H3ロケット

日本が開発した液体燃料ロケット

H3ロケット(エイチ・スリー・ロケット)[1]は、宇宙航空研究開発機構 (JAXA) と三菱重工業H-IIA/Bロケットの後継機の次期基幹ロケットとして開発し、三菱重工が製造および打ち上げを行う、液体燃料ロケット使い捨て型ローンチ・ヴィークルである。2024年から運用開始。

H3ロケット[1]
20分の1模型
基本データ
運用国 日本の旗 日本
開発者 JAXA三菱重工業[2]
使用期間 2024年 - 運用中[3]
射場 種子島宇宙センター吉信第2射点
打ち上げ数 4回(成功3回)
開発費用 2197億円[4]
打ち上げ費用 約50億円[5]
(H3-30S/L)
公式ページ JAXA宇宙輸送技術部門 H3ロケット
物理的特徴
段数 2段[5]
ブースター 0基, 2基, 4基[5]
総質量 574t (H3-24L)
全長 約63 m (H3-24L)[5]
直径 約5.2 m[5]
軌道投入能力
太陽同期軌道 4,000 kg 以上
(H3-30S/L)[5]
500km 円軌道
ロングコースト
静止移行軌道
6,500 kg 以上
(H3-24S/L)[6][注 1]
近地点高度2,700 km / 20度 / ⊿V=1500m/s
ISS軌道 16,000 kg
(H3-24W)[7]
415km 円軌道
脚注
開発中のため、値は全て計画値。
テンプレートを表示

概要

編集

H3ロケットは、H-IIA/Bロケットと比較して、打ち上げ費用の削減、静止軌道打ち上げ能力の増強、打ち上げ時の安全性の向上、年間打ち上げ可能回数の増加を同時に達成して、宇宙開発における日本の自立性確保と同時に、商業受注で国際競争力のあるロケットを実現させるために開発される。また、年間打ち上げ可能回数の増加による産業力の維持、新規ロケット開発機会の提供による技術力の維持、老朽システムの更新も開発の目的である。2014年(平成26年)度から開発が開始され、総開発費は約2061億円[8]H-IIロケットを原型とした改良開発であったH-IIA/Bと違い、H3ロケットは新しい設計概念に基づいた、大型液体燃料ロケットとしてはH-II以来の新規開発ロケットとなる[5][9][10]

名称の「H3ロケット」は、大型液酸/液水ロケットの系譜であることや信用度を確保するため“H”(水素元素記号[11])を継承すること、設計概念をH-IIA/Bから根本的に見直したロケットであるためH-IICとはしないこと、IIと混同しない明確さと報道などでの実質的な認知度から“3”とすることを理由に決定された[5]。JAXAは正式な名称が決まるまで「新型基幹ロケット」という名称を用いており[2]、マスコミでは「次期基幹ロケット」[12]「次期主力ロケット」[13]とも呼ばれていた。

抜本的な打ち上げ費用の削減のため、日本では初めて、機体の設計・開発段階から民間企業(三菱重工)が主体的役割を果たしている。また、三菱重工が開発段階から絶えず受注活動も行い将来の打ち上げ機会を確保し続けることで、従来のようにロケットを受注してから生産に取り掛かるのではなく、ライン生産方式で絶えず生産が行われるようにして費用削減に繋げる。ロケットシステム全体を極力モジュール化し、第1段に新規開発エンジンを採用することも含めて全体にわたって新規技術の開発をすることで部品点数の削減に努め、民生部品の利用等も行ってさらに費用削減を進める。これらにより最小構成時の打ち上げ費用をH-IIAの半額の約50億円を目標としている。また、射場整備作業期間をH-IIAから半減させ、年間打ち上げ可能回数を6回に増加させる[5][10]

プロジェクトマネージャーのJAXAの岡田匡史は、このように開発段階から運用後の商業受注による事業継続を強く意識してロケットシステムを開発することを、「技術開発」ではなく「事業開発」であるとしている[10]

2023年3月7日に試験機1号機の打ち上げに臨んだが失敗し[14][15][16]2024年2月17日の試験機2号機の打ち上げで初めて衛星の軌道投入に成功し打ち上げに成功した[17]。(打ち上げ参照)

構成と諸元

編集

主要諸元一覧

編集
主要諸元一覧[18]
段数(Stage) 第1段 固体ロケットブースター 第2段 衛星フェアリング
(S型/L型/W型)
全長 37m 14.6 m 9.6m 10.4 m/16.4 m[19]/16.4 m[7]
外径 5.2 m 2.5 m 5.2 m 5.2 m/5.2 m/5.4 m[7]
質量 242 302(4本) 29 TBA
使用エンジン LE-9 SRB-3 LE-5B-3
推進薬重量 217 t 133.6 t(2本)
267.2 t(4本)
23 t
推進薬 液体酸素
液体水素
(LOX/LH2)
コンポジット固体推進薬 液体酸素
液体水素
(LOX/LH2)
推力[注 2] 2,942 kN(300 tf)(エンジン2基)
4,413 kN(450 tf)(エンジン3基)
約4,395 kN(約440 tf)(2本)
約8,630 kN(約880 tf)(4本)
約137 kN(約14 tf)
比推力 425 sec 283.6 sec 448 sec
有効燃焼時間 205/307 sec 105 sec 740 sec
姿勢制御方式 TBA TBA TBA
主要搭載
電子装置
TBA TBA TBA

構成と機体識別名称

編集

H3ロケットの構成はペイロードの重量や投入軌道により第1段エンジンの基数と固体ロケットブースターの本数が異なり、第1段エンジン3基でブースター0本、第1段エンジン2基でブースター2本、第1段エンジン2基でブースター4本の3種類の組み合わせが設定される[20]。第2段は3種類とも共通で、フェアリングはそれぞれ大小2種類が用意される。機体識別名称は「H3」にハイフンをつけた後ろの1つ目の数字が第1段エンジンの基数、2つ目の数字がブースターの本数、3つ目のアルファベットがフェアリングのサイズ(S:ショート、全長10.4m L:ロング、全長16.4m)となる。例えば「H3-24L」だと第1段エンジン2基、ブースター4本、フェアリングLサイズの構成となる。具体的には主に以下のバリエーションが想定されている[20]。またHTV-X打上機として、フェアリングのロングの直径を5.2mから5.4mに拡大したワイド(W)を用いる「H3-24W」がある[21]

H3ロケットの構成[7]
機体識別名称 1段主エンジン機数 固体ロケットブースタ本数 フェアリングサイズ 目標 用途 備考
H3-30S 3 0 ショート ペイロードは太陽同期軌道に4トン以上。 打ち上げ費用50億円。 主に官需ミッション 機体最小形態
H3-22S 2 2 ショート 高い競争力 試験機1号機で使用した構成[22]
H3-22L 2 2 ロング 商業ミッション
H3-24L 2 4 ロング 静止トランスファ軌道に6.5トン以上。 商業ミッション
H3-24W 2 4 ワイド 商業ミッション・HTV-X

