柴田大地 (野球)

日本のプロ野球選手 (1997-)

柴田 大地(しばた だいち、1997年11月7日 - )は、東京都大田区出身[2]プロ野球選手投手)。右投右打。東北楽天ゴールデンイーグルス所属。

柴田 大地
東北楽天ゴールデンイーグルス #71
基本情報
国籍 日本の旗 日本
出身地 東京都大田区
生年月日 (1997-11-07) 1997年11月7日(27歳)
身長
体重
180 cm
94 kg
選手情報
投球・打席 右投右打
ポジション 投手
プロ入り 2021年 ドラフト3位
初出場 2022年7月8日
年俸 900万円(2025年)[1]
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)

経歴

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プロ入り前

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大田区立東糀谷小学校3年時に東糀谷イーグルスで野球を始め[3][4]、大田区立糀谷中学校時代は硬式野球(ポニーリーグ)の羽田アンビシャスに所属[3]

日体大荏原高校では、3年夏は背番号10番を付け東東京大会3試合に登板。4回戦で日大豊山高に敗退。甲子園出場経験はなし[3][5]

日本体育大学入学後に右肘を負傷し、大学時代の公式戦登板はなかった[6][2]。4年時にはトミー・ジョン手術を受けた[6][2]。同期には吉田大喜がいる[7]

日本通運入社1年目もリハビリに費やした[6][2]。2021年8月のオープン戦で156km/hのストレートスプリットで注目されるようになった[8][9]。同社の後輩には高野脩汰がいる[10]

2021年10月11日に行われたドラフト会議にて、東京ヤクルトスワローズから3位指名を受け[2]、12月6日に、契約金6000万円、年俸1200万円で入団に合意(金額は推定)[11]。背番号は41[11]。ヤクルトのスカウトからはどうしても欲しい選手、と絶賛されていた[12]

ヤクルト時代

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2022年、春季キャンプから二軍スタートとなるが、キャンプ期間中の2月13日に新型コロナウィルスの陽性判定を受け自主隔離となる[13]。7月8日、一軍に初昇格し、阪神タイガース戦(神宮球場)でプロ初登板を果たすが、1回5安打5失点(自責点1)で、この年は1試合のみの登板に終わる[14]。7月23日にはフレッシュオールスターに出場し、2者連続三振を奪うなど1回を無失点に抑えた[15]

2024年、二軍ではチーム最多の40試合に登板し、2勝1敗、防御率2.17を記録するも、一軍では1試合の登板にとどまった[16]

楽天時代

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2024年12月9日、現役ドラフト東北楽天ゴールデンイーグルスに移籍した[17]。背番号は71となった[18]

選手としての特徴・人物

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最速156km/hの直球と、146km/hのスプリットを持つ[11][9]。特にスピンの効いたストレートは一級品[19]

「プロに入れたら結婚しようと考えていた」として、ルーキーイヤーの2022年4月3日に一般女性と結婚した[20]

詳細情報

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年度別投手成績

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W
H
I
P
2022 ヤクルト 1 0 0 0 0 0 0 0 0 ---- 10 1.0 5 0 1 0 0 2 1 0 5 1 9.00 6.00
2024 1 0 0 0 0 0 0 0 0 ---- 8 2.0 1 0 2 0 0 2 0 0 1 1 4.50 1.50
通算:2年 2 0 0 0 0 0 0 0 0 ---- 18 3.0 6 0 3 0 0 4 1 0 6 2 6.00 3.00
  • 2024年度シーズン終了時

年度別守備成績

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投手












2022 ヤクルト 1 0 0 1 0 .000
2024 1 0 1 0 0 1.000
通算 2 0 1 1 0 .500
  • 2024年度シーズン終了時

記録

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初記録
投手記録

背番号

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  • 41(2022年 - 2024年)
  • 71(2025年 - )

