山形市
山形市(やまがたし)は、山形県の中部東に位置する市。山形県の県庁所在地及び最大の都市で、県内で人口が最多の市で、中核市に指定されている。1889年(明治22年)に市制施行。
やまがたし 山形市 | |||||
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| |||||
国 | 日本 | ||||
地方 | 東北地方 | ||||
都道府県 | 山形県 | ||||
市町村コード | 06201-4 | ||||
法人番号 | 7000020062014 | ||||
面積 |
381.30km2 (境界未定部分あり) | ||||
総人口 |
239,878人 [編集] (推計人口、2024年11月1日) | ||||
人口密度 | 629人/km2 | ||||
隣接自治体 |
天童市、上山市、東根市、南陽市、東村山郡山辺町、中山町 宮城県:仙台市、柴田郡川崎町 | ||||
市の木 | ナナカマド | ||||
市の花 | ベニバナ | ||||
山形市役所 | |||||
市長 | 佐藤孝弘 | ||||
所在地 |
〒990-8540 山形県山形市旅篭町二丁目3番25号 北緯38度15分20秒 東経140度20分23秒 / 北緯38.25542度 東経140.33961度座標: 北緯38度15分20秒 東経140度20分23秒 / 北緯38.25542度 東経140.33961度 | ||||
外部リンク | 公式ウェブサイト | ||||
ウィキプロジェクト |
概要
編集山形城(霞城)の城下町として発展してきた。市域は旧南村山郡・東村山郡(現在は村山地方)に属しており、当域を管轄する村山総合支庁の所在地でもある。県内人口最大都市であり、東北地方では、青森市に次いで8番目に人口の多い都市である。周辺11市町村と共に「山形連携中枢都市圏」を形成している[1]。この参加市町村を山形都市圏とした場合、人口は約51万人で[1]、東北地方では、仙台都市圏・郡山都市圏に次いで3番目に多い都市圏人口である。市の東側は奥羽山脈を挟んで宮城県の県庁所在地である仙台市と隣接しており、高速バス(仙台 - 山形線)やJR仙山線で約1時間10分ほどでアクセスが可能である[2]。
地理
編集山形盆地の南部3分の1ほどを占め、盆地の東南部に位置する扇状地の上に市街地が立地している。盆地中央部である市の北、北西方向は広く平地が続き、広大な田園となっている。市の東部は奥羽山脈による山岳地帯、南西部は丘陵が占めている。
地形
編集山地
編集- 主な山
河川
編集- 主な川
- 須川
- 馬見ヶ崎川
- 河川敷では毎年9月に日本一の芋煮会フェスティバルが開催される。
- 最上川
気候
編集盆地に位置しており、夏と冬、そして1日の気温差が激しい。日本海側気候の特徴も併せ持ち、豪雪地帯に指定されているが、年間平均降雪量は285cm程度で、山形県内では少ないほうである。
夏季は35℃を超える猛暑日となることも珍しくなく、暑さは厳しい。ただ、1日の気温差が大きく、熱帯夜となることは少ないため、朝晩は過ごしやすい。
日最高気温の最も高い記録である40.8℃は、2007年8月16日に埼玉県熊谷市と岐阜県多治見市が40.9℃を記録するまで、74年間もの間、日本における最高気温の記録を保持していた。
冬季は曇りや雪の日が多い。冬の寒さも厳しいものの、山形市中心部はヒートアイランド現象により、最低気温の上昇が著しく、-10℃以下は1996年を最後に一度も観測されていない。一方、郊外にある村山、東根、左沢などの隣接アメダスでは、近年でも-15℃前後の気温が観測されることが珍しくなく、郊外と山形市中心部の気温差が年々、非常に大きくなってきている。しかしながら、気象庁により、長期間の観測実績がある地点の中では、都市化の影響が比較的少ない地点として、日本の平均気温算出に使われている[3]。
山形市緑町(山形地方気象台、標高153m)の気候 | |||||||||||||
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月 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | 年 |
最高気温記録 °C (°F) | 18.1 (64.6) |
18.9 (66) |
23.7 (74.7) |
33.3 (91.9) |
34.6 (94.3) |
37.5 (99.5) |
40.8 (105.4) |
39.0 (102.2) |
36.6 (97.9) |
32.3 (90.1) |
26.9 (80.4) |
20.6 (69.1) |
40.8 (105.4) |
平均最高気温 °C (°F) | 3.3 (37.9) |
4.4 (39.9) |
9.1 (48.4) |
16.4 (61.5) |
22.6 (72.7) |
25.9 (78.6) |
29.1 (84.4) |
30.5 (86.9) |
25.8 (78.4) |
19.5 (67.1) |
12.6 (54.7) |
6.1 (43) |
17.1 (62.8) |
日平均気温 °C (°F) | −0.1 (31.8) |
0.4 (32.7) |
4.0 (39.2) |
10.2 (50.4) |
16.2 (61.2) |
20.3 (68.5) |
23.9 (75) |
25.0 (77) |
20.6 (69.1) |
14.1 (57.4) |
7.7 (45.9) |
2.4 (36.3) |
12.1 (53.8) |
平均最低気温 °C (°F) | −3.1 (26.4) |
−3.1 (26.4) |
−0.3 (31.5) |
4.7 (40.5) |
10.7 (51.3) |
15.7 (60.3) |
20.0 (68) |
20.9 (69.6) |
16.6 (61.9) |
9.8 (49.6) |
3.6 (38.5) |
−0.7 (30.7) |
7.9 (46.2) |
最低気温記録 °C (°F) | −20.0 (−4) |
−19.0 (−2.2) |
