星 亮一(ほし りょういち、1935年昭和10年〉5月16日 - 2021年令和3年〉12月31日)は、日本の小説家東北史学会会員[1]日本文芸家協会会員[1]福島県郡山市在住[1]血液型B型。

星 亮一
ほし りょういち
誕生 (1935-05-16) 1935年5月16日
日本の旗 宮城県仙台市
死没 (2021-12-31) 2021年12月31日(86歳没)
日本の旗 福島県郡山市
職業 歴史作家
国籍 日本の旗 日本
最終学歴 東北大学文学部国史学科
活動期間 1983年 - 2021年
代表作 『偽りの明治維新―会津戊辰戦争の真実』(2008年
『奥羽越列藩同盟―東日本政府樹立の夢』(1995年
主な受賞歴 第19回福島民報出版文化賞(1996年度)
NHK東北ふるさと賞(2004年
デビュー作 『斗南に生きた会津藩の人々』(1983年
公式サイト http://www.mh-c.co.jp/ 星亮一オフィシャルサイト
http://boshinken.info/ 戊辰戦争研究会
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略歴

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宮城県仙台市生まれ[1]岩手県立一関第一高等学校[1]東北大学文学部国史学科[1]卒業。後に日本大学大学院総合社会情報研究科修士課程修了[1]。専攻は日本近現代史[2]

大学卒業後、福島民報社に入社。最初の赴任地が会津若松市で「会津若松史」の編纂事業に参加した[3]

1970年(昭和45年) 1月5日、この年の春に開局する福島中央テレビへ移籍。プロデューサー、制作部長、報道制作局長を歴任後、作家に専念[4]。先祖は仙台藩重臣・佐藤宮内の家中で、戊辰戦争白河口の戦いにも参戦したこともあり、戊辰戦争は作家としての大きなテーマの一つだった[4]

2005年(平成17年)、戊辰戦争研究会を発足させ主宰。

2021年12月31日、急性心筋梗塞のため死去[5]。86歳没。

受賞歴

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第19回(平成8年度)福島民報出版文化賞。

2004年(平成16年)、NHK東北ふるさと賞[6]

2015年(平成27年)、日本国際情報学会功労賞。

著書

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1980年代

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  • 『斗南に生きた会津藩の人々』(歴史春秋社)1983年
  • 松平容保とその時代―京都守護職と会津藩』(歴史春秋社)1984年
  • 『会津藩燃ゆ-東北・越後立つ』(教育書籍)1986年 のち角川文庫広済堂文庫
  • 白虎隊-会津藩燃ゆ』(教育書籍)1986年 「続会津藩燃ゆ-ああ白虎隊」角川文庫
  • 『会津藩燃ゆ 第3部 下北の大地 会津藩士広沢安任の生涯』(教育書籍)1989年
  • 『白虎隊という名の青春』(教育書籍)1987年
  • 『仙台藩帰らざる戦士たち―歴史ドキュメント』(教育書籍)1987年
  • 『会津白虎隊-物語と史蹟をたずねて』(成美堂出版)1987年 のち文庫
  • 『箱館五稜郭』(物語・日本の名城)(成美堂出版)1988年
  • 『王城の守護職』正続、角川文庫、1988年 「修羅の都 会津藩燃ゆ・序章」教育書籍
  • 『箱館戦争-榎本艦隊北へ』(角川文庫)1988年 「榎本艦隊北へ」広済堂文庫
  • 長崎海軍伝習所』(角川文庫)1989年
  • 『続箱館戦争-碧血の碑』(角川文庫)1989年