脚注

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  1. ^ ヤクルト - 契約更改 - プロ野球」『日刊スポーツ』。2024年11月17日閲覧
  2. ^ a b c d e 【ドラフト】日本通運・柴田大地はヤクルトが3位指名 最速156キロ右腕」『日刊スポーツ』2021年10月11日。2022年1月24日閲覧
  3. ^ a b c 岡本朋祐「柴田大地(日本通運/投手) 156キロ右腕が秘める豊富な“引き出し”「お世話になった指導者に恩返しする意味でも、プロで活躍したい」」『週刊ベースボールONLINE』2021年10月10日。2022年1月28日閲覧
  4. ^ 地元 糀谷出身!柴田大地選手、ドラフト3位指名で東京ヤクルトスワローズ入団 (PDF)」『地域情報誌「糀谷」第57号』2022年1月1日。2022年1月28日閲覧
  5. ^ 矢崎良一「ドラフト戦線に突然現れた“無名の155キロ右腕”、柴田大地が辿った波瀾万丈すぎる球歴【前編】」『THE DIGEST』2021年10月7日。2022年1月28日閲覧
  6. ^ a b c 故障しても、控えでも…目指せるプロ入りの道 ヤクルト3位指名の右腕が示す新たな形」『Full-Count』2021年11月25日。2022年1月24日閲覧
  7. ^ ヤクルト3位指名投手は大学登板ゼロ 異色の最速156キロ右腕、日本通運・柴田」『Full-Count』2021年10月11日。2022年1月25日閲覧
  8. ^ 『プロ野球カラー名鑑2022』ベースボール・マガジン社、15頁。
  9. ^ a b ドラフト候補156キロ右腕日本通運・柴田大地1回無失点「修正できた」」『日刊スポーツ』2021年9月5日。2022年1月24日閲覧
  10. ^ 【プロ野球フレッシュオールスターゲーム2023】菊地投手・高野投手・友杉選手が出場」『千葉ロッテマリーンズ』。2023年7月15日閲覧
  11. ^ a b c 【ヤクルト】ドラフト3位・柴田大地投手と仮契約「真っすぐの質、スプリットの精度がストロングポイント」」『スポーツ報知』2021年12月6日。2022年1月24日閲覧
  12. ^ ヤクルト“五十嵐2世”獲りへ!日本通運156キロ右腕・柴田大地 視察した小川GMが絶賛」『スポニチ Sponichi Annex』2021年10月5日。2022年1月25日閲覧
  13. ^ ヤクルト久保拓真と柴田大地、2軍キャンプで新型コロナ陽性 ともに無症状で自主隔離」『日刊スポーツ』。2023年7月15日閲覧
  14. ^ ヤクルト・ドラ3柴田 1回5失点自責は1“ほろ苦デビュー”も…佐藤輝から三振で「将来に期待」」『スポニチ Sponichi Annex』。2023年6月12日閲覧
  15. ^ 【フレッシュ球宴】ヤクルト柴田大地が3者連続三振逃す 3人目も2球で追い込むも4球目打たれ」『日刊スポーツ』2022年7月23日。2023年7月15日閲覧
  16. ^ 【楽天】現役ドラフトで入団の柴田大地が入団会見「40登板したい」「柳田・山川と対戦したい」」『スポーツ報知』2024年12月20日。2024年12月28日閲覧
  17. ^ 現役ドラフトに関して」『東北楽天ゴールデンイーグルス』2024年12月9日。2024年12月28日閲覧
  18. ^ 【楽天】現役ドラフトでヤクルトから入団の柴田大地が則本に“弟子入り”を希望」『スポーツ報知』2024年12月21日。2024年12月28日閲覧
  19. ^ 東京ヤクルト プロ野球ドラフト会議」『東京ヤクルトスワローズ』。2022年1月25日閲覧
  20. ^ ヤクルト・柴田大地、結婚していた 知人の紹介で一目ぼれ「プロに入れたら結婚をしようと」」『サンスポ』2023年1月16日。2023年6月12日閲覧

関連項目

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外部リンク

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