内に落下し阪和線の鉄筋コンクリート橋脚を粉砕、付近の民家20件ほどを破壊し死傷者30余名を出した。運悪く東和歌山方面行きの電車が発車した直後でホームに多くの人がいたため、多くの死者が出た[15]1951年(昭和26年)8月24日、駅東側に当時の駅職員によって「遭難供養之碑」が建てられた。

この時に明浄高等女学校(現・明浄学院高校)裏にも爆弾が落下し、同校生も犠牲になった[15]。近くの文の里公園に「慰霊塔」がある。それには大阪市最初の被爆地と書かれているが、実際には2月14日より前から大阪市内に空襲が行われている。

大阪市内で空襲慰霊碑のある駅としては、他に1945年8月14日京橋駅空襲で被害を受けた京橋駅大阪環状線片町線)がある。

駅構造

[編集]
プラットホーム

相対式ホーム2面2線を持つ高架駅分岐器絶対信号機がない停留所に分類される。

通常使用される改札口は東側のみだが、平日の朝ラッシュ時には西側の改札口も利用できる。2008年3月にエレベーターが整備され、歩道と改札口の段差にもスロープが設置されるなど、バリアフリー化が進んでいる。

業務委託駅[2]、JRの特定都区市内制度における「大阪市内」に属する駅である。ICカード「ICOCA」を利用することができる(相互利用可能ICカードはICOCAの項を参照)。

のりば

[編集]
のりば 路線 方向 行先
1 R 阪和線 下り 関西空港和歌山方面[16]
2 上り 天王寺方面[16]
  • 2013年9月までは、「鳳方面行き」「天王寺行き」に行先が固定された簡易型自動放送だった。

利用状況

[編集]

2022年(令和4年)度の一日平均乗車人員は4,864人である。付近に学校が多く、学生の利用者がかなりの部分を占める。

各年度の1日の平均乗車人員は以下の通りである。

年度別1日平均乗車人員[統計 1][統計 2]
年度 1日平均
乗車人員
出典
1988年(昭和63年) 7,295 [大阪府 1]
1989年(平成元年) 7,199 [大阪府 1]
1990年(平成02年) 7,045 [大阪府 2]
1991年(平成03年) 6,960 [大阪府 3]
1992年(平成04年) 6,753 [大阪府 4]
1993年(平成05年) 6,602 [大阪府 5]
1994年(平成06年) 6,371 [大阪府 6]
1995年(平成07年) 6,365 [大阪府 7]
1996年(平成08年) 6,423 [大阪府 8]
1997年(平成09年) 6,429 [大阪府 9]
1998年(平成10年) 6,336 [大阪府 10]
1999年(平成11年) 6,163 [大阪府 11]
2000年(平成12年) 6,032 [大阪府 12]
2001年(平成13年) 5,684 [大阪府 13]
2002年(平成14年) 5,293 [大阪府 14]
2003年(平成15年) 5,225 [大阪府 15]
2004年(平成16年) 5,065 [大阪府 16]
2005年(平成17年) 4,830 [大阪府 17]
2006年(平成18年) 4,842 [大阪府 18]
2007年(平成19年) 4,762 [大阪府 19]
2008年(平成20年) 4,773 [大阪府 20]
2009年(平成21年) 4,804 [大阪府 21]
2010年(平成22年) 4,784 [大阪府 22]
2011年(平成23年) 4,824 [大阪府 23]
2012年(平成24年) 4,842 [大阪府 24]
2013年(平成25年) 5,145 [大阪府 25]
2014年(平成26年) 5,227 [大阪府 26]
2015年(平成27年) 5,362 [大阪府 27]
2016年(平成28年) 5,365 [大阪府 28]
2017年(平成29年) 5,290 [大阪府 29]
2018年(平成30年) 5,271 [大阪府 30]
2019年(令和元年) 5,265 [大阪府 31]
2020年(令和02年) 4,511 [大阪府 32]
2021年(令和03年) 4,677 [大阪府 33]
2022年(令和04年) 4,864 [大阪府 34]

駅周辺

[編集]

駅の東側は古くからの商店や住宅が所狭しと軒を連ねている。阪和線の高架下には商店が軒を連ねている。周辺道路は交通量が多い上に歩道が狭い。

学校

[編集]

その他

[編集]

バス路線

[編集]

「美章園」停留所にて、大阪シティバスの路線が発着する。

1990年代まで近鉄バスの、あべの橋と志紀車庫国分方面を結ぶ路線が停車していた。

隣の駅

[編集]
西日本旅客鉄道(JR西日本)
R 阪和線
関空快速・紀州路快速・快速・直通快速・区間快速
通過
普通
天王寺駅 (JR-R20) - 美章園駅 (JR-R21) - 南田辺駅 (JR-R22)

脚注

[編集]

記事本文

[編集]

注釈

[編集]