なお、H3ロケットの機体識別名称の仕組みを策定した当初の2016年時点では「H3-32」の構成も設定する予定であったが[5][23]、H3-22形態の性能が所期より高く投入軌道の調整等によりH3-32の需要をカバーできると判断されたことから取り消された[20]。また、第2段ではLE-5Bの倍の28tfの推力を持つ新開発のエキスパンダーブリードサイクルエンジンであるLE-11エンジンを使用する構想もあったが[24]、挑戦的な第1段用LE-9の新規開発に専念するため見送られた[25]ほか、LE-5Bエンジンを2機にすることも検討されていた[26]。第1段に液体水素を選定した2013年頃には[27]、第1段エンジン2基でブースターなしの最小形態や、イプシロンロケットの2段目と共有化できるH-IIA/BのSRB-Aより小さいブースターを6本から8本使用する最大形態も検討されていたが[28]、これまで培ってきた技術、経験、設備を活用するため等の理由で採用に至らなかった。ブースター無しの試験機も予定されていたが[29]、試験機1号機は、H-IIBでの運用実績のあるエンジン2基クラスタ形態での段階的検証を重視し、H3-22Sの構成[30]で打ち上げられ、1号機が失敗したことで試験機2号機もH3-22Sの構成で打ち上げられた。

第1段エンジン3基でブースター0本の最小構成ではH-IIAの1/2の50億円で太陽同期軌道へ4トンの打ち上げが可能となる[30]。一方、第1段エンジン2基でブースター4本の最大構成ではロングコースト静止移行軌道へ6.5トンの打ち上げが可能となり、近年大型化する静止衛星の打ち上げにも対応可能となる[30]

第1段機体 LE-9エンジン

編集

N-IロケットからH-IIBロケットまでの従来の衛星打ち上げ用液体燃料ロケットでは第1段機体に「NIPPON」の文字が描かれていたが、H3では海外からの打ち上げ受注を意識して「JAPAN」に変更した[31]

アルミニウム合金製の第1段と第2段機体の材質、液体酸素液体水素を使用する液体燃料エンジンという基本的な構造はH-IIA/Bと共通となる[24]。第1段には新開発のエキスパンダーブリードサイクルLE-9エンジンを2基または3基使用することで、二段燃焼サイクルLE-7Aエンジンを使用していたH-IIA/Bと比べて打ち上げ時の安全性を抜本的に向上させると同時にエンジン1基当たりの費用を低減させる。エキスパンダーブリードサイクルエンジンは構造が単純なため安価で安全性が高いが、ターボポンプの駆動エネルギーを燃焼室からの吸熱に頼るという物理的制約から大推力を生成することが難しく、専ら第2段用エンジンとして実用化されてきた。LE-9エンジンは150tfという大推力で世界初の第1段用エキスパンダーブリードサイクルエンジンとなるため、H3ロケットにおける最も挑戦的な開発要素となる[32][33]。LE-9の部品点数はLE-7Aより20%少ない[34]。また、H-IIAでは輸入だった第1段推進剤タンクドーム(両端の半球形状の部分)をH-IIBと同じく国産化して費用を削減する[24]。(UACJにて製造・提供予定)

2018年から2020年にかけて行われた燃焼試験において、液体水素ターボポンプのタービン動翼に共振による破断と、燃焼室内壁に高熱による穿孔が確認されたため、設計が見直された。そのため打ち上げが2度にわたって延期され、2023年にLE-9 Type1を使った試験1号機を打ち上げた[32][3]

2024年2月LE-9 Type1とType1Aを一基づつ搭載した試験2号機を打ち上げる[35]

(開発の詳細はLE-9を参照)

第2段機体 LE-5B-3エンジン

編集

第2段エンジンにはH-IIA/Bで使用されていたLE-5B-2エンジンの改良型のLE-5B-3エンジンを1基使用する[23]。LE-5B-3には、H-IIAの29号機から適用された基幹ロケット高度化開発の成果を反映させて、静止軌道打ち上げ能力を向上させる。H-IIAと比べ2段目が大型化されるにあたって、エンジンの稼働時間が534秒から740秒に伸びるので、液体水素ターボポンプの改良によりエンジンの耐久性を上げると同時に、液体水素と高温の水素ガスを混ぜるミキサーの改良によりエンジンの燃費を改善させる[34]

固体ロケットブースター SRB-3

編集

固体ロケットブースターはIHIエアロスペースが製造し[23]、モーターケースは東レ炭素繊維「トレカ」により成型される[36]。H3ではH-IIA/Bで使用されていたSRB-Aと同規模のSRB-3を0本、2本または4本使用する[23]。全長は14.6mでSRB-Aの15.1mより少し短いのは、ノーズコーンなどが変わっているためである[37]。モーターケースの寸法はSRB-Aとほぼ同じだが、燃焼パターン(推力の時刻暦のことで、始めは速度を出すため一気に高い推力が出るように燃焼させ、速度が増し高度が高くなってくると重量と空力との関係で負荷がかかるため少し推力を落とし、大気が薄くなったら再び推力を上げるようになっている。)を変えたため推進薬量は約1トン増え、打ち上げ能力が増している。SRB-Aでの燃焼パターンは、2本形態と、4本形態の2種類あったが、SRB-3では2本使用時、4本使用時、イプシロンでの使用時、どの打ち上げでも最適な燃焼パターンに一本化されている[38][39]

推力偏向をLE-9エンジンに任せてSRB-3ではノズルの可動機構をなくす。また、H-IIA/BではCFRP製のSRB-Aの強度の問題から、SRB-Aは第1段機体とヨー・ブレスとスラスト・ストラットと呼ばれる横と斜め向きの棒状の接続部品を介して接続され分離モータで切り離しが行われていたが、H3のSRB-3ではスラストピンでの直接接続方式になり火薬による分離スラスタ(ガスアクチュエータ)で切り離しが行われ、この結果結合箇所が半減しかつ分離用火工品が8個から3個に減る[37][38][39]。これにより、今までは2本のストラットがブースターの推力をロケット本体に伝えていたが、SRB-3ではスラストピン1本でブースターの推力を伝えることになる[34]。この分離方式は、アメリカのアトラスVのブースターや、H-IIAで廃止された固体補助ブースター(SSB)といった小さなブースターでの採用例はあるが、SRB-3のような大型ブースターでは初めてである[37]

さらにSRB-Aではモーターケースの成形にオービタルATK社のライセンスと外国製の製造装置を使用していたが、SRB-3では国産技術に切り替えられ、この結果ライセンス料が不要になり、かつ設計や使用材料の自由度が高まった[37]。また推力パターンを変更して振動を低減させ、SRB-Aの推進薬のバインダー(ゴム)が生産終了することに伴う代替品の開発が行われる[37]。これらの変更や設計、製造工程の見直しによる製造、検査の自動化などにより、ブースターの費用低減と軽量化が図られる[5][25][38][40]

またSRB-3には強化型イプシロンロケットの第2段モータのM-35に適用された新規技術のモーターケース内面断熱材の積層構造の簡素化技術やノズルスロート材料の製造方法の効率化技術を適用させる[41]。さらにM-35の技術を適用されたSRB-3の仕様をイプシロンロケットの第1段モータにフィードバックすることで、SRB-3と将来のイプシロンロケットの第1段モータの大部分を共有化させる[41][42]。2019年8月28日と2020年2月29日に認定型モータ地上燃焼試験が実施された[43][44]。2回目の地上燃焼試験ではイプシロンロケット用の可動ノズルの試験も併せて実施されている[44]

