胞衣塚(えなづか)は、滋賀県高島市安曇川町三尾里にある古墳時代円墳である。1985年(昭和60年)4月3日に、高島市指定史跡に指定された[1]

胞衣塚
胞衣塚
所在地 滋賀県高島市安曇川町三尾里
位置 北緯35度19分19.0秒 東経136度00分57.0秒 / 北緯35.321944度 東経136.015833度 / 35.321944; 136.015833座標: 北緯35度19分19.0秒 東経136度00分57.0秒 / 北緯35.321944度 東経136.015833度 / 35.321944; 136.015833
築造時期 6世紀
史跡 高島市指定史跡
地図
胞衣塚の位置(滋賀県内)
胞衣塚
胞衣塚
所在地
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概要

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直径約11.5メートル、高さ約2.4メートルあり、6世紀頃の築造と考えられている。

「胞衣」とは、胎盤のことで、継体天皇の胞衣が埋められたと伝わる。

この周辺には「上御殿」や「下御殿」の小字名があり、この一帯に彦主人王や継体天皇に関する大きな屋敷があったのではないかと連想させる。

脚注

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参考文献

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(記事執筆に使用した文献)

関連項目

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  • 鴨稲荷山古墳 - 6世紀前半の首長墓(前方後円墳)。畿内特有の家形石棺、朝鮮半島の影響を強く受けた豪華副葬品を有する。
  • 平ヶ崎王塚古墳 - 田中王塚古墳と墳丘規模・墳形・築造方法等に共通性が認められる。
  • 田中王塚古墳 (高島市安曇川町田中) - 安曇陵墓参考地。5世紀後半の首長墓で、彦主人王の墓と推定される。
  • 熊野本遺跡 - 古代高島の弥生時代から古墳時代にかけての首長墓系譜を考える上で重要な古墳群。
  • 北牧野製鉄遺跡 - 古代の製鉄遺跡群。北牧野古墳群との関連性が指摘される。
  • 北牧野古墳群 - 高島市最大の群集墳。製鉄遺跡との関連性が注目される。
  • 上御殿遺跡 - 縄文時代から室町時代の遺跡。日本国内初の双環柄頭短剣(中国内モンゴルに分布するオルドス式銅剣に似ている)の鋳型が出土した。
  • 下五反田遺跡 - 3世紀から11世紀にかけての遺跡だが、中心を成すのは5世紀中葉の遺跡である。出土品から渡来人との交流が見られる。
  • 東谷遺跡 - 古墳時代後期くらいから製鉄が行われていた可能性がある製鉄遺跡。
  • 南市東遺跡 - 5世紀後半頃の遺跡。カマドや韓式土器など、渡来人と交流があったことをうかがわせる遺跡である。
  • 日置前遺跡 - 縄文時代から鎌倉時代までの複合遺跡。高島郡の郡衙跡と思われる遺跡が見つかっている。

外部リンク

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