出典

[編集]
  1. ^ 美章園駅 駅情報:JRおでかけネット”. JR西日本. 2022年9月27日閲覧。
  2. ^ a b 会社概要”. JR西日本交通サービス. 2022年3月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年3月2日閲覧。
  3. ^ 山岡順太郎と大阪住宅経営株式会社 和田 康由, 寺内 信 日本建築学会計画系論文集 1996年61巻486号 p.167-176
  4. ^ 山岡順太郎と住宅経営論 和田 康由, 寺内 信 日本建築学会計画系論文集 1996年61巻488号 p.187-194
  5. ^ 大阪市 阿倍野区 阿倍野区の地名・町名の由来 - 大阪市
  6. ^ a b 竹田辰男『阪和電気鉄道史』鉄道資料保存会、1989年、51頁。ISBN 978-4885400612 
  7. ^ a b c 曽根悟(監修) 著、朝日新聞出版分冊百科編集部 編『週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR』 42号 阪和線・和歌山線・桜井線・湖西線・関西空港線、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2010年5月16日、12-13頁。 
  8. ^ a b c 天王寺鉄道管理局三十年写真史P275「駅の変せん」、年表
  9. ^ 『関西国電50年』(鉄道史資料保存会、1982年)年表
  10. ^ 石野哲(編)『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 Ⅱ』(初版)JTB、1998年10月1日、365頁。ISBN 978-4-533-02980-6 
  11. ^ 天王寺鉄道管理局三十年写真史 P223年表
  12. ^ 「JR年表」『JR気動車客車編成表 '99年版』ジェー・アール・アール、1999年7月1日、185頁。ISBN 4-88283-120-1 
  13. ^ 「ICOCA」いよいよデビュー! 〜 平成15年11月1日(土)よりサービス開始いたします 〜(インターネット・アーカイブ) - 西日本旅客鉄道プレスリリース 2003年8月30日
  14. ^ 天王寺鉄道管理局三十年写真史P177の年表では昭和20年3月11日となっているが、誤り。
  15. ^ a b 『阿倍野区史』(1956年)P334-337
  16. ^ a b 美章園駅|構内図:JRおでかけネット”. 西日本旅客鉄道. 2023年1月28日閲覧。

利用状況

[編集]
  1. ^ 大阪府統計年鑑 - 大阪府
  2. ^ 大阪市統計書 - 大阪市
大阪府統計年鑑
  1. ^ a b 大阪府統計年鑑(平成2年) (PDF)
  2. ^ 大阪府統計年鑑(平成3年) (PDF)
  3. ^ 大阪府統計年鑑(平成4年) (PDF)
  4. ^ 大阪府統計年鑑(平成5年) (PDF)
  5. ^ 大阪府統計年鑑(平成6年) (PDF)
  6. ^ 大阪府統計年鑑(平成7年) (PDF)
  7. ^ 大阪府統計年鑑(平成8年) (PDF)
  8. ^ 大阪府統計年鑑(平成9年) (PDF)
  9. ^ 大阪府統計年鑑(平成10年) (PDF)
  10. ^ 大阪府統計年鑑(平成11年) (PDF)
  11. ^ 大阪府統計年鑑(平成12年) (PDF)
  12. ^ 大阪府統計年鑑(平成13年) (PDF)
  13. ^ 大阪府統計年鑑(平成14年) (PDF)
  14. ^ 大阪府統計年鑑(平成15年) (PDF)
  15. ^ 大阪府統計年鑑(平成16年) (PDF)
  16. ^ 大阪府統計年鑑(平成17年) (PDF)
  17. ^ 大阪府統計年鑑(平成18年) (PDF)
  18. ^ 大阪府統計年鑑(平成19年) (PDF)
  19. ^ 大阪府統計年鑑(平成20年) (PDF)
  20. ^ 大阪府統計年鑑(平成21年) (PDF)
  21. ^ 大阪府統計年鑑(平成22年) (PDF)
  22. ^ 大阪府統計年鑑(平成23年) (PDF)
  23. ^ 大阪府統計年鑑(平成24年) (PDF)
  24. ^ 大阪府統計年鑑(平成25年) (PDF)
  25. ^ 大阪府統計年鑑(平成26年) (PDF)
  26. ^ 大阪府統計年鑑(平成27年) (PDF)
  27. ^ 大阪府統計年鑑(平成28年) (PDF)
  28. ^ 大阪府統計年鑑(平成29年) (PDF)
  29. ^ 大阪府統計年鑑(平成30年) (PDF)
  30. ^ 大阪府統計年鑑(令和元年) (PDF)
  31. ^ 大阪府統計年鑑(令和2年) (PDF)
  32. ^ 大阪府統計年鑑(令和3年) (PDF)
  33. ^ 大阪府統計年鑑(令和4年) (PDF)
  34. ^ 大阪府統計年鑑(令和5年) (PDF)

関連項目

[編集]

外部リンク

[編集]