フェアリング

編集

フェアリングはロケットが上昇中に人工衛星などのペイロードを空気力や空力加熱から保護するために使用されるロケット先端につけられた覆いであり、川崎重工が製造し、東レの炭素繊維と樹脂の「トレカプリプレグ」により成型されている[36]。H3ではペイロードの大きさに合わせてS型とL型の2種類からの選択となり[23]、L型の容積はH-IIAの4S型の2.3倍、5S型の1.5倍、H-IIBの5S-H型の1.1倍となり大型化されているが、厚さは約40mmで従来品と同等である。H-IIA/Bではいずれのフェアリングも先端が直線的なコーン形状だったのに対して、H3ではより優れた空力形状とするため滑らかな曲線のオジャイブ(ダブルコンター)形状にする。またH-IIA/Bではアルミスキン/アルミハニカムサンドイッチパネル構造であったがH3ではCFRPプリプレグ自動積層スキン/アルミハニカムサンドイッチパネル構造とし、H-IIBの5S-H型では20枚の分割構造だったのに対してH3のL型では8枚の分割構造に簡略化した上でボルトではなく接着接合にすることで、コスト削減と軽量化を同時に達成する。さらに溝と穴を施してハニカム構造に海水を流入させるようにする事で投棄フェアリングを海没させるようにして、従来行っていた船舶との衝突事故を避けるためのフェアリング回収作業をなくす[19][45]

射場

編集

H3ロケットの射場はH-IIA/Bの打上げに使われている種子島宇宙センターの吉信射点を改修して使用している。ロケットの整備組立棟を改修して使用している。横置きのまま部品を組み付けた後に、起立させて組み立てられるようにすることで、起立後の整備・点検作業を大幅に削減させる。ロケットが立てられる射座はH-IIBが使用していた第2射点を改修した。ロケットの推進剤を貯蔵供給する設備は現在のものを流用する。ロケットを整備組立棟から射点まで輸送するとともにそのまま発射台となる運搬車輌は新造される。打上げ管制を行う「発射管制棟」は、約3km離れた竹崎地区に移設される。点検の自動化により、打上げ当日の運用者は、H-IIAの100名から150名に対して1/3ないしは1/4以下に削減される予定[5]

打ち上げ

編集

試験機1号機

編集

2020年度の試験機1号機打ち上げを目指して開発が進められていた[5]が、2020年5月に行われた燃焼試験で新開発のLE-9エンジンに技術的課題が見付かり、2020年9月に2021年度中の打ち上げ予定へと延期され[46][47]、2022年1月に打ち上げ予定の時期は明言できないと再延期された[3]。2022年9月1日、JAXAは記者説明会を開催し、ターボポンプの振動問題についてはほぼ解決し、同年11月に行う燃焼試験の結果から打ち上げの可否の判断が行われると発表した[48][49][50]

11月の試験結果は良好で、JAXAは打ち上げを2023年2月12日に行うと発表[51]。その後の日程調整や気象条件などから2月17日に変更されたが[52][53]、同日の打ち上げは直前に中止となった。発射直前に機体と地上設備の通信・電源ラインを切り離した際、電気信号の乱れから1段機体制御コントローラが誤動作したとみられる[54][55][56]。誤動作の対策を経て打ち上げ日が再設定され、さらに天候による1日延期を経て3月7日に打ち上げが行われた[57][56][55][14]。開発の課題だったLE-9エンジンは正常に動作し、当初は順調に飛行を続け、第1段/第2段分離までは正常に行われた。しかし第2段エンジンへの点火の段階で点火できず、その後ミッションを達成する見込みがないとの判断から、指令破壊信号が送出され打ち上げは失敗となった[15]。その後の調査で電気系統のプログラムの誤動作は否定され、実際に短絡が生じて過電流が流れたとする見解が示された[58]。短絡の原因はその後の調査で9つに絞り込まれた[59]。さらに3つのシナリオにまで絞り込まれ、その3つのシナリオの全てに再発防止策を施して試験機2号機を打ち上げることになった[60]

打ち上げ履歴・予定の一覧

編集

特に断りのない限り、過去の打ち上げ履歴と2023年12月22日に決定された宇宙基本計画工程表の打ち上げ予定による[61]

フライト名 結果 日時 (UTC) 型番 投入軌道 打ち上げ場所 ペイロード型番 ペイロード説明
TF1(試験機1号機) 失敗 2023年3月7日 01:37:55[62] H3-22S[63] 太陽同期回帰軌道[64] LP2、種子島  ALOS-3 先進光学衛星「だいち3号
最初に日時が設定された打ち上げ予定日は2月12日だったが、天候不良で13日、17日と2度延期された。2023年2月17日[65][66]10時37分55秒(JST)の打ち上げ時刻に向けて発射カウントダウンが進められ、打ち上げ6.3秒前に第1段エンジンLE-9に着火したが、1段機体システムが異常を検知して固体ロケットブースタSRB-3の着火信号を送出しなかったため打ち上げに至らなかった[57][67][68][69]。対策が施されJAXAが再設定した3月6日は天候不良で4度目の延期となった。翌日3月7日[14]10時37分55秒(JST)に打ち上げが行われた。しかし第2段エンジンへの点火が確認されずミッションを達成する見込みがないとの判断から、10時51分50秒(JST)、指令破壊信号が送信され打ち上げは失敗となった[14][15]。原因は第二段エンジン「LE-5B-3」の電源系統から漏電したことだった[70]
TF2(試験機2号機) 成功 2024年2月17日
00:22:55[71]
H3-22S[72] 大気圏再突入 LP2、種子島 VEP-4 ロケット性能確認用ペイロード[73]、分離機構の動作確認後、予定どおり第2段と共に大気圏再突入した
太陽同期準回帰軌道 CE-SAT-1E キヤノン電子の50kg級光学衛星[74][75]
太陽同期準回帰軌道 TIRSAT 一般財団法人宇宙システム開発利用推進機構の3U衛星[74]
当初の打ち上げ予定は2月15日で、天候不良により延期された。
3号機 成功 2024年7月1日
03:06:42[76]
H3-22S[77] 太陽同期準回帰軌道 LP2、種子島  ALOS-4[78][79] 先進レーダ衛星「だいち4号
当初の打ち上げ予定は6月30日で、天候不良により延期された。
4号機 成功 2024年11月4日

06:48:00[80]

H3-22S GTO(静止トランスファ軌道
→GSO(静止軌道
LP2、種子島  DSN-3 Xバンド防衛通信衛星3号機(きらめき3号)
当初の打ち上げ予定は10月20日で、天候不良および第2段エンジンの不具合などで計4回ほど延期された。
Planned 2024年度 H3-22S   QZS-5 準天頂衛星システム5号機
Planned 2025年度 H3-30S VEP 性能評価用ペイロードを搭載しH3-30S形態初の試験打ち上げ[81]
Planned 2025年度 H3-24W   HTV-X1 新型宇宙ステーション補給機1号機
Planned 2025年度 H3   QZS-6 準天頂衛星システム6号機
Planned 2025年度 H3   QZS-7 準天頂衛星システム7号機
Planned 2025年度 H3  ETS-IX 次期技術試験衛星きく9号
Planned 2025年度末か2026年度初頭 H3-24W   HTV-X2 新型宇宙ステーション補給機2号機
Planned 2025年度末か2026年度初頭 H3    LUPEX 月極域探査機(月面極地探査ミッション
Planned 2026年度 H3-24L   MMX 火星衛星探査計画(戦略的中型1)
Planned 2026年度 H3-24W   HTV-X3 新型宇宙ステーション補給機3号機
Planned 2026年度 H3   IGS 情報収集衛星光学多様化1号機
Planned 2026年度 H3   SDA 宇宙領域把握(SDA)衛星
Planned 2027年度 H3   IGS-Optical 9 情報収集衛星光学9号機
Planned 2027年度 H3   IGS 情報収集衛星光学多様化2号機
Planned 2027年以降[82] H3   (TDB) ユーテルサット社の衛星
Planned 2028年度第一四半期[83] H3   MBR MBR Explorer英語版
Planned 2028年度 H3   Himawari-10 気象衛星「ひまわり10号」
Planned 2028年度末か2029年度初頭 H3   IGS 情報収集衛星レーダ多様化1号機
Planned 2029年度 H3   IGS-Optical 10 情報収集衛星光学10号機
Planned 2029年度末か2030年度 H3   IGS 情報収集衛星レーダ多様化2号機
Planned 2031年度 H3   IGS-Radar 9 情報収集衛星レーダ9号機
Planned 2032年度 H3   情報収集衛星光学多様化後継機
Planned 2032年度 H3   LiteBIRD 宇宙マイクロ波背景放射偏光観測衛星(戦略的中型2)
Planned 2033年度以降 H3   IGS-Optical 11 情報収集衛星光学11号機
Planned 2033年度以降 H3   IGS-Radar 10 情報収集衛星レーダ10号機
Planned 2033年度以降 H3   情報収集衛星光学多様化後継機
Planned (TDB) H3   (TDB) インマルサット社の衛星[84]