1990年代

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  • 『敗者の維新史―会津藩士荒川勝茂の日記』(中公新書)1990年 のち青春文庫
  • 『越後風雲録―黄金の大地』(教育書籍)1990年
  • 『風と炎の海―越後風雲録2』(教育書籍)1991年
  • 『いざ川中島―越後風雲録3』(教育書籍)1992年
  • 『敵は天魔王(越後風雲録4)』教育書籍、1993年
  • 『万延元年「咸臨」航米』(教育書籍)1991年
  • 『修羅の都―会津藩燃ゆ 序章』(教育書籍)1992年 「京都守護職」中公文庫
  • 『礼節の時代』(教育書籍)1993年
  • 『至誠の人松平容保』(新人物往来社)1993年 「松平容保」成美文庫、学陽書房人物文庫
  • 『会津将軍山川浩』(新人物往来社)1994年
  • 奥羽越列藩同盟 東日本政府樹立の夢』(中公新書)1995年[7]
  • 『奥州権田村の驟雨―小栗上野介の生涯』(教育書籍)1995年 「最後の幕臣小栗上野介」中公文庫、ちくま文庫
  • 『胸中に一点の風味あり―第八代JA全中会長・佐藤喜春の生涯』(ダイヤモンド社)1995年
  • 『小栗上野介―物語と史蹟をたずねて』(成美堂出版)1996年 のち文庫
  • 山中鹿之介―毛利に挑んだ不屈の武将』(PHP文庫)1997年
  • 河井継之助』(成美堂出版)1997年 のち文庫
  • 『将軍徳川慶喜「最後の将軍」の政略と実像』(廣済堂出版)1997年
  • 井伊直弼―己れの信念を貫いた鉄の宰相』(PHP文庫)1997年
  • 『会津農兵隊始末記』(廣済堂文庫)1998年
  • 『平太の戊辰戦争―少年が見た会津藩の落日』(角川選書)1998年 のちベスト新書
  • 『二本松少年隊―物語と史蹟を訪ねて』(成美文庫)1998年
  • 山口多聞―空母「飛竜」に殉じた果断の提督』(PHP文庫)1998年
  • 『東北謎とき散歩―多くの史跡や霊場霊山の不思議の舞台に迫る』(廣済堂出版)1998年
  • 『会津残照譜』(集英社)1998年
  • ジョン万次郎―日本を開国に導いた陰の主役』(PHP文庫)1999年
  • 伊藤整一―戦艦「大和」に殉じた至誠の提督』(PHP研究所)1999年
  • 『天風の海―会津海将 出羽重遠の生涯』(光人社)1999年 「出羽重遠伝」文庫

2000年-2005年

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  • 淵田美津雄真珠湾攻撃を成功させた名指揮官』(PHP文庫)2000年
  • 『満州歴史街道―まぼろしの国を訪ねて』(光人社)2000年
  • 『沈黙の提督―海将東郷平八郎伝』(光人社)2001年 「東郷平八郎伝―日本海海戦の勝者」文庫
  • 『旗巻峠の密書―伊達戦記仙台戊辰始末』(廣済堂出版)2001年
  • 『よみなおし戊辰戦争―幕末の東西対立』(ちくま新書)2001年
  • 『黄河歴史街道―中国の母なる大河を訪ねて』(光人社)2001年
  • 浅井長政―信長に反旗を翻した勇将』(PHP文庫)2001年
  • 蜂須賀小六正勝』(学研M文庫)2001年
  • 『幕末の会津藩―運命を決めた上洛』(中公新書)2001年12月
  • 九鬼嘉隆』(学習M文庫)2002年2月
  • 『白虎隊と会津武士道』(平凡社新書)2002年5月
  • 『会津藩はなぜ朝敵か―幕末維新史最大の謎』(ベスト新書)2002年8月
  • 『雲南・長江の旅―中国歴史街道』(光人社)2002年8月
  • 上杉景勝―越後の雄としての誇りに生きた名将』(PHP文庫)2003年1月
  • 『幕臣達の誤算―彼らはなぜ維新を実現できなかったか』(青春出版社・プレイブックス)2003年5月
  • 山川健次郎伝―白虎隊から帝大総長へ』(平凡社)2003年10月 「山川健次郎の生涯」ちくま文庫
  • 『会津落城―戊辰戦争最大の悲劇』(中公新書)2003年12月
  • 『新選組と会津藩 彼らは幕末維新をどう戦い抜いたか(平凡社新書)2004年2月
  • 『会津藩vs長州藩―なぜ怨念が消えないのか』(ベスト新書)2004年3月
  • 『幕末史 激闘! 薩摩・長州・会津』(三修社)2004年6月
  • 『戦う政宗』(本の森)2004年9月
  • 『遥かなるノモンハン』(光人社)2004年11月
  • 野口英世の生きかた』(ちくま新書)2004年11月
  • 『長岡藩軍事総督河井継之助―武士道に生きた最後のサムライ』(ベスト新書)2004年12月
  • 後藤新平伝―未来を見つめて生きた明治人』(平凡社)2005年6月
  • 『仙台戊辰戦史―北方政権を目指した勇者たち』(三修社)2005年7月
  • 『悲劇の英雄 源義経と奥州平泉』(ベスト新書)2005年9月
  • 『会津戦争全史』(講談社選書メチエ)2005年10月

