宮崎県立宮崎北高等学校
宮崎県立宮崎北高等学校(みやざきけんりつ みやざききたこうとうがっこう)は、宮崎県宮崎市大字新名爪(にいなづめ)に所在する県立の高等学校。通称は「北高」「宮崎北」「宮北」
宮崎県立宮崎北高等学校 | |
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北緯31度58分13.8秒 東経131度26分5.8秒 / 北緯31.970500度 東経131.434944度座標: 北緯31度58分13.8秒 東経131度26分5.8秒 / 北緯31.970500度 東経131.434944度 | |
国公私立の別 | 公立学校 |
設置者 | 宮崎県 |
校訓 | 尚志 連帯 創造 |
設立年月日 | 1984年 |
共学・別学 | 男女共学 |
課程 | 全日制課程 |
単位制・学年制 | 学年制 |
設置学科 |
普通科 サイエンス科 |
学期 | 3学期制 |
学校コード | D145220160400 |
高校コード | 45142J |
所在地 | 〒880-0124 |
宮崎県宮崎市大字新名爪4567番地 | |
外部リンク | 公式サイト |
ウィキポータル 教育 ウィキプロジェクト 学校 |
概要
編集宮崎市内の普通科4校(宮崎大宮、宮崎西、宮崎南、宮崎北)のうちの1校。国公立大学への進学を主な目標としているが、私立大学への進学数も多い。
近年は生徒会が中心となって校則を変える動きがみられる。例えば、髪型に関する男女差や学校指定のスクールバッグを廃止したり、自転車通学生のヘルメット着用を原則義務化したりなどしている。校内でのスマホの使用は許可されていないが、GIGAスクール構想により生徒はタブレットを活用した授業を受けることができる。
歴史
1984年に新設の公立高校で、宮崎市内の普通科高校としては4番目で最も新しく、昭和最後の普通科県立高校である。
1980年に中学卒業者数の増加に伴い、高等学校の新設が必要であると定例県議会で明言された。他の県立高校との位置関係、面積、土地取得の費用などの理由により開校が予定時期に間に合わない可能性があるとされた。造成工事や用地の選定に時間がかかり、県立高校新設の計画から4年、県議会で明言された開校予定時期の1年後である1984年に開校した。
2003年よりスーパーサイエンスハイスクール(SSH)に指定されている。
初めは普通科のみで1学年当たり10学級規模の高校として創立したが、2004年にサイエンス科(1学年各1クラス)が設置され、現在は普通科とサイエンス科の2学科を有している。
2005年第87回全国高校野球選手権大会宮崎県予選においては甲子園大会出場はかなわなかったが決勝戦進出を果たした。
2023年に創立40年を迎えた。
進学
宮崎市内の普通科進学校であり、偏差値は普通科で57、サイエンス科は59。偏差値だけ見ると宮崎南高校と同等。国公立大志望の生徒が大半を占めるが、私立大進学者も一定数存在する。しかし、有名私立合格者は指定校推薦、その他の私立合格者も滑り止めが多い傾向にある。
主な進学先
- 国立大学-宮崎大学、九州大学、鹿児島大学、山口大学 など
- 公立大学-宮崎公立大学、宮崎県立看護大学、北九州市立大学、下関市立大学 など
- 私立大学-宮崎国際大学、宮崎産業経営大学、九州産業大学、明治大学 など
設置課程・学科
全日制課程 2学科
宮崎県立高校としては珍しい、45分授業を採用している。
- 普通科 - 1年次7クラス。2年次は文系4クラス、理系3クラスを編成。3年次は国公立文系3クラス、私立文系1クラス、理系3クラスを編成。ただし、国公立文系クラス、理系クラスそれぞれ「αクラス」と呼ばれる国立大学進学志向の選抜クラスが1クラス編成される。クラス編成は希望数により異なるが、たいていは上記の通りである。時折、文理融合クラスが編成されることもある。
- サイエンス科 - 全学年、2クラス。 理数教科や探究活動に関する特色ある授業を幅広く行い、高い学力の養成を行うとともに、将来の地域や社会を支える科学技術人材の育成を目指している。
校訓
「尚志」「連帯」「創造」「北極星(ほし)に至らん」
校歌
宮崎北高校初代校長が作詞を手掛ける。歌詞は4番まである。校歌の最後には「hitch your wagon to a star!」という英語の歌詞がある珍しい校歌である。