開発略年表

編集

2011年度より第4期中期計画(2018 - 22年度)中の試験機打ち上げを目標として研究が進められ、2014年のミッション定義審査(MDR)により準備段階(プリプロジェクト)である概念設計が開始され、2015年のシステム定義審査(SDR)により実行段階(プロジェクト)である基本設計(開発フェーズ)が開始された。

2012年(平成24年)
  • 5月10日 JAXAの理事長立川敬二は、新型基幹ロケットを2018年から2022年までに打ち上げたいと語り、実用化に向け開発への強い意欲を示した[12]
  • 12月13日文部科学省科学技術・学術審議会の研究計画・評価分科会宇宙開発利用部会が本機を開発する方針を決定した。開発に当たっては、管制施設の簡略化などにより新型基幹ロケットの打ち上げコストをH-IIAロケットと比べて半減させることを目指すとした[85]。この方策の取りまとめでは、ロケット開発の技術基盤・産業基盤の継承が困難となりつつある状況と、その結果として将来的にロケットの新規開発や既存ロケットの円滑な運用が困難になる恐れについても触れられている[85]
2013年(平成25年)
  • 5月28日、内閣府宇宙政策委員会の宇宙輸送システム部会の第6回会合で、2014年度に新型基幹ロケットの開発を始めることを決定した[13][86]
  • 5月30日、宇宙政策委員会第15回会合で、この宇宙輸送システム部会の決定が了承され、新型基幹ロケットの開発の方針が決定した[87]
  • 6月4日、平成26年度宇宙開発利用に関する戦略的予算配分方針(経費の見積り方針)(平成25年6月4日 内閣府特命担当大臣(宇宙政策)から関係閣僚に対して通知)において、新型基幹ロケットの開発着手を決定した[2]
  • 9月4日、第12回宇宙開発利用部会において液体水素(LH2)、ケロシン、メタン、固体の中からコアロケットの燃料に液体水素を選定したことを報告した[27]
2014年(平成26年)
  • 1月、JAXAでミッション定義審査(MDR)を実施[2]
  • 3月25日、三菱重工業が開発主体に選定された[2]。新型ロケット機体の設計・開発段階から民間企業が中心的役割を担うのは初めてとなる。
2015年(平成27年)
  • 4月9日、文部科学省科学技術・学術審議会の 研究計画・評価分科会宇宙開発利用部会でシステム定義審査(SDR)の結果を報告し了承された[5]
  • 4月23日、内閣府宇宙政策委員会の宇宙産業・科学技術基盤部会で概念設計フェーズから基本設計フェーズ(開発フェーズ)への移行が了承された[5]
  • 7月2日、文部科学省科学技術・学術審議会の 研究計画・評価分科会宇宙開発利用部会で「H3ロケット」という正式名称と第2段エンジン1基の形態が了承された[23]
2016年(平成28年)
  • 4月、JAXAでロケット総合システム基本設計審査(PDR)を実施し、詳細設計フェーズへの移行は可能と判断した[18]
2017年(平成29年)
  • 12月、JAXAでロケット総合システム詳細設計審査(CDR)を実施し、製作・試験フェーズへの移行は可能と判断した[88]
2019年(平成31年、令和元年)
  • MHI田代試験場にてLE-9エンジン2基クラスタ構成による第1段厚肉タンクステージ燃焼試験(BFT)を1月18日から4月12日までに4回実施[89][90]
  • MHI田代試験場にてLE-9エンジン3基クラスタ構成による第1段厚肉タンクステージ燃焼試験(BFT)を10月17日から翌年2月13日までに4回実施[91][90]
2020年(令和2年)
  • 9月、JAXAがLE-9エンジンの技術的課題により同年度中の初打ち上げの予定を2021年度へ延期することを発表[46]
2021年(令和3年)
  • 極低温点検を3月17日、18日に種子島宇宙センターにおいて実施[92][93]
2022年(令和4年)
  • 1月、JAXAがLE-9エンジンの技術的課題により2021年度中の初打ち上げの予定を2022年度以降に再延期することを発表[3]
2023年(令和5年)
  • 2月17日10:37、初号機打ち上げを予定していたが、カウントダウン終了後も補助ロケットSRB-3に点火せず、打ち上げは中止された[94]。点火しなかった原因は「機体と地上設備の電気的離脱時に発生する通信・電源ラインの過渡的な電位変動の影響により1段機体制御コントローラが誤動作したため」としている[95][68][69]
  • 3月7日10:37、初号機の打ち上げが行われたが、2段目ロケットに点火せず指令破壊[96]。その後の調査によればエンジンは点火信号を受信したものの、点火前に電気系統のトラブルが発生したという。最高到達高度は 632 km、指令破壊時刻は打ち上げ後13分55秒だった[97]。過電流により電源が遮断したと考えられる。第2段はH-IIAと共通部分が多いが、H-IIAでは同様のトラブルは発生しておらず、さらに調査が進められる[98]

国際競争力と課題

編集

H3ロケットでは、これまでのH-IIAでは高コストのために十分には成し遂げられていない商用化を目指し、1回あたりの打ち上げコストをH-IIAと比べて半分の約50億円に減らすことを目標としている。一方でスペースXファルコン9ロケットが世界初の衛星打ち上げロケットの垂直着陸を達成し、ロケットの再利用を開始。ロケットの価格破壊を起こしている。2022年時点でのファルコン9の打ち上げ費用は6,700万ドル(当時のレートで約84億円)[99]だが、スペースXを率いるイーロン・マスクファルコン9ブロック5の限界費用は1500万ドルだと主張[100]している。三菱重工はコスト削減により約50億円のコストを実現できたとしても、スペースXの低コスト化を進める攻勢によって「相場水準がさらに下がってしまえば、コスト競争力だけで勝負できるかは不透明」とコメントしている[101]。一方、ロケットビジネスで大きな成功を収めているアリアンスペースもまたコスト半減を目指す次世代低コストロケットのアリアン6の開発を進めている[102]

H3は最小構成のH3-30型で、太陽同期軌道で4トン50億円を達成することを目標としており[103]、また計画ではH3-24W型は16トンのHTV-Xを打ち上げることが可能だが、2023年現在でこれらの打ち上げはまだ先であり、コストには不明点が多い。 再利用時にファルコン9が低軌道に打ち上げ可能なペイロードは重量17.5トンであり[104] 、2021年時点で日経ビジネスは、H3は使い切り型ロケットのために「改良型として再利用技術を導入するなど対応を迫られる」可能性を指摘している[101]。JAXAはH3とは別プロジェクトとしてフランス・ドイツの宇宙機関と国際協力し、ロケットの第1段部分の再利用の研究をしている[101]。また、宇宙飛行士野口聡一は「日本は労働単価が高いため、コストを抑えるには再使用型にする以外に道はないと感じる」と発言している[105]

