国際連合婦人開発基金
国際連合機関
国際連合婦人開発基金(UNIFEM、ユニフェム、英語:United Nations Development Fund for Women、フランス語:Fonds de développement des Nations unies pour la femme)は、国連開発計画(UNDP)が国連総会から委託されている基金[1]。女性の地位向上と社会での女性のエンパワーメントの向上を目的にしてニューヨークに1976年に設立された。2011年からUNウィメンに統合された[2]。
1976年の設立当初は「国連婦人の10年基金」(United Nations Voluntary Fund for the Decade for Women, UNVFDW[3])であったが、1985年に「国連婦人開発基金」(UNIFEM)に改称された[4]。
日本においては1992年に国連婦人開発基金日本国内委員会が設立され、2004年に特定非営利活動法人(NPO法人)となった[4]。
地域によってはマイクロクレジットも促進した。2006年にはニコール・キッドマンが親善大使に選ばれた[5]。
2009年9月の国連総会においてジェンダー関連の国連4機関(国連婦人開発基金(UNIFEM)、ジェンダー問題事務総長特別顧問室(OSAGI)、国連事務局国連女性の地位向上部(DAW)、国連国際婦人調査訓練研修所(UN-INSTRAW))を統合することが決議採択され、2010年7月に「ジェンダー平等と女性のエンパワーメントのための国連機関」(国連女性機関(UN Women))の設立が決定し、2011年1月より正式に活動を開始した[6][7]。
脚注
編集出典
編集- ^ 「国連婦人開発基金」『(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」』 。コトバンクより2022年4月26日閲覧。
- ^ “国連ウィメン日本協会よこはまとは”. 国連ウィメン日本協会よこはま. 2022年4月26日閲覧。
- ^ 「UNIFEM」『小学館デジタル大辞泉』 。コトバンクより2022年4月26日閲覧。
- ^ a b “ユニフェム(国連女性開発基金)”. 公益財団法人日本女性学習財団. 2022年4月26日閲覧。
- ^ “女優のニコール・キッドマン氏、UNIFEMの親善大使に”. 国際連合広報センター (2006年2月2日). 2022年4月26日閲覧。
- ^ “UN Women”. 外務省. 2022年4月26日閲覧。
- ^ “ジェンダー平等と女性のエンパワーメントのための国連機関(UN-Women)”. 国際連合広報センター. 2022年4月26日閲覧。