木花駅
宮崎県宮崎市にある九州旅客鉄道の駅
木花駅(きばなえき)は、宮崎県宮崎市大字熊野にある、九州旅客鉄道(JR九州)日南線の駅である[1]。
木花駅 | |
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読売ジャイアンツ仕様の駅舎(2022年4月) | |
きばな Kibana | |
◄南方 (3.3 km) (1.5 km) 運動公園► | |
所在地 | 宮崎県宮崎市大字熊野[1] |
所属事業者 | 九州旅客鉄道(JR九州) |
所属路線 | ■日南線 |
キロ程 | 7.5 km(南宮崎起点) |
電報略号 | ハナ |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 1面2線[1] |
乗車人員 -統計年度- |
352人/日(降車客含まず) -2023年- |
開業年月日 | 1963年(昭和38年)5月8日[1]* |
備考 | 無人駅(自動券売機 有) |
歴史
編集- 1913年(大正2年)10月31日:宮崎軽便鉄道(後の宮崎交通線)赤江駅(現・南宮崎駅) - 内海駅間開通時に開設[2]。
- 1962年(昭和37年)7月1日:宮崎交通線の駅としては廃止[2]。
- 1963年(昭和38年)5月8日:国鉄日南線の駅として開設[1][2]。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化に伴い、JR九州の駅となる[2]。
- 2014年(平成26年)
- 2015年(平成27年):駅舎北側にトイレ新設。これに伴い、老朽化した駅舎南側のトイレは閉鎖。
- 2016年(平成28年):東口交通広場(駅前ロータリー)完成[4][5][6]。
- 2022年(令和4年)
- 2025年(令和7年)度:ICカード「SUGOCA」が利用可能となる予定[10]。
駅構造
編集島式ホーム1面2線を有する列車交換可能な地上駅[1]。ホーム西側に引込線が1線あり、駅東口に小振りで可愛らしい木造駅舎を備える。
無人駅[1]。宿直室や窓口、転轍テコ跡等が残る。ベンチも木製である。駐輪場は東口・西口それぞれの駅前ロータリーにある。簡易型自動券売機は東口駅舎内に設置されていたが、西口整備に伴ってホーム上へ移動した。
当駅が読売ジャイアンツのキャンプを行う宮崎県総合運動公園硬式野球場に近いため「ジャイアンツカラー」に塗り替えられた[7][8]。待合室には、選手のサイン入りのバットや写真等が展示されている[8]。(同様の取組みは油津駅、南郷駅に続き日南線で3例目)
西口前ロータリーは宮崎都市圏の公共交通利用促進事業として整備され、2014年3月末に完成。同年4月1日より木花巡回バス(愛称・このはなバス)のバス停が新設され[3]、同年7月には宮崎交通のバス停も設置された。
西口前ロータリー完成以前の2013年5月11日 - 6月14日には、社会実験として当駅から宮崎大学・大学病院までのフィーダーバスが運行されていた[11]。
更にその後、駅舎側の東口にも交通広場(駅前ロータリー)整備が行われ、2015年末 - 2016年春にかけて整備が完了した[4][5][6]。また駅舎北側には木造トイレが新設され、それまで使われていた駅舎南側のトイレは閉鎖された。
のりば
編集のりば | 路線 | 方向 | 行先 |
---|---|---|---|
東側(駅舎側) | ■日南線 | 下り | 油津・志布志方面 |
西側 | 上り | 南宮崎・宮崎方面 |
利用状況
編集2023年(令和5年)度の1日平均乗車人員は352人である[12]。
近年の1日平均乗車人員の推移は以下の通り。
年度 | 1日平均 乗車人員 |
---|---|
1996年 | 282 |
1997年 | 318 |
1998年 | 317 |
1999年 | 303 |
2000年 | 307 |
2001年 | 289 |
2002年 | 295 |
2003年 | 323 |
2004年 | 348 |
2005年 | 333 |
2006年 | 339 |
2007年 | 326 |
2008年 | 322 |
2009年 | 281 |
2010年 | 303 |
2011年 | 295 |
2012年 | 325 |
2013年 | 343 |
2014年 | 345 |
2015年 | 359 |
2016年 | [13]353 |
2017年 | [14]371 |
2018年 | [15]362 |
2019年 | [16]367 |
2020年 | [17]268 |
2021年 | [18]292 |
2022年 | [19]359 |
2023年 | [12]352 |
駅周辺
編集東側