JAXAは当初、2020年度中のH3の1号機打ち上げを目指していたが、LE-9エンジンの技術的課題から2022年度まで2度にわたり延期。その間、衛星打ち上げはスペースXの一人勝ち状態となっており[106]、開発の遅れにより、世界的な受注競争に出遅れるとの懸念も出た[107]。2022年はスペースXが1社で61回と驚異的なペースでロケットを打ち上げたのに対し、日本はH3の延期とイプシロンロケット6号機の打ち上げ失敗などで打ち上げ成功がゼロに終わり[注 3]、世界との差の広がりも指摘される[106]

その一方で2022年ロシアのウクライナ侵攻に関連する西側諸国からロシアへの制裁の報復措置として、ロシアはソユーズロケットの打ち上げサービスを西側諸国には提供しなくなっており、衛星打ち上げ需要が高まる中でロケットが極端な供給不足を迎えていることから[106][108]、ビジネスチャンスだとの指摘もあった[106]

当初の予定から2年遅れて2023年3月7日に行われた試験1号機の打ち上げが行われたが、失敗に終わったことで、日本の宇宙ビジネスにおける影響は大きいと指摘されている[109]大同大学名誉教授の澤岡昭は「海外の衛星事業者が他国のロケットに流れ、商業面でのダメージは非常に大きい」と、科学技術ジャーナリストの松浦晋也は「今後の影響を最小限にするためにも、H3を含めて打ち上げ、開発の動きを止めてはいけない」とそれぞれ指摘した。ただしESA(欧州宇宙機関)アリアン5ロケットが実用衛星を載せた初号機の打ち上げに失敗したが、2018年のデータで商業静止衛星のシェア5割を獲得した事例もある[110]

各国の同規模のロケットとの比較

編集

特筆のないものは、JAXAの3、4号機プレスキット[111][112]を出典とする。

ロケット名 開発国 低軌道ペイロード重量(kg) SSOペイロード重量(kg) 静止トランスファ軌道ペイロード重量(kg) 打ち上げ費用 初打ち上げ年 稼働状況
H3-30 日本 - 4,000[113] TBD 50億円(目標) 2025年(予定) 開発中
H3-22 日本 TBD TBD TBD TBD 2023年 運用中
H3-24 日本 16,000(HTV-XをISS軌道に搭載可能[114] - 6,500[6] TBD 2025年(予定) 開発中
ファルコン9ブロック5 米国 22,800 TBD 5,500(再利用)[115]
8300(拡大型)[115]
6,200万ドル 2015年 運用中
ファルコンヘビー 米国 63,800 TBD 26,700 1億5000万ドル 2018年 運用中
ヴァルカン-セントール 米国 9,400 - 31,400 7,700 - 27,900 4,800 - 16,300 8500万ドル - 2億6000万ドル 2024年 運用中
ニューグレン 米国 45,000 TBD 13,000 TBD 2024年(予定) 開発中
MLV 米国 16,000[116] TBD TBD TBD 2025年(予定) 開発中
アリアン6 欧州 10,000 - 20,000(ISS軌道) 7,200 - 15,500[117] 4,500 - 10,500 9400万ドル - 1億1700万ドル 2024年 運用中
LVM3 インド 8,000 TBD 4,000 6300万ドル 2017年 運用中

将来構想

編集

増強型

編集

日本がアメリカ主導の月軌道プラットフォームゲートウェイへ参加することを受け、従来の国際宇宙ステーションよりも遠くに物資を運搬する必要が生じた。補給船には月へ向かうだけの推進剤を余分に積む必要があるため、従来のH3とHTV-Xの運搬能力では2回に分けて打ち上げる必要があり、軌道上で合体させて月へ向かう形になる。これらをまとめて1度に打ち上げたほうが効率的という観点から、三菱重工は2019年11月にH3ロケット増強型の構想を明らかにした[118]。第1段を3本束ねたような形状で打ち上げ能力を約2倍にすることが構想されている[119]。しかし開発費だけでなく射場の改修費用なども必要になるため、従来の運搬能力のまま打ち上げ回数を2回に増やしたほうが安価に済むことから、増強型の実現には月軌道プラットフォームゲートウェイ以外においても大型ロケットの需要を増やす必要があると考えられた。

再使用型次世代ロケット

編集

JAXAは単段式の再使用型ロケット実験機CALLISTOの成果を元に、将来の大型ロケットにおいて1段目再使用を行うかを検討する考えを示していた[120]。2021年5月12日、文部科学省は、使い捨て型のH3ロケットが50億円でコストで競争力に欠けるため、2030年打上げ目標の次世代機の第1段を再使用型にし、現在のファルコン9ブロック5に近い25億円というコスト半減を狙う方針を固めた[121][122]。また2040年代には更にコストを削減し1回の打上げをH3ロケットの10分の1、5億円とするとしている[121][123]

脚注

編集

注釈

編集
  1. ^ 比較対象のH-IIA204の能力値がロングコーストのものであるため、H3の能力値もロングコーストのものと推測される。
  2. ^ 第1段と2段は真空中推力、固体ロケットブースターは平均推力。
  3. ^ 翌年の2023年1月に情報収集衛星を搭載したH2Aロケット46号機の打ち上げには成功しているため、2022年度としてはゼロではない。