2006年-2009年

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  • 『会津藩 斗南へ―誇り高き魂の軌跡』(三修社)2006年3月
  • 松江豊寿と会津武士道―板東俘虜収容所物語』(ベスト新書)2006年5月
  • 『戊辰の内乱―再考・幕末維新史』(三修社)2006年7月
  • 『女たちの会津戦争』(平凡社新書)2006年7月
  • 『会津武士道―ならぬことはならぬの教え』(青春新書)2006年8月
  • 『箱館戦争―北の大地に散ったサムライたち』(三修社)2006年12月
  • 『白虎隊と二本松少年隊―幕末を駆け抜けた若獅子たち』(三修社)2007年4月
  • 山本五十六山口多聞』(PHP文庫)2007年5月
  • 彰義隊―われら義に生きる』(三修社)2007年11月
  • 『偽りの明治維新―会津戊辰戦争の真実』(だいわ文庫)2008年1月
  • 『野口英世 波乱の生涯』(三修社)2008年5月
  • 南雲忠一―空母機動部隊を率いた悲劇の提督』(PHP文庫)2008年5月
  • 『偽りの日米開戦 なぜ、勝てない戦争に突入したのか』(だいわ文庫)2008年7月
  • 『アンガウル・ペリリュー戦記―玉砕を生きのびて』(河出書房新社)2008年6月
  • 『会津藩VS薩摩藩 なぜ袂を分かったのか』(ベスト新書)2008年7月
  • 『軍師直江兼続』(成美文庫)2008年10月
  • 『会津落城の三十日』(河出書房新社)2009年1月 ISBN 978-430-922500-5
  • 『鳥羽伏見の砲声―徳川幕府終焉の舞台裏』(三修社)2009年3月 ISBN 978-438-404242-9
  • 『偽りの幕末動乱 薩長謀略革命の真実』(だいわ文庫)2009年5月 ISBN 978-447-930237-7
  • 坂本龍馬 その偽りと真実 なぜ、暗殺されなければならなかったのか』(静山社文庫)2009年10月
  • 『謀略の幕末史 幕府崩壊の真犯人』(講談社+α新書)2009年6月 ISBN 978-406-272584-2
  • 『龍馬が望まなかった戊辰戦争』(ベスト新書)2009年11月 ISBN 978-458-412256-3

2010年- 2015年

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2016年-2019年

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2020年-2021年

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共編著

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  • 『歴史ドキュメント戊辰戦争』(教育書籍)1988年9月
  • 『新選組副長 土方歳三』(教育書籍)1989年5月
  • 『新選組沖田総司』(教育書籍)1990年6月
  • 『明治日誌 荒川勝茂』( 新人物往来社) 1992年11月
  • 『のんびり行く只見線の旅』 松本忠共著 (歴史春秋出版)2004年1月
  • 『ラストサムライの群像―幕末維新に生きた誇り高き男たち』 遠藤由紀子共著 (光人社)2006年1月
  • 『最後の将軍徳川慶喜の無念―大統領になろうとした男の誤算』 遠藤由紀子共著 (光人社)2007年1月
  • 『二本松少年隊のすべて』(新人物往来社)2009年1月 ISBN 978-440-403568-4
  • 『会津と長州、幕末維新の光と闇』 一坂太郎共著(講談社)2009年3月 ISBN 978-406-215354-6
  • 『戊辰戦争を歩く―幕末維新歴史探訪の旅』 戊辰戦争研究会共編(光人社)2010年2月 ISBN 978-4769814689
  • 『新選組を歩く―幕末最強の剣客集団 その足跡を探して』 戊辰戦争研究会共編(光人社)2011年4月 ISBN 978-4769814962
  • 『新島八重を歩く』 潮書房光人社 2012年10月 ISBN 978-4769815303
  • 『フクシマ発―復興・復旧を考える県民の声と研究者の提言』 (批評社)2014年2月 ISBN 978-4826505925
  • 『「朝敵」と呼ばれようとも―維新に抗した殉国の志士』 (現代書館) 2014年11月 ISBN 978-4768457450
  • 『真田丸を歩く』現代書館 2015年11月 ISBN 978-4768457702

脚注

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  1. ^ a b c d e f g プロフィール”. 星亮一オフィシャルサイト. 2014年7月24日閲覧。
  2. ^ 新島八重を歩く 激動の幕末~昭和を生きた会津女性の足跡”. 潮来市立図書館. 2014年7月24日閲覧。
  3. ^ 会津若松史第5巻会津若松史出版委員会(1967)
  4. ^ a b “歴史作家・星亮一さん死去 戊辰戦争、近現代史テーマに作品”. 福島民友新聞. (2022年1月4日). https://www.minyu-net.com/news/news/FM20220104-676812.php 2022年1月8日閲覧。 
  5. ^ “星亮一さんが死去 戊辰戦争や会津藩テーマに作品、86歳”. 河北新報社. (2022年1月3日). https://kahoku.news/articles/20220102khn000027.html 2022年1月3日閲覧。 
  6. ^ 東北ふるさと賞”. NHK仙台放送局. 2014年7月23日閲覧。
  7. ^ 第19回福島民報出版文化賞を受賞。

関連項目

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外部リンク

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