−15.5 (4.1) |
−7.3 (18.9) |
−1.8 (28.8) |
3.0 (37.4) |
6.7 (44.1) |
8.4 (47.1) |
3.0 (37.4) |
−2.4 (27.7) |
−7.2 (19) |
−15.0 (5) |
−20.0 (−4) |
降水量 mm (inch) | 87.8 (3.457) |
63.0 (2.48) |
72.1 (2.839) |
63.9 (2.516) |
74.5 (2.933) |
104.8 (4.126) |
187.2 (7.37) |
153.0 (6.024) |
123.8 (4.874) |
105.1 (4.138) |
74.4 (2.929) |
97.2 (3.827) |
1,206.7 (47.508) |
降雪量 cm (inch) | 103 (40.6) |
79 (31.1) |
35 (13.8) |
2 (0.8) |
0 (0) |
0 (0) |
0 (0) |
0 (0) |
0 (0) |
0 (0) |
4 (1.6) |
66 (26) |
285 (112.2) |
平均降水日数 (≥0.5 mm) | 18.6 | 14.9 | 14.5 | 11.2 | 10.2 | 11.1 | 14.1 | 11.5 | 11.9 | 11.9 | 14.2 | 17.8 | 162.1 |
平均降雪日数 | 28.1 | 23.7 | 19.6 | 4.6 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 6.1 | 23.7 | 105.7 |
% 湿度 | 81 | 77 | 69 | 62 | 64 | 71 | 76 | 75 | 77 | 77 | 78 | 81 | 74 |
平均月間日照時間 | 79.6 | 99.6 | 140.4 | 175.9 | 196.5 | 165.0 | 144.5 | 171.8 | 136.6 | 132.1 | 102.2 | 73.8 | 1,617.9 |
出典:気象庁 (平均値:1991年-2020年、極値:1889年-現在)[5][6] |
山形地方気象台・1961年 - 1990年の気候 | |||||||||||||
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月 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | 年 |
平均最高気温 °C (°F) | 2.6 (36.7) |
3.2 (37.8) |
7.4 (45.3) |
15.9 (60.6) |
21.9 (71.4) |
24.9 (76.8) |
28.3 (82.9) |
30.2 (86.4) |
24.6 (76.3) |
18.2 (64.8) |
11.8 (53.2) |
5.9 (42.6) |
16.2 (61.2) |
日平均気温 °C (°F) | −0.9 (30.4) |
−0.6 (30.9) |
2.6 (36.7) |
9.6 (49.3) |
15.4 (59.7) |
19.4 (66.9) |
23.1 (73.6) |
24.6 (76.3) |
19.4 (66.9) |
12.7 (54.9) |
6.9 (44.4) |
2.1 (35.8) |
11.2 (52.2) |
平均最低気温 °C (°F) | −4.1 (24.6) |
−4.1 (24.6) |
−1.6 (29.1) |
3.9 (39) |
9.4 (48.9) |
14.7 (58.5) |
18.9 (66) |
20.2 (68.4) |
15.3 (59.5) |
8.1 (46.6) |
2.6 (36.7) |
−1.3 (29.7) |
6.8 (44.2) |
出典:理科年表 |
地域
編集山形市では行政上、市内を30の地区に分けている。これらの区割りは、多くの場合、山形市と合併した旧自治体の範囲と名称を残しているが、合併時の経過や実用上の必要性から、改称や周辺の地域と統廃合された地区(例:南山形地区、西山形地区)がある。合併以前の山形市を中心とした範囲は、細分化され、第一地区から第十地区の各地区に分割されている。
- 第一地区 - 第十地区
- 鈴川地区、千歳地区、飯塚地区、椹沢地区、出羽地区
- 金井地区、楯山地区、滝山地区、東沢地区、高瀬地区
- 大郷地区、南沼原地区、明治地区、南山形地区、大曽根地区
- 山寺地区、蔵王地区、西山形地区、村木沢地区、本沢地区
山形市と上山市の市境付近にあたる、山形市南西部の丘陵に、ニュータウン(蔵王みはらしの丘)を建設している。これに合わせて西廻りバイパス(山形県道51号山形上山線)が延長され、国道458号長谷堂バイパスが開通するなど、交通環境も整いつつある。すでに分譲が始まっており、2006年(平成18年)3月に新しい小学校(山形市立みはらしの丘小学校)が開校した。
また、山形市内には公民館(コミュニティセンター、コミセンとも呼ばれる)が比較的多く存在し、地域コミュニティの拠点として利用されている。山形市と合併した町村の多くは旧自治体名をそのまま地域名としており、公民館の名前の冠となっている場合がある。また、市内の高校や中学の跡地を利用したものは、比較的広い敷地に、図書館や体育館、公園、市の管理する施設などが併設されている。
中央公民館は、複合施設「アズ七日町」内にあり、図書館分館やホールがある。
人口
編集山形市と全国の年齢別人口分布(2005年) | 山形市の年齢・男女別人口分布(2005年) | |||||||||||||||||||||||||||||||||
■紫色 ― 山形市
■緑色 ― 日本全国 |
■青色 ― 男性
■赤色 ― 女性 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
山形市(に相当する地域)の人口の推移
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総務省統計局 国勢調査より |
