リル・ダーク
リル・ダーク(Lil Durk、本名: Durk Derrick Banks、1992年10月19日 - )は、アメリカ合衆国イリノイ州シカゴ出身のラッパー、歌手、ソングライター、ヒップホップミュージシャン。自身のコレクティブでレコードレーベルでもあるOnly the Familyの創設者でもある[1][2]。
Lil Durk | |
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2022年 | |
基本情報 | |
出生名 | Durk Derrick Banks |
別名 | Durkio |
生誕 |
1992年10月19日(32歳) アメリカ合衆国・イリノイ州シカゴ |
ジャンル | |
職業 |
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担当楽器 | ヴォーカル |
活動期間 | 2009年 - |
レーベル |
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共同作業者 |
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非婚配偶者 | India Royale |
子供 | 7人 |
公式サイト |
otfgear |
来歴
編集リル・ダークは17歳で父親になり、高校を中退した後、より真剣に音楽のキャリアを追い求めた[3]。2011年、チーフ・キーフやフレンチ・モンタナのレーベルと契約する計画があったが頓挫する[4]。
2013年10月14日、4作目のミックステープ『Signed to the Streets』をリリースし、ローリング・ストーン誌の年間ベスト・ミックステープ第8位に選ばれた[5]。
2014年、リル・ダークはXXLマガジンのフレッシュマン・クラスに選ばれた[6]。7月7日、5作目のミックステープ『Signed to the Streets 2』をリリースした[7]。
2015年6月2日、デビュー・アルバム『Remember My Name』をリリースし、米Billboard 200で最高14位を記録した[8]。12月15日に6作目となるミックステープ『300 Days, 300 Nights』をリリースする[9]。
2016年7月22日、2作目のアルバム『Lil Durk 2X』をリリースした[10]。11月には7作目のミックステープ『They Forgot』をリリースする[11]。
2018年、リル・ダークはAlamo RecordsとInterscope Recordsと契約し、11月9日に3作目のアルバム『Signed to the Streets 3』をリリースした[12]。
2019年8月2日、4作目のアルバム『Love Songs 4 the Streets 2』をリリースし、全米4位を記録する[13]。
2020年5月8日、5作目のアルバム『Just Cause Y'all Waited 2』をリリースし、全米最高2位を記録する[14]。8月14日、ドレイクのシングル「Laugh Now Cry Later」にフィーチャーされ全米2位を記録する[15]。同曲は第63回グラミー賞の最優秀メロディック・ラップ・パフォーマンス賞と最優秀ラップ楽曲賞にノミネートされた[16]。
人物
編集家族
編集周囲の人物
編集2014年5月31日、ダークのいとこであるラッパーのMcArthur "OTF Nunu" Swindleが殺害された[20]。その後、2015年3月27日、ダークの友人でありマネージャーでもあるUchenna "OTF Chino Dolla" Aginaも射殺されている[21]。2020年11月6日、ダークの幼馴染であるキング・ヴォンがアトランタで殺害された。
事件
編集2011年、リル・ダークはシリアル番号が改ざんされた銃器の所持などの罪で逮捕され、3ヶ月の実刑判決を受けた。その後、保釈金で一時釈放されたが、87日間服役した[22][23]。
2013年6月5日、ダークはシカゴのサウスグリーンストリートで警察に接近された際、装填された40口径の拳銃を車に投げ込んだとして逮捕された[24]。彼は重罪犯による武器の不法使用の罪で起訴されたが、7月18日に釈放された[25]。
2015年9月4日、ペンシルベニア州フィラデルフィアのセンターシティにあるシアター・オブ・リビング・アーツで予定されていたコンサート公演の数時間前に銃撃戦が発生し、ダークのツアーバスが銃撃で破損し、現場で1人の男性が死亡した。ダークは警察に逮捕されたり尋問されたりすることはなかった[26][27]。
2016年8月19日、銃の容疑で逮捕された際に保護観察を無視していたことが明らかになったが、裁判官は容疑を取り下げた[28]。
ディスコグラフィ
編集スタジオ・アルバム
- Remember My Name (2015年)
- Lil Durk 2X (2016年)
- Signed to the Streets 3 (2018年)
- Love Songs 4 the Streets 2 (2019年)
- Just Cause Y'all Waited 2 (2020年)
受賞歴
編集関連項目
編集脚注
編集- ^ February 29, Max WeinsteinPublished:. “Lil Durk Confirms He's Still On Def Jam After Leaked Song Contains Shots at Label - XXL” (英語). XXL Mag. 2020年11月27日閲覧。
- ^ “Rapper Lil Durk Charged Again With Gun Violation” (英語) (2013年6月5日). 2020年11月27日閲覧。
