ホンダ・ラグレイト
本田技研工業のミニバン型乗用車
ラグレイト(LAGREAT)は、ホンダ・カナダがかつて生産、本田技研工業が販売していた上級ミニバンである。
ホンダ・ラグレイト RL1型 | |
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前期型(フロント) | |
前期型(リア) | |
後期型(フロント) | |
概要 | |
別名 | ホンダ・オデッセイ(2代目北米仕様) |
製造国 | カナダ |
販売期間 | 1999年 - 2005年 |
ボディ | |
乗車定員 | 7人 |
ボディタイプ | 5ドア ミニバン |
駆動方式 | FF |
パワートレイン | |
エンジン | J35A 1型(前期)中期以降J35A4型:3.5L V6 SOHC VTEC |
最高出力 |
前期型:205PS/5,200rpm 後期型:240PS/5,500rpm |
最大トルク |
前期型:30.2kgf·m/4,300rpm 後期型:33.0kgf·m/4,500rpm |
変速機 |
4速AT(前期型) 5速AT(後期型) |
サスペンション | |
前 | ストラット式 |
後 | ダブルウィッシュボーン式 |
車両寸法 | |
ホイールベース | 3,000mm |
全長 | 5,105mm |
全幅 | 1,935mm |
全高 | 1,740mm |
車両重量 |
前期型:1,950-1,960kg 後期型:1,970-1,990kg |
その他 | |
生産工場 | 前期 中期 後期型:アリストン工場 |
新車登録台数の累計 | 1万2661台[1] |
系譜 | |
先代 | ホンダ・オデッセイ(初代) |
後継 |
ホンダ・オデッセイ(北米仕様3代目) ホンダ・エリシオン(日本国内) |
概要
編集ホンダ・カナダで生産された北米市場向けの「オデッセイ」を、クリエイティブ・ムーバーのフラッグシップとして[2]日本市場に輸入・販売したものである。
初代オデッセイは北米にも輸出されたが、現地では「サイズが小さい」「エンジンが非力」という評価を受け、日本国内ほどのヒットにはならなかった[3]。そのため、2代目オデッセイからは北米向けモデルを現地生産とし、日本国内向けのオデッセイに比べ、ボディとエンジンの排気量が拡大された。
北米市場のミニバンとしてはミドルサイズではあるが、日本国内では大柄の部類に入る。このため、アメリカでは初代とは異なり大成功を収めたが、日本では全長5 mを超える大きさや自動車重量税が災いし、売れ行きは低迷した。なお、一部では当時日系メーカーで国内向け唯一のフルサイズミニバンとして、大柄な車体を生かしたスタイリングや、ゆったりとした室内空間に魅せられこの車を何台も乗り継ぐ固定ファンが存在する。日系メーカーが国内で販売した全長5 mを超えるミニバンは、2020年にトヨタ・グランエースが発売されるまで存在していなかった。
全体の開発責任者(LPL)は初代オデッセイ同様に小田垣邦道が務め、その下のエンジン開発責任者には浅木泰昭、車体側の開発責任者は八郷隆弘が就いた[4]。
なお両側電動スライドドアの採用は世界初である。
- 1998年北米国際オートショーに「MV-99」の名前で出展。
- 1999年6月3日に日本で発売。形式はGH-RL1。クリオ店で販売された(100型)。
- 2000年モデルで型式がLA-RL1に変更される(120型)。
- 2001年11月21日にマイナーチェンジが行われた。トランスミッションが4速ATから5速ATに、エンジン出力も205PSから240PSへ、ヘッドランプのHID化、リアブレーキがディスクブレーキへ改良される。その他フロントグリルやアルミホイールのデザイン変更、サイドエアバッグが追加、後席用ディスプレイの追加(エクスクルーシヴのみ)、カラーラインナップ等、変更点は多岐にわたる。このマイナーチェンジ以降も生産はカナダ工場で生産される(130型)。
- 2003年4月10日にマイナーチェンジが行われ、イモビライザー追加。エンジンキーの形状等変更。5速AT小改良(140型)。
- 2004年4月[5] - 生産終了。
- 2005年12月 - 販売終了(150型)。
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後期型(リア)
車名の由来
編集- LAGREAT 「LA」は驚きや強調を意味し、「GREAT」は一流のもの、すばらしさを意味する。