出典

編集
  1. ^ a b 新型基幹ロケットの機体名称決定について』(プレスリリース)JAXA、2015年7月2日https://www.jaxa.jp/press/2015/07/20150702_h3_j.html2015年7月2日閲覧 
  2. ^ a b c d e 新型基幹ロケットの開発及び打上げ輸送サービス事業の実施事業者の選定結果について』(プレスリリース)JAXA、2014年3月25日https://www.jaxa.jp/press/2014/03/20140325_rocket_j.html2015年7月2日閲覧 
  3. ^ a b c d H3ロケットの試験機1号機の打上げについて”. 国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構 (2022年1月21日). 2022年1月21日閲覧。
  4. ^ 予算関連(予算推移、プロジェクト関連)”. JAXA. 2024年9月27日閲覧。
  5. ^ a b c d e f g h i j k l m n o 新型基幹ロケットの開発状況について』(PDF)(プレスリリース)JAXA、2015年7月2日https://www.jaxa.jp/press/2015/07/files/20150702_rocket_j.pdf2015年7月2日閲覧 
  6. ^ a b 宇宙政策委員会 第45回会合 議事次第 参考資料 平成27年度補正及び平成平成28年度予算案の宇宙関係予算について(省庁別事業概要)p9, 通算p28” (PDF). 内閣府 (2016年2月3日). 2016年2月22日閲覧。
  7. ^ a b c d 奈良登喜雄、恩河忠興、新津真行、田村貴史、北山治、三原与周. “基幹ロケット H3 の開発状況と今後の展望”. 三菱重工業. 2023年4月5日閲覧。
  8. ^ 新世代H3ロケットいざ打ち上げ 高性能&低コスト、切り札は新エンジン”. Science Portal - 科学技術の最新情報サイト「サイエンスポータル」. 2023年3月7日閲覧。
  9. ^ “新型基幹ロケット「H3」の挑戦 1/5”. 株式会社マイナビ. (2015年7月15日). オリジナルの2017年9月12日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20170912011650/http://news.mynavi.jp:80/series/jaxa_h3/001/ 2016年2月20日閲覧。 
  10. ^ a b c “新型基幹ロケット「H3」の挑戦 2/5”. 株式会社マイナビ. (2015年7月22日). オリジナルの2017年9月28日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20170928031914/http://news.mynavi.jp:80/series/jaxa_h3/002/ 2016年2月20日閲覧。 
  11. ^ ファン!ファン!JAXA! FAQ ロケットの名前はどのようにして決まるのですか? JAXA公式サイト
  12. ^ a b “次期基幹ロケットH3、22年度までに打ち上げ-JAXA理事長”. 日刊工業新聞. (2012年5月11日). オリジナルの2015年7月2日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20150702173810/http://www.nikkan.co.jp/news/nkx0720120511eaai.html 
  13. ^ a b “次期主力ロケット「H3」、民間中心で開発を決定”. 日本経済新聞. (2013年5月29日). https://www.nikkei.com/article/DGXNASDD280QQ_Y3A520C1TJ2000/ 2013年5月29日閲覧。 
  14. ^ a b c d H3ロケット打ち上げ1日延期 7日午前に”. 産経新聞 (2023年3月4日). 2023年3月4日閲覧。
  15. ^ a b c H3ロケット初号機失敗 打ち上げ後に指令破壊”. 日本経済新聞 (2023年3月7日). 2023年3月7日閲覧。
  16. ^ 第2段着火せず破壊 次世代基幹ロケットH3、開発遅れの末 打ち上げ失敗:朝日新聞デジタル”. 朝日新聞デジタル (2023年3月8日). 2023年3月8日閲覧。
  17. ^ 「H3」2号機打ち上げ、衛星分離に成功 30年ぶり国産新型”. 毎日新聞 (2024年2月17日). 2024年2月17日閲覧。
  18. ^ a b H3ロケット基本設計結果について』(PDF)(プレスリリース)JAXA、2016年6月14日https://www.jaxa.jp/press/2016/06/files/20160614_h3_01_j.pdf2016年6月21日閲覧 
  19. ^ a b No.2314 :H3ロケット用新型フェアリングの分離放てき試験の報道公開 宇宙作家クラブ 2020年1月1日
  20. ^ a b c H3ロケットの開発状況について』(プレスリリース)JAXA、2018年11月29日https://www.jaxa.jp/press/2018/11/files/20181129_h3.pdf2018年12月6日閲覧 
  21. ^ 新型宇宙ステーション補給機(HTV‐X)の開発状況について』(プレスリリース)JAXA、2021-02-29https://www.mext.go.jp/kaigisiryo/content/20210209-mxt_uchukai01-000012703_10.pdf2022年1月29日閲覧 
  22. ^ 試験機|H3ロケット|JAXA 宇宙輸送技術部門”. www.rocket.jaxa.jp. 2023年4月10日閲覧。
  23. ^ a b c d e f H3ロケットの開発状況について” (PDF). 文部科学省 宇宙開発利用部会 (2016年2月2日). 2016年2月18日閲覧。
  24. ^ a b c 詳説H3ロケット開発スタート -(3)ロケット機体の技術-”. 宇宙エレベーター協会 (2015年7月18日). 2015年7月19日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年2月20日閲覧。
  25. ^ a b “新型基幹ロケット「H3」の挑戦 5/5”. 株式会社マイナビ. (2015年8月24日). オリジナルの2017年11月17日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20171117202610/http://news.mynavi.jp:80/series/jaxa_h3/005/ 2016年2月20日閲覧。 
  26. ^ 新型基幹ロケットの開発状況について』(PDF)(プレスリリース)JAXA、2015年4月9日https://www.jaxa.jp/press/2015/04/20150410_rocket_j.pdf2019年1月14日閲覧 
  27. ^ a b 新型基幹ロケットに関する検討状況について』(PDF)(プレスリリース)JAXA、2013年9月4日https://www.jaxa.jp/press/2013/09/20130904_rocket_j.pdf2019年1月14日閲覧 
  28. ^ 新型基幹ロケットの開発状況について” (PDF). 宇宙開発利用部会 (2014年6月16日). 2019年1月14日閲覧。
  29. ^ H3はカスタマーファーストのロケットに~技術志向からサービス志向への大転換”. JAXA. 2022年1月29日閲覧。
  30. ^ a b c H3ロケットの開発状況について”. 宇宙開発利用部会. 文部科学省 (2019年12月10日). 2020年3月7日閲覧。
  31. ^ H3機体に「JAPAN」 新主力ロケットの外観公表”. 日本経済新聞 (2021-01021). 2021年1月21日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年2月10日閲覧。
  32. ^ a b H3ロケット開発を襲った“魔物”とは?、エンジンに見つかった技術的課題 1/1”. マイナビニュース (2020年9月24日). 2020年10月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年10月1日閲覧。
  33. ^ “魔物”のロケットエンジン、LE-9開発に挑む H3プロジェクトマネージャー、JAXAの岡田匡史氏に聞く(その2)”. 日経BP社 (2015年10月5日). 2015年10月6日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年2月20日閲覧。
  34. ^ a b c “H3ロケット”. 宇宙航空の最新情報マガジン JAXA's (JAXA) 62: 4-7. (2015-10-01). https://fanfun.jaxa.jp/c/media/file/media_jaxas_jaxas062.pdf 2018年10月22日閲覧。. 
  35. ^ H3ロケット2号機はどこが変わった? 機体やミッションについてJAXAが説明”. TECH+(テックプラス) (2024年1月15日). 2024年1月17日閲覧。
  36. ^ a b 東レのトレカプリプレグ H3ロケットに採用”. ゴムタイムス (2023年2月14日). 2023年2月24日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年2月24日閲覧。
  37. ^ a b c d e 宇宙に吼えろ! 新型固体ロケットブースター「SRB-3」燃焼試験取材 第2回 カギは国産化と簡素化 - 先代から大きく進化を遂げた「SRB-3」”. マイナビニュース (2018年9月7日). 2019年10月28日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年10月14日閲覧。