- ^ Gomez, Luis. “Interview: Lil Durk on growing up on the South Side”. chicagotribune.com. 2020年11月27日閲覧。
- ^ “Lil Durk on Why He Left Def Jam, Never Signed a Contract with French Montana”. www.vladtv.com. 2020年11月27日閲覧。
- ^ Stone, Rolling (2013年12月9日). “10 Best Mixtapes of 2013” (英語). Rolling Stone. 2020年11月27日閲覧。
- ^ May 5, Nicole SiaPublished:. “XXL Freshmen 2014 Cover Revealed - XXL” (英語). XXL Mag. 2020年11月27日閲覧。
- ^ “Signed To The Streets 2 Mixtape by Lil Durk Hosted by DJ Drama & Don Cannon”. www.datpiff.com. 2020年11月27日閲覧。
- ^ https://hiphopdx.com, HipHopDX- (2015年6月10日). “Hip Hop Album Sales: Lil Durk, Jason Derulo & Boosie Badazz”. HipHopDX. 2020年11月27日閲覧。
- ^ “300 Days 300 Nights Mixtape by Lil Durk Hosted by OTF”. www.datpiff.com. 2020年11月27日閲覧。
- ^ “Lil Durk 2X by Lil Durk” (英語). Apple Music. 2020年11月27日閲覧。
- ^ November 26, C. Vernon Coleman IIPublished:. “Lil Durk Drops ‘They Forgot’ Mixtape - XXL” (英語). XXL Mag. 2020年11月27日閲覧。
- ^ July 27, Nick MojicaPublished:. “Lil Durk Signs to Alamo and Interscope Records - XXL” (英語). XXL Mag. 2020年11月27日閲覧。
- ^ “Lil Durk”. Billboard. 2020年11月27日閲覧。
- ^ “Lil Baby's 'My Turn' Hits Fifth Week at No. 1 on Billboard 200 Chart” (英語). Billboard. 2020年11月27日閲覧。
- ^ “Lil Durk”. Billboard. 2020年11月27日閲覧。
- ^ “2021 GRAMMYs: Complete Nominees List” (英語). GRAMMY.com (2020年11月24日). 2020年11月27日閲覧。
- ^ April 27, Sidney MaddenPublished:. “Lil Durk's Kids Are Unbelievably Cute - XXL” (英語). XXL Mag. 2020年11月27日閲覧。
- ^ “LIL' DURK CELEBRATES SON ZAYDEN'S BIRTHDAY” (英語). BCK Online (2017年9月15日). 2020年11月27日閲覧。
- ^ “Who is Lil Durk? Judge finds probable cause to charge rapper with intent to murder” (英語). Newsweek (2019年6月14日). 2020年11月27日閲覧。
- ^ “Lil Durk's Cousin OTF Nunu Shot Dead in Chicago”. BET.com. 2020年11月27日閲覧。
- ^ March 27, Emmanuel C. M. Published:. “Lil Durk's Manager Shot and Killed - XXL” (英語). XXL Mag. 2020年11月27日閲覧。
- ^ “Who Is Lil Durk?” (英語). Complex. 2020年11月27日閲覧。
- ^ July 20, C. Vernon Coleman IIPublished:. “Lil Durk Released From Jail - XXL” (英語). XXL Mag. 2020年11月27日閲覧。
- ^ “Lil Durk Arrested With .40 Caliber Handgun in Chicago” (英語). Complex. 2020年11月27日閲覧。
- ^ July 20, C. Vernon Coleman IIPublished:. “Lil Durk Released From Jail - XXL” (英語). XXL Mag. 2020年11月27日閲覧。
- ^ “Man Killed And Tour Bus Struck In Shooting Ahead Of Lil Durk Concert In Philadelphia” (英語). Vibe (2015年9月5日). 2020年11月27日閲覧。
- ^ “Gunman Opens Fire on Crowd Outside South Street Music Venue, Kills Man” (英語). NBC10 Philadelphia. 2020年11月27日閲覧。
- ^ “Lil Durk Cleared Of Gun Charges, Probation Violation” (英語). HotNewHipHop. 2020年11月27日閲覧。