榴ケ岡駅

宮城県仙台市宮城野区にある東日本旅客鉄道の駅

榴ケ岡駅(つつじがおかえき)は、宮城県仙台市宮城野区榴岡5丁目[1]にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)仙石線である。

榴ケ岡駅
駅入口(2008年3月)
つつじがおか
Tsutsujigaoka
仙台 (0.8 km)
(1.1 km) 宮城野原
地図
所在地 仙台市宮城野区榴岡5丁目11番1号[1]
北緯38度15分31.7秒 東経140度53分37.5秒 / 北緯38.258806度 東経140.893750度 / 38.258806; 140.893750座標: 北緯38度15分31.7秒 東経140度53分37.5秒 / 北緯38.258806度 東経140.893750度 / 38.258806; 140.893750
所属事業者 東日本旅客鉄道(JR東日本)
所属路線 仙石線
キロ程 1.3 km(あおば通起点)
電報略号 ツツ
駅構造 地下駅[2]
ホーム 1面2線[2]
乗車人員
-統計年度-
3,259人/日(降車客含まず)
-2023年-
開業年月日 1925年大正14年)6月5日[1][3]
備考
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歴史

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1925年(大正14年)、仙石線の前身である宮城電気鉄道が仙台駅から西塩釜駅まで開通した際、榴ケ岡駅も同時に開業した。この時、駅の所在地は宮城郡原町であり[4]、駅の施設は原町と仙台市の境界付近にあった。原町は1928年(昭和3年)に名取郡長町と共に仙台市に編入され[5]、榴ケ岡駅は仙台市内の駅となった。

現在の榴ケ岡駅は仙台駅から数えて一つ隣の駅であるが、1952年(昭和27年)までは仙台駅と榴ケ岡駅の間に仙台東口駅[注 1]があった[6]

年表

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駅構造

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島式ホーム1面2線を有する地下駅である[2]

2000年(平成12年)の地下化以前は相対式ホーム2面2線で、下り2番ホームは踏切に挟まれた4両分ギリギリの長さしかなく、少しでもオーバーランすると、ホームからはみ出て、踏切上に停止してしまう構造だった。駅舎もとても狭く、1991年(平成3年)に改築されるまでは、木造の小さな駅舎で待合室もなかった。また、構内用踏切と外の踏切が非常に近くにあったため、改札を通らないでホームに行くことが容易にできてしまっていた。

当駅は楽天生命パーク宮城から徒歩圏にあり、構内には東北楽天ゴールデンイーグルスの「非公認マスコット」Mr.カラスコなどが描かれている。改札からそのまま道なりに直進すると球場に到達できる出入り口は、Mr.カラスコのイメージカラーである紫に塗られており、さらにMr.カラスコとチームロゴが描かれている。

震災からの全面復旧以前に運行されていた快速(赤快速)は、プロ野球開催時も当駅を通過していた。

仙台地区センター管理の業務委託駅JR東日本東北総合サービス委託)である。自動券売機自動改札機SuicaえきねっとQチケ対応)が設置されている。JRの特定都区市内制度における「仙台市内」の駅である。

のりば

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番線 路線 方向 行先
1 仙石線 下り 石巻方面[11]
2 上り 仙台あおば通方面[11]

利用状況

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JR東日本によると、2023年度(令和5年度)の1日平均乗車人員3,259人である[J 1]

1999年度(平成11年度)以降の推移は以下のとおりである。

1日平均乗車人員推移
年度 定期外 定期 合計 出典
1999年(平成11年) 994 1,543 2,537 [市 1]
2000年(平成12年) 1,176 1,569 2,745 [J 2][市 1]
2001年(平成13年) 1,055 1,507 2,562 [J 3][市 1]
2002年(平成14年) 975 1,441 2,417 [J 4][市 2]
2003年(平成15年) 989 1,447 2,435 [J 5][市 2]
2004年(平成16年) 1,080 1,477 2,557 [J 6][市 2]
2005年(平成17年) 1,141 1,438 2,580 [J 7][市 2]
2006年(平成18年) 1,086 1,419 2,505 [J 8][市 2]
2007年(平成19年) 1,157 1,469 2,625 [J 9][市 3]
2008年(平成20年)     2,654 [J 10][市 4]
2009年(平成21年)     2,681 [J 11][市 4]
2010年(平成22年)     2,621 [J 12][市 4]
2011年(平成23年) 非公表 [市 4]
2012年(平成24年) 1,223 1,667 2,891 [J 13][市 4]
2013年(平成25年) 1,305 1,691 2,996 [J 14][市 5]
2014年(平成26年) 1,345 1,765 3,110 [J 15][市 5]
2015年(平成27年) 1,384 1,785 3,169 [J 16][市 5]
2016年(平成28年) 1,404 1,853 3,258 [J 17][市 5]
2017年(平成29年) 1,425 1,962 3,387 [J 18][市 5]
2018年(平成30年) 1,388 1,907 3,295 [J 19][市 6]
2019年(令和元年) 1,348 1,981 3,330 [J 20][市 6]
2020年(令和02年) 809 1,872 2,681 [J 21][市 6]
2021年(令和03年) 957 1,860 2,818 [J 22][市 6]
2022年(令和04年) 1,122 1,932 3,054 [J 23]
2023年(令和05年) 1,244 2,015 3,259 [J 1]
1日平均乗車人員(単位:人/日)

駅周辺

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隣の駅

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東日本旅客鉄道(JR東日本)
仙石線
仙台駅 - 榴ケ岡駅 - 宮城野原駅

脚注

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記事本文

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注釈

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  1. ^ 東七番丁駅という名称で開業し、のちに仙台東口駅に改称された。