人口動態概要
編集2005年の国勢調査をピークに減少が続いている。2024年現在約24万人となっており1981年(昭和56年)の人口水準とほぼ同じである。かつての山形市の人口増加は社会減少を上回る自然増加によるものであり緩やかな人口増加が2000年頃まで続いた。実際に1950年から2000年までの日本国内の人口が53%増えているのに対して、山形市は41%に留まっている。この期間の山形市の人口増加率は県の規模・都市規模が近い秋田市(約7割増加)と比較するとかなり低い数値である。近年の山形市の人口は減少が続いているが、内訳としては社会動態はほぼ増減が拮抗しており、自然減少に起因しており山形県内の自治体の中では人口減少が緩やかである。
実施年 | 山形市人口(人) | 山形市増加数(人) | 山形市増加率(%) | 国内増加率(%) |
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1950年 | 180,569 | - | - | - |
1955年 | 183,799 | 3,230 | 1.8 | 7.3 |
1960年 | 188,597 | 4,798 | 2.6 | 4.6 |
1965年 | 193,737 | 5,140 | 2.7 | 5.2 |
1970年 | 204,127 | 10,390 | 5.4 | 5.5 |
1975年 | 219,773 | 15,646 | 7.7 | 7.9 |
1980年 | 237,041 | 17,268 | 7.9 | 4.6 |
1985年 | 245,158 | 8,117 | 3.4 | 3.4 |
1990年 | 249,487 | 4,329 | 1.8 | 2.1 |
1995年 | 254,488 | 5,001 | 2.0 | 1.6 |
2000年 | 255,369 | 881 | 0.3 | 1.1 |
2005年 | 256,012 | 643 | 0.3 | 0.7 |
2010年 | 254,244 | 1,768 | 0.7 | 0.2 |
2015年 | 253,832 | 412 | 0.2 | 0.8 |
2020年 | 247,590 | 6,242 | 2.5 | 0.8 |
隣接している自治体・行政区
編集隣接自治体との関係
編集この節の加筆が望まれています。 |
当市は宮城県の県庁所在地である仙台市と隣接している。都道府県庁所在地の自治体が隣接しているのはここを含めて4例のみしかない。両市の間には奥羽山脈(蔵王連峰)があるものの、経済的には一体的な商圏が形成されつつあり、その親密度は県内の他市町村との関係よりも強いものとされる。両市の間にはJR仙山線が1時間に1本、高速バスが1日90往復近く運行されており、通勤通学で両市間を相互移動する者も多い。
この他、宮城県川崎町とも隣接する。山形市との直通の路線バスはないものの、関沢地区のマイカー利用者を中心に山形自動車道や笹谷峠を利用した往来が見られる。
県内自治体では、南方で上山市と隣接し、北に天童市、北西に山辺町、中山町などの山形盆地の各市町と隣接し、それぞれ道路、鉄道によって接続している。東根市とは、奥羽山脈の山岳部で市域の境界を接するが、通常の往来には場合は天童市を経由した国道13号が用いられる。また、南陽市との場合も、直接市域の境界を接するのは白鷹山の山頂付近で通常の往来には上山市を経由して国道13号を用いるか、山形県道5号山形南陽線を用いる。
歴史
編集古代から鎌倉時代
編集古墳時代の集落跡(嶋遺跡、国の史跡)が山形市北西部で見つかっている。8世紀に入ると出羽国最上郡が設置される。702年(大宝2年)には、国司の藤原豊光の娘・阿古耶姫によって千歳山と命名。967年(康保4年) に編纂された『延喜式』では、多賀城から秋田城へと向かう官道に「最上駅」があり、これは現在の山形市域にあたる「最上郷」のいずれかにあったものと推定されている[8]。市域の大部分は皇室領荘園の大山荘であり、北西(須川以西)に摂関家領の大曾祢荘があった[9]。 鎌倉時代に入ると大曾祢荘には安達氏が地頭として任じられた。土着した一族は大曾祢氏を名乗り、中央政界で引付衆などとして活躍するが霜月騒動により滅んだ。
室町から安土桃山時代
編集1356年(延文元年)に、斯波兼頼が羽州探題として山形に入部。子孫は、最上郡の名称をとって最上氏を名乗るようになり、最上氏11代目当主の最上義光が山形を拠点に最上・村山地方を統一。現在の基礎となる山形城と城下町の町割を整備した。山形城が位置したのは扇状地の西端で、その東部を走る羽州街道に沿って七日町・八日町・十日町・旅籠町などの商人町、宿場町が並んだ。また、町人町は東方の笹谷街道、北西に向かう六十里越街道に沿って並び、東裏通りと北部には職人町が位置していた。なお、太閤検地のころ、南の最上郡と北の村山郡の名称入れ替えとともに再編が行われ、旧最上郡が村山郡に、旧村山郡の北部が最上郡、旧村山郡の南部が村山郡となった。
江戸時代から市制施行以前
編集江戸時代初期に最上氏が転封された後は、鳥居忠政が山形藩主となって、馬見ヶ崎川の改修などが行われた。以後、幕末まで、保科氏、松平氏など複数の領主の入れ替わりが続き、天保の改革に失敗した水野忠邦の子忠精が山形に転封され、版籍奉還まで水野氏5万石が続くことになった。山形市西部の須川沿いの船町は、最上川水運において、中流域で有数の港であった。
廃藩置県後は、村山郡山形が山形県の県庁所在地となり、その後、複数の県の統合を経て、現在の範囲の山形県でも県庁所在地となった。
市制施行以後
編集- 1889年(明治22年)4月1日 - 市制施行。同年7月1日の山形市役所の開庁をもって市制記念日とする。
- 1898年(明治31年)3月28日 - 陸軍歩兵三十二連隊を旧山形城址に誘致。
- 1901年(明治34年)4月11日 - 山形駅開設。
- 1905年(明治38年)8月19日 - 日露戦争の樺太戦のロシア兵捕虜を収容するべく山形収容所を開設。日露戦争で最後に開設された捕虜収容所。同年12月23日閉所。
- 1911年(明治44年)5月8日 - 市北大火。県庁、市役所ほか主要建造物が全焼。
