ドゥニ・ゴーティエDenis Gaultier1603年 - 1672年)はフランスリュート奏者・作曲家。従兄にエヌモン・ゴーティエがおり、二人は近しい間柄だった。二人を区別するためにドゥニ・ゴーティエは「若きゴーティエ」と呼ばれたが、それでもなお当時の出版社はしばしば両者を取り違えていた。

ドゥニ・ゴーティエ
Denis Gaultier
生誕 1603年
出身地 フランスの旗 フランス
死没 1672年
ジャンル リュートのための舞曲組曲
職業 リュート奏者、作曲家
担当楽器 リュート

おそらくパリオルガン奏者シャルル・ラケの弟子であり、その死を悼んでゴーティエはトンボーを作曲している。ゴーティエは宮廷楽団員を務めたことはなかったが、サロンにおける演奏を通じて名声を博した。

ゴーティエ作品は、主にリュートのための舞曲組曲で占められている。後半生において以下の3つの曲集が出版されている。

  • 《神々の修辞学 La rhétorique des dieux》(1652年、12の旋法を用いた組曲集)
  • 《新しい3つの様式によるリュート曲集 Pièces de luth sur trois différens modes nouveaux 》(1670年ごろ)
  • 《ゴーティエ氏とその従弟で若きゴーティエ氏によるタブラチュアLivre de tablature ... de Mr. Gaultier Sr. de Nève et de Mr. Gaultier son cousin》(1672年ごろ)