二丈岩
二丈岩(にじょういわ、にじょうがん)は、樺太の最南端西能登呂岬の南東の沖合約15キロの、宗谷海峡上にある岩礁。ロシア語名はカーメニ・オパースノスチ(Камень Опасностиカーミェニ・アパースナスチ)で「危険の岩」という意味。カーメニアパースナスチとも表記される。
概要
編集日本統治時代には、留多加郡能登呂村(豊原支庁管内)に所属していた。西能登呂岬の南8海里に存在していて、周辺は航路の難所で多くの船が座礁していた。
宗谷岬からの距離はわずか36kmで、北方領土を日本領として考えた場合、日本の領土から最も近い外国の土地である。(ただし千島列島全体を日本領と考えた場合、カムチャツカ半島のロパトカ岬までの12kmである)