国内治安総局(フランス語:Direction générale de la Sécurité intérieure、略称:DGSI)とは、フランス内務省直下の組織であり、フランス国内を対象としたテロリズムサイバー犯罪などに対抗する業務および防諜を担当する情報機関である。

変遷

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2008年、国内情報中央局フランス語Direction centrale du Renseignement intérieur略称DCRI)が、国土監視局と総合情報中央局の合併で発足した[1]。この組織は、国家警察総局付けの中央局の一つであった[2]

2012年春の議会で、DCRIの役割を再評価することを決定。2013年5月、報告書が議会に提出された[3]。この報告書では、2012年に発生したミディ=ピレネー連続銃撃事件の対応についての批判が掲載されていた。6月17日、マニュエル・ヴァルス内務大臣が情報機関の改革を宣言。

2014年4月30日に、2014-445法令が発令され、2014年5月12日、国内治安総局に変更された[4]

DCRIは国家警察総局の管轄から、内務大臣管轄の国内治安総局(DGSI)となり、新たにエンジニア、プログラマ、言語学者などのスタッフを加える契約を行っている。 

脚注

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出典

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  1. ^ La ministre de l'intérieur présente le nouveau visage des services de renseignement français
  2. ^ La fin des RG
  3. ^ Cadre juridique applicable aux services de renseignement - Commission des lois” (フランス語). Assemblée nationale. 2024年9月17日閲覧。
  4. ^ Portail du Gouvernement Direction générale de la Sécurité intérieure.

関連項目

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