星琳祭
文化の部(文化祭)、体育の部(体育祭)に分かれて開催される行事。連続して開催される年もあれば、分かれて開催される年もある。星琳祭文化の部は、1日目に校内で、2日目はメディキット県民文化センター(アイザックスターンホール)、もしくは宮崎市民文化ホールで開催される。体育の部は、校内で1日のみ。
沿革
編集- 1980年 定例県議会で高校の新設が既定路線になる
- 1982年 当時の宮崎県知事・松形祐堯により高校新設の所信表明がなされる
- 1983年 高校の施設が完成
- 1984年 宮崎県立宮崎北高等学校設立 第1回入学式(普通科8クラス)
- 1985年 第2回入学式(普通科10クラス)
- 1986年 宮崎県高等学校文化連盟会長校・事務局となる
- 1999年 第16回入学式(普通科9クラス)
- 2002年 第19回入学式(普通科8クラス)
- 2003年 スーパーサイエンスハイスクールに指定(2003年5月~2006年3月)
- 2004年 サイエンス科設置(普通科7クラス、サイエンス科1クラス)・普通教室に空調機設置(→冷房のみに使用)
- 2006年 スーパーサイエンスハイスクールに再指定(2006年4月~2011年3月)
- 2012年 スーパーサイエンスハイスクールに再々指定
- 2013年 創立30周年記念式典
- 2014年 東階段を「桜階段」、南階段を「北極星への道」と命名
- 2018年 タイ王国のカセサート大学附属高校と姉妹校協定を締結
- 2023年 創立40周年記念式典
- 2024年 スーパーサイエンスハイスクールに再々々指定
学校行事
編集1学期
- 4月 - 始業式、新任式、入学式、星琳ウォーキング、四校定期戦、PTA総会
- 5月 - 中間考査
- 6月 - 宮崎県高校総合体育大会、星琳祭(文化の部)、期末考査
- 7月 - クラスマッチ、終業式、夏季錬成講座、オープンスクール、
- 8月 - 夏季錬成講座
2学期
- 8月 - 始業式
- 9月 - 星琳祭(体育の部)、宮崎県高校総合文化祭
- 10月 - 中間考査、実力考査
- 11月 - 期末考査、持久走・駅伝大会
- 12月 - 修学旅行(2年)、終業式
3学期
- 1月 - 始業式、実力考査、百人一首大会
- 2月 - 県立高校推薦入試、学年末考査
- 3月 - 県立高校一般入試、卒業式、クラスマッチ、春季錬成講座、離任式
部活動・同好会
編集運動部
- 陸上部
- サッカー部
- 水泳部
- バスケットボール部(男女)
- バレーボール部(男女)
- ハンドボール部(男女)
- ソフトテニス部(男女)
- テニス部(男女)
- バドミントン部(男女)
- ソフトボール部(女)
- 剣道部
- 弓道部
- 野球部
- 体操
- 新体操
文化部
- 音楽部(合唱・箏曲)
- 茶道部
- 写真部
- 吹奏楽部
- 美術部
- 書道部
- 放送部
- 科学部
- カルタ部
- 囲碁・将棋部
同好会
- 応援団
- 演劇
- 国際ボランティア
- ダンス
- 華道
学校施設
編集本来、山だったところを切り拓いて造られている。登校するには、麓の駐輪場に自転車を止めた後、南側「北極星(ほし)への道」158段・東側「桜階段」106段の階段を登らなければならない。(西側は坂道を登り続ければ校舎脇の駐輪場に至る。)各駐輪場から校舎までは徒歩10分ほどかかる。各階段を登ったところにはモニュメントがある。南側階段は運動系部活動で練習のメニューに組み込まれていることもある。また、南側階段からは運動場を突っ切って校舎へ向かうため、夏場は大変苦労する。駐輪場から校舎までが非常に遠い構造になっている。校舎からは宮崎市街と海が一望できる。校内に宮崎県高文連事務局が設置されている。
面積が広く、体育施設は、
- テニスコート5面
- ハンドボール場
- 運動場(サッカー部、陸上部)
- 弓道場
- 武道場
- 体育館
- プール
- ウエイトルーム
- 野球場
- ラグビー場(→Hポールが体育館側にしかない)
と充実している。サッカー部、野球部、ラグビー部が独立して練習できる環境である。 (ただし、ラグビー部は野球部と半共有)
著名な出身者
編集交通
編集最寄りの鉄道駅
最寄りのバス停
- 宮崎交通「北高前」バス停(通学バスは校内で乗り降り可)
最寄りの幹線道路
周辺
編集- 宮崎みたま園
- 蓮ケ池史跡公園