あの
日本語
編集連体詞
編集- 話し手・聞き手双方から遠いところにあると意識されるものをさしていう言葉。
- 話し手・聞き手双方がよく知っていて、その場にはないもの、双方が直接かかわりあっていない事柄などを指す。
- 人物や事物の性格や評判などが一般によく知られていることを表す。
- 学ぶ必要はあり、いかやうに取入れる必要はあり、知つてゐるのに多いといふことはないが、しかしそれに捉へられては駄目である。それを駆使して全く自分のものにしなければ駄目であるといふことを言つてゐるのである。かういふことをあの紅葉さんが言つたのは面白い。(田山録弥「私の考へてゐる事」)
- 私も三四度加わってみたが、あの面倒くさい勘定がよく分らず、象牙と竹と張合せの牌の感触を楽しむ域に達せず、ただがちゃがちゃと騒々しく忙しいだけなのに癇癪を起して、「麻雀は娯楽でなく無益な労働だ。」という説を立てて非難したが、十一谷君は抗弁もせずにただ笑っていた。(豊島与志雄「十一谷義三郎を語る」)
- 言うのがはばかられる事柄を婉曲に表現する語。
- 毎晩アノ声がうるさくて。
- あの日なので水泳は見学します。
ア↗ノ
関連語
編集近称(こ-) | 中称(そ-) | 遠称(あ-) | 不定称(ど-) | |
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指示代名詞 | これ [複数: これら] | それ [複数: それら] | あれ [複数: あれら] | どれ |
指示代名詞 | こいつ こちらさま |
そいつ そちらさま |
あいつ あちらさま |
どいつ どちらさま |
連体詞 | この | その | あの | どの |
場所 | ここ こっから |
そこ そっから |
あそこ |
どこ どっから |
方向 | こちら・こっち | そちら・そっち | あちら・あっち | どちら・どっち |
態様 | こう こんな こんくらい こんだけ |
そう そんな そんくらい そんだけ |
ああ あんな あんくらい あんだけ |
どう どんな どんくらい どんだけ |
翻訳
編集- 英語:that
感動詞
編集ア↗ノ、↘アノ