  38. ^ a b c “H3プロジェクト前進へ”. 宇宙航空の最新情報マガジン JAXA's (JAXA) 74: 10. (2018-10-01). https://fanfun.jaxa.jp/c/media/file/media_jaxas_jaxas074.pdf 2018年10月14日閲覧。. 
  39. ^ a b JAXA 第一宇宙技術部門 ロケットナビゲーター SRB-3 概要”. JAXA. 2017年6月19日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年10月14日閲覧。
  40. ^ JAXA、新型基幹ロケットの概要の最新版を発表 エンジン、射場などに変化”. sorae.jp (2015年4月19日). 2015年7月2日閲覧。
  41. ^ a b イプシロンロケット H3ロケットとのシナジー対応開発の検討状況』(PDF)(プレスリリース)JAXA、2016年6月14日https://www.jaxa.jp/press/2016/06/files/20160614_h3_02_j.pdf2016年6月24日閲覧 
  42. ^ “新しく生まれ変わったイプシロン…「強化型」では何が変わったのか”. 株式会社マイナビ. (2015年12月22日). オリジナルの2016年12月5日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20161205184902/http://news.mynavi.jp/articles/2015/12/22/epsilon// 2016年2月20日閲覧。 
  43. ^ H3ロケット用固体ロケットブースタ(SRB-3)認定型モータ地上燃焼試験(その1)の結果について』(プレスリリース)JAXA、2019年8月28日https://www.jaxa.jp/press/2019/08/20190828b_j.html2020年3月1日閲覧 
  44. ^ a b H3ロケット用固体ロケットブースタ(SRB-3)認定型モータ地上燃焼試験(その2)の結果について』(プレスリリース)JAXA、2020年2月29日https://www.jaxa.jp/press/2020/02/20200229-1_j.html2020年3月1日閲覧 
  45. ^ ロケット用フェアリングの開発 川崎重工技報・179号 2018年5月
  46. ^ a b H3ロケットの開発計画の見直しについて』(プレスリリース)JAXA、2020年9月11日https://www.jaxa.jp/press/2020/09/20200911-2_j.html 
  47. ^ JAXA、「H3」ロケット打ち上げ延期の理由 タービンに疲労破面”. ニュースイッチ by 日刊工業新聞社 (2020年9月12日). 2020年9月12日閲覧。
  48. ^ JAXA、「H3ロケット」年度内打ち上げへ 11月試験で判断”. 日刊工業新聞 (2022年9月2日). 2022年9月4日閲覧。
  49. ^ 「新エンジン開発の見通し立つ」新型のH3ロケット2022年度中打ち上げへ JAXA”. FNNプライムオンライン (2022年9月1日). 2022年9月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年9月4日閲覧。
  50. ^ 新型ロケット「H3」 発射地点でメインエンジン燃焼試験 鹿児島”. 日本放送協会 (2022年11月7日). 2022年11月7日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年11月8日閲覧。
  51. ^ 新たな主力ロケット「H3」初号機 来年2月12日に打ち上げ JAXA”. NHK NEWS WEB. NHK (2022年12月23日). 2023年2月19日閲覧。
  52. ^ 新たな主力ロケット「H3」初号機の打ち上げ15日に JAXA”. NHK NEWS WEB. NHK (2023年2月9日). 2023年2月19日閲覧。
  53. ^ 「H3」初号機 打ち上げ17日に JAXA “気象条件整わず””. NHK NEWS WEB. NHK (2023年2月14日). 2023年2月19日閲覧。
  54. ^ 「H3」ロケット続報 打ち上げ中止の原因は機体や地上設備の電気的な挙動による影響か”. sorae (2023年2月24日). 2023年2月24日閲覧。
  55. ^ a b H3ロケット試験機1号機による先進光学衛星「だいち3号」(ALOS-3)の打上げについて[再設定(その4)]”. JAXA (2023年3月3日). hdl:JAXA230303. 2023年3月4日閲覧。
  56. ^ a b 「H3」初号機 今月6日に改めて打ち上げへ 正式発表 JAXA”. NHK (2023年3月3日). 2023年3月4日閲覧。
  57. ^ a b H3ロケット試験機1号機による先進光学衛星「だいち3号」(ALOS-3)の本日の打上げ中止について”. JAXA (2023年2月17日). 2023年2月17日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年2月17日閲覧。
  58. ^ H3ロケット打ち上げ失敗、電力回路の短絡が原因か”. 日経XTECH (2023年4月28日). 2023年5月25日閲覧。
  59. ^ 「H3」打ち上げ失敗 想定されるケースは9つ JAXA”. NHK (2023年6月22日). 2023年6月23日閲覧。
  60. ^ H3初号機失敗、背景に「実績重視、対策や確認の不足」文科省が報告書”. Science Portal - 科学技術の最新情報サイト「サイエンスポータル」. 2023年11月11日閲覧。
  61. ^ 宇宙基本計画工程表(令和5年度改訂)p.45ほか”. 内閣府 (2023年12月22日). 2024年1月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年2月17日閲覧。
  62. ^ H3ロケット試験機1号機による先進光学衛星「だいち3号」(ALOS-3)の打上げについて[再設定(その5)]” [Launch of Advanced Optical Satellite "DAICHI-3" (ALOS-3) by H3 Rocket Test Vehicle No. 1 [Reschedule (Part 5)]]. JAXA (2023年3月4日). 2023年3月22日閲覧。
  63. ^ ja:H3ロケットの開発状況について”. 宇宙開発利用部会 (10 December 2019). 10 December 2019閲覧。
  64. ^ 令和4年度ロケット打上げ計画書 先進光学衛星(ALOS-3)/H3ロケット試験機1号機(H3・TF1)” (PDF). JAXA. 2022年12月23日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年12月25日閲覧。
  65. ^ “H3打ち上げ 17日に延期”. 産経新聞. (2023年2月14日). https://www.sankei.com/article/20230214-KKQSVHBFBRN75KZN2PEORJSLIE/ 2023年2月14日閲覧。 
  66. ^ H3ロケット試験機1号機による先進光学衛星「だいち3号」(ALOS-3)の打上げ時刻及び打上げ時間帯について[再設定(その3)]”. JAXA. JAXA (2023年2月15日). 2023年2月19日閲覧。
  67. ^ “H3ロケット、打ち上げ0.4秒前にトラブル 3月までに再トライへ”. 朝日新聞デジタル. (2023年2月17日). https://www.asahi.com/articles/ASR2K5W7QR2KULBH00P.html 2023年2月18日閲覧。 
  68. ^ a b 6日に打ち上げ再挑戦 発射直前に中止のH3ロケット―ノイズで誤作動、対策にめど・JAXA”. JIJI.com. 2023年3月7日閲覧。
  69. ^ a b H3ロケット試験機1号機 打上げ中止の原因調査と対応について”. JAXA. 2023年3月7日閲覧。
  70. ^ 過電流を検知して第2段の電源を遮断 H3打ち上げ失敗、絞り込まれた3つの原因”. 日経XTECH. 2024年2月15日閲覧。
  71. ^ H3ロケット試験機2号機の打上げ結果について”. 宇宙航空研究開発機構 (2024年2月17日). 2024年2月17日閲覧。
  72. ^ H3ロケット試験機2号機計画に関する方向性について』(PDF)(プレスリリース)文部科学省研究開発局、宇宙航空研究開発機構、2023年5月24日https://www.mext.go.jp/kaigisiryo/content/20230524-mxt_uchukai01-000029953_4.pdf2023年7月14日閲覧 
  73. ^ H3ロケット試験機2号機のペイロードとは? ロケット性能確認用ペイロードと小型副衛星2機を搭載』(プレスリリース)soraehttps://sorae.info/space/20240216-h3tf2.html2024年2月17日閲覧 
  74. ^ a b H3ロケット試験機2号機計画に関する方向性について』(PDF)(プレスリリース)宇宙航空研究開発機構、2023年6月27日https://www.mext.go.jp/kaigisiryo/content/20230627-mxt_uchukai01-000030648_2.pdf2023年7月14日閲覧 
  75. ^ 超小型人工衛星「CE-SAT-IE(シーイー・サット・ワンイー)」の副光学系カメラの初撮影に成功!”. キヤノン電子. 2024年2月26日閲覧。
