マギー・ジレンホール
マギー・ジレンホール(Maggie Gyllenhaal[1], [ˈdʒɪlənhɔːl]; 本名:マーガレット・ルース・ジレンホール、Margaret Ruth Gyllenhaal, 1977年11月16日 - )は、アメリカ合衆国の女優、映画監督。姓は日本ではギレンホールとも表記される。
マギー・ギレンホール Maggie Gyllenhaal | |||||||||||||||||
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2021年 | |||||||||||||||||
本名 | Margaret Ruth Gyllenhaal | ||||||||||||||||
生年月日 | 1977年11月16日(46歳) | ||||||||||||||||
出生地 | アメリカ合衆国 ニューヨーク州ニューヨーク | ||||||||||||||||
職業 | 女優 | ||||||||||||||||
活動期間 | 1992年 - | ||||||||||||||||
配偶者 | ピーター・サースガード(2009年 - ) | ||||||||||||||||
著名な家族 |
父:スティーヴン・ジレンホール 母:ナオミ・フォーナー 弟:ジェイク・ジレンホール | ||||||||||||||||
主な作品 | |||||||||||||||||
映画 『セクレタリー』 『アダプテーション』 『モナリザ・スマイル』 『ハッピー・エンディング』 『ワールド・トレード・センター』 『シェリーベイビー』 『主人公は僕だった』 『ダークナイト』 『クレイジー・ハート』 『ナニー・マクフィーと空飛ぶ子ブタ』 『ホワイトハウス・ダウン』 『FRANK -フランク-』 『キンダーガーテン・ティーチャー』 『ロスト・ドーター』 テレビドラマ 『オナラブル・ウーマン 熱砂の女』 『DEUCE/ポルノストリート in NY』 | |||||||||||||||||
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生い立ち
編集ニューヨークで生まれ、ロサンゼルスで育つ。父親はスウェーデン系の映画監督スティーヴン・ジレンホール、母親はユダヤ系の脚本家ナオミ・フォーナー[2]、弟は俳優のジェイク・ジレンホール。
キャリア
編集1992年に父親の作品『Waterland』でデビュー。また、父親の作品には弟のジェイクも出演している。2000年に『クローサー』で舞台デビューを果たす。2002年公開の『セクレタリー』で内向的で自傷癖のある秘書を演じて注目され、ナショナル・ボード・オブ・レビューのブレイクスルー女優賞を受賞。ゴールデングローブ賞 主演女優賞(ミュージカル・コメディ部門)の候補にもなる。
ハリウッド大作からインディペンデント映画まで、様々なジャンルの映画に出演。2006年には映画芸術科学アカデミーの会員に招待され、同年公開の『シェリーベイビー』でゴールデングローブ賞 主演女優賞(ドラマ部門)にノミネートされた。
2008年公開の『ダークナイト』でケイティ・ホームズの降板に伴い、レイチェル・ドーズ役を演じた。翌年公開のジェフ・ブリッジス主演作『クレイジー・ハート』でアカデミー助演女優賞にノミネートされた。
俳優以外の活動では、ミウ・ミウやリーボックの広告塔を務めている。
2021年、『ロスト・ドーター』で監督デビューを果たし、ヴェネツィア国際映画祭で脚本賞を受賞した。
私生活
編集2006年4月に俳優のピーター・サースガードと婚約。同年10月4日に長女(ラモナ)を出産。2009年5月2日にイタリアで式を挙げた。2012年4月19日に次女(グロリア・レイ)を出産[4]。現在はニューヨークのブルックリンに住んでいる。
2004年の大統領選挙ではジョン・ケリーを[5][6]、2008年の大統領選挙ではバラク・オバマを支持していた[7][8]。
論争
編集2005年、トライベッカ映画祭でアメリカ同時多発テロ事件について、「この事件はアメリカに責任がある」と発言して、大きな反感を買った。その後、代理人を通じて「世界におけるアメリカの役割について、勇気を持って真剣に問う機会だった」とコメントを訂正した[9]。
主な出演作品
編集映画
編集公開年 | 邦題 原題 |
役名 | 備考 | 吹き替え |
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1992 | 秘密 Waterland |
マギー・ルース | 日本劇場未公開 | |
1993 | 欲望 A Dangerous Woman |
パティ | ||
1996 | Shattered Mind | クローズ・クラーク | テレビ映画 | — |
1998 | The Patron Saint of Liars | ロレーヌ・トーマス | テレビ映画 | — |
ワイルド・スモーカーズ Homegrown |
クリスティーナ | |||
1999 | レザレクション/クレアの奇跡 Resurrection |
メアリー | テレビ映画 | |
2000 | The Photographer | ミラ | — | |
セシル・B/ザ・シネマ・ウォーズ Cecil B. DeMented |
レイヴン | 武田佳子 | ||
2001 | ドニー・ダーコ Donnie Darko |
エリザベス・ダーコ | ||
サンキュー、ボーイズ Riding in Cars with Boys |
アメリア・フォレスター | こおろぎさとみ | ||
2002 | セクレタリー Secretary |
リー・ホロウェイ | ゴールデングローブ賞 主演女優賞(ミュージカル・コメディ部門)ノミネート | 三石琴乃 |
恋する40days 40 Days and 40 Nights |
サム | 日本劇場未公開 | ||
アダプテーション Adaptation |
キャロライン・カニンガム | 岡寛恵 | ||
コンフェッション Confessions of a Dangerous Mind |
デビー | 村井かずさ | ||
2003 | カーサ・エスペランサ 〜赤ちゃんたちの家〜 Casa de los babys |
ジェニファー | 浅野まゆみ | |
