石川鷹彦
石川 鷹彦(いしかわ たかひこ、1943年7月16日 - )は、北海道札幌市生まれのギタリスト、アレンジャー、スタジオ・ミュージシャンである。アコースティックギタリストの草分け的存在。
石川 鷹彦 | |
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生誕 | 1943年7月16日(81歳) |
出身地 | 日本・北海道札幌市 |
学歴 | 多摩美術大学 |
ジャンル | フォークソング |
職業 |
ギタリスト アレンジャー スタジオ・ミュージシャン |
担当楽器 |
ギター フラットマンドリン バンジョー ブズーキドブロ |
共同作業者 | 六文銭 |
著名使用楽器 | |
マーティン・D-18 マーティン・D-45 ギブソン・ドブロ・ギター |
来歴
編集小学生の時に東京に移る[1]。1960年代から活躍し、1968年同じ多摩美術大学の小室等とともに六文銭を結成、初期メンバーとして「さよならだけが人生ならば」などを発売している[1]。その後吉田拓郎、かぐや姫、風、イルカ、アリスなどのバック・ギタリストとして1970年代のフォーク、ニューミュージックシーンにおいて数多くの演奏を残した他、アレンジャーとしても数々のヒット曲や名曲の誕生に貢献した[1]。
1992年にさだまさしのアルバム『ほのぼの』をプロデュースしてから、さだとの関係が密になり、さだのバックメンバーとしての活動が多くなっている。このため、さだのコンサートや『NHK紅白歌合戦』などの音楽番組では、さだの後ろでギターを弾いている姿を見ることが出来る。
1996年9月から10月にかけて、NHK趣味百科「アコースティック・ギター入門」に講師として加藤和彦とともに出演。同年、玉置浩二と「玉置浩二&石川鷹彦アコースティックLIVE」を行う。年末の紅白歌合戦にもさだまさしのバックとしてサポート出演。
2006年にはつま恋で行われた拓郎&かぐや姫のコンサートにも、バックメンバーとして出演している。
2016年に脳梗塞で倒れた後、現在は活動を休止・療養している。
2019年にイルカのコンサートを尋ねており、その時の様子がイルカ公式サイトに掲載されている[2]。
2021年のさだまさしのコンサートに観客として来場、楽屋へも訪問している。さだまさしのHP、ファンクラブサイト内11月の記事に映っている動画がある。(右手をかばっているよう)
人物
編集アコースティックギターを弾く様々なミュージシャンから尊敬されている。アコースティック以外にも、フラットマンドリン、バンジョー、ブズーキ、エレキギター、リゾネーターギターなどの弦楽器、更に、シンセサイザーのプログラミングまでをもこなすマルチプレイヤーの先駆け[1]。50本以上のギターを所有している。
また、アレンジャーとして編曲を手がけたアーティストは数多く、アリス・伊勢正三・かぐや姫・風・佐々木好・さだまさし・ダ・カーポ・中島みゆき・長渕剛・松山千春・みのや雅彦・森田童子・森山良子・森山直太朗・山崎ハコ・吉田拓郎などがいる。中でもアリスはオリコンチャート10位以内に入った曲は全て石川鷹彦が編曲した楽曲である[3]。レコーディングに参加したミュージシャンは上記の他に、大瀧詠一・ゴダイゴ・鈴木茂などロック系のミュージシャンも含まれ、そのジャンルは多岐にわたる。また、風の『22才の別れ』、山崎ハコの『呪い』など、ギターイントロの名作も数多く生み出している[1]。
ディスコグラフィー
編集ソロアルバム
編集- ステンド・グラス(1973年)
- The Firmament(1993年)
- WORDS (1994年)
- WORDSⅡ (1996年)
- WORDS 3rd (2001年)
- WORDS 3.5 ~Solo Guitar Style~ (2004年)
- WORDS 4 (2007年)
- WORDS BEST 〜KAMUY〜(2008年)
- WORDS BEST 〜Sirius〜(2008年)
- PLAY FORK SONGS 〜WORDS 4.5〜(2010年)
オムニバスアルバム
編集- エーゲ海 〜the AEGEAN SEA〜(1979年) ※エーゲ海をモチーフに、石川、松任谷正隆、細野晴臣の3人が書き下ろしたインストゥルメンタル曲集
脚注
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