  76. ^ "H3ロケット3号機による先進レーダ衛星「だいち4号」(ALOS-4)の打上げ時刻及び打上げ時間帯[再設定]" (Press release). 宇宙航空研究開発機構. 29 June 2024. 2024年7月1日閲覧
  77. ^ 2024 年度 ロケット打上げ計画書 先進レーダ衛星「だいち 4 号」(ALOS-4)/ H3 ロケット 3 号機(H3・F3)”. 2024年4月26日閲覧。
  78. ^ JAXA | 先進レーダ衛星「だいち4号」(ALOS-4)”. JAXA | 宇宙航空研究開発機構. 2023年2月9日閲覧。
  79. ^ 日本放送協会. “来年度打ち上げ予定「H3」2号機が種子島に到着 鹿児島|NHK 鹿児島県のニュース”. NHK NEWS WEB. 2023年2月9日閲覧。
  80. ^ JAXA | H3ロケット4号機によるXバンド防衛通信衛星「きらめき3号」の打上げ結果”. JAXA | 宇宙航空研究開発機構. 2024年11月4日閲覧。
  81. ^ 株式会社インプレス (2024年10月23日). “打上げ費用半額 "H3ロケット新形態"と宇宙ビジネスへの展望”. Impress Watch. 2024年10月23日閲覧。
  82. ^ 仏ユーテルサット社と三菱重工、H3ロケットでの複数の打上げに関して合意”. 三菱重工 (2024年9月18日). 2024年11月5日閲覧。
  83. ^ UAE、次期UAE国家ミッションで三菱重工と再び提携 UAE宇宙庁が2028年に打上げを計画する小惑星帯探査ミッション「Emirates Mission to the Asteroid Belt」に向け、UAE宇宙庁と三菱重工がH3ロケットでの打上げで合意”. 三菱重工 (2024年10月11日). 2024年10月14日閲覧。
  84. ^ 英インマルサット社と三菱重工、新型基幹ロケットH3での打上げで民間企業と初の合意 打上げは2022年以降を予定”. 三菱重工 (2018年12月6日). 2024年11月5日閲覧。
  85. ^ a b 文部科学省における宇宙分野の推進方策について” (PDF). 文部科学省 (2012年12月). 2015年7月2日閲覧。
  86. ^ 第6回宇宙輸送システム部会 議事録”. 内閣府 (2013年5月28日). 2018年12月8日閲覧。
  87. ^ 第15回宇宙政策委員会 議事録”. 内閣府 (2013年5月28日). 2016年2月20日閲覧。
  88. ^ H3ロケット詳細設計結果について』(プレスリリース)JAXA、2018年1月24日https://www.jaxa.jp/press/2018/01/files/20180124_h3.pdf2018年12月6日閲覧 
  89. ^ H3ロケットのBFTが初公開 - LE-9エンジン×2基の轟音が秋田の山中に轟く!”. 2019年7月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年3月13日閲覧。
  90. ^ a b H3|ロケット|JAXA 第一宇宙技術部門 ロケットナビゲーター”. 2019年4月20日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年3月13日閲覧。
  91. ^ LE-9エンジン×3基の燃焼試験が初公開、H3ロケットのBFTは全て無事に完了!”. 2020年6月8日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年3月13日閲覧。
  92. ^ H3ロケット試験機1号機 極低温点検の結果について”. 国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構 (2021年3月18日). 2021年4月22日閲覧。
  93. ^ H3ロケットが初めて射点へ! 「技術と天気と戦った」極低温点検が完了”. マイナビニュース (2021年4月22日). 2021年4月22日閲覧。
  94. ^ 「H3」初号機 組み立て棟に戻し打ち上げ中止の原因究明へ”. NHK. 2023年2月18日閲覧。
  95. ^ H3ロケット試験機1号機による先進光学衛星「だいち3号」(ALOS-3)の打上げについて[再設定(その4)]”. JAXA. 2023年3月5日閲覧。
  96. ^ https://web.archive.org/web/20230306194348/https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230307/k10014000041000.html
  97. ^ 「原因は電気系トラブル」 JAXA責任者 打ち上げ失敗のH3ロケット”. 産経新聞 (2023年3月8日). 2023年3月9日閲覧。
  98. ^ 打ち上げ失敗「H3」1号機、過電流で電源遮断か…エンジンに着火せず”. 読売新聞 (2023年3月16日). 2023年3月17日閲覧。
  99. ^ 激変する宇宙旅行、スペースXやブルーオリジンはどこまで「価格破壊」を起こすのか”. ビジネス+IT. 2023年3月7日閲覧。
  100. ^ “10回飛んだロケット” スペースXの再使用ロケット「ファルコン9」の挑戦 (2)”. TECH+ (2021年5月21日). 2021年7月21日閲覧。
  101. ^ a b c 新型国産ロケット「H3」、コスト半減でスペースXと戦えるか”. 日経ビジネス電子版. 2021年2月16日閲覧。
  102. ^ 費用が安いから? なぜアリアンロケットは商用化に成功したのか”. 宙畑. 2021年2月16日閲覧。
  103. ^ JAXA、新型ロケット「H3」の基本設計−打ち上げコスト半減の50億円”. 日刊工業新聞 (2016年6月28日). 2023年4月4日閲覧。
  104. ^ Due to continued design improvements, this Falcon 9 carried its highest ever payload of 17.5 tons of useful load to a useful orbit”. X (formerly Twitter). 2024年9月28日閲覧。
  105. ^ 宇宙輸送の主力「再使用ロケット」。日本が国際競争力を高めるためのカギになる理由 ニュースイッチ by 日刊工業新聞社”. ニュースイッチ by 日刊工業新聞社. 2023年3月7日閲覧。
  106. ^ a b c d 水野倫之 (2023年2月7日). “衛星打ち上げビジネスで世界と競うには何が必要か 新型H3ロケット打ち上げを前に解説します” (日本語). NHK. 2023年2月23日閲覧。
  107. ^ H3再延期 次世代ロケットの開発を急げ”. 読売新聞 (2022年1月30日). 2023年2月23日閲覧。
  108. ^ 新型ロケット、日米欧そろい踏み 続くスペースXの独走”. 日本経済新聞 (2023年1月27日). 2023年2月23日閲覧。
  109. ^ 「宇宙ビジネス打撃」『読売新聞』2023年3月8日、朝刊、2面。
  110. ^ 日本もお世話になってます 商業衛星打ち上げシェアトップ! 知られざるフランス企業とは”. 乗りものニュース (2021年8月17日). 2023年4月25日閲覧。
  111. ^ H3 F3 PRESS KIT”. www.jaxa.jp. 2024年7月1日閲覧。
  112. ^ H3 F4 PRESS KIT”. www.jaxa.jp. 2024年11月4日閲覧。
  113. ^ 「使い捨て」H3ロケットのコスト競争力は「再利用」に勝てるか”. 日経XTECH (2021年2月17日). 2023年4月3日閲覧。
  114. ^ こうのとり後継機「HTV-X」は何が変わる? 将来的には月への輸送も検討”. マイナビニュースTECH+ (2019年11月20日). 2023年4月3日閲覧。
  115. ^ a b Capabilities & Services (2016)”. SpaceX (2012年11月28日). 2024年10月16日閲覧。
  116. ^ Davenport, Justin (2023年8月9日). “Northrop Grumman and Firefly's Antares 330 and MLV plans take shape” (英語). NASASpaceFlight.com. 2024年1月17日閲覧。
  117. ^ Lagier, Roland (March 2021). “Ariane 6 User's Manual Issue 2 Revision 0”. Arianespace. 10 July 2024閲覧。
  118. ^ 三菱重工がH3ロケット“増強型”構想 米・月周回基地参加で必要に”. SankeiBiz (2019年11月13日). 2020年3月31日閲覧。
  119. ^ 基幹ロケット H3 の開発状況と今後の展望”. 三菱重工. 2022年12月28日閲覧。 “1段機体をクラスタ化することで,大幅な打上能力向上を図る構想である。”
  120. ^ JAXAにおける宇宙輸送に関わる取り組み” (PDF). JAXA (2020年1月15日). 2021年11月11日閲覧。
  121. ^ a b INC, SANKEI DIGITAL (2021年5月12日). “次世代ロケット「再使用型」に 打ち上げ費25億円に大幅減 文科省方針”. 産経ニュース. 2021年8月19日閲覧。
  122. ^ 日本放送協会. “再使用型のロケット 2030年ごろ初号機打ち上げ目指す 文科省”. NHKニュース. 2021年5月12日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年8月19日閲覧。
  123. ^ 文部科学省 研究開発局 宇宙開発利用課. “革新的将来宇宙輸送システム実現に向けたロードマップ検討会中間取りまとめ(案)概要”. 研究開発局宇宙開発利用課. 2022年7月30日閲覧。

外部リンク

編集