モナリザ・スマイル Mona Lisa Smile |
ジゼル・レヴィ | 本田貴子(ソフト版) 浅野まゆみ(機内上映版) | ||
2004 | 強制尋問 Strip Search |
リンダ・サイクス | テレビ映画 | |
クリミナル Criminal |
ヴァレリー | 日本劇場未公開 | 安藤麻吹 | |
2005 | The Great New Wonderful | エメ | — | |
ハッピー・エンディング Happy Endings |
ジュード | 本田貴子 | ||
NOセックス、NOライフ! Trust the Man |
エレーン | 日本劇場未公開 | 沢海陽子 | |
2006 | シェリーベイビー Sherrybaby |
シェリー・スワンソン | ゴールデングローブ賞 主演女優賞(ドラマ部門)ノミネート 日本劇場未公開 |
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パリ、ジュテーム Paris, je t'aime |
リズ | 「デ・ザンファン・ルージュ地区」に出演 | ||
モンスター・ハウス Monster House |
エリザベス・“ジー” | 声の出演 | 朴璐美 | |
ワールド・トレード・センター World Trade Center |
アリソン・ヒメノ | 吉田陽子 | ||
主人公は僕だった Stranger Than Fiction |
アナ・パスカル | 水町レイコ | ||
2008 | ダークナイト The Dark Knight |
レイチェル・ドーズ | 本田貴子(ソフト版) 岡寛恵(テレビ朝日版) | |
2009 | お家をさがそう Away We Go |
エレン・“LN” | (吹き替え版なし) | |
クレイジー・ハート Crazy Heart |
ジェーン・クラドック | アカデミー助演女優賞ノミネート | 冬馬由美 | |
2010 | ナニー・マクフィーと空飛ぶ子ブタ Nanny McPhee and the Big Bang |
グリーン夫人 | 石塚理恵 | |
2011 | ヒステリア Hysteria |
シャーロット・ダリンプル | (吹き替え版なし) | |
2012 | ウォント・バック・ダウン -ママたちの学校戦争- Won't Back Down |
ジェイミー | 日本劇場未公開 | |
2013 | ホワイトハウス・ダウン White House Down |
キャロル・フィナティ | 本田貴子 | |
2014 | FRANK -フランク- Frank |
クララ | ||
2018 | キンダーガーテン・ティーチャー The Kindergarten Teacher |
リサ・スピネリ | 兼製作 | |
2020 | Best Summer Ever | TV Reporter | 兼製作総指揮 | — |
2021 | ロスト・ドーター The Lost Daughter |
— | 監督・脚本・製作 | — |
2025 | ザ・ブライド!(原題) The Bride! |
— | 監督・脚本・製作 撮影中 |
— |
テレビシリーズ
編集放映年 | 邦題 原題 |
役名 | 備考 | 吹き替え |
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2014 | オナラブル・ウーマン 熱砂の女 The Honourable Woman |
ネッサ・スタイン | ミニシリーズ、計8話出演 | (吹き替え版なし) |
2017-2019 | DEUCE/ポルノストリート in NY The Deuce |
アイリーン・“キャンディ”・メレル | 計25話出演 兼製作 |
安藤麻吹 |
脚注
編集- ^ Maggie Gyllenhaal RIGHT PRONUNCIATION 2018年5月4日閲覧。
- ^ “Maggie Gyllenhaal In The Con”. The Early Show (CBS News). (August 30, 2006) September 7, 2008閲覧。
- ^ Hart, Hugh (August 13, 2006). “Multiple Maggies”. San Francisco Chronicle October 13, 2008閲覧。
- ^ “マギー・ギレンホールに女児誕生!”. シネマトゥデイ. (2012年5月1日) 2013年3月22日閲覧。
- ^ Strell, Jay (October 20, 2004). “Rock the Vote, the Youth Vote and the 2004 Presidential Election”. United States Department of State Official Website October 8, 2008閲覧。
- ^ Moss, Corey (March 3, 2004). “Celebs Go To The Post Office To Deliver Pro-Vote Message”. MTV News October 8, 2008閲覧。
- ^ Wayne, Leslie (August 11, 2008). “Checking Out the Parties’ Parties”. The New York Times November 17, 2008閲覧。
- ^ “Kanye, Nerd, Wyclef for Democratic Convention”. NME. (July 15, 2008) November 17, 2008閲覧。
- ^ “マギー・ギレンホール、政治のことは話さない!”. シネマトゥデイ. (2005年7月15日) 2013年3月22日閲覧。
外部リンク
編集- Maggie Gyllenhaal (@mgyllenhaal) - X(旧Twitter)
- Maggie Gyllenhaal (@mgyllenhaal) - Instagram
- Maggie Gyllenhaal (100044542654830) - Facebook
- マギー・ギレンホール - allcinema
- マギー・ギレンホール - KINENOTE
- Maggie Gyllenhaal - IMDb