湘西トゥチャ族ミャオ族自治州
中華人民共和国の自治州
湘西トゥチャ族ミャオ族自治州(しょうせい-トゥチャぞく-ミャオぞく-じちく、中国語:湘西土家族苗族自治州)は中華人民共和国湖南省西部に位置する自治州。トゥチャ族及びミャオ族の集住地であり、トゥチャ族(105万人)、ミャオ族(86万人)など少数民族が総人口の72.9%を占める。
中華人民共和国 湖南省 湘西トゥチャ族ミャオ族自治州 湘西土家族苗族自治州 | |
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鳳凰古城 | |
略称:湘西州
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湖南省中の湘西州の位置 | |
中心座標 北緯28度19分 東経109度44分 / 北緯28.317度 東経109.733度 | |
簡体字 | 湘西土家族苗族自治州 |
繁体字 | 湘西土家族苗族自治州 |
拼音 | Xiāngxī Tǔjiā zú Miáo zú Zìzhìzhōu |
カタカナ転写 | シャンシー・トウジャツー・ミャオツー・ジージージョウ |
国家 | 中華人民共和国 |
省 | 湖南 |
行政級別 | 自治州 |
州委書記 | 虢正貴 |
州長 | 龍暁華 |
面積 | |
総面積 | 15,486 km² |
人口 | |
総人口(2006) | 270 万人 |
人口密度 | 174 人/km² |
経済 | |
GDP(2006) | 146.3 億元 |
一人あたりGDP | 8,762元 |
電話番号 | 0743 |
ナンバープレート | 湘U |
行政区画代碼 | 433100 |
公式ウェブサイト: http://www.xxz.gov.cn/ |
地理
編集東北は湖南省張家界市桑植県、永定区、東南は省内懐化市沅陵県、辰渓県、麻陽ミャオ族自治県と接し、西南は貴州省銅仁地区松桃ミャオ族自治県、西は重慶市黔江開発区秀山トゥチャ族ミャオ族自治県、西北は湖北省恩施トゥチャ族ミャオ族自治州来鳳県、宣恩県と接する。
気候は亜熱帯性である。長江の支流で、洞庭湖へ注ぐ沅江が流れている。
世界ジオパーク
編集武陵山脈の後背地にあり、旧石器時代や新石器時代のからの文化遺跡も160ヶ所を超える、自治州でも最古の居住者であるトゥチャ族及びミャオ族の文化を現在でも有している。地質的には、揚子江台地を形成した形跡や、テクトニックな地質形成の地層を持つ前縁盆地があり、カンブリア紀の記録がみられる重要地として、「湘西地質公園」は2020年にユネスコ世界ジオパークに認定された[1]。紅石林、徳夯大峡谷、坐龍峡や多くの滝がみられる。
歴史
編集明代には永順、保靖州宣慰司が設置された土司(少数民族首領)支配地域であったが、清代に永順府などが置かれて直接支配地となった。中華人民共和国成立後、1952年8月1日10県を以って湘西ミャオ族自治区が成立した。首府は乾城県(現在の吉首市)。1955年4月28日湘西ミャオ族自治州と改名し、1957年9月20日湘西トゥチャ族ミャオ族自治州と改称した。
行政区画
編集1県級市・7県を管轄下に置く。
湘西トゥチャ族ミャオ族自治州の地図 |
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年表
編集この節の出典[2]
湘西行政区永順専区
編集- 1949年10月1日 - 中華人民共和国湖南省湘西行政区永順専区が成立。保靖県・古丈県・永順県・大庸県・竜山県・桑植県が発足。(6県)
- 1952年9月2日 - 保靖県・古丈県・永順県・大庸県・竜山県・桑植県が湘西ミャオ族自治区に編入。
湘西ミャオ族自治区
編集- 1952年9月2日 - 湘西行政区沅陵専区乾城県・鳳凰県・永綏県・瀘渓県、湘西行政区永順専区保靖県・古丈県・永順県・大庸県・竜山県・桑植県を編入。湘西ミャオ族自治区が成立。(10県)
- 1953年2月25日 - 乾城県が吉首県に改称。(10県)
- 1953年9月1日 - 永綏県が花垣県に改称。(10県)
- 1955年3月 - 湘西ミャオ族自治区が湘西ミャオ族自治州に改称。
湘西ミャオ族自治州
編集- 1957年9月6日 - 吉首県・古丈県・瀘渓県・鳳凰県・花垣県・保靖県・永順県・竜山県・大庸県・桑植県が湘西トゥチャ族ミャオ族自治州に編入。
湘西トゥチャ族ミャオ族自治州
編集関連項目
編集脚注
編集- ^ UNESCO (2020年7月10日). “UNESCO designates 15 new Geoparks in Asia, Europe, and Latin America” (英語). UNESCO. 2021年7月4日閲覧。
- ^ 湖南省 - 区划地名网