出典

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  1. ^ a b c d 駅の情報(榴ケ岡駅):JR東日本”. 東日本旅客鉄道. 2024年8月27日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年10月2日閲覧。
  2. ^ a b c 『週刊 JR全駅・全車両基地』 13号 仙台駅・船岡駅・松島海岸駅ほか70駅、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2012年11月4日、25頁。 
  3. ^ a b c d 石野哲 編『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 II』(初版)JTB、1998年10月1日、475頁。ISBN 978-4-533-02980-6 
  4. ^ 『仙台市史』特別編9(地域史)291頁。
  5. ^ 『仙台市史』通史編7(近代2)25-26頁。
  6. ^ 『仙台市史』通史編8(現代1)222頁。
  7. ^ 「仙石線営業体制近代化 順調に移行」『交通新聞』交通協力会、1970年9月5日、1面。
  8. ^ 「JR年表」『JR気動車客車編成表 '00年版』ジェー・アール・アール、2000年7月1日、186頁。ISBN 4-88283-121-X 
  9. ^ 2003年10月26日(日)仙台エリアSuica(スイカ)デビュー!』(PDF)(プレスリリース)東日本旅客鉄道、2003年8月21日。オリジナルの2020年5月26日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20200526144246/https://www.jreast.co.jp/press/2003_1/20030806.pdf2020年5月26日閲覧 
  10. ^ Suicaエリア外もチケットレスで! 東北エリアから「えきねっとQチケ」がはじまります』(PDF)(プレスリリース)東日本旅客鉄道、2024年7月11日。オリジナルの2024年7月11日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20240711051550/https://www.jreast.co.jp/press/2024/20240711_ho02.pdf2024年8月11日閲覧 
  11. ^ a b JR東日本:駅構内図・バリアフリー情報(榴ケ岡駅)”. 東日本旅客鉄道. 2024年10月2日閲覧。

利用状況

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JR東日本
  1. ^ a b 各駅の乗車人員(2023年度)”. 東日本旅客鉄道. 2024年7月23日閲覧。
  2. ^ 各駅の乗車人員(2000年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月10日閲覧。
  3. ^ 各駅の乗車人員(2001年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月10日閲覧。
  4. ^ 各駅の乗車人員(2002年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月10日閲覧。
  5. ^ 各駅の乗車人員(2003年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月10日閲覧。
  6. ^ 各駅の乗車人員(2004年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月10日閲覧。
  7. ^ 各駅の乗車人員(2005年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月10日閲覧。
  8. ^ 各駅の乗車人員(2006年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月10日閲覧。
  9. ^ 各駅の乗車人員(2007年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月10日閲覧。
  10. ^ 各駅の乗車人員(2008年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月10日閲覧。
  11. ^ 各駅の乗車人員(2009年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月10日閲覧。
  12. ^ 各駅の乗車人員(2010年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月10日閲覧。
  13. ^ 各駅の乗車人員(2012年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月10日閲覧。
  14. ^ 各駅の乗車人員(2013年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月10日閲覧。
  15. ^ 各駅の乗車人員(2014年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月10日閲覧。
  16. ^ 各駅の乗車人員(2015年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月10日閲覧。
  17. ^ 各駅の乗車人員(2016年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月10日閲覧。
  18. ^ 各駅の乗車人員(2017年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月10日閲覧。
  19. ^ 各駅の乗車人員(2018年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年7月18日閲覧。
  20. ^ 各駅の乗車人員(2019年度)”. 東日本旅客鉄道. 2020年7月12日閲覧。
  21. ^ 各駅の乗車人員(2020年度)”. 東日本旅客鉄道. 2021年7月26日閲覧。
  22. ^ 各駅の乗車人員(2021年度)”. 東日本旅客鉄道. 2022年8月10日閲覧。
  23. ^ 各駅の乗車人員(2022年度)”. 東日本旅客鉄道. 2023年7月13日閲覧。
仙台市統計書
  1. ^ a b c 121.仙台市内JR各駅の旅客輸送状況” (xls). 仙台市統計書(平成14年版)-13.交通・運輸・通信. 仙台市. 2024年9月24日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年9月25日閲覧。
  2. ^ a b c d e 116.仙台市内JR各駅の旅客輸送状況(一日平均乗車人員)” (xls). 仙台市統計書(平成19年版). 仙台市. 2024年9月24日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年9月25日閲覧。
  3. ^ 116.仙台市内JR各駅の旅客輸送状況(一日平均乗車人員)” (xls). 仙台市統計書(平成20年版). 仙台市. 2024年9月24日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年9月25日閲覧。
  4. ^ a b c d e 107.仙台市内JR各駅の旅客輸送状況(一日平均乗車人員)” (xls). 仙台市統計書(平成25年版). 仙台市. 2024年9月24日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年9月25日閲覧。
  5. ^ a b c d e 13-1.仙台市内JR各駅の旅客輸送状況(一日平均乗車人員)” (Excel). 仙台市統計書(平成30年版). 仙台市. 2019年5月9日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年5月9日閲覧。
  6. ^ a b c d 13-1.仙台市内JR各駅の旅客輸送状況(一日平均乗車人員)” (xlsx). 仙台市統計書(令和4年版). 仙台市. 2024年9月24日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年9月25日閲覧。

参考文献

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  • 仙台市史編さん委員会 『仙台市史』通史編7(近代2) 仙台市、2009年。
  • 仙台市史編さん委員会 『仙台市史』通史編8(現代1) 仙台市、2011年。
  • 仙台市史編さん委員会 『仙台市史』特別編9(地域史) 仙台市、2014年。

関連項目

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外部リンク

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