- 1915年(大正4年) - 山形県庁舎復旧。
- 1923年(大正12年) - 市営による上水道が通水する。
- 1927年(昭和2年) - 山形市立第一小学校鉄筋コンクリート製新築校舎落成(山形市で最初の鉄筋コンクリート建築物)「全国産業博覧会」開催 [1]。
- 1933年(昭和8年)7月25日 - 気温40.8℃を記録。以降、2007年(平成19年)8月16日に岐阜県多治見市と埼玉県熊谷市で40.9℃を観測されるまで、日本の公式記録における気温の最高記録となる。
- 1936年(昭和11年)11月30日 - NHK山形放送局開局。
- 1942年(昭和17年)10月 - 初代「山形市歌」(作詞:結城哀草果、作曲:信時潔)を制定。
- 1952年(昭和27年) - 第7回国民体育大会開催。
- 1953年(昭和28年)10月15日 - 民放ラジオ山形(現山形放送)開局。
- 1954年(昭和29年)10月1日 - 市章制定。
- 1957年(昭和32年)11月7日 - 現行の「山形市民の歌」(作詞:神保光太郎、作曲:山形大学教育学部音楽科)を制定。
- 1964年(昭和39年)2月1日 - 七日町商店街振興組合が設立。
- 1967年(昭和42年)8月1日 - 山形駅を民衆駅として改築。
- 1972年(昭和47年)6月15日 - 山交ビル・バスターミナル開業。
- 1974年(昭和49年)7月1日 - 市の木、市の花を定める。
- 1992年(平成4年)
- 1月26日 - 第47回国民体育大会開催(~10月9日)。
- 7月1日 - 山形新幹線開業。山形橋上駅新築供用。
- 2001年(平成13年)4月1日 - 特例市に移行。
- 2019年(平成31年)4月1日 - 中核市に移行[10]。
行政区域の変遷
編集- 1889年(明治22年)4月1日 - 市制施行に伴い、南村山郡山形城下31町の区域をもって山形市が発足。
- 1931年(昭和6年)4月1日 - 南村山郡東沢村の一部(大字小白川)を編入。
- 1943年(昭和18年)4月1日 - 東村山郡鈴川村・千歳村を編入[11]。
- 1954年(昭和29年)
- 1955年(昭和30年)4月1日 - 東村山郡大曽根村の一部(字志鎌)を編入。
- 1956年(昭和31年)
- 1957年(昭和32年)
- 1989年(平成元年)6月1日 - 天童市との境界を変更。
- 1991年(平成3年)3月25日 - 東村山郡中山町との境界を変更。
- 1994年(平成6年)4月18日 - 天童市との境界を変更。
- 1997年(平成7年)8月20日 - 東村山郡山辺町との境界を変更。
- 2012年(平成24年)2月1日 - 上山市との境界を変更。
行政
編集市長
編集- 歴代市長
代 | 氏名 | 就任年月日 | 退任年月日 |
---|---|---|---|
初代 | 濱村勘太郎 | 1889年(明治22年)6月 | 1894年(明治27年) |
2 | 雄倉茂次郎 | 1894年(明治27年)12月8日 | 1901年(明治34年) |
3 | 佐治吉左衛門 | 1901年(明治34年)11月 | 1904年(明治37年) |
4 | 菱田義民 | 1904年(明治37年)6月 | 1906年(明治39年) |
5 | 新関善八 | 1906年(明治39年)12月 | 1912年(大正元年)12月12日 |
6 | 林兎喜太郎 | 1913年(大正2年)1月 | 1917年(大正6年)1月 |
7 | 小鷹鋭健 | 1917年(大正6年)2月 | 1923年(大正12年)5月22日 |
8 | 川合為吉 | 1923年(大正12年)6月 | 1927年(昭和2年)7月13日 |
9 | 高橋勝兵衛※ | 1927年(昭和2年)7月28日 | 1932年(昭和7年)10月31日 |
10 | 大沼保吉 | 1932年(昭和7年)11月18日 | 1944年(昭和19年) |
11 | 大内有恒 | 1944年(昭和19年)12月 | 1946年(昭和21年)1月19日 |
12 | 鈴木重屹 | 1947年(昭和22年)4月5日 | 1954年(昭和29年)10月25日 |
13 | 大久保傳蔵 | 1954年(昭和29年)11月22日 | 1966年(昭和41年)10月25日 |
14 | 金澤忠雄 | 1966年(昭和41年)11月16日 | 1994年(平成6年) |
15 | 佐藤幸次郎 | 1994年(平成6年) | 2000年(平成12年) |
16 | 吉村和夫※ | 2000年(平成12年)2月7日 | 2003年(平成15年)8月20日 |
17 | 市川昭男 | 2003年(平成15年)9月28日 | 2015年(平成27年)9月27日 |
18 | 佐藤孝弘 | 2015年(平成27年)9月28日 | 現職 |
※:在職中死去
都市宣言
編集- 平和都市宣言
- 暴力のない明るい都市宣言
- ゆとり宣言
- 米等の自給確立都市宣言
- スポーツ都市宣言
- 男女共同参画都市宣言
議会
編集市議会
編集山形県議会
編集- 2023年山形県議会議員選挙
- 選挙区:山形市選挙区
- 定数:9人
- 投票日:2023年4月9日
- 当日有権者数:200,382人
- 投票率:45.85%
候補者名 | 当落 | 年齢 | 所属党派 | 新旧別 | 得票数 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|
伊藤香織 | 当 | 41 | 自由民主党 | 新 | 14,602票 | 元市議 |
梅津庸成 | 当 | 56 | 国民民主党 | 現 | 11,269票 | |
吉村和武 | 当 | 50 | 無所属 | 現 | 9,958票 | |
奥山誠治 | 当 | 63 | 自由民主党 | 現 | 9,592票 | |
遠藤和典 | 当 | 53 | 自由民主党 | 現 | 9,362票 | |
菊池文昭 | 当 | 59 | 公明党 | 現 | 9,061票 | |
高橋啓介 | 当 | 70 | 立憲民主党 | 現 | 9,015票 | |
