金沢市立中村記念美術館
石川県金沢市にある美術館
金沢市立中村記念美術館(かなざわしりつなかむらきねんびじゅつかん)は、石川県金沢市にある美術館である。
金沢市立中村記念美術館 Kanazawa Nakamura Memorial Museum | |
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本館 | |
施設情報 | |
正式名称 | 金沢市立中村記念美術館[1] |
前身 | 中村記念館 |
事業主体 | 金沢市 |
管理運営 | 公益財団法人金沢文化振興財団[2] |
開館 | 1975年(昭和50年)7月 |
所在地 |
〒920-0964 石川県金沢市本多町3丁目2番29号 |
位置 | 北緯36度33分32秒 東経136度39分38秒 / 北緯36.55889度 東経136.66056度座標: 北緯36度33分32秒 東経136度39分38秒 / 北緯36.55889度 東経136.66056度 |
アクセス | JR金沢駅からバス20分 |
外部リンク |
www |
プロジェクト:GLAM |
概要
編集金沢市の実業家・中村栄俊(1908年(明治41年)-1978年(昭和53年))が収集した品をはじめ、書跡、絵画、陶芸、漆芸、金工などの美術品を収蔵・展示する。本多の森公園の斜面緑地に接した敷地に、本館、別館(旧中村邸)、茶室(梅庵、耕雲庵)が配されている。辰巳用水が滝となって流れる斜面の階段「文化の小径」「歴史の小径」を上がれば石川県立美術館、斜面緑地に沿って「緑の小径」を進めば鈴木大拙館に出ることができる。
沿革
編集1965年(昭和40年)、中村栄俊が財団法人中村記念館を設立。現在地に旧中村邸(現・旧館)を展示棟として移築し、翌1966年(昭和41年)5月に中村記念館として開館。所蔵品が金沢市に寄贈され、1975年(昭和50年)7月に金沢市立中村記念美術館となる。1989年(平成元年)11月に市制百周年記念事業として本館が開館した。
文化財
編集- 重要文化財
- 手鑑(後鳥羽天皇宸記以下二百一葉)1帖 - 1949年(昭和24年)5月30日指定[3]
- 恵慶集 下 1帖 附:同書上(烏丸光広等四人筆)1帖、平目地蒔絵文様筥 1合 - 1940年(昭和15年)5月3日指定[4]
- 夢窓疎石墨蹟 偈語 貞和五年歳余前二日 1幅 - 1961年(昭和36年)2月17日指定[5]
- 平家重筆懐紙 - 2009年(平成21年)7月10日指定[6]
- 藤原重輔筆懐紙 - 2009年(平成21年)7月10日指定[7]
- 石川県指定文化財
- 金沢市指定文化財
利用案内
編集- 開館時間
- 午前9時 - 午後5時00分(入館は午後4時30分まで)
- 休館日
- 年中無休(展示換えの時のみ休館)
- 観覧料
- 一般…310円
- 団体(20名以上)…260円
- 65歳以上…210円(祝祭日は無料)
- 高校生以下…無料
金沢市文化施設共通観覧券が使用できる[17]。
周辺施設
編集交通アクセス
編集- 金沢駅からバスで20分「広坂」または「本多町」バス停下車
- 金沢ふらっとバス(菊川ルート)「21世紀美術館」または「ふるさと偉人館」バス停下車
脚注
編集- ^ 「金沢市立中村記念美術館条例」金沢市
- ^ 「指定管理者制度導入施設一覧」金沢市
- ^ 文化遺産オンライン「手鑑」
- ^ 文化遺産オンライン「恵慶集」
- ^ 文化遺産オンライン「夢窓疎石墨蹟」
- ^ 「平家重筆懐紙(たいらのいえしげひつかいし)【ふねのうち】」金沢市
- ^ 「藤原重輔筆懐紙(ふじわらのしげすけひつかいし)【たちいつる】」金沢市
- ^ 「蒔絵南蛮人図硯箱・紫紺威獅子牡丹仏胴具足 雲海光尚作 長家伝来」石川県
- ^ 「扇形梅の絵香合(おうぎがたうめのえこうごう)」金沢市
- ^ 「青井戸茶碗 銘 雲井(あおいどぢゃわん めい くもい)」金沢市
- ^ 「砧青磁平水指 銘 青海波(きぬたせいじひらみずさし めい せいかいは)」金沢市
- ^ 「唐物肩衝茶入 蒲生肩衝(からものかたつきちゃいれ がもうかたつき)」金沢市
- ^ 「唐物肩衝茶入 利休小肩衝(からものかたつきちゃいれ りきゅうこかたつき)」金沢市
- ^ 「共筒茶杓(本多安房守宛贈筒)(ともづつちゃしゃく・ほんだあわのかみあておくりづつ)」金沢市
- ^ 「紙本墨画布袋図(しほんぼくがほていず)」金沢市
- ^ 「絹本著色鶉図(けんぽんちゃくしょくうずらず)」金沢市
- ^ 金沢市文化施設共通観覧券