「川和富士公園」の版間の差分

川和富士公園
川和富士公園
	川和富士全景
分類	都市公園(近隣公園)
所在地	日本神奈川県横浜市都筑区富士見が丘20
座標	北緯35度31分58.6秒東経139度33分26.3秒 / 北緯35.532944度東経139.557306度座標: 北緯35度31分58.6秒東経139度33分26.3秒 / 北緯35.532944度東経139.557306度
面積	約2.2ha
運営者	横浜市
公式サイト	川和富士公園
	テンプレートを表示

履歴の双方向閲覧

← 古い編集

削除された内容追加された内容

ビジュアルウィキテキスト

インライン

2024年5月19日 (日) 11:33時点における最新版

川和富士公園（かわわふじこうえん）は神奈川県横浜市都筑区にある都市公園（近隣公園）。富士塚に由来する郷土富士の一つである川和富士があり、川和町のシンボル的存在となっている。都市計画法上の正式名称は、港北ニュータウン近隣13号公園。

川和富士

750 m

現・川和富士

旧・川和富士

『横浜市文化財地図』^[1]、および行政地図情報システムより新旧の位置復元^[2]。

川和富士は、江戸時代末期の1860年（万延元年）に富士講によって築かれた富士塚で、川和富士塚遺跡の範囲に所在した^[3]^[1]。元々は現在地より川和高校寄りの地点（現在の富士見が丘17番14）にあったが^[4]^[2]、港北ニュータウン建設に伴う遺跡調査（港北ニュータウン遺跡群調査^[5]）の一環で1977年（昭和52年）～1978年（昭和53年）に発掘調査され、現在の場所に移転・再現された。標高は74メートル。なお現在地の公園は、本来、猫谷戸台遺跡という川和富士塚遺跡とは全く別の遺跡があった場所である^[2]。

都筑区には、池辺町の池辺富士や、北山田の山田富士などのように、いくつかの富士塚があるが^[6]、川和富士は最も規模が大きく本格的である。ただし現在の川和富士は、地上高が15メートルあるとされ^[7]、本来の川和富士（山裾部径29メートル、山頂部径10メートル、高さ5.2メートル^[3]）よりはるかに巨大である。頂上は遠望が利き富士山をはじめ、みなとみらい21や新宿副都心の高層ビル群を見ることができる。

交通

横浜市営地下鉄グリーンライン都筑ふれあいの丘駅　徒歩10分^[8]

周辺

ギャラリー

川和富士
頂上からみなとみらい21を望む

川和富士から南側の眺望
川和富士から西側の眺望
川和富士から北側の眺望
川和富士から東側の眺望

脚注

[脚注の使い方]

^ ^a ^b 横浜市教育委員会生涯学習部文化財課 2004.
^ ^a ^b ^c 横浜市教育委員会. “横浜市行政地図情報提供システム文化財ハマSite”. 横浜市. 2022年2月28日閲覧。
^ ^a ^b 横浜市埋蔵文化財センター 1990, p. 176.
^ 横浜市三千分一地形図「72-8川和(昭29)」
^ 埋蔵文化財センター 2006, pp. 1–2.
^ “横浜で一番標高の高い「～富士」はどこ?”. はまれぽ. (2011年7月8日) 2020年9月24日閲覧。
^ つづき交流ステーション. “川和富士公園”. つづきの魅力！つづき交流ステーション. 2022年2月27日閲覧。
^ 都筑区の見どころ川和富士公園（横浜市都筑区）

参考文献

横浜市埋蔵文化財センター「川和富士塚遺跡」『全遺跡調査概要』公益財団法人横浜市ふるさと歴史財団〈港北ニュータウン地域内埋蔵文化財調査報告10〉、1990年3月、176頁。 NCID BN05701176。

横浜市教育委員会生涯学習部文化財課『横浜市文化財地図』横浜市教育委員会、2004年3月。 NCID BB23262051。

埋蔵文化財センター「港北ニュータウン遺跡群のかたるもの」『埋文よこはま』第14巻、公益財団法人横浜市ふるさと歴史財団埋蔵文化財センター、2006年9月1日、NCID AA12346416。

[FOOTNOTE横浜市教育委員会生涯学習部文化財課2004-1] 横浜市教育委員会生涯学習部文化財課 2004.

