トーンデーン
トーンデーン(泰: ทองแดง、1998年9月7日 -2015年12月26日)は、タイ王国のラーマ9世(プミポン国王)の飼い犬[1]で、メスの雑種犬。「トーンデーン」とはタイ語で赤銅色を意味する。
略歴
編集プミポン国王が1998年9月にバンコクの病院を公務で訪れた際、近所の住民が世話をしていた野良犬4匹が当局に処分されることを聞き、国王命令で中止させた。そして同年12月に助けた野良犬が産んだ子犬1匹を引き取り、体毛が赤銅色だったことから、トーンデーンと名付けられた。
メディア化
編集その後、2002年に国王が自ら書いた著書『トーンデーン物語』(邦訳『奇跡の名犬物語』)は65万部のベストセラーとなった。さらに2004年には風刺漫画家のティワワット・パッタラクンワニットによって漫画化され、2006年には実写版DVD『クン・トーンデーン』も販売されるようになった。
脚注
編集- ^ “タイ国王の愛犬死ぬ、最近は「風刺」で逮捕者も”. www.afpbb.com (2015年12月29日). 2024年5月3日閲覧。