松井愛 | 当 | 46 | 立憲民主党 | 新 | 7,703票 | 元市議 |
石川渉 | 当 | 49 | 日本共産党 | 新 | 6,386票 | |
諏訪洋子 | 落 | 60 | 日本維新の会 | 新 | 3,882票 |
衆議院
編集当落 | 候補者名 | 年齢 | 所属党派 | 新旧別 | 得票数 | 重複 |
---|---|---|---|---|---|---|
当 | 遠藤利明 | 71 | 自由民主党 | 前 | 110,688票 | ○ |
原田和広 | 48 | 立憲民主党 | 新 | 73,872票 | ○ |
施設
編集医療
編集山形市内には、山形大学医学部附属病院と山形県立中央病院の2つの病院が三次医療機関として県全域をカバーする高度医療を提供するとともに、山形市立病院済生館・山形済生病院といった村山地方の基幹となる病院が位置しているほか、篠田総合病院・至誠堂総合病院などの民間の総合病院、さらには単科型の民間病院も複数設営されている。
郵便局
編集- 山形中央郵便局(集配局・ゆうゆう窓口設置局・ゆうちょ銀行山形店併設)
- 山形南郵便局(集配局・ゆうゆう窓口設置局・地域区分局)
- 東沢郵便局
- 山形県庁内郵便局
- 山形あこや町郵便局
- 山形諏訪郵便局
- 山形三日町郵便局
- 山形駅前郵便局
- 山形緑町一郵便局
- 山形緑町二郵便局
- 山形緑町四郵便局
- 山形七日町五郵便局
- 山形七日町二郵便局
- 山形木の実町郵便局
- 山形旅籠町郵便局
- 山形銅町郵便局
- 山形宮町五郵便局
- 山形宮町二郵便局
- 山形鈴川郵便局
- 山形流通センター内郵便局
- 山形長町郵便局
- 山形下条郵便局
- 山形肴町郵便局
- 霞城セントラル郵便局
- 山形城西郵便局
- 椹沢郵便局
- 江俣郵便局
- 山形中野郵便局
- 出羽郵便局
- 村山明治郵便局
- 楯山郵便局
- 村山高瀬郵便局
- 蔵王温泉郵便局
- 半郷郵便局
- 金井郵便局
- 柏倉郵便局
- 本沢郵便局
- 村木沢郵便局
- 滝山郵便局
- 山形南二番町郵便局
- 南沼原郵便局
- 山形上町郵便局
- 山形五日町郵便局
- 山寺郵便局
- 大野目簡易郵便局
- 新井田簡易郵便局
- 宮浦簡易郵便局
- 鮨洗簡易郵便局
- 伊達城簡易郵便局
- 大森簡易郵便局
- 山形大学病院内簡易郵便局
- 山形南原町簡易郵便局
- 東青田簡易郵便局
- 南舘簡易郵便局
文化施設
編集- 図書館
- 博物館
- 山形大学附属博物館
- 山形県立博物館本館
- 山形県立博物館教育資料館(旧山形師範学校本館)
- 山形県郷土館(文翔館、旧山形県庁舎)
- 山形市郷土館(旧済生館本館)
- 最上義光歴史館
- 山寺芭蕉記念館
- 山形市産業歴史資料館
- 美術館
- 植物園
- ホール
- 総合複合施設
運動施設
編集- 主なスポーツ施設
-
山形県庁
対外関係
編集姉妹都市・提携都市
編集海外
編集- 姉妹都市
- キッツビュール市(オーストリア共和国チロル州)
- スワンヒル市(オーストラリアビクトリア州)
- 吉林市(中華人民共和国吉林省)
- ウラン・ウデ市(ロシア連邦ブリヤート共和国)
- ボルダー市(アメリカ合衆国コロラド州)
- 台南市(中華民国 直轄市)
国内
編集- 提携都市
経済
編集中世から城下町として発展したが山形城(霞城)の拡大に合わせて市町・職人町・寺社などの計画的な配置が行われた。近世に入ると職人町を土台として出羽三山参詣の拠点としての側面から、山形鋳物が土産物や仏具で全国的に有名になり、明治期発展の土壌が作られた。鉄道が開業して以降、工業と商業が両立して発展し、平成に入ってからは様々な経済の分野が目覚ましく成長している。高速道路網の発展と共に工場の立地が増え、1992年の山形新幹線開業に伴い県内外からの観光客が増加した。2011年の東日本大震災での太平洋側への被害によって日本海側の重要性が再認識され、拠点の一つとして注目されている。七日町などの中心市街地にはホテルや外国人向けの観光案内所が数多くある。市民1人当たりの外食ラーメンに使う金額は全国1位を維持している(「山形ラーメン」も参照)。
就業人口
編集(2020年国勢調査)
伝統工芸品
編集- 国指定
- その他の伝統的工芸品
金融機関
編集山形市に本店・支店・出張所などの窓口を置く金融機関一覧は以下のとおり(2021年(令和3年)3月時点)。
- 括弧内は窓口事務所数(事務所数1の場合は省略)。荘内銀行、山形銀行、きらやか銀行、山形農業協同組合のブランチインブランチは除く。
金融機関種別 | 金融機関名称 |
---|---|
地方銀行 | 山形銀行(17)、荘内銀行(9)、七十七銀行 |
第二地方銀行 | きらやか銀行(11) |
都市銀行 | みずほ銀行 |
信用金庫 | 山形信用金庫(9)、米沢信用金庫 |
労働金庫 | 東北労働金庫(2) |
商工中金 | 商工組合中央金庫 |
公庫 | 日本政策金融公庫 |
信用組合 | 山形県医師信用組合 |
生命保険 | 住友生命、日本生命、富国生命、大同生命、明治安田生命、太陽生命、朝日生命、第一生命、かんぽ生命保険など |
農林中金 | 農林中央金庫 |
農協 | 山形市農業協同組合(6)、山形農業協同組合(13) |
日本郵政グループの銀行 | ゆうちょ銀行 |
証券会社 | 野村證券、SMBC日興証券、大和証券、山形證券、荘内証券 |
損害保険 | 東京海上日動、損害保険ジャパン、三井住友海上火災保険、あいおいニッセイ同和損害保険、AIG損害保険など |
- 指定金融機関:山形銀行
本社を置く主な企業
編集- 上場企業
- その他企業
情報通信
編集マスメディア
編集県内を範囲として活動しているメディアの本社機能が集中する。ただし、テレビユー山形については、県内で影響力のある山形新聞などの既存マスコミから距離を置く意味合いから、本社を酒田市としている。また、コミュニティ放送局は東北地方で最も早く開局し、一時は市内に2つの放送局が存在していた。なお、山形市役所屋上には山形コミュニティ放送の送信アンテナが設置されている。
新聞社
編集- 山形新聞
放送局
編集- 山形放送 (YBC、NNN/NNS系)
