小野寺 晃彦(おのでら あきひこ、1975年7月25日 - )は、日本の元政治家、元総務官僚。前青森県青森市長(2期)。

小野寺 晃彦
おのでら あきひこ
生年月日 (1975-07-25) 1975年7月25日(49歳)
出生地 日本の旗 日本 宮城県仙台市
出身校 東京大学経済学部
前職 国家公務員総務省
所属政党 無所属

当選回数 2回
在任期間 2016年11月27日 - 2023年4月30日
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来歴

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上北自動車道天間林道路開通式にて(2022年11月27日)

宮城県仙台市青葉区に生まれる[1]。小学1年生の時に青森県八戸市に移る[2]。父親の転勤で中学2年の時に青森市に移った[3]青森市立南中学校卒業。1994年(平成6年)3月、青森県立青森高等学校卒業。1999年(平成11年)3月、東京大学経済学部卒業。同年4月、自治省(現・総務省)に入省。宮崎市財務部長、愛知県総務部財政課長などを歴任。

2016年(平成28年)6月29日、青森市長の鹿内博が、アウガを経営する第三セクター青森駅前再開発ビルが経営破綻状態となった責任を取り、辞任することを表明[4]。これを受けて同年7月22日、小野寺は記者会見し青森市長選挙に出馬する意向を表明[1]。10月31日、鹿内は辞職[5]

同年11月27日に行われた青森市長選挙に自由民主党の支援、公明党の支持を受けて出馬。民進党日本共産党社民党の3党と前市長の鹿内の支援を受けた元県議会議員の渋谷哲一[6]、元衆議院議員の横山北斗ら3候補を破り初当選した[7]。選挙の結果は以下の通り。

※当日有権者数:246,647人 最終投票率:48.78%(前回比:+0.4pts)

候補者名年齢所属党派新旧別得票数得票率推薦・支持
小野寺晃彦41無所属64,218票53.80%(支持)公明党
渋谷哲一55無所属31,156票26.10%
横山北斗53無所属22,526票18.87%
穴水玲逸64無所属1,466票1.23%

2020年11月1日に行われた同選挙で共産党公認の石田功を破り再選。

※当日有権者数:239,142人 最終投票率:36.43%(前回比:-12.35pts)

候補者名年齢所属党派新旧別得票数得票率推薦・支持
小野寺晃彦45無所属71,738票83.55%
石田功68日本共産党14,123票16.45%

2023年1月22日、同年6月の青森県知事選挙への立候補を表明[8]。立候補準備のため、4月28日の青森市議会で市長の辞職が許可された(辞職は同月30日付)[9]

同年6月4日に行われた県知事選には前むつ市長の宮下宗一郎も立候補。自民党・公明党・立憲民主党は自主投票を決定したため、保守分裂の様相を呈した[10]。投票締め切りの20時直後に朝日新聞、河北新報などは宮下の当選確実を報じ[10][11]、小野寺は次点で落選した。

2023年9月以降は民間企業でコンサルタントとして働いている[12]

市政

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  • 2020年(令和2年)6月26日、新型コロナウイルス対策の財源に充てるため、自身の7月から2021年(令和3年)3月までの月額給与を20%減額する条例案を市議会定例会に提出した。副市長については15%減額する[13]。同日、同条例案は可決された。

脚注

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  1. ^ a b “<青森市長選>元総務省職員の小野寺氏出馬へ”. 河北新報. (2016年7月23日). http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201607/20160723_21005.html 2016年11月28日閲覧。 
  2. ^ “【青森市長選 候補者の横顔】(3)小野寺晃彦氏(41)”. 産経新聞. (2016年11月25日). https://web.archive.org/web/20161125125129/http://www.sankei.com/region/news/161125/rgn1611250024-n1.html 2016年11月28日閲覧。 
  3. ^ “<青森市長選>候補者の横顔”. 河北新報. (2016年11月22日). http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201611/20161122_21036.html 2016年11月28日閲覧。 
  4. ^ “青森市長、辞職へ 青森駅前再開発ビルの三セク経営破綻”. 日本経済新聞. (2016年6月30日). https://www.nikkei.com/article/DGXLASFB29H95_Z20C16A6L01000/ 2016年11月28日閲覧。 
  5. ^ “鹿内青森市長が引責辞職 出直し選は元民進県議支援”. 神戸新聞. (2016年10月31日). http://www.kobe-np.co.jp/news/zenkoku/compact/201610/0009627472.shtml 2016年11月28日閲覧。 
  6. ^ “<青森市長選>県都再生へ最後の訴え”. 河北新報. (2016年11月27日). http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201611/20161127_21002.html 2016年11月28日閲覧。 
  7. ^ “青森市長に小野寺氏が初当選”. 東奥日報. (2016年11月27日). http://www.toonippo.co.jp/news_too/nto2016/20161127020111.asp 2016年11月28日閲覧。 
  8. ^ “知事選 青森市長の小野寺晃彦氏が立候補表明”. 青森朝日放送. (2023年1月23日). オリジナルの2023年1月24日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20230124183659/https://www.aba-net.com/news/news-65914.html 2023年4月30日閲覧。 
  9. ^ “小野寺青森市長 30日辞職、知事選出馬「全身全霊で戦う」”. 東奥日報. (2023年4月29日). https://www.toonippo.co.jp/articles/-/1545048 2023年4月30日閲覧。 
  10. ^ a b 土肥修一 (2023年6月4日). “青森知事選、宮下氏が初当選確実 「県民党」掲げ青森で最年少知事に”. 朝日新聞. 2023年6月5日閲覧。
  11. ^ 青森知事選、前むつ市長・宮下宗一郎氏の初当選確実”. 河北新報 (2023年6月4日). 2023年6月5日閲覧。
  12. ^ 小野寺晃彦”. makairaworld.com. マカイラ株式会社. 2024年10月17日閲覧。
  13. ^ “青森市長給料20%削減/コロナ対策”. 東奥日報. (2020年6月24日). https://www.toonippo.co.jp/articles/-/369539 2020年7月9日閲覧。 

外部リンク

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公職
先代
鹿内博
 青森県青森市長
2016年 - 2023年
次代
西秀記