フォンテラ
フォンテラ(Fonterra Co-operative Group Limited)は、ニュージーランドの乳業会社。本社はオークランド。S&P/NZX 50構成銘柄。
種類 | 協同組合 |
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市場情報 |
NZX FCG
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略称 | FSF.NZ |
本社所在地 |
ニュージーランド ニュージーランド、オークランド |
設立 | 2001年10月 |
業種 | 乳業 |
事業内容 |
生乳 小売業 |
代表者 | ジョン・ウィルソン |
売上高 | 約186億NZドル(2012 - 2013) |
従業員数 | 約19,000人 |
主要子会社 |
Fonterra Ingredients Fonterra Brands Fonterra Enterprises Fonterra Milk Supply |
関係する人物 |
ジョン・ウィルソン会長 セオ・スピアリングズCEO |
外部リンク | 公式サイト |
概要
編集2001年7月、国際市場での競争力強化のため「キーウィ酪農協同組合」(1908年設立)、「ニュージーランド酪農評議会」(1961年設立、起源は1923年)、「ニュージーランド酪農グループ」(起源は1919年)の3協同組合は合併し、同年10月に「フォンテラ」(Fonterra)を新設した。協同組合方式を採用し約10,500の酪農家に所有されている。ニュージーランドの国内総生産(GDP)の約2.8%、輸出額の約25%を占める国内最大の組織である。株式はニュージーランド証券取引所(NZX)に上場されており、NZXの代表的な50銘柄を示す「NZX50」の1銘柄に採用されている。
ニュージーランド国内で年間約160億リットルの生乳生産量を持ち、全世界で年間約220億リットルの生乳生産量を持つ。乳製品会社としては世界第4位の規模を持つ[注釈 1]。海外との合弁や連携事業を活発に展開し140を超える国と地域にNZMPブランドの乳製品の輸出している。ロシアや南米などの新興国への営業活動を活発に展開している。
組合組織は13名の理事が法人としての最高決定権とCEOの選出を行う。組合の最高責任者は会長が務め、2012年7月よりジョン・ウィルソン(マッセー大学農学士)が会長を務める。業務上の最高責任者はCEOが務め、2011年9月よりオランダ出身のセオ・スピアリングス(元ロイヤル・フリーズランド・フーズCEO代理、グラスゴー大学MBA)が務める。2013年9月からスイス出身のルーカス・パラヴィチーニ(元ネスレ副社長、チューリッヒ大学卒)がCFOに就任。取締役会は多国籍の人材で構成されている。
ブランド
編集主力ブランド
編集国内ブランド
編集- Anchor(乳製品)
- Anlene
- Tip Top and Kapiti(アイスクリーム)
- Country Goodness
- Yoghurt-2-Go、De Winkel、Fresh and Fruity、Metchnikoff, and Slimmers Choice (ヨーグルト)
- Anchor Calcium
- Primo(フレーバー・ミルク)
- Mainland、Kapiti、Ferndale and Galaxy(チーズ)
オーストラリアブランド
編集注釈
編集- ^ 世界第1位はネスレ(スイス)、2位ダノン(仏)、ラクタリス(仏), 2013年度ロボ銀行統計より
出典
編集関連項目
編集外部リンク
編集- フォンテラ公式サイト
- ニュージーランド酪農乳業の現状―フォンテラ設立後― - 月報『畜産の情報』(海外編)2005年6月号より《農畜産業振興機構 発行》