- 山形テレビ (YTS、ANN系)
- テレビユー山形 (TUY、JNN系。本社は酒田市に、放送センターは山形市にある)
- さくらんぼテレビジョン (SAY、FNN/FNS系)
- NHK山形放送局
- 山形コミュニティ放送(ラジオモンスター、76.2 MHz 独自番組以外:J-WAVEの再配信)
- やまがたシティエフエム(VigoFM、78.8 MHz 2016年7月22日に廃局)
教育
編集山形県では、小学校の少人数学級編成を押し進める「さんさんプラン」(学級の人数を33人程度に編成する)を導入しているため、山形市立の小学校でも少人数学級が行われていることが多い。これにより多くの利点をもたらす一方で、財政的な負担が大きいことや、学級数の増加による教室不足などの問題が表面化している。特に山形市においては都市化が急速に進んだ地域や、児童数の多い大規模校などの教室不足が深刻な学校では、グラウンドに仮設の校舎を急増したり、多目的教室などのスペースを教室として利用するなどの対策を行っている。なお、この施策は、中学校にも導入された。
幼稚園
編集幼稚園は私立幼稚園が26か所ある。市立の幼稚園は存在しない。また参考として、保育園は私立は17か所、市立は12か所が存在する。
小学校
編集- 山形市立第一小学校
- 山形市立第二小学校
- 山形市立第三小学校
- 山形市立第四小学校
- 山形市立第五小学校
- 山形市立第六小学校
- 山形市立第七小学校
- 山形市立第八小学校
- 山形市立第九小学校
- 山形市立第十小学校
- 山形市立南小学校
- 山形市立西小学校
- 山形市立東小学校
- 山形市立鈴川小学校
- 山形市立千歳小学校
- 山形市立金井小学校
- 山形市立大郷小学校
- 山形市立明治小学校
- 山形市立出羽小学校
- 山形市立楯山小学校
- 山形市立高瀬小学校
- 山形市立山寺小学校
- 山形市立東沢小学校
- 山形市立滝山小学校
- 山形市立桜田小学校
- 山形市立南沼原小学校
- 山形市立宮浦小学校
- 山形市立蔵王第一小学校
- 山形市立蔵王第二小学校
- 山形市立蔵王第三小学校
- 山形市立南山形小学校
- 山形市立本沢小学校
- 山形市立西山形小学校
- 山形市立村木沢小学校
- 山形市立大曽根小学校
- 山形市立みはらしの丘小学校
中学校
編集- 山形市立第一中学校
- 山形市立第二中学校
- 山形市立第三中学校
- 山形市立第四中学校
- 山形市立第五中学校
- 山形市立第六中学校
- 山形市立第七中学校
- 山形市立第八中学校
- 山形市立第九中学校
- 山形市立第十中学校
- 山形市立金井中学校
- 山形市立高楯中学校
- 山形市立山寺中学校
- 山形市立蔵王第一中学校
- 山形市立蔵王第二中学校
特別支援学校
編集盲学校は山形市内になく、上山市にある山形県立山形盲学校が最寄りの盲学校となる。また、肢体不自由者を教育する養護学校や知的障害者を教育する養護学校は山形市内にはなく、最寄りの学校はいずれも上山市で、それぞれ山形県立ゆきわり養護学校、山形県立上山高等養護学校がある。
高等学校
編集- 山形県立山形東高等学校
- 山形県立山形南高等学校
- 山形県立山形西高等学校
- 山形県立山形北高等学校
- 山形県立山形工業高等学校
- 山形県立山形中央高等学校
- 山形県立霞城学園高等学校
- 山形市立商業高等学校
- 山形学院高等学校
- 東北文教大学山形城北高等学校
- 東海大学山形高等学校
- 日本大学山形高等学校
- 惺山高等学校
- 山形明正高等学校
大学
編集- 国立
- 県立
- 私立
専修学校
編集- 専門学校 山形V.カレッジ
- 山形市立病院済生館高等看護学院
- 国立病院機構山形病院附属看護学校
- 山形厚生看護学校
- 山形美容専門学校
- 山形医療技術専門学校
- 山形歯科専門学校
- 山形デザイン専門学校
- 山形調理師専門学校
- 大原学園山形校
学校教育以外の施設
編集山形県立山形職業能力開発専門校
交通
編集空港
編集市内に空港はない。最寄りの空港は東根市にある山形空港である。同空港は、山形新幹線との競合のため、特に羽田空港便の運行本数が減っている。しかし、アクセス面では、国道13号に加え、近接する東北中央自動車道東根ICができたことで、より利便性が向上している。
隣接する宮城県の仙台空港も、路線数・便数が多いことや定期国際便があることから利用されることが多い。山形駅から公共交通機関を利用する場合は、仙山線を経由して仙台駅で仙台空港アクセス線に乗り継ぐ方法があるほか、山形 - 仙台空港の高速バスがある。山形市は周辺自治体などと連携し、仙山線と仙台空港アクセス線の直通運転の実現に向けて様々な施策を講じているが、運行主体であるJR東日本仙台支社が直通運転に難色を示しており、現在に至るまで山形駅からの仙台空港駅直通列車は運行されていない(団体列車を除く)。
鉄道
編集山形駅は、いくつかの鉄道路線が集中しているターミナル駅である。市内に新幹線(フル規格新幹線)は通っていないが、「山形新幹線」が存在する。しかしそちらは法律上在来線という位置付けられている。
これらの鉄道駅は市内北方の郊外に点在している一方、市街地は鉄道路線や鉄道駅がない地域が多くを占めているため、市内移動は道路網を利用した方が利便性が高い場合が多い。
- 東日本旅客鉄道(JR東日本)
かつては山形から蔵王温泉を結ぶ蔵王高速電鉄が計画されていたが、未成に終わっている。
索道
編集ロープウェイは、蔵王の山麓(蔵王温泉)から、山頂までを結ぶものである。蔵王温泉までの交通は、バス、自動車などを利用することになる。以下にゴンドラタイプのものを列挙するが、これらの他に、スキーゲレンデには多数のリフトが設置されている。
- 上の台駅 - 中央高原駅
- 温泉駅 - 鳥兜駅
- 山麓線
- 蔵王山麓駅 - 樹氷高原駅
- 山頂線
- 樹氷高原駅 - 地蔵山頂駅
バス
編集路線網では、山交バスが多くの路線を運行している。山形市を経由する都市間の高速バスでは、山交バスを初め、JRバス東北、東北急行バス、宮城交通、庄内交通、新潟交通などが運行している。また、山形商工会議所が運行していた「中心街100円循環バス」は、山形市コミュニティバス(ベニちゃんバス)と統合のため、2017年(平成29年)7月2日をもって運行を終了した[12]。