[横浜市-2] 横浜市教育委員会. “横浜市行政地図情報提供システム文化財ハマSite”. 横浜市. 2022年2月28日閲覧。

[FOOTNOTE横浜市埋蔵文化財センター1990176-3] 横浜市埋蔵文化財センター 1990, p. 176.

[4] 横浜市三千分一地形図「72-8川和(昭29)」

[FOOTNOTE埋蔵文化財センター20061–2-5] 埋蔵文化財センター 2006, pp. 1–2.

[hamarepo-6] “横浜で一番標高の高い「～富士」はどこ?”. はまれぽ. (2011年7月8日) 2020年9月24日閲覧。

[つ交-7] つづき交流ステーション. “川和富士公園”. つづきの魅力！つづき交流ステーション. 2022年2月27日閲覧。

[8] 都筑区の見どころ川和富士公園（横浜市都筑区）

[1]

[2]

[3]

[4]

[5]

[6]

[7]

[8]

@@ 4行目: / 4行目: @@
 | 画像             =[[Image:Kawawahuji.JPG|250px|]]
 | 画像キャプション = 川和富士全景
-{{maplink2|type=point|frame=yes|plain=yes|zoom=14|frame-align=center|frame-width=250|coord={{coord|35|31|58.6|N|139|33|25.9|E}}}}
+{{maplink2|type=point|frame=yes|plain=yes|zoom=14|frame-align=center|frame-width=250|coord={{coord|35|31|58.6|N|139|33|26.3|E}}}}
 | 国               = {{JPN}}
 | 都市             = [[神奈川県]][[横浜市]][[都筑区]][[富士見が丘 (横浜市)|富士見が丘]]20
-| 位置情報         = {{coord|35|31|58.6|N|139|33|25.9|E|region:JP-14|display=inline,title}}
+| 位置情報         = {{coord|35|31|58.6|N|139|33|26.3|E|region:JP-14|display=inline,title}}
 | 分類             = [[都市公園]](近隣公園)
 | 面積             = 約2.2ha
@@ 35行目: / 35行目: @@
 | float = right
 | width = 200| height =180
-| caption =『横浜市文化財地図』{{Sfn|横浜市教育委員会生涯学習部文化財課|2004}}、および行政地図情報システムより新旧の位置復元<ref name=横浜市>{{Cite web|author=横浜市教育委員会|url=http://wwwm.city.yokohama.lg.jp/index.asp?dtp=9|title=横浜市行政地図情報提供システム文化財ハマSite|work=横浜市|accessdate=2022-02-28}}</ref>。
+| caption =『横浜市文化財地図』{{Sfn|横浜市教育委員会生涯学習部文化財課|2004}}、および行政地図情報システムより新旧の位置復元<ref name=横浜市>{{Cite web|和書|author=横浜市教育委員会|url=http://wwwm.city.yokohama.lg.jp/index.asp?dtp=9|title=横浜市行政地図情報提供システム文化財ハマSite|work=横浜市|accessdate=2022-02-28}}</ref>。
 | scalemark = 60
@@ 57行目: / 57行目: @@
 }}
