大川上美良布神社
高知県香美市香北町にある神社
大川上美良布神社(おおかわかみびらふじんじゃ)[1]は、高知県香美市香北町にある神社。式内社で、旧社格は県社。
大川上美良布神社 | |
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拝殿(高知県指定文化財) | |
所在地 | 高知県香美市香北町韮生野243-イ |
位置 | 北緯33度39分0秒 東経133度47分2秒 / 北緯33.65000度 東経133.78389度座標: 北緯33度39分0秒 東経133度47分2秒 / 北緯33.65000度 東経133.78389度 |
主祭神 | 大田々祢古命 |
社格等 |
式内社(小) 旧県社 |
創建 | (伝)雄略天皇年代 |
本殿の様式 | 三間社入母屋造 |
例祭 |
7月27日~28日(夏祭) 11月2日~3日(秋祭) |
地図 |
祭神
編集概要
編集国道195号沿いの道の駅美良布前の信号から北へ約100mの場所にある。神社の名になっている美良布(びらふ)の美良は「みら」とも読まれニラの古語である。当地の地名は韮生野(にろうの)であり韮生は「にらふ」とも読め美良布と同義である。
当社の創建は雄略天皇の時代と言われているが伝承の域を出ない。古記録によれば平安時代前期の承和8年(841年)以前から存在していたとの記述がある。延長5年(927年)に編纂された延喜式神名帳にも土佐国香美郡四座並小の一座として記載されている。
古くは「川上大明神」「大河上宮」とも呼ばれており、韮生郷50ヶ村の総鎮守である。幕末の嘉永5年12月2日(1853年1月11日)、勅宣により神階が最高位の正一位となった。
境内には樹齢1000年とも言われる杉の巨木があり御神木となっている。樹高は約40m。
境内
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本殿(高知県指定文化財)
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本殿近影
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拝殿(高知県指定文化財)
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通夜殿(香美市指定文化財)
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御神木の杉
秋例大祭
編集毎年11月2日から3日の2日間催される。
高知県無形民俗文化財に指定されている「おなばれ」と呼ばれる御神幸が行われる。「おなばれ」では棒打ち、碁盤振り、神輿行列、鼻高、稚児行列、約5mの棒の先に鳥毛などを付けた鳥毛・羽熊などが行われる。また、境内には建物内に回り舞台を持った通夜殿があり、江戸時代中期の延享4年(1747年)より毎年、狂言が上演されている。
文化財
編集重要美術品(国認定)
編集- 高さ75.7cmと67cmの2口の銅鐸。香北町西部の旧五百蔵(いおろい)村で出土し当社に奉納されたと伝わる社宝である。「韮生の降鐘(にろうのふりがね)」と呼ばれ物部川で雨乞い神事に使用されたと言われる。1934年(昭和9年)9月1日認定[2]。
高知県指定文化財
編集- 有形文化財
- 無形民俗文化財
香美市指定文化財
編集登録有形文化財(国登録)
編集脚注
編集参考文献
編集- 高知県高等学校教育研究会歴史部会/編 『高知県の歴史散歩』 山川出版社/刊 2006年 146-148ページ
- 現地説明板
外部リンク
編集- 大川上美良布神社 - 香美市ホームページ