路線バス
編集- ほとんどの路線を山交バスが運行しているが、山交が撤退した路線の一部を、山形市・山形商工会議所(ベニちゃんバスのみ)がコミュニティバスとして運営している(山交が委託運行)。
都市間高速バス
編集都市間高速バスは特に仙台方面への路線が充実しており、1日90往復近い便が山形市内と仙台市内を相互に連絡している。一方、福島[注 1]・秋田方面へ向かう長距離バスや、同じ山形県内でも置賜地方・最上地方を繋ぐ都市間高速バスは設定されていない。
- 山形 - 仙台線
- 山形 - 仙台空港線
- 上山 - 仙台線
- 山形 - 鶴岡・酒田線
- 山形 - 新潟線(予約制)
- 山形・米沢 - 新宿・東京ディズニーランド線(ドリーム山形/米沢・新宿号)・山形・米沢 - 東京線(ドリーム山形/米沢・東京号)
- 新庄・山形 - 東京線(予約制)
- 赤塚・水戸・勝田・日立・北茨城・相馬 - 仙台・山形(茨城交通が運行)
道路
編集市街地の道路は、城下町を土台とする町の特性から、市街地中心部など一部に、狭く丁字路の多い構造を残している。周辺市町村への移動には、国道、主要地方道が市街地から放射状に伸びる。また、2つの高速道路と、一般国道13号山形バイパスが市街地を迂回するように取り囲んでいる。
高速道路
編集- E48 山形自動車道
- E13 東北中央自動車道
- 13 山形上山IC - 13-1 山形PA/スマートIC - 14 山形中央IC
- 15 山形JCT
国道
編集県道
編集- 山形県道5号山形南陽線
- 山形県道14号上山蔵王公園線
- 山形県道16号山形停車場線
- 山形県道17号山形白鷹線
- 山形県道18号山形朝日線
- 山形県道19号山形山寺線
- 山形県道20号山形羽入線
- 山形県道21号蔵王公園線
- 山形県道22号山形天童線
- 山形県道49号山形山辺線
- 山形県道51号山形上山線
- 山形県道53号山形永野線
- 宮城県道・山形県道62号仙台山寺線
- 一般県道
- 山形県道111号天童山寺公園線
- 山形県道167号妙見寺西蔵王公園線
- 山形県道168号山辺船町線
- 山形県道170号蔵王成沢長谷堂線
- 山形県道172号北山形停車場大野目線
- 山形県道173号北山形停車場城北線
- 山形県道174号大野目内表線
- 山形県道267号十日町山形線
- 山形県道271号下原山形停車場線
- 山形県道272号宝沢坊原線
- 山形県道274号中野長町線
- 山形県道275号大森中野線
- 山形県道276号東山七浦線
道の駅
編集観光
編集文化財
編集山形市にある国指定の文化財、省略あり。
- 元木の石鳥居を参照。
- 八幡神社鳥居(重要文化財-建造物、1952年(昭和27年)11月22日指定)
- 旧山形師範学校本館(重要文化財-建造物、1973年(昭和48年)6月2日指定)
- 山形県旧県庁舎及び県会議事堂(重要文化財-建造物、1984年(昭和59年)12月28日指定)
- 旧松應寺観音堂(重要文化財-建造物、1986年(昭和61年)12月20日指定)
- 嶋遺跡(史跡、1966年(昭和41年)12月19日指定)
- 山形美術館
- 光明寺
- 吉祥院
- 宝積院
- 慈光明院
- 山形大学
名所・旧跡
編集- 山形城址(霞城公園、三の丸跡、最上義光歴史館、桜の名所)
- 立石寺
- 松尾芭蕉の奥の細道で句を詠んでいる。
- 山寺の蝉が日本の音風景100選に選ばれている。
- 専称寺(最上義光が、娘の駒姫を弔うために天童市高擶から移築建立した。東北一の規模の木造建造物。)
- 千歳山(阿古耶姫伝説、「阿古耶の松」が歌枕となっている。千歳山萬松寺)
- 文翔館(旧県庁舎、旧県議事堂、大正時代の洋風建築)
- 水の町屋七日町御殿堰
- 成沢城跡(成沢城跡公園)
- もみじ公園(宝幢寺跡)
観光スポット
編集文化・名物
編集祭事・催事
編集- 山形花笠まつり
- 山形市の夏の祭りで、市内の七日町大通りを中心に、パレードを組んで花笠が踊られる。静岡県伊東市や大分県日田市中津江村などに伝播し、祭りで踊られるようになった。発祥は、尾花沢市といわれる。
- 薬師祭植木市
- 5月8日~10日に市内薬師寺周辺で行われる。全国三大植木市に数えられている。
- 初市
- 1月10日に、市内七日町大通り(十日町から七日町)で行われる。縁起物の市が立ち賑わう。
- 蔵王樹氷まつり
- 蔵王龍岩祭
- 夏の蔵王で3日間行われる日本最大級の入場無料のロックフェスティバル。
- 山形国際ドキュメンタリー映画祭
- 世界中のドキュメンタリー映画作家やフィルムが集うドキュメンタリー映画の祭典。隔年で例年秋ごろに開かれる。
- 日本一の芋煮会フェスティバル
- 山形では秋になると、各地の河原でグループによる芋煮会が行われるが、そのシーズンの先駆けとして、毎年9月の第1日曜に馬見ヶ崎河川敷で開催される。6メートルの大鍋に約3万食の芋煮が作られる。
- 豊烈神社例大祭
- 毎年10月6日の行われる例大祭では、豊烈神社に伝わる、日本に残る3つの打毬の一つが奉納される。
- 山形大花火大会
- 例年8月14日に行われる夏の花火大会。打ち上げ数は約2万発。須川河畔の反田橋周辺を会場に行われる。
郷土料理
編集- 芋煮 - 秋になると県内にある河川敷のあちこちで芋煮会が行われる。ベースは牛肉醤油。
- 玉コンニャク - 醤油味で煮られた丸いコンニャク。
- 納豆汁
- だし
- 青菜漬け
- おみ漬け
- どんどん焼き - 割り箸に巻き付けた薄いお好み焼き。
- 冷やしラーメン
- 冷たい肉そば
- すっぽこうどん - 一般的なあんかけうどんに近いうどん。
- げそ天 - 天ぷら蕎麦はもとよりラーメンのトッピングにも供される。
- 食用菊(もってのほかなど)
- オカヒジキ
- カド(ニシン)
- ヒョウ(スベリヒユ)
- サトイモ
- 庄内麩:庄内地方を中心に食べられている長方形で平らな麩。
- イナゴ
- アケビ
- 山菜類
山形市を拠点として活動している団体
編集- 山形交響楽団