-[[川和富士]]は、[[江戸時代]]末期の[[1860年]]（[[万延]]元年）に[[富士講]]によってに築かれた[[富士塚]]で、川和富士塚遺跡の範囲に所在した{{Sfn|横浜市埋蔵文化財センター|1990|p=176}}{{Sfn|横浜市教育委員会生涯学習部文化財課|2004}}。元々は現在地より[[神奈川県立川和高等学校|川和高校]]寄りの地点（現在の富士見が丘17番14）にあったが<ref>[http://www.city.yokohama.jp/me/machi/kikaku/cityplan/gis/3000-30s/72-8s.html 横浜市三千分一地形図「72-8川和(昭29)」]</ref><ref name=横浜市/>、[[港北ニュータウン]]建設に伴う[[遺跡]]調査（[[港北ニュータウン遺跡群]]調査{{Sfn|埋蔵文化財センター|2006|pp=1-2}}）の一環で[[1977年]]（[[昭和]]52年）～[[1978年]]（昭和53年）に[[発掘調査]]され、現在の場所に移転・再現された。標高は74メートル。なお現在地の公園は、本来、[[猫谷戸台遺跡]]という川和富士塚遺跡とは全く別の遺跡があった場所である<ref name=横浜市/>。
+[[川和富士]]は、[[江戸時代]]末期の[[1860年]]（[[万延]]元年）に[[富士講]]によって築かれた[[富士塚]]で、川和富士塚遺跡の範囲に所在した{{Sfn|横浜市埋蔵文化財センター|1990|p=176}}{{Sfn|横浜市教育委員会生涯学習部文化財課|2004}}。元々は現在地より[[神奈川県立川和高等学校|川和高校]]寄りの地点（現在の富士見が丘17番14）にあったが<ref>[http://www.city.yokohama.jp/me/machi/kikaku/cityplan/gis/3000-30s/72-8s.html 横浜市三千分一地形図「72-8川和(昭29)」]</ref><ref name=横浜市/>、[[港北ニュータウン]]建設に伴う[[遺跡]]調査（[[港北ニュータウン遺跡群]]調査{{Sfn|埋蔵文化財センター|2006|pp=1-2}}）の一環で[[1977年]]（[[昭和]]52年）～[[1978年]]（昭和53年）に[[発掘調査]]され、現在の場所に移転・再現された。標高は74メートル。なお現在地の公園は、本来、[[猫谷戸台遺跡]]という川和富士塚遺跡とは全く別の遺跡があった場所である<ref name=横浜市/>。
 都筑区には、[[池辺町]]の池辺富士や、[[北山田 (横浜市)|北山田]]の[[山田富士]]などのように、いくつかの富士塚があるが<ref name="hamarepo">{{Cite news|url=https://hamarepo.com/story.php?page_no=1&story_id=329|title=横浜で一番標高の高い「～富士」はどこ?|newspaper=はまれぽ|date=2011-07-08|accessdate=2020-09-24}}</ref>、川和富士は最も規模が大きく本格的である。ただし現在の川和富士は、地上高が15メートルあるとされ<ref name=つ交>{{Cite web|author=つづき交流ステーション|url=https://www.city-yokohama-tsuzuki.net/info/?page_id=1458|title=川和富士公園|work=つづきの魅力！つづき交流ステーション|accessdate=2022-02-27}}</ref>、本来の川和富士（山裾部径29メートル、山頂部径10メートル、高さ5.2メートル{{Sfn|横浜市埋蔵文化財センター|1990|p=176}}）よりはるかに巨大である。頂上は遠望が利き[[富士山 (代表的なトピック)|富士山]]をはじめ、[[みなとみらい21]]や[[新宿副都心]]の高層ビル群を見ることができる。
@@ 91行目: / 91行目: @@
 *{{Cite journal|和書|author=埋蔵文化財センター|journal=埋文よこはま|title=港北ニュータウン遺跡群のかたるもの|url=https://www.rekihaku.city.yokohama.jp/cms_files_maibun/pr_brochure/MAIY_14L.pdf|volume=14|publisher=公益財団法人[[横浜市ふるさと歴史財団]][[埋蔵文化財センター (横浜市)|埋蔵文化財センター]]|year=2006|date=2006-09-01|ncid=AA12346416|ref=harv}}
+{{commonscat}}
 {{DEFAULTSORT:かわわふしこうえん}}
 [[Category:横浜市の公園]]
@@ 98行目: / 98行目: @@
 [[Category:富士塚]]
 [[Category:多摩丘陵]]
+[[Category:港北ニュータウン]]