ミクーリン AM-35
ミクーリン AM-35(ロシア語:Микулин АМ-35)は第二次世界大戦期にソビエト連邦で生産された液冷V型12気筒の航空用エンジンである。ソ連初の液冷航空用エンジンAM-34の改良型で、ミクーリン設計局がM-17としてライセンス生産を行っていたドイツのBMW VIが設計の起源となっている。AM-35の生産は1940年に始まり、MiG-1・MiG-3戦闘機・Pe-8爆撃機に搭載された。
主要諸元
編集AM-35A
編集- タイプ:液冷V型12気筒
- ボア×ストローク:160mm×190mm
- 排気量:46.66L
- 全長:2,402mm
- 全幅:866mm
- 全高:1,089mm
- 乾燥重量:830 kg
- 圧縮比:7.0
- 過給機:遠心式スーパーチャージャー1段2速(アフタークーラー付)
- 出力
- 1350HP / 2,050RPM
- 比出力:28.9HP/L
- 出力重量比:1.63HP/kg
- 燃費:0.46kg/km(計算値)0.38kg/km(実測値)