- 山形市を本拠地として活動するプロ・オーケストラ。山形市を中心に東北六県と新潟などで活動している。
- スポーツ山形21
- 山形市をホームタウンとするJリーグに加盟するモンテディオ山形(1991年に本拠地を山形市に移転、他に鶴岡市や天童市など全県をホームとしている。)や、女子駅伝部の運営をしている。
スポーツチーム
編集出身・関連著名人
編集あ
編集- 会田勇人(お笑い芸人、「カリマンタン」のツッコミ担当)
- 朝倉さや(シンガーソングライター・歌謡歌手)
- 阿曽山大噴火(お笑い芸人)
- 安孫子充裕(短距離走選手)
- 阿部彦吉(発明家)
- 阿部吉雄(中国哲学者)
- 阿部義晴(UNICORN・ミュージシャン・音楽プロデューサー)
- 粟野学(銀行家)
- 飯野正光(医学者)
- 五十嵐佳子(作家、ライター)
- 池田敏子(評論家、池田書店創業者)
- 石沢綾子(アナウンサー)
- 石澤智幸(タレント、テツandトモ)
- 板垣公一(アマチュア天文家)
- 板垣吉則(騎手)
- 伊東秀人(スキーヤー)
- 今塩谷貞昇(お笑い芸人)
- 牛嶋俊明(アナウンサー、岡山エフエム放送DJ)
- 遠藤敦子(アナウンサー)
- 遠藤綾 (声優)
- 遠藤幸吉(柔道家)
- 大江香織(プロゴルファー)
- 大江和美(気象予報士)
- 大神雄子(バスケットボール選手)
- 大沼保吉(政治家)
- 大沼義之助(実業家)
- 岡崎英生(漫画家・ライター)
- 大宮登(社会学者)
- 岡崎由紀子(脚本家)
- 奥山清行(インダストリアルデザイナー)
- 小山田健一(プロ野球選手)
か
編集- 加藤条治(スピードスケート選手)
- 加藤典洋(文芸評論家)
- 金井たつお(漫画家)
- 叶内紀雄(銀行家)
- 鹿野道彦(政治家)
- 川井巌(軍人)
- 河合単(漫画家)
- 城戸口静(漫画家)
- 工藤あやの(歌手)
- 黒須聡瑛(アナウンサー)
さ
編集- 齋藤弘(政治家)
- 斎藤了(プロレスラー)
- 蔵玉錦敏正(大相撲力士)
- 佐久間聡一(ヴァイオリニスト)
- 桜井浜江(洋画家)
- 笹原正三(アマチュアレスリング選手)
- 佐竹十喜雄(牧師)
- 佐藤彰(牧師)
- 佐藤優(アナウンサー)
- 柴田徹(アナウンサー)
- 釈迦ヶ嶽庄太郎(元力士)
- 庄司七瀬(元新体操選手)
- 新海竹太郎(彫刻家)
- 神保光太郎(詩人)
- 菅井直樹(元サッカー選手)
- 菅野矢一(洋画家)
- 須藤満(ベーシスト)
- 制野秀一(漫画家)
- 斯波正樹(スノーボードアルペン選手、平昌五輪日本代表)
た
編集- 高橋和人(バレーボール選手)
- 高橋敬典(金工家)
- 高橋みゆき(元バレーボール選手)
- 高山岩男(哲学者)
- 武田直人(声優)
- 武田祐子(元フジテレビアナウンサー)
- 多田省吾(政治家)
- 田中萌(テレビ朝日アナウンサー)
- 棚橋光男(歴史学者)
- 谷村昌彦(俳優)
- 千秋幸雄(アナウンサー)
- 千葉オライリー(と無法の世界)(THE BOHEMIANS・ドラム)
- 塚原繁美(フリーアナウンサー)
- 土居聖真(サッカー選手)
- 土井武夫(航空機設計者)
な
編集は
編集- 芳賀道也(アナウンサー)
- 橋本マナミ(女優)
- 服部公一(作曲家)
- 服部敬雄(実業家)
- 花輪公雄(海洋科学者)
- 早坂文嶺(絵師)
- 平田ぱんだ(THE BOHEMIANS・ボーカル)
- 古池雄(アナウンサー)
- 星川ドントレットミーダウン(THE BOHEMIANS・ベース)
- ぺえ(タレント)
ま
編集- 真壁仁(詩人)
- 松永直子(アナウンサー)
- 三浦新七(経済史学者)
- 三浦昌朗(お笑い芸人)
- 無着成恭(教育者)
- 村井守(テレビプロデューサー)
- 本沢竹雲(漢学者)
- 三浦里佳子(水球選手)
- 最上義光(戦国武将)
や
編集わ
編集山形市を舞台とする作品
編集郵便番号
編集脚注
編集注釈
編集出典
編集- ^ a b 「山形市と周辺11市町が連携協約 地域経済の活性化図る」 河北新報オンライン・ニュース(2010年1月10日)同日閲覧
- ^ “高速バス:山形→仙台│山交バス株式会社”. www.yamakobus.jp. 2023年10月22日閲覧。
- ^ 気温・降水量の長期変化傾向気象庁(2020年1月10日閲覧)
- ^ 気象庁(山形の観測史上1〜10位の値)(2020年1月10日閲覧)
- ^ “平年値ダウンロード”. 気象庁. 2024年4月閲覧。
- ^ “観測史上1〜10位の値(年間を通じての値)”. 気象庁. 2024年4月閲覧。
- ^ “山形県の人口と世帯数(推計)について”. 山形県. 2018年7月15日閲覧。
- ^ 『角川日本地名大辞典(旧地名編)』
- ^ 『山形県史第一巻』荘園分布図
- ^ “来年4月1日付で“中核市山形”決定 「医療都市実現の契機に」”. 『山形新聞』. (2018年10月27日) 2018年10月28日閲覧。
- ^ 「村廃止市区域変更」『官報』1943年4月1日(国立国会図書館デジタルコレクション)
- ^ 山形商工会議所 (2017年7月3日). “「中心街100円循環バス運行終了について」”. 2017年7月9日閲覧。[リンク切れ]
- ^ “第二公園”. 山形十日町エリアサイト. 2021年1月31日閲覧。
- ^ “幻想的、鬼滅の輝き 山形・第二公園”. 山形新聞 (株式会社山形新聞社). (2021年1月30日) 2021年1月31日閲覧。
- ^ ““無限列車”保存の公園で藤棚ライトアップ、鬼滅ファン聖地に 山形”. 産経ニュース (株式会社産経新聞社). (2020年12月22日) 2021年1月31日閲覧。
- ^ “毎日フォーラム・霞が関人物録 山形県”. 毎日新聞デジタル (毎日新聞社). (2021年8月10日) 2024年6月21日閲覧。
関連項目
編集外部リンク
編集- 行政
- 観光
- 山形市観光協会WEBサイト
- 歴史が灯る 山寺 芭蕉の風景に会いに行こう 山寺観光協会WEBサイト
- ウィキトラベルには、山形市に関する旅行ガイドがあります。
- 山形市に関連する地理データ - オープンストリートマップ