編集- 駅東口交通広場(駅前ロータリー)
- ディスカウントドラッグコスモス木花店
- 宮崎医療生活協同組合このはな生協クリニック
- サンマリンスタジアム宮崎
- 木崎浜海水浴場(サーフィンの名所)
西側
編集隣の駅
編集脚注
編集- ^ a b c d e f g h 『週刊 JR全駅・全車両基地』 44号 宮崎駅・都城駅・志布志駅ほか80駅、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2013年6月23日、25頁。
- ^ a b c d 石野哲(編)『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 Ⅱ』(初版)JTB、1998年10月1日、774頁。ISBN 978-4-533-02980-6。
- ^ a b このはなバスお知らせ(PDF) - 木花巡回バス運行委員会
- ^ a b 具体的施策 (PDF) - 宮崎県ホームページ 都市計画
- ^ a b サンマリン球場最寄りのJR木花駅東口に駅前広場 - ひなた・で・ほっと Hinata De Hot
- ^ a b 鉄道のいろいろ-JR日南線-全駅をたずねて-木花駅編 - Yahoo!ブログ
- ^ a b “巨人カラーに駅舎変身 JR木花駅、住民団体が企画”. 読売新聞 (読売新聞社). (2022年1月30日). オリジナルの2022年1月31日時点におけるアーカイブ。 2022年1月31日閲覧。
- ^ a b c “巨人キャンプ地の駅舎 “ジャイアンツカラー”に 宮崎市”. 宮崎 NEWS WEB. NHK (2022年1月29日). 2022年1月31日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年1月31日閲覧。
- ^ “JR九州が組織強化へ 名称変更し「宮崎支社」発足”. 宮崎 NEWS WEB. NHK (2022年4月1日). 2022年4月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年5月1日閲覧。
- ^ 宮崎県. “鉄道駅におけるICカード(SUGOCA)の利用エリア拡大を検討中”. 宮崎県. 2024年10月4日閲覧。
- ^ 木花駅〜宮崎大学・大学病院フィーダーバス社会実験を行います。 - 宮崎都市圏総合交通戦略推進協議会
- ^ a b “駅別乗車人員上位300駅(2023年度)” (PDF). 九州旅客鉄道. 2024年8月31日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年9月2日閲覧。
- ^ “駅別乗車人員上位300駅(平成28年度)” (PDF). 九州旅客鉄道. 2017年8月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年8月31日閲覧。
- ^ “駅別乗車人員上位300駅(2017年度)” (PDF). 九州旅客鉄道. 2019年7月6日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年8月25日閲覧。
- ^ “駅別乗車人員上位300駅(2018年度)” (PDF). 九州旅客鉄道. 2020年3月15日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年8月25日閲覧。
- ^ “駅別乗車人員上位300駅(2019年度)” (PDF). 九州旅客鉄道. 2020年8月24日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年8月25日閲覧。
- ^ “駅別乗車人員上位300駅(2020年度)” (PDF). 九州旅客鉄道. 2021年8月24日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年8月25日閲覧。
- ^ “駅別乗車人員上位300駅(2021年度)” (PDF). 九州旅客鉄道. 2022年8月26日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年8月26日閲覧。
- ^ “駅別乗車人員上位300駅(2022年度)” (PDF). 九州旅客鉄道. 2024年5月27日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年9月2日閲覧。
参考文献
編集- 『日本鉄道旅行地図帳 12号 九州沖縄』 新潮社 2009年 ISBN 978-4-10-790030-2
関連項目
編集外部リンク
編集- 木花駅(駅情報) - 九州旅客鉄道